10月30日から11月1日まで行われたIOC、大会組織委員会、政府、東京都の4者を交えた調整委員会の結果、東京五輪のマラソン開催地の札幌への変更が正式決定。これを受け『バイキング』では開催地変更の影響などを議論。番組では、11月3日付の読売新聞の報道を取り上げ、IOC調整委員長のジョン・コーツ氏の「大通公園発着で非公式に同意ができている」というコメントなどが紹介された。ちなみに毎年8月に開催される北海道マラソンも大通公園発着だ。
スタジオで千葉氏は「現場の意見を全く聞かないままコースを設定してしまっている」とコース決定を巡ってはIOC側に非があると指摘。さらに「北海道マラソンのコースになると、ここも日差しが強くて、プラス3度ぐらいの体感気温になる。東京のビル陰などがあるところを走った方が涼しかったなんてことにもなりかねない」と札幌よりも東京で開催した方がメリットが大きい可能性があると指摘した。
しかしこれにネットからは「札幌の日陰のないコースより東京のビル陰の方が涼しい事もって…そうじゃないから東京から札幌に変更されたんじゃないの?」「新川通の風は日本選手に不利で東京のビル風は有利なのか。何で?」「ビル群の中でこもった空気はかなり暑いけどね」などと疑問視する声が漏れた。
さらに番組の議論がマラソンのレース展開予想に移ると、千葉氏は9月15日開催のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)で女子部門の上位2位に入り、日本代表に内定した前田穂南、鈴木亜由子の両選手が北海道マラソンに優勝経験があることから「有利」と分析。千葉氏自身も北海道マラソンを3度優勝した経験があり、「私が愛する北海道マラソン(のコース)でこんなことになるなんて」などと一転、札幌でのマラソン開催を事実上“フォロー”する場面があった。
だがネットは「白々しくて笑える」「あれだけコースに文句言ってdisったくせに」「無理に手の平返さなくていいよ本音は知ってるから」などコース決定を巡り苦言を呈したことと、その後の言動が矛盾しているという指摘が見られた。
マラソン開催地変更に伴い、多くのワイドショーに出演するようになった千葉氏だが、一貫しない言動に視聴者は違和感を覚えているようだ。