-
スポーツ 2010年06月15日 16時30分
角界の野球賭博事件に警戒の球界
14日に都内ホテルで行われたプロ野球実行委員会の席上、東京地検特捜部長などを歴任した、熊崎勝彦コミッショナー顧問(コンプライアンス担当)が、相撲界の暴力団絡みの不祥事に関し、12球団代表に警鐘を鳴らした。「対岸の火事と思わず、いっそう気を引き締めてやってほしい」と。 プロ野球界では03年12月に「プロ野球暴力団等排除対策協議会」を発足させている。悪質な応援団等を通して球界に接近する暴力団を排除するため12球団、球場、警察庁、警視庁、日弁連の代表が集まり、「暴力団等排除宣言」を採択。暴力団絡みの悪質な応援団を球場に入れないようにしている。 さらには毎年、キャンプ終了後の3月初めに新人選手研修会を開き、その一貫として警察関係者から暴力団対策を語ってもらっている。が、親方の維持席の暴力団への横流し事件、大関・琴光喜の野球賭博事件など今回の相撲界の暴力団絡みの不祥事は、熊崎顧問が緊急で注意を促したように、決して対岸の火事ではない。 1969年から1971年にかけてプロ野球界を揺るがした八百長事件、いわゆる黒い霧事件は、消し去ることのできないものだ。永久追放処分を受けた元西鉄のエースがようやく復権したのは数年前のことだ。それなのに、八百長疑惑の選手は後を絶たない。 球界の活躍選手など、チーム内から疑惑をもたれた選手は少なくないのが現実だ。「あんないいピッチングをしていて、いきなり大量点を奪われるほど打たれるのはおかしい。絶対にやっている」と怒った監督が、そのエースを抑えに起用したりした。「いくらなんでも抑えなら、見え見えのことはやれないだろう」と。 そのものズバリの八百長疑惑までいかなくても、暴力団関係者との黒い交友関係疑惑を持たれている球界OBやユニホーム組もいる。監督候補に何度か名前が挙がりながら、いまだに実現していない球界OBに対して球界関係者はこう言い放つ。「誰が見ても堅気に見えない、その筋の人と平気でゴルフに行くような神経では監督にはなれっこないよ。どこの球団だって最後は尻込みするだろう」と。 現在ユニホームを着ている、ある球団のコーチは数年前のキャンプにその筋の人と一目でわかる人物を連れてきて一騒動。「お前はいったい何を考えているんだ!」と、当時の監督から一喝された事件もある。そんな危ない人物を今でもコーチにしている球団の不見識は非難されてもしようがないだろう。 さらには、ギャンブル好きが高じて、借金まみれになり、球界から追われ、暴力団に身を転じた例も少なくない。野球界と暴力団との関係は、黒い霧事件以降、表面的には目立たなくなっているが、水面下では完全に切れているわけではない。だからこそ「プロ野球暴力団等排除対策委員会」が必要だとも言える。 12球団代表が熊崎コミッショナー顧問の警鐘を右から左へ聞き流したら大変なことになる。野球界にとって、暴力団絡みの不祥事で揺れる相撲界は、対岸の火事どころではない。すぐに飛び火しかねない恐れすらあるのだから。
-
トレンド 2010年06月15日 16時00分
現代の活弁士・坂本頼光氏インタビュー(後編)
様々なメディアで活動弁士として活躍する坂本頼光(らいこう)氏への、作家・山口敏太郎によるインタビュー後編。いよいよ(?)、坂本氏が師と仰ぐカルト俳優・山本竜二氏との関係に迫る。 山口敏太郎(以下「山口」)「この時に、師匠の山本竜二さんとの師弟関係ができるんですね」 坂本頼光(以下「坂本」)「そうです。僕は映画俳優の嵐寛寿郎さんが好きなんですが、竜二さんは、アラカン(嵐寛寿郎)さんの甥っ子でした。そんなところから興味を抱きまして」 山口「いやはや、面白い出会いですね」 坂本「竜二さんも僕が経済的に苦しいことを気にかけてくださって、AVの撮影を手伝えということになりました。山本さんが監督と男優を務めていたアロマ企画でカメラマンをやりました…。いい思い出であり、またトラウマですね(笑)」 山口「それが、師弟関係の始まりなんですね。弁士の師匠はいないのですか」 坂本「いないです。まったくの我流です」 山口「まったく我流とは驚きです。現在、弁士は何人かいらっしゃいますよね」 坂本「今世紀になって、増えたんですよね。僕が志望した当時、現役でやっていた方は、たぶん3人ぐらいしかいなかったはずですよ」 山口「ええっ! たった3人なんですか!?」 坂本「しかも、その方たちが1年かけて日本中廻ればちょうどいい程度の需要だったんで、後進が入れるような感じではなかったんです」 山口「では、どうやってプロデビューしたんですか?」 坂本「2000年に、東京キネマ倶楽部という365日無声映画をやる場所ができまして、そのオーディションに合格し、プロデビューしたんです」 山口「この時に何人か弁士が増えたんですね」 坂本「はい。今、あちこちのメディアに出ている山崎バニラさんが同期です」 山口「山崎バニラさんと同期ですか、お二人とも出世なさったんですね」 坂本「いや…僕は全然です。近所の人は未だに僕のことを無職だと思っているし(笑)」 山口「坂本さんといえば、水木しげる先生の熱狂的ファンとして知られてますよね」 坂本「知られてないですよ!(笑)。小、中の頃、弟子になりたくて水木先生の事務所によくお邪魔しました。いつか水木先生原作の作品を活弁でやるのが夢ですね」 山口「あと他に、将来のプランはございますか?」 坂本「以前は、往年の名作を説明してみたかったのですが…。今は、オリジナル作品に声をつけたいという気持ちが強いかな。あと最近、「チャンチキトルネエド」という楽団のメンバーと仲良くなりまして。彼らと一緒のライブってのを、是非やって行きたいです」 山口「オリジナルといえば、今年の新作はありますか?」 坂本「9月28日に『ザザザさん6』を。今回は刺青がテーマでしてね。ひひひ」 山口「これは見逃せませんね。坂本さんへのお仕事の依頼や問い合わせはどうしたらいいのでしょうか」 坂本「僕のブログに連絡先のメールアドレスがあるので、そこにご連絡くださいませ」(山口敏太郎)参照坂本頼光「活動弁士の家」http://blogs.yahoo.co.jp/qfdsj940山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年06月15日 15時30分
もちづきる美のポタリングライフ(10) ランチしてご機嫌で…
私の可愛いビアンキちゃん!! 前回は歴代自転車から愛車購入までお話しました。カワイイって感覚から入った愛車。 パステルっぽいところがまたいいのよね〜。見た目から何でも入る私には可愛さが重要。小物もそう。空気入れもパステルピンクでお気に入りです。 自転車でポタリングって言葉を聞いた時は「ポタリング」って何?意味を教えてもらったりしていた私でしたが今はポタリングは「自転車での散歩だよ」と答えて周りの友達に教えてます。 ポタリングを始めたばっかりの時は次の日の筋肉痛が…ちょっとした登り坂があるだけできてました。あと、連れ立ってポタリングしてて置いてきぼりのように距離を離され、必死に自転車をコイでたのだけど、スイスイと進むようになりました。 それを思い出すと、いかに普段、使ってない筋肉があるか? って事ですよね。思い出すと言えば…ポタリング中の失敗がっ!! 自転車を二台いっしょに鍵をかけてランチして戻って来たら鍵が開かないんです。焦りました。向きを変えて鍵穴に指してもダメ。開くわけがないんですよ。私が持って出たのが長い鍵で、開ける鍵は短い方の鍵でしたから。初めて買った鍵の開ける方の鍵が見当たらなくなって、同じ種類の同じ色の鍵を再度購入してて…。 この日のポタリングには古い方を持ち歩いてたらしく、いざ鍵を開けようと思ったら繋いだのとは別の鍵で開けられなかったんです。近くに鍵屋さんがあったので切断してもらいました。 この鍵屋さんのおじさん、結構、ガサツで特大ペンチで切ってる最中、私のビアンキちゃんはガツンガツンと傷をつけられ…二倍のショック。 傷つけないように気をつけて乗ってましたからね。鍵を間違えた自分が悪いんですけど。でもあの時は本当にに焦りました。ポタリングをスタートして直ぐのアクシデントでしたからね。 ランチしてご機嫌で愛車に戻ってテンション急降下! 思い出すだけで笑ってしまいます。 私らしいって感じは満載。 日々、進歩中のもちづき る美です!<プロフィール>もちづき る美、1971年10月26日生まれ、蠍座のO型。1992年にギリギリ☆ガールズのメンバーとしてデビュー、セクシーグループでは唯一、歌手として賞レースに参加。新人賞、最優秀新人賞受賞。
-
-
芸能 2010年06月15日 15時00分
新シリーズのコーモン様は“露出度アップ”のウラ事情
来秋からはじまる『水戸黄門』の新シリーズは、思い切った抜擢で、すでに話題となっている。助さん役に東幹久、格さん役に的場浩二は、往年の時代劇ファンも度肝を抜く人選だ。もちろんこの“元ヤン助さん格さん”も興味深いが、それ以上に気になるのが“美女枠”で登場する雛形あきこだ。 由美かおるが引退を表明し、実質的な後継者には雛形あきこが決定した。TBSは「由美かおると同じ役を作る気がない」と答えているようだが、由美の入浴シーンは欠かせない番組の魅力。「由美ほどの妖艶さを雛形あきこがすぐに出せるとは考えられない。そこで、露出度でカバーとなる可能性もあるのでは。それに、過去には“安定番組”として人気を得ていた『水戸黄門』も、平均視聴率が低迷しており、厳しい状況にあります。視聴者の期待に応じないわけにはいかないはず。あえてセクシーさを抑える意味が見当たりませんね」(テレビ局関係者)。 男性視聴者からすれば、お色気シーンが縮小されれば、損した印象を受ける。そこを“露出度”でカバーするなら、多くの男性視聴者も納得するだろう。「決定前は小池栄子ではないかと情報が錯綜しました。実際に人選には悩んだようです。やっと手に入れた役なので、雛形あきこもそれなりの覚悟を持って挑むでしょうね」(週刊誌記者)。 過去には前屈姿勢で、胸を強調する「雛ポーズ」で一世を風靡した雛形あきこ。彼女のセクシーシーンは、男性視聴者だけでなく、きっとあの世の黄門様も期待しているはずだ!?
-
トレンド 2010年06月15日 14時30分
【これじゃ売れない!】アンチM・ジャクソン派の神様、プリンス殿下は今どこに? 「Prince プリンス」
今日の【これじゃ売れない!】は、マイケル・ジャクソンの死から一年、まだまだマイケル人気が衰えぬ中、忘れられがちな「80年代米POPミュージック2大巨頭」の一人、プリンス殿下。両者人気絶頂時はピンの黒人アーティストとしてライバルとされ、品行方正なマイケルに比べ何かと変人扱いされていたプリンス。しかし年を重ねる事に実は偉大なるマイケルよりもよっぽど大人のアーティストとして変化している。彼が今、どこで何をしているのかお教えしよう。 1984年、同名の主演映画のサウンドトラックとして発売され、全世界で1500万枚も売り上げたプリンスのアルバム「パープル・レイン」。もう、すでに有名だったマイケル・ジャクソン、デュラン・デュラン、デヴィット・ボウィ、カルチャー・クラブ、シンディ・ローパーなど洋楽黄金時代を知る記者世代(40代前半)にとっては背筋が震えるほど懐かしいアルバムだろう。記者もナゼか高校3年間、音楽はプリンス一色だった(後半、光ゲンジ入る)。 寸分の狂いも無い振り付けがついているM・ジャクソンに比べ、プリンスのライブパフォーマンスはとにかく自由。音楽も、若い頃のJ・B(ゲロッパね)のようなジャズやファンクのフリースタイルが基盤となっていて、機械的なマイケルに比べて優雅さがあった。彼の華奢な体と美しい瞳はなぜかアジア人を意識させて(曲も時々インド風)、その辺も黒人意識の高かったマイケルに比べ、日本人には親しみやすく純粋に音楽を楽しめたのかもしれない。 しかし当時のプリンスは、少女趣味の衣装やオカマっぽい声などから日本ではマニアックなアーティストとして分類され、一部の「アンチM・ジャクソン派が熱狂的に支持している」みたいなイメージがあった。女子高生だった記者もファンとして肩身が狭かった。しかしその後、スターのプレッシャーからとち狂ったマイケルや、どっかの麻薬付けのマネマネ日本人と違い、えらくマトモな人生をひた歩むプリンス。2回離婚しているが、見た目もさほどかわらず、今はまあ日本で言うと郷ひろみのようなポジションにいるらしい。 過去2回のものすごい来日コンサートに比べ、一時間待たせてサッと歌って帰った「バット・マン」のドーム・コンサートが不評だったせいもあって(主題歌を歌った「バットマン」の映画も日本では大ゴケ。)90年代以降、目立った活動の情報が海を渡って日本まで来なかったプリンス。どうやら本国でも、レコード会社とのトラブルに見舞われてた様子。それから10数年たち、インターネットによる音楽配信にいち早く注目し見事復活。現在は、勝ち組アーティストとして世界を飛び回っている。時たま海外セレブニュースに最近の動向が取り上げられているが、日本でも今だ熱狂的なファンによるサイト(「パーティマインド」http://www.partymind.org/index.html)などに情報が寄せられている。 最近CD発売するアルバム曲が過去にくらべて少々おとなしめになったのと、特殊な販売方法で曲を売るのでネット・ショッピングに抵抗がある人には買いづらくなったプリンスの楽曲。まだファンはたくさんいるし、今でも十分売れる最後の洋楽ビックネームなのだが、当の殿下がこれだと日本の洋楽はどんどん衰退してしまう。ここらでサマソニあたりの大物ゲストとして来日してくれると、洋楽市場も活気付くと思うのだけど…。なぜか生前のマイケルや現在のマドンナに比べて日本では極端に露出が少ないプリンス殿下、誰か彼を日本に来るように説得してください!(コアラみどり)
-
-
トレンド 2010年06月15日 14時00分
『戦国魂LIVE2010 猛勢の中にあい駆けよ!』アフターレポ
去る6月12日、東京・江戸東京博物館にて、『戦国魂LIVE2010 猛勢の中にあい駆けよ!』が開催されました。戦国魂とは、「ロマン・野望・癒し・喜楽・かっこよさ」などの切り口で“戦国時代を楽しむ”専門集団。京都の丸太町・東京の代官山に戦国グッズ専門店を構え、多くの戦国時代ファンが足を運んでおります。 さて、そんな戦国魂によるLIVEとは、いったいどんなものなのか!? その様子をレポートさせていただきます。 「戦国時代の家臣団たちが、それぞれが信じる自軍のテーマのために、トークを武器に観客とともに家康に抗っていくライブイベント」ということで、俳優、歴ドル(歴史アイドル)、声優、歴史研究家、古式鉄砲研究家と、様々な分野で活躍する戦国時代ファンの方々が有名武将に扮し、関ヶ原の合戦さながらに西軍と東軍に分かれ「トークバトル」を繰り広げます。 変わり兜や当世具足を身にまとった武将が一堂に会すると圧巻です。ステージが通常より狭く見えます。そんなステージで繰り広げられる、戦国ファンなら思わずクスっと笑ってしまうトークバトル。それぞれの武将の個性をしっかりと捉えた演技にも注目です。徳川家康はイライラしている時に爪を噛む癖があったと伝えられていますが、そんな細かい癖も押さえております。 バトルは、関ヶ原から戦国時代の終焉である大坂夏の陣へと繋がっていきます。途中、殺陣の演武も披露され、伊達政宗がライトセーバーで戦う姿はまさに『ダースベイダー』でございました。 特に会場が盛り上がったのは加藤清正役の東武志さん、そして前田慶次郎役のARCHE(アーチ)さんが登場した場面です。加藤清正に扮する東武志さんのダイナミックなアクションに、観客の目は釘付けでした。 さらに、今回のイベントでは『戦国無双3』から黒田官兵衛役の高塚正也さんと竹中半兵衛役の庄司宇芽香さんが参戦され、それぞれの役になりきったトークを展開。戦国無双ファンの観客を楽しませておりました。 また、歴史をテーマにした、アーティストによる音楽ライブもみどころの一つ。 オープニング曲の「戦国フィーバー」は一度聞いたら耳に残ること間違いなし。甲冑を着たまま熱唱する「空風ビュービュー」と「和装侍系音楽集団MYST.(ミスト)」は、思わず重さと熱さで倒れてしまうのではないかと心配になってしまうほどの熱いライブでした。ステージも戦場、なのでございます。 そして忘れてはいけないのが、戦国時代の武将にちなんだ「ゆるキャラ」たち。 歴史ファンの間でお馴染みになりつつある彦根の「みつにゃん」「さこにゃん」「にゃんぶ」の3人(匹?)、雑賀孫一をモチーフにした「まごりん」、新感覚歴史バラエティ戦国鍋TVから「愛」の前立てが眩しい「兼継くん」が登場しました。 戦国魂LIVEは、まさに「戦国総合エンターテインメント」でした。来年の開催が待ち遠しいところです。(「歴女ライター」みかめゆきよみ 山口敏太郎事務所)参照 山口敏太郎公式ブログ「妖怪王」http://blog.goo.ne.jp/youkaiou
-
トレンド 2010年06月15日 13時00分
「西田隆維の映画今昔物語」 第7幕 余命一ヶ月の花嫁
《今日のテーマ》「今日、生きているということが幸せなのです」 自身が若年性乳がんに侵され、24歳という若さで絶命した中島千恵さん。 彼女が生前、同世代の女性に「乳がん」への正しい情報を伝えようと、自らの闘病生活を赤裸々に綴ったドキュメントです。 今作はTBS系の報道番組の取材を受け、その様子が克明に報じられたところ、大反響を呼んだ−−という側面もあり、彼女(中島千恵さん)の人生晩年、「今日生きている奇跡、幸せ」を世に訴えた衝撃の作品でもあります。 イベントコンパニオンの千恵は、ある展示会場で知り合った太郎と交際をスタート。交際前に乳癌との診断をされている千恵は中々切り出せない。言えない理由は、太郎の事が好きだから…。 しかし、髪が異常に抜けた千恵の異変に気付いた太郎は千恵に問いただすと、病気の事、胸を切除しなければならない事を太郎に告白。それを受けて、太郎は動揺を隠しながら、それでいて前向きに千恵に答えます。 太郎「それでも良い…一緒に頑張ろう」 しかし、千恵は太郎に別れを切り出します。 「癌がどういう物かわかってない…」 千恵から彼女が幼少の頃、母を癌で亡くしている事を聞かされた太郎は、絶句。千恵が放ったその言葉の重さに対して、何も反応する事が出来なかったのです。 そして太郎の前から立ち去った千恵はがんに侵された胸の除去を最終確認し、手術に踏み切るのです。無事、手術は成功し、退院。その後以前、太郎が話してくれた屋久島を訪れのです。 一方、太郎は千恵の父親に千恵の居所を聞こうと何度も彼女の実家まで足を運びます。が、千恵の父親は彼女の居場所を話そうとはしません。それでも太郎は諦めず、千恵の父親に食い下がり、彼女の居場所を聞き出そうとします…このやり取りが続き、とうとう父親が根負けし、以前、太郎が話した屋久島に千恵が行った事を教えたのです。太郎は千恵を追いかけ屋久島へ…。 彼の強い気持ちが千恵に伝わったのか、太郎は現地で千恵との再会に成功。恋焦れた彼女との再会に、それそこ胸躍る太郎でしたが、女性の象徴を失った千恵は発する言葉もありません。 そこへ、心中複雑な千恵を見透かしたように太郎はこう語るのです。 「千恵は何も変わってないよ」 さらに−−。 「おっぱいがなくたって、千恵が千恵のままでいたらそれでいい」 太郎の真っ直ぐな愛情に心打たれた千恵は太郎の気持ちを素直に受け取ったのです。 しかし、現実とは残酷なもので、女性の象徴を除去して、消滅したハズのがんが千恵を再び襲ったのです。しかも、再発したがんは進行が早く、彼女の運命をも飲み込んでしまったのです。 「余命一ヶ月」−−千恵は医師からそんな告知を受けてしまうのです。 その衝撃が冷めやらぬ中、動揺している彼女をしり目に太郎は、千恵を献身的に仕えます。そう、自らが発した言葉そのままに…。 二人は限られた時をともに精一杯生き抜きます。特に、太郎は自らの発した言葉通り変わらない愛情で千恵を最期まで、それそこ千恵と共に病室で寝食を共にするまで献身的な看病を見せるのでした。 太郎の純粋な「愛」に心打たれる千恵。「ただ好きだから…。ただ一緒に居たいから…」−−余生幾ばくも無い千恵にとっては太郎のシンプルであり、この上無く深い「愛」は、嬉しくもあり又、辛いものでもありました。 《ヒトは生まれた瞬間から「死」に向かう》 産声は「オギャー」で、ほぼ人類同じです。ですが、死に様は千差万別で皆、それぞれの思いを抱き逝去していきます。千恵も当然、その一人。彼女は「もっと太郎と居たかった…話したかった…料理を作りたかった」と思い夭逝しました。 「もっと、何かをしてあげたい。この人と為に力になりたい」 こんな事が思えるパートナーと出会った事こそが真の「幸せ」なのではないでしょうか。「無償の愛」と言う言葉が親子間でよく使われますが、男女間でも同様だと思います。それ=「無償の愛」こそが「真の幸福」であると僕は今作を通じて強く感じました。 今作のオープニングで中島千恵さん本人からのメッセージが紹介されました。 《皆さんに明日が来る事は奇跡です。ただ、それを知っているだけで日常は幸せな事で溢れているのです》監督:廣木隆一 脚本:斉藤ひろし 主な出演者 中島千恵(榮倉奈々)赤須太郎(瑛太)中島貞(柄本明)加代子(手塚理美)花子(安田美佐子)赤須敏郎(大杉漣)岡田(津田寛治)奥野(田口トモロウ)<プロフィール> 西田隆維【にしだ たかゆき】 1977年4月26日生 180センチ 60.5キロ 陸上超距離選手として駒澤大→ エスビー食品→JALグランドサービスで活躍。駒大時代は4年連続「箱根駅伝」に出場、4年時の00年には9区で区間新を樹立。駒大初優勝に大きく貢献する。01年、別府大分毎日マラソンで優勝、同年開催された『エドモントン世界陸上』日本代表に選出される(結果は9位)。 09年2月、現役を引退、俳優に転向する。10年5月、舞台『夢二』(もじろう役)でデビュー。ランニングチーム『Air Run Tokyo』のコーチも務めている。
-
社会 2010年06月15日 12時30分
貧困層を狙う裏DVD業者の実態
新聞によると、警視庁保安課がわいせつ図画販売目的所持(裏DVD販売目的所持)の疑いで、歌舞伎町、渋谷、池袋のDVD販売店と倉庫29カ所を摘発、店長や倉庫管理担当者ら計37人を逮捕し、わいせつDVD計27万枚を押収した、そう。逮捕者に多重債務者も多かったという。 こういった裏DVD店の“就職”斡旋には、ひとつのパターンがある。 所在なげに街をうろついている貧困層に対して、直接行われるのが通例なのだ。何も手配師のような人間があっせんするのは、肉体労働だけではない。 例えば、ある最近のわいせつ図画販売の公判における被告人=歌舞伎町の運び屋A氏の供述−−。 「パチンコ屋で仲良くなった男に、『いい仕事あるよ。DVDを運ぶヤバイ仕事なんだぜ』と誘われた」(供述ママ) また別のわいせつ図画販売のB被告(=秋葉原で裏DVD店の社長を持ちかけられ2週間営業して逮捕)の供述−−。 「飲み屋で知り合って仲良くなった男から、6回目に飲んだときに、『俺の持ってるビルの一室で裏DVD店の店長をやらないか』と声をかけられた」 ちなみにA被告は、「区役所通りからコマ劇場まで自転車で一気に駆け抜けてくれ」と男に言われ、簡単そうだ、と思って運び屋をはじめた。リレー競争の次走者のようにいつもコマの前で待っていた男からの連絡は常に、「非通知だった」(A供述)らしい。 いっぽう、B被告は公判で、「31万円の家賃はすでに半年分振り込まれていた」と語った。また、その男の詳細については「世話になっているから」と黙秘を続けた。 両人とも借金を抱えていたが、こうやって金に困っている人に声をかけて、時には世話して抱え込んでくるのが、裏DVD店の“黒幕”の手である。 貧困日本、の現状では、特に注意が必要だろう。(了)
-
芸能 2010年06月15日 12時00分
滝クリを越えた秋元優里アナ その魅力を徹底分析
“伝説の斜め45度”で夜のフジの顔となった滝川クリステルが「ニュースJAPAN」を降板し、新しいくキャスターになったのが秋元優里アナだ。ただ、起用当初は「秋元優里って誰?」との声が多く、華やかなフジテレビのアナウンサーの中では地味な存在であった。しかし、今、秋元アナは滝クリ以上の人気モノになり、存在感を増している。 「成功したのは、番組をあげて、前任者のイメージを排除したこと」と話すのはスポーツ紙記者。「座り姿の多かった滝クリに比べ、秋元アナは立ち姿もある。これが彼女の美脚に脚光を浴びさせることになったのです」。また、秋元アナの武器は“美脚”だけではない。「彼女は巨乳としても有名。アナウンス室では“オッパイ番長”なんてニックネームもあるそうです。“美脚”“巨乳”とボディは超一級品。決して派手ではない顔立ちとこのボディのギャップが魅力ですね」(スポーツ紙記者) ただ、彼女の魅力はそのカラダだけではないと話すのはテレビ局関係者。「彼女は本格的な報道志望で仕事に対して本当にマジメです。それは積極的に外に出て取材しようとする姿にあらわれていますね。女子アナに対する幻想として、“自分の近くにもいるはずの女性会社員”というものがあると思いますが、世間のおじ様たちは、仕事に対してマジメな印象を受ける彼女にイチコロとなったのでしょう」。 また、先月、初のスキャンダル報道もあったが、お相手はNHKのアナウンサーだった。「プロ野球選手やIT社長ではなく、同じ会社員ってのも好感度アップですね。ただお相手のNHKアナウンサーは丸井の創業者の孫なんですけどね」(テレビ局関係者)。 派手なアナウンサーが多いフジでは、仕事に対してマジメさがうかがえる彼女は非常に珍しい存在。もはや“夜の顔”のタイトルは獲得した秋元アナだが、今後さらに“フジの顔”になれるのか? 期待を込めて見守りたい。
-
-
スポーツ 2010年06月15日 11時30分
サヨナラ被弾で阪神・藤川のメジャー志向に拍車が掛かった!?
虎の守護神・藤川球児(29)が救援に失敗した(6月13日/対千葉ロッテ戦)。とはいえ、藤川がサヨナラ被弾を食らったのは自身2度目。08年5月の中日戦以来である。 「しゃあない。打たれるときもある」 試合後の藤川の弁である。淡々としていたものだが、阪神首脳陣の対応は違った。「今シーズンは少しおかしい」というのである。 「藤川が『過労』や『年齢』を口にするようになりました。後輩の面倒見もいいしね…」(球界関係者) プロ野球界では「後輩の面倒見がいい」のも考えモンだという。球界では「1つの傾向」がある。ベテランと呼ばれ、引退を考えなければならない年齢になると、急に後輩選手の面倒見が良くなるそうだ。中堅・若手に出場機会を譲るようになり、試合展開など今まで見えなかったものも見えてくる。そこで感じたことを、先輩としてアドバイスを送るのではある。しかし、大多数のベテランは、そうではない。「指導力を示すこと」で、チーム内における存在感を誇示したがるという。 「引退後のコーチ就任を狙っているんですよ。存在感を示し、首脳陣に『まだまだ必要な戦力だ』と思わせ、自身の引退を遅らせる魂胆もある」(前出・同) 藤川の場合、こうした腹黒い魂胆は全くない。「自身がメジャーに挑戦する日まで、後輩を一人前に育てておきたいんだろう」と“勘繰る声”も聞かれたが、首脳陣が気にしているのは、『過労』を口にするようになったことだ。 「肩ができるのが遅くなった」「疲れが取れない」−−。こういうとき、最後に口にするのは「やっぱ、トシ(年齢)かなあ〜」である。 藤川は今季、30歳になる。まだまだ老け込む年齢ではないが、『直球勝負の投手』だけに当人にしか分からない肉体の変化を感じているのかもしれない。 プロ野球解説者の1人は「一般論」と前置きしたうえで、こう分析する。 「昨年オフも、藤川は入札によるメジャー挑戦をフロントに相談しています。1年でも早くアメリカに行きたいという気持ちも言わせたとしたら、『老い』を口にする昨今の言動にも合点が行きます」 これまで、藤川が契約更改の会見等で話した限りでは、五輪、WBCなどでメジャーが身近となり、挑戦したい気持ちが芽生え、年々強くなってきたという。阪神経営陣はポスティング制度による米挑戦は「認められない」と明言してきたが、 「FAでメジャーに行かれたら、補填金は発生しません。どのチームにもビジネスライクに考える幹部がいます」(前出・関係者) と、その可能性はゼロではないようだ。まして、阪神は「12球団トップの選手層年俸をいかに減らすか」も考えている。チーム功労者である藤川を快く見送るのも、1つの選択肢かもしれない。 「肩ができるのが遅くなった、疲労感が残るという藤川の言動は、重大ですよ。阪神救援陣の建て直しも考えなければなりません。藤川1人に頼りすぎたツケですよ」(前出・プロ野球解説者) 藤川がサヨナラ弾を浴びた千葉ロッテ戦だが、一時は5点差まで引き離された“負けゲーム”だった。9回に2点を挙げ、8対8の同点に追い付き、藤川を9回裏途中から投入した。同点になった時点で、藤川も『出番』を意識したはずだが、真弓明信監督(56)は7回途中から投げている渡辺亮(28)をそのまま9回裏のマウンドに送った。 「9回の頭から藤川でも良かったと思う。走者を出し、サヨナラ負けの可能性が出たところで藤川を慌てて送ったんです。9回裏の千葉ロッテの攻撃が始まるまで、藤川はモチベーションを高めていて、『渡辺続投』と知らされた時点でいったん気持ちを緩め、また高め直してからの登板でした。精神的にも疲労感を残す投手交代ですよ、これは」(前出・プロ野球解説者) 千葉ロッテ・井口資仁(35)にサヨナラ2ランが飛び出したのは、延長10回裏。ストッパーの宿命とはいえ、“9回裏のドタバタ”は精神的にも藤川を追い詰めていたようだ。藤川のメジャー志向も気になるが、真弓監督の継投策にも疑問が残る。後半戦も藤川に頼りきった投手リレーになるとすれば、彼の後輩の面倒見はますます良くなるのではないだろうか。
特集
-
野球人生“燃え尽きた”元プロ野球選手・宮國椋丞氏 今後は「周りの人に頼られたり、笑顔にしたい」
スポーツ
2025年07月25日 23時30分
-
豊ノ島、YouTubeチャンネルで若乃花とコラボ熱望 タレントとして相撲番組で「冠番組」持ちたい
芸能
2025年07月21日 12時00分
-
-
豊ノ島“ライバル”琴奨菊との思い明かす 業界には「いい物は残し、時代に併せて変わっていけば」と期待
芸能
2025年07月20日 12時00分
-
宮迫博之「雨上がり決死隊」再結成は「蛍原さん次第」 ドジャース始球式の裏話も明かす
芸能
2025年07月14日 17時00分
-
元ザブングル松尾陽介、沖縄で芸人のセカンドキャリアサポート 芸人引退に「心境の変化」
芸能
2025年04月28日 19時03分