レースは予想通り1番枠のツルマルジャパンがハナを切る展開。大外枠が懸念されたデグラーティアだったが、好スタートからすぐさま2番手グループの外に取りつくと、馬場の真ん中から馬群を割って突き抜けた。
「この馬が一番強いと思っていました。手応えも十分にあったし、追い出すと期待通り伸びてくれました。」。満面笑みで話す浜中騎手はこれがうれしい重賞初勝利。出身地の小倉で夏競馬を締めくくる有終の美を飾った。「距離も延びても心配いりませんし、今後に向けても楽しみが広がりました」
血統(父フジキセキ)や好位で折り合えるセンスの良さを見ても、マイルまでは難なくこなせそうなムード。次走は未定だが、朝日杯FSの有力候補の一頭に躍り出たことは間違いない。