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芸能 2015年01月12日 13時15分
中島みゆきが紅白の舞台裏を語る
歌手の中島みゆきが12日深夜、ニッポン放送のラジオ番組「中島みゆきオールナイトニッポン月イチ」に出演し、昨年大みそかに出場したNHK・紅白歌合戦の舞台裏を語った。 中島の紅白出場は12年ぶり2回目。会場のNHKホールではなく、NHK局内の別スタジオから出演し、朝ドラ「マッサン」の主題歌「麦の唄」を熱唱。スタジオにはマッサン役の玉山鉄二と、その妻・エリー役を演じるシャーロット・ケイト・フォックスが応援に駆けつけ、朝ドラの映像がバックに流れた。発売中の「週刊文春」(文芸春秋)に掲載された、読者アンケートの「一番良かった歌手」では2位の神田沙也加にWスコア以上の差をつけ、1位に選ばれている。 同番組で中島は非公開だったリハーサルを振り返り、「さんざんやらかした」と告白。本番では完璧に歌い切った後に、紅白のディレクターと握手したというが、ディレクターは「やらかさなかったのがサプライズ」と言ったそうで、「腕をひねってやろうかとも思いました」という。 また、中島は番組終盤の出演だったが、それまで「楽屋はテレビがなくて、それぞれが地味に仕事をしていた」。そして、いよいよ出番が近づいたが、中島のひとつ前の歌唱が福山雅治で、出番を控えて緊張が高まっていたものの、福山の歌を聞いて落ち着くことができたそうで、「福山さんありがとうございました」と感謝した。 「生オーケストラの演奏をバックにしたパフォーマンスは圧巻で、中島も納得のパフォーマンスだったようで、歌唱後は超ゴキゲンだったとか。中島の歌をきいたシャーロットが感動して目に涙をためていて、それを見た多くの視聴者が感動したはず。歌手別視聴率は44.3%で美輪明宏と並ぶ5位だった」(NHK関係者) 今年も紅白からのオファーがありそうだ。*画像は麦の唄(NHK連続テレビ小説「マッサン」主題歌) CDジャケット
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社会 2015年01月12日 13時00分
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 戦慄の2015年シナリオ
これから書くシナリオは、私が最も恐れている日本経済の姿だ。こうなって欲しいとはけっして思わないが、日に日にその恐れが大きくなってきている。 いま、原油価格が大きく下落している。この半年でほぼ半額にまで下がった。日本は原油のほぼ全量を輸入しているのだから、原油価格の下落は日本経済にとって明らかにプラスだ。このまま原油価格の安値が続けば、産油国から日本への所得移転は10兆円近くに達するだろう。 ただ、原油価格の下落は日本の物価を押し下げる。その影響はすでに表れていて、生鮮品を除く消費者物価指数の対前年比伸び率は、7月の3.3%から、8月3.1%、9月3.0%、10月2.9%と、着実に下がってきているのだ。物価が落ち着いてくることは国民生活にプラスになるのだが、問題は日銀が2%のインフレターゲットを掲げているということだ。 消費税率引き上げの影響が一巡する4月以降、消費者物価指数の対前年比上昇率は大きく下がる。このまま行くと1%未満の物価上昇率になってしまう可能性が高い。目標を大きく下回る物価をみた日銀は、第3次、4次の異次元金融緩和に踏み出していくだろう。 そうなると資金供給が増え、円安になり、物価が上がっていく。だから日銀の目指す2%の物価上昇が達成される可能性は高い。ところが、賃金は上がらない。連合が決めた'15年春闘のベースアップ要求基準は「2%以上」だから、半分取れたとしても賃上げ率は1%にとどまる。そうなると、実質賃金はマイナス1%ということになる。 所得が減るのだから、景気がよくなるはずがない。ただし、経済がよくなくても株価は上がる可能性がある。金融緩和でお金が溢れるからだ。実体経済を伴わない株価上昇、つまりバブルが発生する可能性があるのだ。そのバブルはいつはじけるのか。 一番可能性が高いのは、原油価格が上昇に転じたときだろう。原油が長期間安値で安定することはあり得ない。それは過去の相場を振り返れば明らかだ。そして原油価格が上昇するともに、日本を猛烈な物価上昇が襲う。日銀が大規模な金融緩和を重ねているからだ。 このときのインフレは相当激しいものになるから、庶民の暮らしは一気に苦しくなるだろう。そこでバブルが崩壊し、日経平均株価が一気に下落する。円安は止まらず、1ドル=150円程度の大幅な円安になる。 株価下落と為替の下落で、半額セールとなった日本の株式を、欧米のハゲタカが次々に買収していく。「そんなバカげたことはあり得ない」と思われるかもしれないが、これは、1997年のアジア金融危機の際に、韓国やタイで実際に起こったことなのだ。 そうした悲惨な事態を回避するのに一番効果的な方策は、日銀がこれ以上の金融緩和を我慢することだ。いまは2%の物価上層目標にこだわるべきではない。原油価格の低下は、日本経済にとってまたとないチャンスになるのだから、放っておけば経済は自然によくなっていく。物価上昇を抑えれば、実質賃金がプラスになって消費が出てくる。 1ドル=120円という今の為替を守れば、輸出も少しずつ増えていく。そうして需要が増えれば、物価は自然に上がっていくものなのだ。
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社会 2015年01月12日 12時01分
東京消防庁の消防士長が危険ドラッグ使用の疑いで逮捕される
警視庁四谷署は1月8日までに、指定薬物を含む危険ドラッグを所持、使用したとして、東京消防庁荏原消防署の男性消防士長(48=東京都中央区日本橋浜町)を、薬事法(現・医薬品医療機器法)違反(指定薬物の所持・使用)容疑で再逮捕した。 再逮捕容疑は、昨年11月6日午後3時頃、東京都新宿区新宿2丁目の路上で、薬事法の指定薬物である「α-PHP」を含む液体4.8ミリリットルが入った小瓶を所持し、同日頃に若干量を使用したとしている。 同署によると、同日、パトロール中の警察官が、不審な様子の消防士長を路上で見つけ、職務質問した。すると、消防士長は警察官に体当たりをして逃走を図ったため、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。 その後、警視庁で消防士長が逮捕時に所持していた小瓶に入った液体を調べたところ、指定薬物と判明した。 消防士長は「知らない男から渡されて持っていただけ。使っていない」と容疑を否認したというが、尿からも薬物反応があり、再逮捕された。 東京消防庁は「誠に遺憾。深くお詫び申し上げる。職員の教育を徹底し、再発防止に取り組む」としている。 若手の消防士が興味本位で危険ドラッグに手を出したのなら、まだ分かるが、仮にも48歳の幹部職員が使用したのでは話にならない。消防士なら、指定薬物を使用した際の危険性は十分認識しているはずだ。(蔵元英二)
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社会 2015年01月12日 12時00分
加湿器、浄水器“逆汚染”の危険
インフルエンザや風邪が猛威を振るう冬。そんな季節に活躍する加湿器だが、これが逆に『加湿器病(加湿器熱、加湿器肺)』というアレルギー性の肺の病気を誘発させるというから注意を要する。 「加湿器から放出される細菌やカビなどの微生物を長期にわたって吸い込んだ場合に起こるのがこの病気で、特に超音波加湿器で起こりやすい。この方式は超音波による振動で水を放出するもので、やけどの心配がなく静かな上、消費電力が小さいなどのメリットがありますが、水を継ぎ足しながら使用するため、マメに清掃をしないと雑菌が繁殖しやすいのです。最近は加湿水に含まれるバクテリアをUVランプでほぼ100%除菌する製品も現れていますが、加湿器を使用していて原因不明の咳や発熱、全身倦怠感などが現れたら早めに病院に行くことをお勧めします」(都内の専門医) 加湿器以上に怖いのがウオーターサーバー(冷水熱水器具)や浄水器の“逆汚染”だ。そもそもサーバーに入っているミネラルウオーターや純水には消毒用の塩素が入っていない。浄水器も同様で外部から侵入したバクテリアを殺す力はない。人間に優しい水は、細菌やバクテリアにとっても居心地の良い水なのだ。 ウオーターサーバー市場は3年前の東日本大震災後、水の備蓄や安全な水を求めるニーズから一気に普及した。昨今は家庭で赤ちゃんや子供も飲むようになり、より注意が必要だ。 「サーバーのボトル内や浄水器が一度汚染されてしまったら、細菌などは増え続けるしかない状態になるのが弱点。マメな洗浄が必要です」(同) 日本の水道水は水道管の老朽化から安全神話が崩れているともいわれるが、基準値はかなり厳しい。見直した方がいいかも。
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芸能 2015年01月11日 20時00分
ローラ 大型カップル誕生!? 中居正広と電撃熱愛情報
ローラ(24)と『SMAP』中居正広(42)の“大型カップル”誕生説が急浮上。父が詐欺事件で起訴され背水の陣のローラは、元カレの『くりぃむしちゅー』有田哲平(43)をポイ捨てし、中居を選んだという。 2人の熱愛話が浮上したのは、昨年12月23日に放送された特番『さんま&SMAP!美女と野獣のクリスマスSP2014』(日本テレビ)がきっかけ。 「同番組の中で、中居とローラの交際疑惑を探るコーナーがあったのですが、中居は『公に言いたくない』と意味深に話し、ローラも『SMAPで中居さんが一番好き。ヒーロロと呼んでいる。(交際は)ご想像におまかせします』と親密ぶりを認めた。2人はもともと、昨年終了した『笑っていいとも!』で共演し仲の良さが噂されていただけに、一気に熱愛が現実味を帯びた」(芸能記者) ローラは放送直後にブログで交際を否定したが、本誌は2人が極秘密愛をはぐくんでいる情報を入手。 「番組で交際疑惑を扱ったのは事前に予防線を張る作戦。また、ローラがブログで交際を否定したのは、中居ファンからの攻撃を警戒したため。実際、ローラは昨秋ごろから中居の都内宅を複数回訪れているようですよ。中居はSMAP屈指の巨根で、倖田來未ら数々の女を落としてきたことは有名。ローラは中居の巨根のトリコになっているはずですよ」(芸能プロ幹部) 昨年12月22日、バングラデシュ人のローラの実父の初公判が開かれ、詐欺罪での起訴内容を認めた。 「中居はローラの父が'13年に国際指名手配された直後、『いいとも』でローラを気づかう発言をしたのです。今回の初公判後の放送もそう。中居の優しさにローラがゾッコンになり親密になったといわれます」(同) ローラといえば'12年、有田との熱愛が報じられた。その後、破局説と復縁説が入り交じり今に至っている。 「実際、昨秋ごろには復縁寸前の密会を再開させています。しかし、父の事件が大ごとになりそうなことを察知したローラは、いち早く父の事件に理解を示してくれ、かつ10億円といわれる貯金と芸能界的実力を持つ中居に急接近。有田を“ポイ捨て”して乗り換えた模様です」(女性誌記者) ローラは“脱いだらすごい巨乳ボディー”で知られる。昨年11月に放送された『アブナイ夜会』(TBS)ではセクシーボディーの一端を披露しド胆を抜いた。 「実は、ジムで鍛えまくっている。『アブナイ夜会』では、へそを大きく露出したエロい密着スパッツを穿き、爆乳の谷間を豪快に露出したエロすぎるスポーツブラでトレーニングしていた。百戦錬磨の中居でもKOするでしょう」(同) 熱愛オッケ〜。
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その他 2015年01月11日 17時00分
演技力とカメラ慣れは十分に買い 小保方さんに芸能界が続々オファー
結局、STAP細胞の存在を証明することができず理化学研究所を退職した小保方晴子さん。しかし彼女を巡り、芸能界が水面下で争奪戦を繰り広げているという。 「かっぽう着姿のパフォーマンスと記者会見での女優を彷彿させる“演技力”は十分に買いでしょう。しかもカメラ慣れし、強い精神力を持っている。まさにテレビタレント向きですよ。これまでずっと理研が彼女を囲ってきたが、退職したとなれば堂々とオファーできる」(芸能プロ幹部) とはいえ、コンプライアンスが番組制作の根本と化しているテレビ界。騒動の渦中にあった小保方さんをそもそもテレビに出すことは可能なのか。 「小保方さんが何か法を犯しましたか? あの理研でさえ、STAP細胞にES細胞の意図的な混入があったと発表したが、それが小保方さんのねつ造行為とは断定していない。彼女の論文執筆を指導、監督し自殺した笹井芳樹氏も批判はしていない。テレビ的には完全にシロです」(関係者) すでに多くの情報&バラエティー番組が小保方さんに興味を持っているという。 「日テレは『世界一受けたい授業』、TBSは最近、視聴率がイマイチの『爆報!THE フライデー』、フジは『アウト×デラックス』、テレ朝は『中居正広のミになる図書館』などが挙がっている」(事情通) 当然、気になるのは小保方さんのギャラだ。 「情報&報道系ならお車代として3〜5万円前後。バラエティーなら一本当たり最低10万円〜。特番なら30万円〜。もちろん視聴率が跳ねればギャラもアップする。しかも彼女の場合、人生をそのままドラマや映画化できる。原作権だけでウン百万円になるのでは…」(キー局編成マン) 再就職先は安泰!?
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スポーツ 2015年01月11日 15時00分
青学・神野大地も東京五輪マラソンで活躍できない駅伝出身選手育成の大問題
正月の風物詩ともいえる箱根駅伝は青山学院大学の初優勝で幕を閉じた。神野大地の活躍もあり2位の駒沢大学に10分以上の差をつける圧倒的な強さが際立ったが、今年の駅伝中継でたびたび耳にしたのが「東京五輪で」のフレーズだった。 駅伝で活躍した学生たちには、来る2020年の東京五輪で活躍してもらいたい。しかし、前回ロンドン大会の男子マラソン代表3選手は、箱根駅伝の出場経験はあるが目立った成績は残していない。かつて『山の神』と称された柏原竜二(25=富士通)も、実業団入りした後は、むしろ伸び悩んでいると言っていい。 「“マラソンと駅伝は別競技”の解釈も、陸上関係者の間で定着しつつあるようです。やはり、約20キロの起伏の激しい山道と42.195キロを走るのとは違う。どちらも専門的な練習を積み重ねなければならず、マラソンと駅伝、選手を分けて育成すべきかもしれません」(スポーツライター・飯山満氏) とはいっても、実業団=企業にはマラソン、駅伝の両方の専門ランナーを雇用する資金力はない。 「元旦恒例の企業駅伝でも好成績を残している実業団チームのスカウトによれば、長距離ランナーが国際マラソン大会に出場するには、最低でも3カ月の専門トレーニングが必要だそうです。そのため、12月に福岡国際マラソンがあっても、元旦の『ニューイヤー駅伝』と時期的に重なるから、マラソンのトレーニングに専念させられないと嘆いていました」(同) 五輪競技ではない『駅伝』を企業チームが重要視する理由は、一昔前に企業が野球チームを持っていたのと同じで社員の注目度が高いから。またマラソン、駅伝ともに、1年間その専門トレーニングをさせる環境を維持するためには、約2000万円の費用が掛かるという。同じ2000万円を投資するなら、社会的にも関心の高い駅伝をより重要視した方が企業の宣伝にもなると判断しているのだ。 「駅伝は国際大会があっても、日本独自の競技。マラソンとの共存は今後の課題です」(大会関係者) 5年後に間に合うか…。
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社会 2015年01月11日 13時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第108回 日銀インフレ目標2%の矛盾
意外かも知れないが、日本は他国と比べた相対的な数値で見ると、「輸入大国」でも何でもない。日本の輸入依存度(財の輸入÷名目GDP)は17%程度('13年)、主要国の中ではブラジル、アメリカに次いで低い。 とはいえ、我が国が「エネルギー輸入大国」であることは間違いないのである。2011年の福島第一原発の事故を受け、我が国ではLNG(液化天然ガス)と原油の輸入が急増した。結果、我が国の鉱物性燃料の輸入は、全体の三分の一の水準に至っている。 すなわち、我が国の物価や経済は、原油価格やガス価格の変動の影響を受けやすいのである。LNGの価格は、基本的には原油価格に連動するため、原油先物の価格が上がれば、日本の消費者物価は「輸入物価上昇」の影響で引き上げられる。逆に、原油先物が下がれば、「輸入物価下落」の影響を受け、消費者物価は引き下げられる。 もちろん、「食料(酒類を除く)とエネルギーを除く消費者物価指数」すなわちコアコアCPIであれば、エネルギー価格変動の影響をある程度は排除できる。ところが、日本銀行のインフレ目標はコアコアCPIではなく、「生鮮食品を除く消費者物価指数」すなわちコアCPIで設定されているのだ。 結果、様々な「矛盾」が噴出し始めているのである。 改めて「消費者物価指数(CPI)」について解説するが、我が国の消費者物価指数には、主に三つの種類がある。◆CPI(総合指数):エネルギーや生鮮食料品など、日本の需給関係と無関係に価格が変動しがちな商品を含む消費者物価の総合指数。◆コアCPI(生鮮食品を除く総合指数):生鮮食料品を除いた消費者物価指数。エネルギー価格の影響を受ける。◆コアコアCPI(食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く総合指数):天候や外国の影響を受けやすい食料(酒類を除く)及びエネルギーを除く消費者物価指数。実は、グローバルで「コアCPI」といえば、この指標のことを示す。なぜか、日本銀行だけ「グローバルなコアCPI」を「コアコアCPI」と呼び、オリジナルな「コアCPI(生鮮食品を除く総合)」という指標を用いている。 12月22日、黒田東彦日銀総裁がNHKのインタビューで、最近の原油価格の大幅な下落について、短期的に物価を下押しするものの、今後、景気や物価を押し上げると語った。日銀のインフレ目標はコアCPIで設定されているため、原油価格(エネルギー価格)が下がると、下落圧力を受けることになる。 ところで、そもそも現在の日本政府及び日本銀行の物価に関する「政策目標」とは、何であろうか。インフレ率を引き上げることそのものではない。インフレ目標を設定することで、消費や投資を促し、「国民の所得」を安定的な増加に持っていくことだ。 国民の所得が増えない中、物価のみが上昇すると、実質賃金が下落してしまう(そうなっている)。実質賃金の下落は国民の「貧困化」である。インフレ目標をコアCPIで設定していた場合、国民が貧困化する中、原油価格の上昇で「インフレ目標2%達成」という事態が普通に起きえる。何しろ、コアCPIは外国から輸入するエネルギー価格を含む物価指数なのだ。 当たり前だが、外国から輸入する原油の価格が上昇し、それを日本の事業者が消費者物価に「そのまま上乗せ」した場合、日本のGDP(所得)は一円も増えない。増えるのは、日本に石油を輸出した外国のGDPになる。輸入とは、日本のGDPにとって控除項目なのだ。 (1)日本の原油輸入1リットル100円+日本のガソリン販売1リットル(消費)150円 (2)日本の原油輸入1リットル200円+日本のガソリン販売1リットル(消費)250円 (1)と(2)において、日本のGDPはそれぞれ幾らになるだろうか。答えは、両方とも同じ50円だ。GDPとは「付加価値」の合計であり、売上の合計ではないのである。そして、日本の付加価値が拡大しなければ、日本国民の所得は増えない。 「日本国民の所得拡大」を目的にするべき日本政府や日本銀行が、エネルギーを含むコアCPIでインフレ率を測っている時点で、奇妙極まりないのだ。 外国から輸入する原油価格上昇でコアCPIが上昇しても、日本国民の所得が増えているとは限らない。むしろ、エネルギーコストの上昇は国民の可処分所得を減らし、内需を縮小させる方向に機能する。 というわけで、黒田総裁の認識「原油安が景気や物価を押し上げる」は、認識として間違っているわけではないのだ。問題は、その場合は、国民の可処分所得を増やす原油安が「コアCPI」を押し下げるため、日銀のインフレ目標達成を困難にするという、意味不明な環境が生じてしまうことである。 日本銀行は、早急にインフレ目標の「定義」を、コアCPIからコアコアCPI、あるいはGDPデフレータに変更するべきだ。さもなければ、原油安で国民の可処分所得が増え、実質賃金のマイナス幅が縮小する(縮小するだろう)環境下において、日銀のインフレ目標達成がどんどん困難になるという、訳がわからない状況に至るだろう。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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レジャー 2015年01月11日 12時00分
フェアリーS(GIII、中山芝1600メートル、12日)藤川京子のクロスカウンター予想!
中山11R、フェアリーSは◎カービングパスが素質の片鱗を覗かせます。 前走の赤松賞は、中団追走から、直線は外から脚を伸ばしましたが最後は同じ脚色になり3着。3か月半の休み明けで馬体重が8キロ増でしたので伸びに影響したようでしたが、今回は一度使われて上積みが見込めますから更に弾けてくれそうです。昇級戦でも十分に通用しましたし、早くから活躍した半兄コディーノ同様、クラシック路線へ向け、3歳緒戦から非凡な能力を発揮してくれそう。 中間は坂路で乗り込まれ、軽快な動きを披露。鞍上の柴山騎手は、デビュー前のゲート練習からこの馬を跨ってきており信頼関係は厚く、最強のコンビと言えます。中山マイルで一瞬の切れ味を見せつけます。(10)カービングパス(1)テンダリーヴォイス(13)アドマイヤピンク(6)オーミアリス(14)メイショウメイゲツ(2)コートシャルマン(15)ローデッド馬単 (10)(1) (10)(13) (10)(6)3連単 (10)-(1)(13)(6)(14)(2)(15)カービングパス 1頭軸マルチ※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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社会 2015年01月11日 12時00分
新軍事基地急造・レーザー兵器導入 尖閣強奪に動き出した中国の魂胆
ついに、中国が尖閣強奪を本格化させる軍事的な動きを見せ始めた。沖縄本島より尖閣諸島に100キロも近い、中国浙江省温州市沖の南キ列島に新軍事基地を建設しだしたのだ。 「軍が基地を建設し始めた南キ島は、界隈にある52の島々のうち最大級の大きさを誇るが、ここに数百人の軍人が昨年秋に上陸。今では島の高所に複数の大型レーダーが設置され、軍事用の超高速通信網の敷設も始まっているという。また、ヘリポートや大型巡視船の艦載機に使用されると見られる滑走路の建設も始まっており、今年中の完成を目指していると伝えられているのです」(自衛隊関係者) この南キ島には将来的に陸海空軍が駐留する予定だが、狙いは「ズバリ長年中国が目論んでいた尖閣諸島の強奪」(同)ともっぱら。そのため、日本政府も大慌てしている状態なのだ。 「すでに防衛省や自衛隊筋では、これが尖閣奪取に向けた方策と評判になっている。日米両国では緊急会議を開き、この軍事施設への対応を協議しているほどなのです」(防衛省関係者) もっとも、尖閣奪取を狙う中国の動きはこれだけではない。昨年11月には中国政府傘下の軍事企業である『保利集団』が、「WB-1」と呼ばれるレーザー兵器を開発。これが南キ島の新軍事基地に配備される可能性も高まっているのだ。 「この兵器は強力な電磁波を発し、人体の水分を沸騰させる新兵器。ビームを当てられた人間は命に別状はないものの、電子レンジに入れられたような耐え難い熱さを感じ、ヤケドを負った感覚になる。中国軍は東シナ海や国内でのデモ排除に活用するとうそぶいているが、尖閣上陸作戦の折にこれを阻止する海保隊員らに用いるのに最適で、『中国軍はこの兵器を使って尖閣を実効支配する青写真を描いている』と評判なのです」(前出の自衛隊関係者) ちなみに、昨年11月に広東省で開かれた航空ショーでは、最新鋭のステルス機『殱31』も公開された。抗日戦争終結70年の節目にあたる今年は、中国軍の動きが活発化すること必至といえそうだ。