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ヴィクトリアマイル 美浦黄門・橋本千春記者がアサヒライジング陣営を直撃

 今週は古馬牝馬のマイル女王決定戦「第2回ヴィクトリアマイル」(JpnI 東京芝1600m 13日)の火ぶたが切って落とされる。下馬評はカワカミプリンセスに集まっているが、6カ月ぶりのハンデを抱えており、全幅の信頼は置けない。そこで、美浦黄門こと本紙・橋本千春記者が白羽の矢を立てたのは、追い切りで完全復調をアピールしたアサヒライジング。日米のオークスで(3)(2)着。そして、秋華賞でカワカミに0秒1差2着と肉薄した実力が今度こそ蘇る。古賀慎明調教師を直撃取材した。

 −−最終追い切り(別掲参照)を半マイルしかやらなかったのは、デビュー以来初めてではないですか?
 古賀慎師「数字になったのは半マイルだけだが、ゴール板を過ぎて2Fほど追っているので、実質は6Fぐらいの内容。決して“闇調教”をやったわけじゃない(笑)」

 −−ジョッキー(柴田善騎手)からはどんな報告を受けましたか。
 古賀慎師「ケイコ慣れしてズルいところがあったので、気合をつける意味で乗ってもらったが、『元気のいいころの感じに戻ってきている』と言ってもらえた。今回はスパイスを利かせて追い切ったし、仕上がり状態には満足している」

 −−休み明け2戦とも不本意な結果に終わっています。原因は?
 古賀慎師「エ女王杯の後、初めてオーバーホール。復調途上だったことに加えて、中山牝馬Sは道悪馬場、トップハンデなど不利な条件が重なった。次の阪神牝馬Sも自分のリズムで走れなかったし、2戦とも力を出し切っていない」

 −−復活に向けての対策は。
 古賀慎師「藤沢(和調教師)先生に『どうやったら復活できるか』相談してアドバイスをもらった。内容ですか?それは内緒」

 −−打倒! カワカミプリンセスの秘策はありますか。
 古賀慎師「2連敗しているので怖いものはない。東京は相性のいいコースだし、同型馬不在でおあつらえ向きの展開が見込める」

 −−最後に意気込みをお願いします。
 古賀慎師「仕上がりに問題はないので、あとは気持ちひとつ。力さえ出し切れれば、自ずと結果はついてくると信じている」

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