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アイドル 2015年06月05日 11時45分
元AKB48秋元才加 総選挙では「同期で2期生の梅田彩佳、小林香菜、宮澤佐江には頑張って欲しい」
スカイダイビングの疑似体験が出来る「メントス フレッシュスカイダイブ六本木ヒルズ」オープニングイベントが4日、東京・六本木で行われ、元AKB48のタレント秋元才加、お笑い芸人「FUJIWARA」の藤本敏史と原西孝幸、「ピスタチオ」の伊地知大樹と小澤慎一朗が出席した。 メントスサポーター代表に選ばれた秋元はメントスの好きなフレーバーを聞かれると、「もともとコーラが大好きなのでフレッシュコーラの味が復活したのはすごく嬉しいです」とニッコリ。メントス フレッシュコーラの特徴はフレッシュな爽快感。秋元は最近のモヤモヤ経験を問われると、「寝苦しい夜、パジャマを着て寝るんですが朝起きると全部脱いで一糸まとわぬ姿になっているんです」と大胆告白。 また今週末に迫ったAKB48選抜総選挙について1位の予想を聞かれると、「数少ない同期で2期生の梅田彩佳、小林香菜、宮澤佐江には頑張って欲しいです」とエールを送った。 最後に「メントスサポーター代表としてフレッシュコーラをたくさんの方に広めたいです。フレッシュスカイダイブは本当に楽しいのでたくさんの人に体験してもらいたいです」とPR。(アミーゴ・タケ)
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芸能ニュース 2015年06月05日 11時45分
鉄拳が浅田真央選手に「感想が聞きたい」
アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル&アジア2015」(SSFF&ASIA)のオープニングセレモニーが4日、東京・表参道ヒルズで開催された。 今年で12回目を迎えるSSFF&ASIAは、6月4日から14日まで、東京と横浜の会場を中心に開催。米国アカデミー賞公認の国際短編映画祭であり、「オフィシャルコンペティション」のグランプリ作品は米国アカデミー賞短編部門のノミネート選考対象作品となる。 オープニングセレモニーでは、話題賞を受賞したお笑いタレントの鉄拳の新作パラパラショートフィルム「SLIDE」が披露された。ソチ冬季五輪での浅田真央選手の演技と、米・ロサンゼルスのディスニーランドでジェットコースターに乗った際に見た風景から着想したといい、浅田選手に「ぜひ、見てもらいたいです。感想が聞きたいですね」と浅田選手にラブコールを送った。(竹内みちまろ)
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芸能ニュース 2015年06月05日 11時45分
デヴィ夫人 熊切あさ美にアドバイス
タレントのデヴィ夫人が4日、都内で行われたシャープ製スマートフォン用サービス「エモパー」の WEBプロモーション「エモパーmovie『エモ動』第2弾」告知イベントに出席。 「エモパー」は、スマートフォンが音声や画面表示で話しかけ、必要な情報を提供してくれるサービス。 デヴィ夫人がブログで、破局報道について触れていた歌舞伎俳優の片岡愛之助と、タレントの熊切あさ美について聞かれ、「愛之助さんは、別れ方が下手ね」と話し、テレビ番組で号泣していたことに、「あさ美さんも、あんなに泣きじゃくったら、梨園の妻の器じゃないと分かってしまうわ。凛としてれば良いのに」とアドバイスを送っていた。 イベントでは、GACKT、照英、エスパー伊東も登場した。
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トレンド 2015年06月05日 11時45分
お台場に出現する巨大ウォータースライダー すでに1万2千枚のチケットが完売
スライド・ザ・シティ・ジャパンは6、7日の2日間にお台場の「シンボルプロムナード公園 夢の大橋」で巨大ウォータースライダーを設置するイベント「スライド・ザ・シティ」を開催する。 スライド・ザ・シティとは米国で昨年大きな話題を集めたもので、街なかで全長300メートルのウォータースライダーを楽しむ路上イベントとなっている。今年は運営母体の「Slide the City LLC」が世界の各地でこのイベントを開催したいと提案し、今回の試みが実現した。 当日はメインとなるウォータースライダーの他に、ステージイベントでは、DJが音楽を流して会場を盛り上げる。また、飲食スペースも充実しており、ファミリー向けとしてもちょうどいいイベントとなっている。ウォータースライダーは約300メートルを30秒程度のスピードで滑ることができ、100メートル走の世界記録保持者並みのスピードを体感することが出来る。 同イベントは、今回はまずお台場で開催し、その後、全国の様々な会場で開催予定だ。他の開催予定地の詳細については6日土曜日に発表される。また、6〜12歳までの子供は、保護者がチケットを持っていれば無料で滑ることができる。 なお、同イベントは。開催決定後、FacebookやTwitter上で話題となり、チケットの予定枚数1万2千枚が発売開始から約1週間で完売している。
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社会 2015年06月05日 11時00分
達人政治家の処世の極意 第三回「佐藤栄作」
わが国の内閣総理大臣は明治18年の伊藤博文に始まり、いまの安倍晋三で62人目となる。中でも7年8カ月という最も長い政権を維持したのが、この佐藤栄作であった。佐藤は兄・岸信介とわが国初の「兄弟首相」として知られる一方、いまの安倍首相にとっては大叔父にあたる。その意味では、安倍首相はなんとも「華麗なる系譜」を刻んでいる。 その佐藤の最大の業績は、昭和47年5月のいま米軍普天間飛行場の辺野古移設問題でモメている沖縄の、米国からの施政権返還であった。佐藤は「沖縄返還が実現しなければ日本の戦後は終わらない」として、この戦後最大の懸案処理に心血を注ぎ、巧みな政権運営でこれを実現させたということだった。 なぜ、佐藤は困難な沖縄返還を実現させることができ、「最長不倒政権」たり得たのか。その要因は、大きく二つある。 一つは、「人事の佐藤」と言われたように、有力部下に対する絶妙人事があった。企業でも同様だが、人事の基本原則はあくまで「チェック・アンド・バランス」である。 当時の佐藤体制は閥務にすぐれた田中角栄(元首相)、経済の福田赳夫(元首相)、名うての軍士だった保利茂(元官房長官)が「三本柱」であった。佐藤はこの3人を常に「競争」「牽制」「均衡」の中に置き、巧みに操つてみせた。「ポスト佐藤」に野心を燃やす田中と福田に対しては、交互に幹事長の重責にすえたり、はずれたほうを大臣として閣内に封じ込めるか閑職につけて力を殺ぐなどで常に牽制をかけた。一方で、「ポスト佐藤」の野心の薄い保利を、この両者の緩衝地帯として機能させたということだった。有力部下の誰をも突出させず、また腐らせずの巧みな「チェック・アンド・バランス」人事だったのだ。 二つが、まさに表記の言葉にあるように、たとえ天下人であっても自分から先制パンチを繰り出さずにまず人の話を聞き、相手の反発を押え込んだという点であった。反発する野党にとっても、同様の姿勢で臨んだ。その上での決断だから、不満は最小限に抑えられる。この手法は、佐藤政治の“代名詞”として、「待ちの政治」との言葉も生んでいる。沖縄返還の懸案を処理できたのも、この徹底した「待ちの政治」の賜だったのだ。 相撲で言えば、かつての名横綱双葉山が目指した「後の先」ということである。まず立ち合いで相手を先に立たせ、自分はその動きを見て立つことで逆にどう組むか取るかを判断、結局は先手すなわち自分のペースに引き込もうとする手法に似ている。言葉も同じ、まず相手にしゃべらせて狙いを読めというのが「待ちの政治」であった。また、中国の古典『荘子』も、「生きる」ということの主体性は、あくまで“受け身”にありと指摘しているのである。 「“人事の季節”になると、佐藤のもとには自民党議員の売り込みが激しくなる。佐藤は会って相手の話を聞いているだけで、自分からほとんど口を開くことはなかったそうです。また、『代沢(注・世田谷区代沢の私邸)にネタなし』の言葉通り、取材に行っても記事になるような話はまず出なかった。徹底して自分が前へ出ることをしなかった。『黙々栄作』の異名もあった」(当時の“佐藤番”だった記者の証言) その佐藤は「沖縄返還」を評価された形で昭和49年12月ノーベル平和賞を受賞、その半年後に死去した。墓誌銘の末尾には、「拒まず、追わず、競わず」との文字が浮かび、極めつけの佐藤流「待ち」の人生訓がうかがえる。 筆者の知人の財界担当記者が言っている。 「IT社会が進んだことで有力企業でも社員間の会話が少なく、コミュニケーション、意思疎通の欠如という問題が出ている。社内の“風通し”が悪くなっているということです。そこで、いまそうした企業の幹部に要求されているのが『傾聴力』ということなんです。自分が説得する前にまず部下の話を聞け、またその部下もさらに自分の部下の話をよく聞くべしということで、いまやこの『傾聴力』が社員査定ポイントで大きな比重を持つようになっている」 サラリーマン諸君は、“人事の眼”がどこかで光っていると知るべし。「口は一つ、耳は二つ」、心して置きたい。=敬称略=■内閣官房長官(第4代)、郵政大臣(第3代)、電気通信大臣(第3代)、建設大臣(第7代)、北海道開発庁長官(第4・21・22代)、大蔵大臣(第64代)、通商産業大臣(第22代)、科学技術庁長官(第12・13代)、内閣総理大臣(第61・62・63代)などを歴任。小林吉弥(こばやしきちや) 永田町取材歴46年のベテラン政治評論家。この間、佐藤栄作内閣以降の大物議員に多数接触する一方、抜群の政局・選挙分析で定評がある。著書多数。
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トレンド 2015年06月04日 18時48分
映画「レフト・ビハインド」でも 「管制塔」の重要性を痛感
3日那覇空港で起きた飛行機トラブルで現在、管制塔とのやり取りに問題があったか調査が進められているというニュースが今朝から話題となっている。 一般的に普段飛行機を利用していても、「管制塔」はあまり意識しないが実は管制塔は空の交通整理を行う非常に大事なポジションであることを今回のニュースで実感された方も多いのでは。 そんな「管制塔」の重要性を改めて感じさせる映画が6月27日公開される。 その映画はニコラス・ケイジ主演の『レフト・ビハインド』。本作は全世界でシリーズ累計6500万部を超す大ベストセラーを映画化した作品で、ニコラス・ケイジ演じるジャンボジェット機のパイロットが高度30000フィート上空をフライト中に、機内から大量の乗客乗員が忽然と姿を消してしまうというパニック・アクションだ。実はこの現象地上でも起きており、管制塔との連絡が全く取れなくなってしまうというあまりにも恐ろしい事態に発展。管制塔と連絡が取れないということは、上空でいつ猛スピードの飛行機と衝突するか分からないという危険性が常に付きまとう。そんな中、ニコラス・ケイジ演じるパイロットがレーダーに目をやると飛行区域を無視した航空機が目前に迫っていた…という地上や上空での曾有の混乱の描写からは、管制塔との連携で初めて飛行機が安全なフライトが出来るという事を痛感させられるに違いない。 果たして、無事に着陸することが出来るのか。是非劇場で確認してほしい。6月27日新宿バルト9他全国ロードショー(C)2014 LEFT BEHIND INVESTMENTS, LLC.配給:クロックワークス
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社会 2015年06月04日 17時00分
栃木・女性不明事件人気キャバ嬢の夢を奪った借金まみれ容疑者男女の愚行
4月上旬から栃木県宇都宮市に住む平沢愛実さん(21=失踪当時)が行方不明になっていた事件は、5月22日に同県真岡市長沼の民家の敷地内土中から遺体が発見され、同時に事件に至る経緯が明らかになりつつある。 平沢さんは着衣のまま、首に電気の延長コードが巻かれて仰向けの状態で見つかった。死因は頸部圧迫による窒息死。 栃木県警は5月18日、同県芳賀郡益子町に住む住宅関連機器販売会社員・石崎康弘容疑者(42)と、茨城県結城市に住む無職・手面(てづら)真弥容疑者(25)を平沢さんの金を奪った詐欺容疑で逮捕していたが、平沢さんを殺害し遺体を埋めたことも自供したため、22日の捜索となった。 「4月6日、平沢さんを名乗る女が宇都宮市内の金融機関窓口へ現れ、平沢さん名義の預金800万円を下ろしていた。女は本人確認の健康保険証と公共料金の支払書を持参していたが、防犯カメラが捉えた映像では平沢さんに似ておらず、手面容疑者が浮上。続いて、手面容疑者と平沢さん双方と面識のある石崎容疑者を共犯としてマークしていたのです」(捜査関係者) 平沢さんの遺体が埋められていた民家は石崎容疑者の実家。家族によれば、4月の下旬から5月上旬にかけて石崎容疑者が「資材置き場を作りたい」と敷地内を掘り返し、砂利を敷き詰めていたのだという。 「石崎容疑者は、2年ほど前から平沢さんが勤めるキャバクラに客として訪れていたが、妻子がいるにもかかわらず遊びまくり、住宅ローンにも追われ金に困っていた。手面容疑者とはインターネットの交流サイトで知り合い、時々会って話をする間柄だったようです。手面容疑者にも夫と子供がおり、結城市内に一戸建ての住宅を新築して金が必要だったようなのです」(社会部記者) 被害者の平沢さんは長野県茅野市の出身。地元の高校を卒業後、宇都宮市で働くようになったという。 「明るく気さくな美人。自分の飲食店を持つのが夢で、居酒屋で店員をする傍ら、キャバクラなど複数の店を掛け持ちして寝る間も惜しんで働いていました。アフターも嫌な顔一つせず、文字通り身体を張って稼いでいたのです。コツコツ貯めたお金を目当てに擦り寄り、人生まで奪っていたとすれば、犯人は絶対に許せません」(平沢さんの知人) 全容解明が待たれる。
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アイドル 2015年06月04日 16時30分
RKB毎日放送で大人気「Rev.from DVLのホーカゴ」がKawaiianTVでもオンエア決定
橋本環奈を擁するRev.from DVLが出演するRKB毎日放送の人気番組「Rev.from DVLのホーカゴ」が6月4日からKawaiianTVでもオンエアされることが分かった。 KawaiianTV(カワイイアン・ティービー)とは、今話題のアイドルたちが、日替わりでMCを務める生放送番組や、次世代のアイドルを発掘するオーディションやローカルアイドルをフィーチャーした番組など日本全国のアイドルのすべてを見せすぎるアイドルチャンネル。スカパー!プレミアムサービスや、ニコニコ動画(一部番組)などで視聴可能。 「Rev.from DVLのホーカゴ」はRKB毎日放送で大人気となり全国の視聴者から見たいという要望が寄せられていた番組。KawaiianTVでは毎週木曜夕方5時30分から放送される。KawaiianTVでのオンエアに伴い、Rev.from DVLから同番組のコメントが届いた。■橋本環奈「いつもはリーダーじゃない私がクラス委員長に就任してます♡笑 みんなのトークに花を咲かせまーす!」■秋山美穂「黒いモサモサな強烈な共演者とドラマ撮影しましたー! そして更に、1人2役にチャレンジしてるのでそこにも注目です!!」■四宮なぎさ「ホーカゴの見所はズバリ! みんなの知られざる素顔!みんながよく思う悩み事にメンバーみんなで語り合っていくんですが、あの子ってこんな一面があったんだ! という意外な一面も見れちゃいます!」■今井瞳「課外ロケは、同期のみぽりんと家庭科! いももちを作る企画なのですが、まさかの作り方を秘密にされちゃいました! 大丈夫かひとみぽりん。見届けてください!笑」■鷲尾美紀「私のドラマでは、普段見られないギャップが見れちゃうかも! 共演したあの子のアレ(笑)も必見です☆」■橋本幸奈「私のミニドラマでは、日常で使える節約術を教えちゃいます!」■西岡優菜「第一話では、私が日常での許せること、やっぱりダメ、なシチュエーションをお伝えしていきます。果たしてどちらの感情が勝つのか!? 皆のあるある話にも注目ですよ」■高橋菜々美「おすすめのコーナーはメンバー週替わりのミニドラマ☆その子にあった物語でその子がどんな子なのかわかっちゃう笑いあり感動ありのドラマです! Revのホーカゴを見て、もっとRevの事を知ってもらいたいな」■藤本麗依菜「とにかくドラマがすごいです。メンバーにあった、いろんなドラマがあります!」■古澤早希「ホーカゴトーク! 早希ワールドが 炸裂したり!? 普段のまんまのわたし達で盛り上がり語り合ってます!」■力石奈波「番組ラストの数人ずつのトークでおつかれぶ〜! の前を毎回違うようにそれぞれ工夫してるのでそこをチェックしてもらいたいです!」
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芸能ネタ 2015年06月04日 15時30分
小栗旬、綾野剛の後釜を担いそうな正統派イケメン・坂口健太郎
13日公開の映画「海街diary」で長澤まさみ演じる4姉妹の次女役の年下彼氏役を演じているのが、俳優でモデルの坂口健太郎だ。 坂口は19歳だった2010年、いずれも現在は俳優として活躍する、阿部寛、大沢たかお、田辺誠一ならがモデルを務めていたファッション誌「メンズノンノ」(集英社)の専属モデルオーディションに合格して芸能界入り。昨年の同誌では現役専属モデルとしては田辺以来、25年ぶりとなる単独での表紙を飾った。 モデルとして活躍していたが、所属事務所は小栗旬、綾野剛らと同じ事務所だったため自然な流れで俳優業に転身。昨年公開された、門脇麦&道端ジェシカがW主演したヨガ体感ムービー「シャンティ デイズ 365日、幸せな呼吸」で俳優デビューした。 「かつて少年隊の東山紀之は『しょうゆ顔』に分類され、イケメンの代名詞だったが、坂口は色白&あっさり系イケメンである『塩顔男子』の代表的な存在。同作で注目した映画関係者からのオファーが殺到し、今年は大ブレークの予感」(映画ライター) 今年公開の作品では「娚の一生」で榮倉奈々演じるヒロインの弟役で出演したのを始め、そして、「海街 diary」より1週先の6日公開の「予告犯」、「at homeアットホーム」(8月22日公開)、「ヒロイン失格」(9月19日公開)と出演作が次々と公開され、先ごろ人気コミックを実写化した鈴木亮平主演の「俺物語!!」(10月31日公開)で主人公のクールな親友役を演じることが発表された。 このまま行けば、小栗、綾野の後釜を担う存在になりそうだが、「完全に“肉食系”の小栗と綾野に比べ、坂口は趣味が読書でどちらかといえば“草食系”っぽい。ロケの休憩時間もずっと読書しているらしい」(映画関係者)。 昨年は共演した鈴木が大ブレークしたが、今年は坂口がブレークする番のようだ。
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社会 2015年06月04日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第127回 大阪都構想とは何だったのか?
5月17日、日本どころか世界の歴史をも変えた可能性がある「住民投票」が大阪市で実施された。すなわち、大阪市の廃止・解体を求める特別区設置協定書(いわゆる「大阪都構想」)への是非を問う住民投票である。 結果は反対が70万5585票、賛成が69万4844票。その差、わずか1万741票。有効投票総数に対する「差」の割合、0.77%。 最低投票率が設定されていないため、1%に満たない得票差により、大阪や日本国の運命が大きく変わったことになる。 そもそも、大阪市を廃止・解体し、自治権が制限される五つの特別区に分割する「大阪都構想」は、2014年10月時点で、大阪市議会により「否決」されているのだ。 無論、議会の決定に対し不満を持った「住民」が、住民投票に訴えるというならば話はわかる。ところが、今回は議会が否決した構想を、首長(大阪市長)が住民投票で実現しようとしたのである。 間接民主主義を根底から否定するやり口に、筆者は当初から違和感を覚えた。 なぜ、大阪市議会が大阪都構想を否決したのかといえば、メリットがないためだ。その割に、デメリットは山ほどある。しかも、大阪どころか日本国全体を衰退に導きかねないデメリットの数々だ。 都構想推進派である維新の党は、都構想のメリットとして「二重行政廃止により、財政効果が4000億円」などと喧伝していた。 正確に書くと、二重行政廃止とやらの財政的な効果は、2010年時点では「8000億円の財源を確保できる('10年 松井一郎知事(当時は幹事長)」と主張。その後「最低ラインは4000億円('11年 橋下徹市長)」、さらに'15年時点では「17年間で2700億円('15年 都構想推進派のパンフレット)」と、次第に効果額が先細っていった。 とはいえ、もともと大阪市の法定協議会の資料では、都構想の財源効果は「1億円」となっているのだ。 しかも、都構想により大阪市を解体すると、初期投資コストが600億円かかる。何と、600年かけなければ、初期コストを回収することすらできない計算になる。 大阪都構想に、財政的なメリットは全くない。逆に、デメリットは多数ある。 経済面に絞っても、 (1)大阪市が“解体”されるため、今後、数年間は行政が組織改編に追われ、大阪で前向きな投資が不可能になる。 (2)旧大阪市から大阪府に吸い上げられる2200億円の税収の多くが、市外で使われる(恐らく府債の償還)ため、旧大阪市地域のGDP(国内総生産)が減る。 (3)当然、旧大阪市の子育て、学校教育、医療、介護、街づくり、ゴミ処理等の行政サービスの品質は低下する(予算削減により)。 (4)大阪市都市整備局が解体されるため、都市計画機能が著しく落ちる。結果、リニア新幹線や北陸新幹線等の大阪市への引き込みが、計画や予算があっても不可能になる。 (5)片や、東京五輪に向け、東京圏では投資が盛んになる。企業や人は「大阪圏⇒東京圏」と移動することはあっても、逆は起きず、一極集中が悪化する。 など、明らかに大阪市や日本国を“衰退”に向かわせるデメリットがあるわけだが、これらに対し推進派が具体的に反論することはなかった。 (2)に対してのみ、「特別会計を設けるため、旧大阪市の税金が市外に使われることはない」と反論していたが、協定書には特別会計の「と」の字もない。 旧大阪市の税金が市外に流出し、自分たちのために使われなくなることを知った大阪市民の多くは、都構想に反対票を投じることになる。それを恐れた推進派が「特別会計」などと言い出したに過ぎないのだろう。 ちなみに、旧大阪市から大阪府に吸い上げられる2200億円の使い道について、5月12日に民主党の尾立源幸議員が国会で総務大臣に質問している。 高市早苗総務大臣は、2200億円について「大阪府で判断するべき。大阪府で選出された住民(府議会議員)と行政の長(大阪府知事)によって、十分な意思疎通が図られ、現場で決められていくべきもの」と答えている。当たり前である。 協定書に該当する文言がない以上、旧大阪市から大阪府へと移される2200億円は、大阪府議会及び大阪府知事が支出先を決定するべき性質のおカネだ。そして、大阪府議会において、大阪市選出の議員は3割に過ぎない。 7割が市域外の府議会議員という状況で、2200億円を「旧大阪市域内のみで使う」などという話になるはずがない。 現在の大阪市は財政黒字だ。そして、大阪府は府債発行に総務大臣の許可を必要とする起債許可団体なのである。 当然ながら、大阪府は「何らかの財源」を手に入れ、負債を償還し、起債許可団体から脱却したいと考える。大阪府議会議員の「7割」も同様だ。その状況で、2200億円が「旧大阪市内のみで使われる」などといわれても、信じる者はいない。 だからこそ、維新の党を中心とする大阪都構想推進派は、様々な“ウソ”をつき、市民を騙そうとしたのだ。だいたい、大阪「都」構想というネーミング自体がウソだ。 住民投票で大阪市の廃止と特別区設置が決まっても、別に大阪都が誕生するわけではない。大阪都を実現するためには、国会で法律を通し、さらに今度は大阪府全体で住民投票を実施し、賛成多数とならなければならないのだ。 推進派は、上記以外にも「都構想は総務省のお墨付きを得ている」「都構想の住民投票はワンチャンス。今回を逃すと二度とできない」など、あからさまなウソを平気で繰り返した。 実際には、総務大臣は協定書について「特段の意見がない」と述べたに過ぎず、さらに大都市地域特別区設置法に基づく「特別区設置」については、回数制限があるわけではない。 大阪市民は“ウソ”の情報に基づき、危うく自分たちの自治体を解体するところだったのだ。情報の重要性がこれほどまでにクローズアップされた選挙を、筆者は他に知らない。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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