27日発売の『週刊大衆』の「結婚3秒前」報道を皮切りに、この日の芸能フリークたちの話題はこの件で持ちきりだった。特に同日にはネット上で「電撃入籍発表」という未確認情報が錯綜し、2ちゃんねるやtwitterが騒然となったことは、多くの読者の皆さんもご存じのことだろう。
28日0時現在、入籍報道などはなされておらず、前夜の騒ぎはガセだったことが判明したが、それしにしても、かつては川上麻衣子、可愛かずみ(故人)、渡辺美奈代、いしのようこ…と数々の共演者たちと噂になりながらも、一度も結婚経験のない「芸能界最後の独身貴族」ともいわれる志村が、ついに身を固める決心をした! というニュースには、驚きを禁じ得なかった。しかも優香を筆頭とする数多の“お気に”を差し置いて、AV女優のみひろが、「『お殿様』の寵愛争奪バトル」(『週刊大衆』)の最終的な勝者となったというのだから…! AVで鍛えた“凄テク”がよっぽどだったのだろうか? と邪推の一つでもしたくなってしまうが、『ゴッドタン』『おねだり!!マスカット』(ともにテレビ東京系)などで鍛えてきたバラエティ適性・演技力などを志村が高く評価、「AVを卒業して女優に転身」という彼女の希望も、志村のバックアップあってこその話なのだそうだ。
しかしネットで電撃的に駆け巡った志村けんの噂というと、今から14年前、96年の「死亡説」を思い出す。なぜ、こうも「志村けんの噂」というのは、瞬く間に尾ビレが付いて大変な騒ぎになってしまうのだろうか? やはり独身を貫いてきたことによる、所帯臭さとの無縁ぶり、プライベートの見えなさ加減が、彼の大物感を際立たせ、一旦噂が立ち上がると、その噂は大きく膨らんで一人歩きしてしまうのかもしれない。
そういう意味でも、やはり志村けんは芸能界「最後の大物」なのだろう(しかし32歳差愛…やっぱり凄い!)。