シャーリーズ・セロン、マリオン・コッティヤールも出席した華やかなパーティーで、ケリスは最新ヒット曲『アカペラ』、そして過去のヒット曲『ミルクシェイク』や『トリック・ミー』等5曲を披露したのだった。設置に2週間も掛かった巨大なテントの外、上海のスカイラインから埠頭にかけ、たくさんの聴衆がケリスを、一目見ようと詰め掛けたのだった。その夜3度のお色直しを行なったケリスは、赤のワンショルダーのドレスに着物の袖が付いた物、黒とシルバーのスパンコールの着いたスーツ、そして紫のサテンのパラシュートパンツのツナギと、全てこのディオールのイベントに相応しい物だった。ケリスが披露した『アカペラ』は、ディオールの新作のショーのランウェイの音楽としてもリミックスされた物が、使用されていた。
そんなケリスは、先日レディ・ガガやリアーナが自分のスタイルをコピーしていると非難した後、自身の一風変わったスタイルを守るようになったという。「見ないようにはしているけど、目に入っちゃうの。悪い事だとは思っていないわ。それは私が正しい所に、居るっていう証拠だと思うの」