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宝塚記念 メイショウサムソン 勝って凱旋門賞挑戦だ!

 昨年はアドマイヤムーンにゴール前で差され、涙を飲んだ。しかし、今年は負けられない。夢の実現に向け、勝たなければいけない。上半期の中央競馬を締めくくる「第49回宝塚記念」(GI 阪神芝2200m 29日)に、王者復権をかけ、メイショウサムソンが挑む。今年の最大目標はもちろん海外進出。「春のグランプリを勝って凱旋門賞へ」。これが陣営の合言葉だ。

 まさに意地の2着だった。今年初戦の大阪杯で6着に敗れ、周囲は王者メイショウサムソンを疑いの目で見つめた。前走の天皇賞・春では、アサクサキングスに1番人気を譲った。
 疑心暗鬼の中で迎えた大一番だったが、貫録を見せつける走りを見せた。アドマイヤジュピタにアタマ差で惜敗したものの、ゴール前はすさまじい闘志を見せ、完全に信頼を取り戻した。そして迎える上半期の総決算。王者は再び現役ナンバーワンのプライドを胸にGIの舞台へと挑む。
 「この中間は間隔があったので余裕をもって仕上げられた。それが今の具合の良さにつながっている。出走できるかできないか、というレベルだった昨年とはまったく違うよ」
 高橋成師は2着だった昨年を振り返りながら、万全の仕上げに胸を張った。
 実際、1週前の栗東DWコースでは6F76秒8の一番時計をマーク。ラスト1Fも12秒0でまとめる豪快なデモンストレーションを披露している。これには手綱を取った武豊騎手も好感触。「すごく良かった。1週前としては文句のつけようがない」と興奮気味に話していた。
 この後に待つのは世界。昨年、馬インフルエンザに体をむしばまれ、出走がかなわなかった凱旋門賞が待ち受けている。そのためにも壮行レースとなるここは負けられない。指揮官もいつになく気持ちを引き締める。
 「今のデキなら世界のどこへ行っても通用すると思う。それだけ状態面はいいので、ここを勝って凱旋門賞へと向かいたい」
 昨秋の天皇賞を最後に勝利から見放されているものの、ファン投票はウオッカ(回避)に次いで2位に支持された。ファンもサムソンの完全復活を心待ちにしている。2007年に置き忘れてきた夢を、夢のままでは終わらせない。
 アクセル全開!勝利の女神を自力で振り向かせる。

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