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レジャー 2007年07月17日 16時00分
函館記念 久々の重賞奪取へ アドマイヤフジが勇躍函館入り
夏の王者へまっしぐらだ。宝塚記念の好走で復活の糸口をつかんだアドマイヤフジが、「第43回函館記念」(JpnIII 函館芝2000m 22日)で2度目の重賞制覇に挑む。GI級の底力があると早くから期待されてきた逸材。まずはサマー2000チャンプに輝き、秋につなげる腹積もりだ。 史上最高ともいわれた今春のグランプリ・宝塚記念。国際GI馬アドマイヤムーン、春の天皇賞馬メイショウサムソン、牝馬でダービーを制したウオッカなどそうそうたる顔ぶれを前に、アドマイヤフジは13番人気の低評価に甘んじていた。 しかしどうだ。フタをあけてみると鋭い末脚を発揮。勝ったアドマイヤムーンから0秒5差の4着と健闘してみせた。 「あのメンバー相手にあれだけ走ってくれた。流れが向いたとはいえ、最後は本当にいい脚を使ってくれた」と込山助手は振り返った。 道中は15番手の後方待機。前崩れの展開をうまく利用した面は確かにあるが、道悪のハイペースを耐えて繰り出した切れ味は完全復活を実感させるに十分な迫力だった。 「ずっとGIでも好勝負できると思ってきた素質馬だから」と込山助手はうなずいた。 皐月賞は5着。ダービーは4着。菊花賞も6着とクラシックでも常に好勝負を繰り広げた。ディープインパクトと同期という不運がなければ、冠をひとつ取っていても不思議ない実力馬だ。 しかし、3歳時の激戦続きが響いたのか、昨年1月に日経新春杯を制した後は長いスランプに陥った。「状態面がいまひとつで馬が苦しがっていた」流れを変えたのはダイヤモンドSの後の放牧。そこで立て直された効果が今につながっている。 函館に入ってからも動きは軽快だ。11日の1週前はWコースで5Fから65秒9→50秒2→37秒3→12秒1。「今は本当に体調が安定して、疲れもなくいい状態を保っている」と文句なしの走りだった。 末脚勝負の追い込み馬だけに、小回りの函館に不安もあるが、「競馬が上手なので大丈夫でしょう。何よりGIII(JpnIII)のハンデ戦なら勝たないといけない」と言い切った。 この後は新潟記念へ。秋のGIで堂々と主役を張るため、まずはサマー2000シリーズを手に入れる。
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レジャー 2007年07月17日 16時00分
ローカル回想記 元ジョッキー・竹原啓二助手の悲喜こもごも
元祖“ローカル男”といえば、増沢末夫騎手(現調教師)の代名詞だが、現調教助手(沢厩舎)の竹原啓二さんも人後に落ちない。竹原さんに、夏に活躍した愛馬のなかで、とりわけ印象に残っている思い出を語ってもらった。 年代順に紹介しよう。1991年の関屋記念を優勝したニフティニース(12戦7勝)は90、91年の夏の新潟競馬で(2)(1)(1)(1)(1)着と記録的な活躍をした新潟競馬の“申し子”だった。 「牡馬みたいなたくましい体をしていた。素直で乗りやすかったし、スピードは半端じゃなかった」と言う。関屋記念に続き、返す刀でセントウルSをレコードで制覇。重賞2連勝の快挙はまさにニフティニースの真骨頂だった。 一方、その半弟で94年の七夕賞を優勝したニフティダンサー(28戦7勝)は、「気性が悪くて走ることに集中しなかった。みんなが敬遠していた」と竹原さん。何しろ、馬優先主義の岡部騎手(現評論家)も音を上げた(?)ほどだったとか…。 全7勝中、岡部騎手とのコンビで勝ったのはデビュー戦の新馬1勝のみ。残りの6勝は竹原さんが手綱を取っている。癖馬とレッテルを張られたニフティダンサーも、ひとたび竹原さんが乗れば、借りてきた猫のようにおとなしく従順だった。 断腸の思いも経験した。「無事だったらダートのGIを勝てたと思う」竹原さんの表情が初めて曇った。93年の根岸Sを優勝したプロストライン(16戦7勝)のことである。 「とにかく、ダートはめちゃくちゃ走った」と言うように、93年夏の新潟の北陸Sをレコードで快勝。ダートの鬼の片鱗を示している。しかし、それから1年後に悲劇的な結末が待っていることなど、神のみぞ知るところだ。 翌年の夏、東海Sを勝ったあり余る勢いで臨んだ関越Sでレース中に故障(骨折)を発症し競走中止。その場で薬殺の処置が取られた。 これも、“ガラスの脚”と言われるサラブレッドの宿命…そう片付けるのは簡単だが、竹原さんの騎手人生の中で、喜びも悲しみも合わせ鏡のように切っても切れない。
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レジャー 2007年07月14日 15時00分
アイビスSD(JpnIII 新潟芝1000m 15日) 藤川京子 さらに成長したサチノスイーティーの連覇よ
福島開催が終了し、夏競馬もいよいよ本番。今週から新潟連続開催がスタートする。夏といえば牝馬の季節。本紙ではオーラスの新潟2歳Sに至るまでの8週間、女馬券師・藤川京子を“サマー・ナビゲイター”に指名。1面メーン予想を託す。その八番勝負の一発目は「第7回アイビスSD」(JpnIII 芝1000m 15日)。台風4号の接近もクソ食らえ!ズバリ、本命は連覇を狙うサチノスイーティーだ。 サマースプリントシリーズの第2弾。アイビスSDは◎サチノスイーティーが連覇を達成します。 昨年のこのレースでは、スタートを決めると馬なりで先頭に立ちグングン加速。素晴らしい手応えで後続馬を3馬身突き放す卓越したスピードを披露しました。外枠発走に51kg、レース前に雨が降って時計のかかる馬場になったのもプラスになりましたね。それにしても強い内容。3歳にして古馬相手に素質の高さを見せつけてくれました。 そして、4歳を迎えた今年。最も成長を感じた一戦が春のシルクロードSでした。 3角で不利を受け、4角では7番手まで後退。スピード任せの競馬をしていた以前のスイーティーなら、この時点でジ・エンドですが、直線は最内を突いて猛追し、勝ったエムオーウイナーに0秒3差まで詰め寄りました。随分、負けず嫌いな娘(こ)なんだなぁ…と、この闘争心の強さには関心しました。合わせて、単純にスピードを生かしていたころよりも、レースでの駆け引きがとても上手になりました。なだめれば我慢も利くようになりましたからね。 アイルラヴァゲインに敗れたオーシャンSにしても、4番手からしぶとく伸びて0秒1差2着。それまでは若い牝馬ということもあり、斤量を背負う機会の少なかったスイーティーでしたが、この時は55kgを見事に克服してみせました。 また、ここ2戦は番組の関係もあって、ダートに矛先を向けましたが、短距離は馬場を問わないことを改めて証明してみせました。道中は内外から他馬にこられ、決して楽な展開ではなかった京葉Sが0秒3差の完勝。そして、かきつばた記念は逃げてメイショウバトラーの2着。強力メンバー相手にダートでも2連対と、一年前とは比較にならないくらい底力はアップしています。 気になる台風の接近もかえってプラスです。今は高速馬場も走れる範囲にありますが、道悪好きのスイーティーにとっては何とも有り難いことです。2か月半の休養明けも気性的に心配ないし、前走で7kg減っていた馬体もすっかり回復。ここ目標に中間はじっくり乗り込まれ、状態は文句のつけどころがありません。昨年のサマースプリントシリーズの勝ち馬はすべて牝馬。とくにこのレースは牝馬が4勝と抜群の相性を誇ります。得意の平坦コースで磨きのかかったスピードをフル回転!今年も一直線に重賞をいただきです。
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レジャー 2007年07月14日 15時00分
アイビスSD(JpnIII 新潟芝1000m 15日)本紙・橋本は絶好の外枠を引いたアイルラヴァゲイン
勝負は時の運だが、実力に運が備わったアイルラヴァゲインが優勝する可能性は相当高い。 運とは8枠18番の枠順のこと。直線競馬は『外枠有利が定説』になっているし、内と外では最後の伸びが全然違う。もちろん、実力はあらためて説明するまでもないだろう。体質が弱く完成途上だったNHKマイルC3着は、潜在能力の賜物。手塚師は常々「大きいところ(GI)を獲れる馬」と期待を寄せていたが、オーシャンSの重賞初制覇はその序章でもある。 当初、予定していた高松宮記念は首に疲れが出たため大事を取って自重。ここで無理をしなかった英断が重賞連覇となって実を結ぶはず。初の直線競馬も短距離指向で使ってきた馬だけに、難なく攻略する。心技体のバランスが取れ、完成の域に近づいたこの馬の信頼度は高い。 強敵は地力強化の目覚ましいナカヤマパラダイス。強い3歳馬クーヴェルチュールが惑星。
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レジャー 2007年07月14日 15時00分
マリーンS(オープン 函館ダ1700m 15日)本紙・古谷は函館得意フィールドルージュでもう一丁
大沼Sを快勝したフィールドルージュ。昨暮れあたりから、勝負どころでズブく、差し届かないという競馬が続いていたが、得意の函館になるとレースぶりも一変。前走は向正面からロングスパートを決めている。別定戦で斤量も有利な今回は、連勝の可能性が濃厚だ。 サカラートは8kg増が微妙に影響し、追ってからが案外だった。しかし、ひところのスランプから抜け出しつつある状況から、馬体が絞れてくれば、地力の高さで巻き返しは必至。 キクノアローは時計の速い京都ダートを得意にしていることから、初の函館ダートも大丈夫だろう。
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レジャー 2007年07月14日 15時00分
博多S(小倉芝1800m 15日)本紙・谷口は末脚強烈タマモサポートが差し切る
ハナ差届かなかったものの、福島テレビオープンで見せた鋭脚は間違いなく一級品のタマモサポートに自信の◎。 ハミ受けが敏感なため、折り合い面に難点があるが、ラジオNIKKEI賞勝ち、そして、前走の2着と福島千八に抜群のコース相性を誇るように、小回りでコーナーを3回通過する条件では課題の折り合いもピタリ。直線は必ず矢のように飛んでくる。 小倉コースは初見参となるが、そのはまりの舞台と酷似している千八なら、心配無用だろう。出走かなわず無念の除外に泣いた七夕賞のウップンを豪脚一閃で晴らす。 カネトシツヨシオー、ロックスピリッツが相手。
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芸能 2007年07月14日 15時00分
浜崎 長瀬 別れの真相
13日に突然、会員向けのHPで交際中とされていたTOKIOの長瀬智也との破局を報告した歌手の浜崎あゆみ。一時期は結婚秒読みと言われたが、浜崎はもともとまったく結婚する意志がなく、長瀬サイドの関係者は「別れてよかった」と胸を撫で下ろしているのが実情という。 「昨年10月、突如、2人でロスから帰国する写真が一部マスコミに掲載されましたが、あの時点で事実上、破局していたようです。長瀬サイドはあの写真が出るのをまったく知らされておらず激怒しました」(芸能プロ関係) 浜崎は13日にテレビ朝日系「ミュージックステーション」に出演。放送終了から約1時間後の午後10時すぎに突如会員向けHPで、「ayuからのMESSAGE」と題し、「報告っ!突然ですがっ、恋人とお別れしましたぁ」と破局を発表した。 「かなり軽い感じで、この日に発表を用意していたような文章です。『7年間もの月日を共に歩んできた同志なわけだから、いきなり「さよならっ。ハイ、他人。なんてなるわけもなく、今までと変わらず連絡も取り合うし、一緒にゴハン食べたりもするんだなぁ』と未練を残したような感じですが、もはや完全に2人の関係は切れているとみて間違いないでしょう」(同) 浜崎といえば長瀬と交際中の05年11月に年下の米国人デザイナーとの交際が発覚。その報道で長瀬がかなり浜崎に対して不信感を募らせたとようだ。 「デザイナーは周囲に『俺は日本のポップスターと結婚する』と言いふらしていたそうですから、それなりの関係だったんでしょう。浜崎は長瀬に『あれは違うの』と弁解したようですが、一度できた溝は修復できなかったようです」(音楽関係者)
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スポーツ 2007年07月14日 15時00分
HERO'S 兄・裕志を超える!? キラー永田の光臨だ
いよいよ16日に迫った「HERO'Sミドル級トーナメント開幕戦」(横浜アリーナ)に初出場する元五輪銀メダリストの永田克彦(NEW JAPAN FACTORY)が13日、都内の新日本プロレス道場で公開練習。兄・裕志ばりの“キラーファイト”を予告した。 「キラー出しますよ」。そう舌ナメずりした元五輪銀メダリストの目は、すでに獣のように飢えていた。ミドル級初挑戦ながらいきなり昨年の準優勝ファイター宇野薫(和術慧舟會)との対戦。開幕戦から総合格闘技のパイオニアに挑戦する格好だが、不安など一切ない。 本紙にウズウズした様子で「もう早くヤリたいッスよ」とニヤリ。試合を前に高鳴る鼓動を抑えきれない様子。無理もない。6日に実兄でIWGPヘビー級王者・永田裕志の血みどろ防衛を観戦した永田克は、あの一戦で心の奥底に眠っている魂がくすぐられたという。 「あのチャンピオン永田裕志はすごかった。なんか闘争心をかきたてられました。オレだってやられたらキラー出ますよ。っていうか、キラー永田になりますよ」。キラー降臨を予告し、おどろおどろしい闘いをみせることを約束。そればかりか「みんなオレが負けるとか思ってるかもしれないけど、オレはかませ犬じゃない」と、ハングリー精神むき出しだ。
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スポーツ 2007年07月14日 15時00分
DEEP GLOVE 「失恋レストラン」の清水健太郎が総合格闘技に参戦決定!しかし、本人は雲隠れ
「DEEP GLOVE」(26日、東京・後楽園ホール)で、プロデユーサーを務める電撃ネットワークの南部虎弾が13日、都内のDEEPオフィシャルジムで会見。覚醒剤取締法違反で4度目の逮捕から、1年がたった歌手・清水健太郎の緊急参戦を発表したが、当の清水は雲隠れした。 100万円争奪芸能人最強決定戦に名乗りを上げたエスパー伊東など、次々と出場予定選手が会見場に現れるが、肝心の清水の姿がない。「本来なら来る予定だったけど、羽賀研二の件で、ワイドショーに追っ掛けられている」と南部の説明に会場は湧いたが、報道陣からは「逃げたのでは?」という声もチラホラ。
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スポーツ 2007年07月14日 15時00分
ゼロワンMAX 大谷晋二郎の夏本番。開幕戦でのテロ予告だ
16日のゼロワンMAX後楽園ホール大会で開幕する真夏の祭典「火祭り‘07」に出場する大谷晋二郎が13日、都内のオフィスビルで会見し、開幕戦で激突する“平成のテロリスト”村上和成に“逆テロ”を予告した。 大谷は、昨年の火祭り開幕戦で敗れている村上について「世界一憎い相手」と嫌悪感を露わ。さらに「きれいな試合なんて誰も望んでないですよ。こっちから仕掛けるかも」と、村上のお株を奪うテロ行為も辞さない構えだ。