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中日・松坂大輔の右肩“破壊”、悪質ファンに「損害賠償を請求しろ」の声

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松坂大輔

 移籍2年目のシーズンへ向け、春季キャンプで調整に励んでいた中日・松坂大輔。その右腕がしばらくノースロー調整となることが球団から発表され、各メディアによって大きく報じられている。

 報道によると、キャンプ序盤にファンと接触した松坂は、その際に右肩の違和感を自覚。そこから状態が変わらなかったことにより、大事を取る形でノースロー調整に入ることになったという。また、今後は病院に行く見通しであることも伝えられているが、場合によってはキャンプ、オープン戦はおろか、開幕に間に合わない可能性も指摘されている。

 昨季「6勝4敗・防御率3.74」の成績を残し、復活への足掛かりを得た松坂。ただ、前所属のソフトバンクでは度重なる右肩の負傷により、3年間で1試合しか一軍のマウンドに上がれなかったという経緯もある。

 松坂にとって非常にデリケートな箇所である右肩を、あろうことか一ファンが“破壊”したという今回の一件。これを受けたネット上には、「ファンが選手を怪我させるなんてありえない」、「これでシーズン棒に振ったらどうするんだ」、「ファンのマナー低下も来るとこまで来てしまったな」、「こんなことする奴はファンじゃない」といった批判が噴出している。

 また、中には「加害者を特定して損害賠償を請求しろ」、「ここまできたらファンサービスは一切禁止にした方がいい」、「質の悪いファンがいる以上球団も強硬策をとるべき」といった声も。次の被害者が出る前に、何らかの対応をした方がいいと考えている人も多いようだ。

 サイン・グッズ転売を筆頭に、頻発し続けている一部の悪質行為。今回の一件を引き起こした人物も、“自分が良ければそれでいい”といった自己中心的な考えの元、松坂の右腕を引っ張ったことは想像に難くない。

 今後続いていくキャンプでも、おおよそファンとは呼べないような連中が多数紛れ込むことが予想される。そうした輩の愚行に巻き込まれる選手が、これ以上増えないことを祈るばかりだが…

文 / 柴田雅人

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