なお、駅周辺にコンビニはない。勝沼の市街地までは、バスで運賃300円。本数も少ないが、お食事処については先述のカーヴ内レストランのほか、施設内の天空の湯と、美術館のカフェでラーメンやカレー、おにぎり等々の簡単な食事を摂る事が可能だ。
さて、勝沼ワインの祖として、高野(当時25歳)・土屋(当時19歳)、という両青年が先覚者たる地位にあり、両氏のパリ紀行の記念展示もカーヴ内にはある。見よう見まねのワイン作り…「それ違くね?」などと2人で話しながら試行錯誤していった若い姿(そんなもんでしょう。)に思いをめぐらすと、さらに酔いが回った。
ほか、平成8年(1996)8月2日に訪れた皇太子ご夫妻の使用したタートヴァンも展示してある。
ちなみに、この<ぶどうの丘>さんへの出品醸造元は、勝沼町からメルシャンさんなど含む19の醸造元、以下、山梨市から3、塩山市から2、一宮町から4、甲府市2…等々。サントリーのブランドであるシャトーリオンも参戦中。あらためて、行政が統括して各醸造元を支援するこの施設は、観光客目線からするとなかなかのものである。
かねてより情報誌で、山梨ワイン各醸造元の試飲コースが特集されることがあるが、それらをも含めて訪れれば、ワインの里めぐりの楽しみは尽きないだろう。