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レジャー 2010年03月19日 17時30分
一発野郎! 石沢の“超穴馬券”3/20日
<フラワーC(中山11R)=◎イイデサンドラ> 過去5年間の勝ち馬がいずれも中山芝1600メートル以上で勝ち鞍があったことを考えれば、トリッキーな中山コースに適性があるかないかは大きなウエイトを占める。◎はひいらぎ賞2着、菜の花賞1着という巧者ぶり。ひいらぎの勝ち馬が先週のアネモネSを制したギンザボナンザ、菜の花は素質馬ブルーミングアレーの追い込みを抑えての勝利と中身も濃い。大外枠で決め手勝負だった前走・クイーンC(7着)は度外視。脚に合う中山なら大変身がある。【馬単】(6)=(11) (6)=(9) (6)(1) (6)(3) (6)(5) (6)(12) (6)(13)【3連単】2頭軸マルチ(6)(11)軸(9)(1)(3)(5)(12)(13)<若葉S(阪神11R)=◎ニシノマナザシ> 勝ちみの遅さはあるものの、どんな相手でも堅実に走れるのが魅力。昨夏の小倉で朝日杯FS2着、弥生賞2着のエイシンアポロンの2着がある。前走・未勝利戦が長距離輸送があってもプラス10キロの余裕ある馬体。今回はかなりの上積みが見込めそうだ。【馬単】(1)=(6) (1)=(7) (1)(2) (1)(4) (1)(8)【3連単】2頭軸マルチ(1)(6)軸(7)(2)(4)(8)<ファルコンS(中京11R)=◎キョウエイアシュラ> ハイペース必至なメンバー構成なら、久々にこの馬の末脚がフルに生きる。芝の違いこそあれ、スプリント戦は(1)(1)(2)着とまだ底を見せていない。最近の成績で評価が著しくないのであればオイシイ配当が期待できる。【馬単】(4)=(7) (4)=(10) (4)(2) (4)(9) (4)(12) (4)(13) (4)(17)【3連単】2頭軸マルチ(4)(7)軸(10)(2)(9)(12)(13)(17)
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レジャー 2010年03月19日 17時00分
金をバラまかなくても好かれる客 新規開拓で試したい“敬語使いキャラ”
キャバクラでモテたためしがない。というのであれば抜本的に戦術を変えるべきだ。 簡単に出来て効果が期待出来るのは、『口から出る全ての言葉を敬語にする方法』だ。語尾に“ですます”をつける。敬語というと堅い感じだが、徹底して使ってみると、そぐわない場所ほどその人物に一風変わったオモシロ味を加え、キャラ立ちできる。 女の子のナマ脚に見とれたとしても、「あんまりキレイな脚で、思わず見とれてしまいました」こう言われて気を悪くする女はいない。「先日とても美味しいイタリア料理の店を見つけて、よかったら今度ご案内しますよ」と丁寧に誘ってくれる相手の場合、断り続けるのも失礼な気がして来る。 敬語は目下の相手にこそ効果を発揮する話し方のテクニックである。夜の世界で男は威張り、女性を見下す傾向が強い。一段低い相手と見なされているのはホステスが一番感じている。そこへ自分に対して常に丁寧に接してくれる相手がいれば一目置くのは当たり前。その男性は客ではあるが、“自分を大事に扱ってくれる人”という位置に昇格できる。 新規開拓をする際は、試しに敬語キャラに徹してみてはいかがだろうか。
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トレンド 2010年03月19日 16時00分
実写版『あしたのジョー』のキャスティング、原作ファンは許せるの?
のっけから「違うだろっ!!」とつっこみたくなる山ピー(「NEWS」の山下智久)のジョーと、香川照之の“丹下のおっさん”という、驚愕のキャスティングが発表された昭和スポーツマンガの“金字塔”『あしたのジョー』実写版。まるで目黒祐樹主演・実写版「ルパン三世」や、加山雄三主演・ドラマ版「ブラック・ジャック」の様な○○な作品になりはしないか? という、一抹どころじゃない不安感が漂う。原作マンガのファンとして、怒りの告発だ。 映画化される事になったボクシングマンガ「あしたのジョー」。記者世代の人で、昔同じ時間帯(夕方6時)に再放送していた「巨人の星」とごちゃごちゃになってる人も多いと思うので、ざっくりストーリーを説明すると、天性の瞬発力とパンチ力を持った孤独な不良少年・矢吹丈(やぶきじょう)・ジョーは、酒びたりの怪人・丹下段平にボクサーとして育てられ、友人の死や、打たれすぎによる神経の故障などに見舞われながらも、外人と対戦して灰になる。という、一見スポ根マンガ風でありながら、実は東京下町を舞台にした哀愁あふれるヒューマンマンガ。ちなみにノーガードで打たれっぱなしのジョーのボクサースタイルは、故・たこ八郎さんがモデルと言われている。 ここで、もう決まっているキャストがジョーの山ピーと丹下段平の香川なのだが、一見無神経で口の悪いジョーは、実は繊細で心やさしく、いつのまにか周りのみんなが夢中になってしまう吸引力のあるヒーロー。キムタクならまだしも、山ピーじゃちょい薄いような…。でも、百歩譲って山ピーのジョーはいいとして、丹下を演じるのが香川照之とは、一体どうした事か。香川は東大卒のインテリだぞ! 年も44歳で若いし、ぜったい丹下のおっさんじゃない。万年金欠監督の井筒和幸にでもやってもらえばいいじゃないか。汚くて不気味に見える丹下段平は、実は誰よりもジョーを思い、情け深く高潔な人物。芸達者な香川だから大丈夫だとは思うが、「龍馬伝」の岩崎弥太郎とか「カイジ」の利根川みたいにただ下品に演じられたら困る役なのだ。 そして気になるのが、何かとボクサー達の世話を焼き、白木ジムのオーナーになる財閥の令嬢・白木葉子と、ジョーのライバル力石徹の、まだ決まってないキャスティング。葉子は力石が好きなフリをしながらも結局はジョーが好きという、とてもオイシイ役。ロングヘアで白いワンピースが似合う女優と言えば、北川景子か矢田亜希子か黒木メイサ。この三人なら誰でもいいと思う。背が高くストイックな力石は、ジョーと同世代なのにとても大人っぽいので、この際ジャニーズやイケメン俳優は全部外して、演技力が高くてもあまり知られてない俳優(川本淳市とか)をオーディションで選ぶとか、音楽界からけんかっ早い布袋寅泰や、演技初挑戦でコブクロの大きい方を出してみるとか、思いっきり奇をねらったキャスティングを望む。 とにかく、40年ぶりの「あしたのジョー」の実写版、監督は「ピンポン」(そういえばボクシングを卓球に置き換えただけで、「あしたのジョー」そっくりの映画)の曽利文彦。完成が楽しみだ。(コアラみどり)
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芸能 2010年03月19日 15時30分
爆笑問題・田中に降りかかった“300日問題”はどう決着するか?
爆笑問題の田中裕二がいきなりパパになる可能性が浮上した。 今週発売の「女性セブン」によると、昨年10月に離婚した田中の元妻が臨月を迎えており、田中との間に出来た子供ではないものの、民法では離婚後300日以内に生まれた子は「前夫の子」とみなすため、生まれてくる子供は法律上、田中の子供になるのだ。 「民法772条の規定で“300日問題”とも呼ばれている。しかし、定められたのが明治時代であるため、ここに来て、見直しの動きが高まり、07年5月から法務省は妊娠した時期が離婚後だと証明できれば現在の夫の子として出生届を出す特例を認めた。ただ、通達は離婚前の妊娠を対象にしていないため、学者や弁護士が別居などの事情が認められれば離婚後と同様に届けられるようにすることを求める要望書を同省に提出していた」(司法担当記者) 田中の所属事務所の太田光代社長は、事実を認めたうえで同誌に対しこの件について「もめているわけではない」とトラブルに発展していないと主張。 出演するレギュラー番組でお見合い企画を行うなど新しい人生の伴侶探しを始めている田中だが、やはりパパになってしまうのだろうか? 「08年に徳島で離婚から225日後に男児を出産した女性が、前夫とかかわらずに男児の戸籍を取得するため、現夫に対し、男児との親子関係を確認する認知調停を家庭裁判所に申請し認められた例がある。おそらく、田中の元妻もこの女性と同じようにするのでは」(同) 離婚の原因は「田中の睾丸摘出によって子供ができなかったことではなく、元妻が最初は趣味で始めたランニングにどっぷりハマったため」(芸能記者)と言われているようだが、田中の胸中はかなり複雑に違いない。
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トレンド 2010年03月19日 15時00分
未確認食物(?)「天狗焼き」の実体!!
ある日、私は、聞きなれない食べ物の名前を聞きました…。その名は「天狗焼き」!! 未だ存在が確認されていない「天狗」が丸焼きにされているのでしょうか? 「未確認食物=UMF」(Unidentified,Mysterious,Foods)ともいえる「天狗焼き」を求め、私は高尾山に向かいました…。 京王線の高尾山口駅を降り、高尾山のふもとから、高尾登山鉄道のケーブルカーに乗ります。空気がうまい! そして…、ケーブルカーの終着駅から歩いてすぐ、私は「天狗焼き」と書いてある売店を見つけました! 本当にすぐです! 一つ120円の天狗焼きを購入します。おー、これが「天狗焼き」ですか! カラス天狗の顔の形をしたお菓子なのですね。カワイイ!(ちょっとケロロ軍曹に似ている気がします)。 さっそくいただきます!! …うまいっ! ほっかほかで外身はサックサク。中の生地はもっちりしていて、中に黒豆入りのあんが入っています。甘さ控えめで上品な味です!! こだわりは国産の黒豆を使っているところ、そして、生地にでんぷん粉を使っているところだそうです。このでんぷん粉がもっちり感の秘密なんですね。 これは山登りの帰りに購入してもよさそうですね。山登りの疲れが取れそうです。 ちなみに、この天狗焼きは、ここでしか買うことができません。高尾山に登った時は是非ご賞味下さい。基本的に、一度に焼けるのは12個、焼き上げるのに約6分間かかるそうです。大人気で、売り切れてしまうこともあるそうなので、お早めにということです。15時ごろまで焼いているそうですよ。 現在、駅などでは「高尾山の冬そばキャンペーン(期間は1/23〜3/31)」の冊子を配っています。加盟店の500円以上のそば・うどんが100円引きになるクーポンがついているなど、お得な冊子です。 これを機会に、高尾山の澄んだ空気を吸いに行きませんか? 天狗焼きもお蕎麦も本当においしいですよ。 香住(かすみ)売店「天狗焼き」営業時間9:30〜15:30ごろ(不定休)http://www.takaotozan.co.jp/test_miyage/index.htm(ぬらりひょん打田 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
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トレンド 2010年03月19日 14時30分
好きなママブロガー 1位はあの鬼嫁!?
ライオン株式会社は、2010年3月からアメーバブログでWEBキャンペーン「アロママプロジェクト(http://ameblo.jp/aromamaproject/)」を展開するにあたり、子どもがいる20歳以上の女性103名に、「ママ」に関してのアンケート調査を実施した。 好きな(憧れの)タレントママブロガーは? とのアンケートで1位を獲得したのは元女子プロレスラーでタレントの北斗晶。自身が運営する「そこのけそこのけ鬼嫁が通る」で家族の送り迎えのことや、家事に関する事をブログに書いていることが、楽しく「ママ業」をやっていると好感をもたれているようだ。<好きな(憧れの)タレントママブロガーは?>1位 北斗晶2位 乙葉3位 石黒彩4位 ともさかりえ5位 辻希美6位 ジャガー横田7位 ダルビッシュ紗栄子8位 新山千春9位 千秋10位 羽野晶紀
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社会 2010年03月19日 14時00分
バカ事件fromアメリカ・イリノイ編
【3月17日水曜日アメリカ・イリノイ州シカゴ現地時間】「従わないと、どうなるかわかっているな」と、妻に売春を強要した夫が逮捕された。そして、その売春方法とは? 3月11日、とある女性から電話を受けたナショナル・アンチセックス・トラフィッキング・ホットライン(不法なセックスなどで困っている全米ホットライン)は、6つの州に渡って、売春をさせられたという女性がいることを、イリノイ州クック郡保安官事務所に伝えた。14日の日曜日に、この女性の夫である、32歳のミネソタ州ロックフォードの男が、シカゴで逮捕された。男は妻に、クレイグリスト(www.craiglist.org、アメリカでの『ヤフオク』のようなサイト)を広告宣伝の掲示板として利用して、売春をさせていた。また女性は、「もし命令に従わないと、二度と子供に会えなくしてやるぞ」と脅され、いやいや夫に従っていたことがわかった。夫婦の住んでいたロックフォードは、ミネアポリスから車で一時間ほど離れた小さな街で、人口がわずかに4000人程度の農業が主な産業の、犯罪とは無縁の場所だ。保護された妻が若いころに、何かのカウンセラーをしていた夫と出会い結婚した。 昨年、ウェブサイトが「アメリカに於ける売春の最も大きい源」になったと訴訟を起こされたが、 裁判官は棄却している。この逮捕をうけて、クレイグリストの最高責任者であるジム・バックマスター氏は、声明を発表。「犯罪による搾取はたいへん遺憾なこと。責任者を逮捕して、起訴されるときは、クレイグリストは当局に協力する」、またバックマスター氏は、「足跡が必然的に残るために、犯罪目的のためのクレイグズリストの不正使用は、まったく利口ではない」とも言及した。
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トレンド 2010年03月19日 13時30分
“過激な女性革命家”増山麗奈の世界を、ナマで体験できる「反戦パレード」
ドキュメンタリー映画『桃色のジャンヌ・ダルク』が公開予定の(渋谷ユーロスペース3月27日よりレイトショー)、過激な女性アート革命運動家(?)増山麗奈センセイ。彼女が主宰する反戦アート集団「桃色ゲリラ」が20日、東京の芝公園周辺を反戦パレードする予定だ。 反戦デモでイラクに行ってみたり、労働者の解放をうたって半裸姿で路上パフォーマンスをしたり、オナニーしながら9条読んだり、とにかくその存在自体がセンセーショナルな増山麗奈。どんなに過激な人なのか? と思いきや、どこにでもいる母親でもある。基本、絵や本を売って生活しているのだが、家計の貯金なんて無くてもへっちゃら、どことなく「毎日かあさん」みたいな人でもある(夫はジャーナリストの志葉玲)。先週発売された「女性自身」のロングインタビューにも、つらい過去が掲載されていたが、とにかく増山麗奈は女性の味方。彼女の笑顔を見るとナゼかみんな元気になる。 そんな増山麗奈が、今年も“忘れもしない”イラク戦争の開戦日・3月20日に、東京の芝公園周辺を反戦アート・パレードする。利益のための戦争で、一方的に奪われる命を守りたい、暴力の連鎖を未来に伝えないための反戦パレードで、「桃色ゲリラ」おなじみのピンクのコスチュームで露出する予定。この機会にぜひ、ナマの増山麗奈の世界を体験してほしい。写真:女性器をイメージした枕アートから顔を出す増山麗奈
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スポーツ 2010年03月19日 12時30分
2010年NPBスローガン
16日、社団法人日本野球機構、日本プロフェッショナル野球組織(NPB)が、東京ドームで加藤良三コミッショナー、巨人・原辰徳監督らが出席の記者会見を開き、2010年のNPBスローガン『ここに、世界一がある』を発表した。 昨年、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)を連覇した日本代表を誇りにして、「世界一の日本野球を次世代へ、野球を世界へ」という決意を込めてのスローガンだという。原監督が出席したのも、WBCを連覇した日本代表監督であり、7年ぶりに日本一を奪回した巨人監督だからだ。 が、『ここに、世界一がある』というスローガンは立派だが、国際試合に関する12球団の足並みはそろっていない。奇しくもこの日、開かれた国際試合に関する小委員会でも意見が分かれている。読売新聞が提案している11月の日本代表対大リーグ選抜という4年ぶりの日米野球に関してもそうだ。 「日本が代表チームでも、大リーグが選抜チームでは、真剣勝負にならない。今までの日米親善野球と変わらない」と真っ向から反対する球団。「個人的には、日米野球は賛成だ。大リーグが提案している、日米クラブチャンピオンチーム同士の『グローバル・ワールドシリーズ』につながるものだから」という球団もある。 この日米野球のリニューアル復活案に関しては、労組・日本プロ野球選手会(新井貴浩会長=阪神)が反対。開催には3月いっぱいの決定がタイムリミットという制約もあり、見送りになる可能性が大だ。4月5日のプロ野球実行委員会で正式に決定する段取りになる。 2年連続見送りになる日本、韓国、台湾、中国のクラブチャンピオンチームによるアジアシリーズの代替案、昨年行われた日韓クラブチャンピオンチーム同士による試合の継続に関しても、まだ結論が出ていない。「国際化の火を消すべきでない」という大義名分はあるものの、興行的に収益のあがらない財政的な問題。「アジア同士の国際試合よりも北米との国際試合の方が重要だ。将来のグローバル・ワールドシリーズ実現を考えたら」という意見もある。 さらには、連覇したWBCに関しても「日本代表チームが、スポンサーとテレビ局のいいところ取りになっては困る」という本音がある。「我々はリーグ戦の価値を高めるためにやっている。賛否両論あったが、クライマックスシリーズもそうだ。それが基本になる。リーグ戦が衰退しないようにしなければならない」と、国際試合のデメリットを危惧する声もある。12球団の足並みの乱れの現実を目の当たりにすると、『ここに、世界一がある』というNPBのスローガンは、気恥ずかしい。
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スポーツ 2010年03月19日 12時00分
センバツ目前! 現役高校監督逮捕の余波
『第82回選抜高等学校野球大会』(以下センバツ)の開幕日を2日後に控えた3月18日、現役高校野球監督が傷害容疑で逮捕されるというショッキングなニュースが飛び込んできた。しかも、その被害者は元教え子(41)であり、関係者は動揺を隠せないでいた。 逮捕されたのは、広島県立呉昭和高等学校教諭。野球では“無名”に近いが、その教諭とは、小川成海監督だ。小川容疑者は春夏の甲子園出場に7度出場し、96年センバツ大会では、東陽高校をベスト4まで進めた名将でもあるのだ。 「ひと言で言えば、熱血漢ですよ。年齢を重ねるにつれ、性格が丸くなる監督も多いんですが、小川監督は違いました。今年3月末に定年退職する予定でしたが…」(関係者) 昨夏、小川監督率いる呉昭和高は、甲子園大会・広島県予選4回戦で8回コールド負けを喫した(1対8)。相手は広島戦代表校・如水館だった。その試合後、同監督は「力負けです」と相手校にエールを送り、「まだ1、2年生が残っている。(定年退職する3月末の)ギリギリまで鍛えてやりたい」と、野球指導への情熱も語っていた。 「小川監督は広島工、東陽高を経て、公立の呉昭和校に05年から赴任してきました。如水館にコールド負けしたとはいえ、無名の公立高校を県大会4回戦まで進めたのは小川監督の熱血指導ゆえですよ」(前出・同) 同監督の教え子の1人に大リーグでも活躍した元ヤクルト・高津臣吾投手もいる。しかし、その長い熱血指導のなかには“タブー”も起きていた。90年、広島工監督を辞任。03年、東陽高監督を解任されている。理由は「行き過ぎた指導」だった…。 『傷害事件』は18日午後9時20分ころ、同監督は広島市中区弥生町の居酒屋で、元教え子と鉢合わせになったという。元教え子は野球部員ではなかったが、広島工時代、同監督の授業を受けている。 「近年、市内で再会したそうです。挨拶を交わす程度ですが、飲食店などで顔を合わせることもあって」(地元住民の1人) その元教え子を殴り、ケガをさせた理由だが、「日頃の言動に腹が立った」とのことだが、「平手で頭部は殴ったが、顔は殴っていない」と、同監督は容疑の一部を否定している。 「別々に客として店に入り、顔を合わせた後、口論に発展したようです。生徒指導の延長で手が出たのでしょうか」 高校野球関係者は、捜査の行方を心配していた。 いずれにせよ、現役監督の傷害事件となれば、高校野球の現場指導に不安を寄せる声が出るかもしれない。高校球界の現場指導はどうなっているのか。ひと昔前なら、口で言っても分からない部員は“体罰”で指導されていたという。しかし、決して大ごとにはならなかった。昨今では「頭ごなしに怒るだけでは付いて来ない」と考える若い監督が増えており、先輩後輩の上下関係も希薄になってきた。こんな声も聞かれた。 「監督が甘い顔をしていると、ナメて掛かる球児もいないわけではないんです。正当な教育目的があっても手を挙げれば問題になるし…」(関東圏監督の1人) そんな実状を物語る逸話もある。西日本のある強豪校監督は「試合中、怒りたいのを我慢し、ベンチを蹴飛ばしていたら足の爪が割れた」と言う。怒りたいのを我慢し、ベンチを蹴飛ばしていた理由は簡単だ。試合中継のテレビカメラは監督の上半身しか映さない。テレビカメラの映らない箇所で『怒り』を発散していたのである。また、高校監督は嫌煙家とヘビースモーカーの両極端に別れる。後者の監督は「タバコにしか逃げるところがない」とこぼしていた。ストレスの原因が「怒るに怒れない実状」であることは説明するまでもないだろう。 小川監督を爆発させた教え子がどんな態度を示したのかは分からない。定年まであと2週間余。現場指導者たちが「越えてはならない」としてきた一線を破ったことで、同監督の積み上げてきた実績が瓦解してしまったことだけは間違いないようだ。