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東京消防庁の消防士長が危険ドラッグ使用の疑いで逮捕される

 警視庁四谷署は1月8日までに、指定薬物を含む危険ドラッグを所持、使用したとして、東京消防庁荏原消防署の男性消防士長(48=東京都中央区日本橋浜町)を、薬事法(現・医薬品医療機器法)違反(指定薬物の所持・使用)容疑で再逮捕した。

 再逮捕容疑は、昨年11月6日午後3時頃、東京都新宿区新宿2丁目の路上で、薬事法の指定薬物である「α-PHP」を含む液体4.8ミリリットルが入った小瓶を所持し、同日頃に若干量を使用したとしている。

 同署によると、同日、パトロール中の警察官が、不審な様子の消防士長を路上で見つけ、職務質問した。すると、消防士長は警察官に体当たりをして逃走を図ったため、公務執行妨害容疑で現行犯逮捕した。

 その後、警視庁で消防士長が逮捕時に所持していた小瓶に入った液体を調べたところ、指定薬物と判明した。

 消防士長は「知らない男から渡されて持っていただけ。使っていない」と容疑を否認したというが、尿からも薬物反応があり、再逮捕された。

 東京消防庁は「誠に遺憾。深くお詫び申し上げる。職員の教育を徹底し、再発防止に取り組む」としている。

 若手の消防士が興味本位で危険ドラッグに手を出したのなら、まだ分かるが、仮にも48歳の幹部職員が使用したのでは話にならない。消防士なら、指定薬物を使用した際の危険性は十分認識しているはずだ。
(蔵元英二)

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