金村義明
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スポーツ 2021年12月14日 16時30分
元阪神・鳥谷氏の顔面死球に「大変なことなった」金村氏が当時の衝撃を明かす 「痛くなかった」本人の後年発言にも驚きの声
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、13日放送の『金村義明のええかげんにせぇ~!』(MBSラジオ)に生出演。今季限りで現役を引退したロッテ・鳥谷敬氏が見舞われたアクシデントを振り返った。鳥谷氏は、これまで阪神(2004-2019)、ロッテ(2020-2021)でプレーした名遊撃手だ。 >>元阪神・鳥谷氏、知られざる努力を明かし驚きの声 堅守の秘訣は“土”にアリ? 現選手の守備難改善にもヒントか<< 番組では終盤に、今季まで18年間現役生活を送った鳥谷氏の活躍を振り返るコーナーがあったが、その中で進行役のアナウンサーが過去の取材で本人から直接聞いた話として、鳥谷氏は現役中に経験した故障の中で、阪神時代の2017年に負った鼻骨骨折が「一番痛くなかった」と語っていたことを紹介。アクシデントが発生した試合を現地観戦していたという金村氏は、鳥谷氏の発言に「ええ~?」と驚き、当時の衝撃を振り返った。 鳥谷氏は同年5月24日・巨人戦5回裏1死三塁の場面で、巨人先発・吉川光夫がカウント「1-0」から投じた2球目の144キロストレートが顔面に直撃し転倒。約1分後に自力で立ち上がったものの、鼻からの流血をタオルで押さえながらベンチに下がるとそのまま負傷交代。直行した病院で鼻骨骨折と診断されたことが翌25日に球団から発表された。 阪神の本拠地・甲子園で行われた試合をたまたま同球場のスイートルームで見ていたという金村氏。鳥谷が顔面死球を受けた瞬間、現地の観客は「『ギャー!』言うてた、悲鳴が(すごかった)」と当時の状況を伝えた。 また、金村氏自身も「これは鳥谷大変なことなったわ」と、大怪我による長期離脱は避けられないと危惧したとのこと。なお、鳥谷氏は同戦終了時点でプロ野球歴代2位となる1794試合連続出場を記録していたが、当時の報道では故障離脱で記録が途切れるのではという見方も少なからず挙がっていた。 ただ、鳥谷氏は25日以降も登録抹消はされず、フェイスガードを着用した状態で試合出場を継続。金村氏は出場継続だけでなく「宮本恒靖(氏/元サッカー日本代表)みたいな覆面で出てきたのは驚いたね」と、2002年日韓W杯での宮本氏をほうふつとさせる、顔の上半分を覆う黒いフェイスガードを着用した姿に驚愕したと語った。 ここまで話が続いた後、進行役のアナウンサーは過去取材で聞いたもう一つの話として「『鼻の骨折で元々曲がっていた骨が真っすぐになった』ってちょっと喜んでましたよ」と鳥谷氏が鼻骨骨折の“副産物”に喜んでいたという話を紹介。金村氏はこの話にも「へえ~、すごい話やなあ」と驚いていた。 金村氏の発言を受け、ネット上には「自分も悲鳴を挙げた現地ファンの1人、当時は選手生命に響くんじゃないかってめちゃくちゃ心配だった」、「離脱は絶対避けられないって思ってたのに、次の日も代打で試合に出てたから相当ビックリしたな」、「鼻骨骨折してフェイスガード着用って流れは確かに宮本と同じだったな」と当時を思い返す声が寄せられている。 一方、「鼻から相当流血してたのに痛くなかったってヤバすぎだろ」、「速球モロに受けて骨折られたのに痛くなかったって言える感覚は想像できない」、「鼻の曲がりが変わるくらいの衝撃が何ともなかったとは到底思えないが…」と、鳥谷の過去の発言に驚愕するコメントも数多く挙がった。 「鳥谷のアクシデントを伝える当時の記事の中では、死球直後に地面にうずくまる鳥谷の鼻から血が大量にしたたり落ちている写真も複数枚掲載されていました。そのため、当時のファンはほとんどが間違いなく重傷と予想しており、翌日の鼻骨骨折発表でその予想は的中した形になったわけですが、本人はそこまでの痛みではなかったと捉えていることに驚いたファンも少なくないようです」(野球ライター) 鳥谷氏は前述のフェイスガードはアクシデントから3日後の27日に外し、その後もシーズン終了まで打率.290~300をキープするなど特に成績も落としてはいない。「痛くなかった」発言の真相は本人のみぞ知るところだが、少なくともプレー面には支障がなかったようだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年12月07日 19時40分
阪神・藤浪は「もう無理」金村氏の辛らつコメントに怒りの声 不振脱却はもはや絶望的?「先発固定なら芽はある」反論も
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、6日放送の『金村義明のええかげんにせぇ~!』(MBSラジオ)に生出演。阪神のプロ9年目・27歳の藤浪晋太郎についての発言がネット上で物議を醸している。 >>阪神・藤浪の背信投球に「俺はもうよう言わん」 金村氏がプレー解説を放棄? 二軍降格やむなしとファンも呆れ<< 今回の番組で金村氏は、複数のリスナーから寄せられた質問に回答する形でトークを展開。その中にあった「来季の阪神、優勝のカギを握るのは藤浪投手だと思うのですがいかがでしょうか?」という質問をきっかけに藤浪に言及した。 今季の藤浪は自身初の開幕投手を務めるなど序盤は先発起用されたが4月末に二軍落ちとなり、6月上旬の再昇格以降はリリーフが主な役割に。しかし、「21登板・3勝3敗4ホールド・防御率5.21」と目立った結果を残せないまま、9月9日・ヤクルト戦の登板を最後にレギュラーシーズンが終了。その後のクライマックスシリーズでも登板機会はなかった。 金村氏は前述の質問に対し「いやもう藤浪は鍵握ってないな」、「もう何年同じこと言うてる? 同じことの繰り返しが何年になりました?」と回答。近年の藤浪は今季も含めて、毎シーズン期待を裏切り続けていると指摘した。 金村氏は続けて、「もう手助けは、もうプロなんだから無理だと思うね」とコメント。今季まで6年連続で1ケタ台の勝利数に終わった藤浪は、同期間で計270与四死球と制球難が課題とされているが、こうした課題は今後も払しょくできないだろうと予想した。 ここまで話を続けた後、金村氏は「鍵握るのは矢野(燿大)監督でしょ。矢野采配でしょ」と、来季の優勝を左右するのは藤浪ではなく矢野監督の采配と主張。「選手はよそと比べても(いい)、今シーズンなんか優勝しても全然おかしくなかったわけだから」と、リーグ優勝を果たしたヤクルトとゲーム差なしの2位で優勝を逃した今季からの巻き返しに期待を寄せた。 金村氏の発言を受け、ネット上には「まだ見限るのは早い、今年は先発防御率3点台(3.34)だから先発固定なら芽はあるはず」、「元々3年連続(2013-2015)で2ケタ勝ってたんだから、当時の投球が戻れば優勝の鍵にはなるだろ」、「不振が長引いてるとはいえ、これからも抜け出せないと決めつけるのはどうなのか」と反発の声が寄せられている。 一方、「確かに今のチーム状況で藤浪にわざわざ復活を期待する理由は無いな」、「藤浪はもう特に必要な存在じゃない、先発ローテも頭数は揃ってるし」、「期待するだけ無駄って感じになってるし、首脳陣ももう無理して一軍で使うことは無いのでは」と、金村氏に同調するコメントも数多く挙がった。 藤浪は元々先発を本職とする投手だが、現在の阪神の先発ローテは青柳晃洋、西勇輝、秋山拓巳、伊藤将司、ガンケル、高橋遥人の6名で埋まっている。そのため、復活を期待して藤浪を先発起用する必要はないと考えているファンも少なくないようだ。 「先発ローテから漏れた投手がローテ返り咲きを果たすためには、リリーフとして結果を出し首脳陣の信頼を得ることも一つの方法ではあります。ただ、今季の藤浪はリリーフ防御率『9.00』とかなり打ち込まれていたため、リリーフから先発ローテに割って入るやり方もかなり困難と言わざるを得ません。先発でもリリーフでも使いどころがないということになると、いよいよ首脳陣から干される展開になったとしても不思議ではないでしょう」(野球ライター) 一部ファンからは「いっそのことトレードの駒にして新戦力を獲得した方がいい」とトレード待望論も挙がっている藤浪。6年間不振が続く右腕を、矢野監督は来季どのように起用していくつもりなのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月26日 19時30分
阪神・梅野、今オフ他球団へFA移籍?「僕は多分出ると思う」金村氏が冷遇の影響を大胆予想、争奪戦は濃厚か
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、25日放送の『金村義明のええかげんにせぇ~!』(MBSラジオ)に生出演。阪神のプロ8年目・30歳の梅野隆太郎についての発言がネット上で物議を醸している。 >>阪神・西、物議を醸した早期降板は独断だった?「ビックリした」金村氏が怠惰な思惑を指摘、首脳陣を激怒させたのではと憶測も<< 今回の番組で金村氏は、阪神にとっては今季最終戦となる26日・中日戦の展望についてトーク。直近の試合となった24日・広島戦で見られた好材料や、26日の試合で先発予定の青柳晃洋への期待などを語った。 その中で、金村氏はここ最近の試合で梅野のスタメン外が続いていることに言及。梅野は24日終了時点で130試合に出場しているチームの正捕手だが、12日・巨人戦から24日の試合まで10試合連続でスタメン落ち。さらに、この間は途中出場も20日・ヤクルト戦のみとなっている。 梅野のスタメン外が続いている理由について、金村氏は「今坂本が頑張ってるからねえ」と発言。阪神は2番手捕手・坂本誠志郎がスタメンマスクを被った直近10試合で「6勝1敗3分」とほとんど負けていないため、このことが首脳陣の起用法に影響しているのではないかと指摘した。 ただ、金村氏は26日の中日戦については「前半戦で勝負がつけば出してあげなきゃいけない」とコメント。シーズンの大部分で扇の要を務めてきた梅野の心情を踏まえ、首脳陣は途中出場といった形でも26日の試合には起用するべきではないかと主張した。 また、金村氏は「もしそこで坂本に最後までマスク被らすようなことになれば、僕は梅野はもう多分来年出ると思う。捕手欲しがってる球団って結構あると思うからね」とも指摘。もし梅野に出番を与えなければ、今季取得した国内FA権を行使され他球団に出て行かれる展開にもなりかねないと推測した。 金村氏の発言を受け、ネット上には「坂本を使いはじめてチームは好調なんだから、それが続く限り坂本が優先起用されるのは当然だろ」、「終盤ちょっとベンチ温めただけでFA移籍を予想するのは考えが安易ではないか」、「シーズン通して干されてるわけではないから、不満を感じて移籍することは考えづらい」といった否定的な声が寄せられている。 一方、「シーズンの大半頑張ってきた梅野を最後だけ干してたら怒って出ていかれてもおかしくないぞ」、「ここからレギュラーに返り咲ける保証も無いし、『それなら正捕手不在のチームに移籍するか』って考えに至っても不思議ではない」、「梅野はちゃんと実績のある捕手だから、FAしたら争奪戦になって引き留めは厳しくなりそう」と、金村氏の推測通りに梅野がFA流出する可能性は否定できないと不安を募らせるコメントも複数挙がった。 「梅野は最近こそ出場機会を減らしていますが、プロ入りした2014年から昨季までに『656試合・.237・37本・211打点』といった通算成績を残し、昨季まで3年連続でゴールデングラブ賞を獲得している捕手。また、今季は『.225・3本・33打点』と打撃3部門の数字は寂しいものの、得点圏打率は『.321』と勝負強さが光りました。こうした攻守の実績を考えると仮にFA権を行使すれば、複数球団が正捕手を任せられる人材として獲得に名乗りを上げる展開は十分考えられるでしょう。梅野が現状をどう思っているのかは分かりませんが、もし出場機会の減少に不満を抱いているとすれば、正捕手としての出場が見込めそうな球団に移籍する決断を下す可能性は決してゼロではないといえそうです」(野球ライター) 26日の試合前に発表されたスタメンには名前がなかった梅野。この後の試合で出場機会があるのかに加え、今オフの動向にも大きな注目が集まりそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月19日 15時30分
阪神・西、物議を醸した早期降板は独断だった?「ビックリした」金村氏が怠惰な思惑を指摘、首脳陣を激怒させたのではと憶測も
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、18日放送の『金村義明のええかげんにせぇ~!』(MBSラジオ)に生出演。阪神のプロ13年目・30歳の西勇輝への指摘がネット上で話題となっている。 >>阪神・西の試合後コメントに驚きの声「あからさまにファンを皮肉ってる」 観客の冷たい視線に奮起? 矢野監督は気合の投球を評価<< 今回の番組で金村氏は、17日終了時点で首位ヤクルト、2位阪神(3ゲーム差)の状況になっているセ・リーグの優勝争いについてトーク。阪神が「2-4」で敗れた17日・広島戦で気になった矢野燿大監督の采配や、同日終了時点で優勝マジック4としているヤクルトのベンチ内の雰囲気などを語った。 その中で、金村氏は阪神が「2-2」で引き分けた13日・巨人戦で西が途中降板したことに言及。同戦に先発した西は1回裏1死一、三塁から岡本和真に犠飛を打たれ1失点、2回裏も1死二、三塁から松原聖弥の二ゴロで1失点と立ち上がりから苦戦していたが、2失点目の直後に突然自らマウンドを降りる。異変を感じて近づいてきた捕手・坂本誠志郎とは目を合わせずに自軍ベンチに下がった西は、そのまま「1.2回2失点・被安打2」で途中降板した。 西はどこか痛めたそぶりなども見せずに降板したため、「ビックリしたなあ」と驚いたという金村氏。「(故障情報なども)全然入ってきてないし一体どういうことなのか、クライマックス(シリーズ)に向けての休みなのかそれも…なんか意味分からへんなあ」と、降板に至った背景がよく分からないと口にした。 その上で、金村氏は「『規定投球回数とったからもういいや~』みたいな感じに俺は見えた」とコメント。西は14日の試合の投球回数を含めると今季投球回数が「143.2イニング」となり、今季の規定投球回数(143イニング)をわずかにクリアしたが、金村氏はこのことも途中降板の一因なのではないかと指摘した。 今季は14日の試合前時点で「23登板・6勝9敗・防御率3.80」と黒星が先行していた西。金村氏は「今年はエースとは呼べないような内容だけに最後、俺はクライマックスに向けてここから根性出してフル回転するかな思ってたらスッと代わってしもうた」と、期待外れの投球だったと苦言を呈した。 金村氏の発言を受け、ネット上には「アクシデントで降りたと思ってたけどその視点は無かった」、「確かに成績見てみたら投球回はちょうど規定に乗ったぐらいだな…」、「元々規定乗ったら交代って首脳陣との間で決めてたのかもな」といった納得の声が寄せられている。 一方、「だったら即抹消になったのは、自分から試合投げだしたことに首脳陣がキレたってことか?」、「ひじを痛めたって情報もあるけどそんな素振りは見せてなかったし、その後に病院行ったとかいう続報も無いしなあ」、「途中降板が西の独断なら、首脳陣は職務放棄と捉えて懲罰的に二軍降格にした可能性もあるのでは」と、その後の展開を絡めたコメントも複数挙がった。 「西は登板翌日の14日に登録抹消されましたが、そこから19日正午までに詳しい続報はなし。抹消理由については右ひじに違和感を抱えたためという報道もありますが、病院で精密検査を受けたといったことは伝えられておらず、矢野監督も『何もない。現状は』と詳細は明かしていないそうです。そのため、一部ファンの間では西は13日の試合で自らマウンドを降りたことで、首脳陣の逆鱗に触れたのではないかという見方も浮上しています。なお、投手がマウンド上で何らかの異変に襲われた場合はまずベンチからコーチやトレーナーを呼び寄せ、その場で状態や続投可否を判断してもらうのがセオリー。西のように状態確認の時間を要求せず、自分からマウンドを降りるのは異例のことです」(野球ライター) 今季は黒星先行ながら、先発ローテの一角として開幕からチームを支えてきた西。その西が残りのシーズンやポストシーズンで不在となるとかなりの痛手になりそうだが、現状や今後の処遇について首脳陣が説明することはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年10月05日 15時30分
日本ハム・斎藤佑樹の気丈さに球界OBが涙?「佑ちゃん見てる人は誰もいなかった」春季キャンプでの裏話に驚きの声
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、4日放送の『金村義明のええかげんにせぇ~!』(MBSラジオ)に生出演。1日に現役引退を発表した日本ハムのプロ11年目・33歳の斎藤佑樹にまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。 >>日本ハム・斎藤佑樹の投球に「一軍復帰は絶対無理」呆れ声 致命的な欠陥を露呈? 球界OBも辛らつ指摘「どれも棒球」<< 今回の番組で金村氏は同日(現地時間3日)でシーズン全日程を終え、投手では「9勝2敗・防御率3.18」、打者では「.257・46本・100打点」といった数字を残したエンゼルス・大谷翔平の戦いぶりについてトーク。話の流れで、大谷がドラフト1位で日本ハムに入団した直後の2013年春季キャンプを視察した際の印象的なエピソードなども語った。 その中で、金村氏は当時プロ3年目・24歳だった斎藤と言葉を交わしたという話を明かす。金村氏によると、自身が視察した日は大谷の紅白戦登板が予定されており、キャンプ地は多くのファンでにぎわっていたとのこと。金村氏も大谷目当てでキャンプを視察していたが、「その時にサブグラウンドパッと見たら、なんとネットに寂しげに投げてる斎藤佑ちゃんが(いた)」と、喧騒をよそに練習に励む斎藤の姿が目についたという。 斎藤は2011年に6勝、2012年に5勝とそれなりに勝ち星を挙げ今後への期待も高まる中、12年オフに右肩関節唇損傷を負い、翌2013年のキャンプはプロ入り後初めて二軍スタートに。当時は塁間(27.431メートル)のキャッチボールも満足にできない日々が続いたとも伝えられていた。 故障を抱えながら練習に汗を流す斎藤の元へ足を運び、「佑ちゃん、頑張れよ」と激励したという金村氏。すると、斎藤は「あっ金村さん! ありがとうございます!」と明るく応対。その他の会話内容については触れなかったが、斎藤の振る舞いを見た金村氏は「もう涙しそうやった」と心にくるものがあったという。 「翔平が入ってきて、(沖縄・)国頭の本球場で紅白戦してたらあんだけいっぱい(観客が)入ってるのに、サブグラウンドで佑ちゃん見てる人はほとんど誰もいなかった」という金村氏。斎藤自身もドラ1・22歳で参加した2011年春季キャンプでは常に2000人前後の観客を引き連れるなど大注目を浴びていたというが、故障や大谷の存在で注目度が一変したことに寂しさを感じたと当時を振り返った。 その後も右肩の故障に苦しみ一軍の舞台からは遠ざかり、2020年10月には右ひじ靭帯断裂と別の故障も負ったことで引退決断に至った斎藤。金村氏は「もう130キロぐらいしか出えへんしなあ…」と、本調子を取り戻せないまま引退する斎藤の心中を察していた。 金村氏の発言を受け、ネット上には「2013年春だと故障直後の時期か、まともに投げられない中気丈に振る舞うのは悲壮感が凄いな」、「怪我の苦しみを顔に出さずに明るく話されると確かにいたたまれなくなるな」、「アイドル級の扱いから、たった2年でファンが集まらなくなったって考えるとプロの世界は残酷だなって思う」といった反応が寄せられている。 3日に二軍・DeNA戦で引退登板を行い、一軍でも17日・オリックス戦で引退登板・セレモニーが行われる予定となっている斎藤。約8年にわたる故障との戦いを終えた元ドラ1右腕は、果たして現役最後の舞台でどのような言葉を語るのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月28日 15時30分
元近鉄・金村氏「ヤクルトロッテの日本シリーズ寂しい」発言に怒りの声 首位球団への“難癖”が物議、興行的には旨味アリと指摘も
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、27日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。今秋の日本シリーズについての発言がネット上で物議を醸している。 金村氏は週末のスポーツニュースを語る番組内のコーナーで、26日終了時点で1位ヤクルト、2位阪神(ゲーム差なし)、3位巨人(4ゲーム差)という状況になっているセ・リーグの優勝争いについてトーク。阪神が24~26日の巨人戦を「2勝1分」で勝ち越せた一番のポイントや、今週に6位DeNA(28~30日)、5位広島(10月1~3日)と下位球団との6連戦が控えるヤクルトの不安などを語った。 >>阪神ファンが神宮の観戦ルール違反?「ミスを大声で煽るとか神経疑う」敵選手へのコールが物議、今後の“厳罰”を求める声も<< 問題となっているのは、その中で金村氏が口にした今季の日本シリーズ(日シリ、11月20~28日)についての発言。現在セはヤクルト、パはロッテがそれぞれ首位に立っており、このままリーグ優勝、クライマックスシリーズ突破となれば両球団が日シリでぶつかることになるが、金村氏は「ヤクルトファンとかロッテファンには申し訳ないけど、ヤクルトロッテの日本シリーズ言うたら寂しいで関西。テレビつけてもやれへんはずやし」と発言。両球団はどちらも関東の球団であるため、関西では日シリにそれほど関心が持たれずテレビ中継もされないのではと懸念した。 金村氏は続けて、「それやったら巨人とやった方がまだ(マシや)な、経済的にもどうなのという(話)」とコメント。関東を中心に全国にファンを抱えるとされる巨人がシリーズに出た方がまだ盛り上がるのではないかと語った。 金村氏の発言を受け、ネット上には「関西球団がV争いリードされてる(阪神、オリックス共にリーグ2位)からといって、首位にケチつけるのは見苦しすぎる」、「過去に何度もシリーズ出てる巨人(36回)よりは、ヤクルト(7回)、ロッテ(6回)のようにあまり出てないチームの方が新鮮味があるのでは?」、「去年までのシリーズを見る限り、巨人が出た方がよっぽど盛り下がると思うんだが」、「そもそも巨人が出ないと盛り上がらないとか、同地区対決は興味持たれないとかいう考えはもう古臭すぎる」といった苦言や批判が多数寄せられている。 「日本シリーズは2019、2020年と2年連続で巨人対ソフトバンクというカードでしたが、どちらも巨人がソフトバンクに4連敗を喫する結果に。一方的な展開だった影響もあってか、報道によるとシリーズの視聴率(ビデオリサーチ社調べ、関東地区)は2019年(第4戦の11.8%)、2020年(第1戦の12.3%)のどちらも4戦中1戦しか2ケタを上回らなかったと伝えられています。ファンの間ではこれらを引き合いに、巨人が出てもそれほど盛り上がりは見込めないのではという声は少なくありません。また、現在はBS・CS放送やネット中継などを通じて全国どこでも自分が観たい試合を視聴できる時代でもあることから、“全国区の球団が出ないと注目度に欠ける”、“特定地域の球団同士の対決はそれ以外の地域のファンは見ない”といったような考えは時代遅れだとする主張も散見されます」(野球ライター) ヤクルトとロッテの対決は過去に一度もないため、一部からは「贔屓とかは関係無く史上初の対決を見たい」という声も多い今季の日シリ。このまま両球団の対決が実現するのか、それとも他球団がそれを阻止するのかは今後も大きな注目を集めそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月14日 19時30分
阪神首脳陣は中野を「教育せなアカン」 金村氏が“ミス上等”のプレー態度に苦言、リーグ最悪の守備にファンもため息
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、13日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。阪神ドラ6・25歳の中野拓夢に苦言を呈しネット上で話題となっている。 >>阪神・藤浪、死球の衝撃音が敵ベンチまで響いた? 上田氏が見た衝撃の光景にファンも恐怖「聞いてるだけで脂汗出る」<< 今回の番組で金村氏は9月に入り「5試合・.000・0本・0打点」とノーヒットが続いていたドラ1・22歳の佐藤輝明が、10日にプロ入り後初めて二軍降格となった話題についてトーク。佐藤は二軍でも12日終了時点で「3試合・.083・0本・0打点」とサッパリだが、金村氏は「ファーム(の試合)も見てるけど、まだ(ボールを捉える)ポイントが近いしなあ…」と、まだミートポイントが近く速球に差し込まれていると不安要素を指摘した。 その話の流れで、金村氏は「佐藤の方が泣きそうな顔してるし、中野の方が人を食ったような顔してるもんな」、「(中野は)ほんとエラーしても知らん顔してるしなあ」と発言。不振にあえいでいる佐藤に比べ、ドラフト同期の中野はミスなどを気にしているような様子は見られないと指摘した。 ただ、金村氏は続けて「昨日も横浜行って(阪神対DeNA戦を解説して)て、中野なんかホームにワンバウンド(の返球)放っても知らん顔してるもんな。(首脳陣は)あれ一回、やっぱり教育せなアカンな」とコメント。中野は12日の同戦6回裏無死満塁で、DeNA・大和の遊ゴロを本塁へワンバウンド送球し併殺崩れでの出塁を許しているが、こうした軽率なプレーを気に留めない点については首脳陣が改善を指導していくべきだと主張した。 金村氏の発言を受け、ネット上には「確かに中野の守備はまだまだ軽い印象がある、エラーもリーグワーストレベルにかさんでるし」、「DeNA戦の送球は普通に投げてれば十分併殺取れた、そうなればタイムリー打たれた桑原(将志)に回ることも無かった」、「せっかくの打撃がかすむからもう少し丁寧にプレーしてほしい」といった同調の声が寄せられている。 「今季の中野は12日終了時点で規定打席に到達しており、『102試合・.280・1本・28打点』とチーム2位(リーグでは16位)の打率をマークしています。一方、守備ではリーグ最多の14エラーを記録しており、12日のDeNA戦で見せたワンバウンド送球など記録に残らないミスもしばしば。打撃ではある程度安定感を維持しているだけに、守備でも堅実なプレーを見せてほしいと願うファンは少なくないようです」(野球ライター) 12日終了時点で「61勝45敗4分・勝率.575」で首位を走るチームを遊撃レギュラーとして支えている中野。今季は残り33試合と佳境に入りつつあるが、今後地に足のついたプレーをどれだけ見せることができるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年09月07日 15時30分
阪神・藤浪の背信投球に「俺はもうよう言わん」 金村氏がプレー解説を放棄? 二軍降格やむなしとファンも呆れ
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、6日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。阪神のプロ9年目・27歳の藤浪晋太郎に苦言を呈しネット上で話題となっている。 >>阪神・藤浪、死球の衝撃音が敵ベンチまで響いた? 上田氏が見た衝撃の光景にファンも恐怖「聞いてるだけで脂汗出る」<< 金村氏は週末のスポーツニュースを語る番組内のコーナーで、3〜5日の対巨人3連戦を「2勝1分」で勝ち越した首位阪神についてトーク。3日の第1戦で決勝の3点三塁打を放ったドラ5ルーキー・25歳の中野拓夢への驚きや、5日の第3戦で巨人側が犯した致命的ミスなどを語った。 その中で、金村氏は5日の第3戦、3回表から2番手として登板し「3回3失点・被安打4・四球3」と炎上した藤浪の投球に言及。「解説者で藤浪の良し悪し判断できる人誰か教えてくれ。俺はもうよう言わん(呆れてものが言えない)。球は走っとると(言っても)良いのか悪いのか分かれへん」と、自己最速にあと1キロに迫る161キロをマークしながら打ち込まれた藤浪の投球にため息をついた。 金村氏は続けて、「(3回裏無死で)カウント『0-2』から坂本(勇人)を(四球で)歩かせて『えー?』って(思った)。ひじが下がってスライダーがストライクに入らない(ように見えた)」と発言。投球の際に右ひじが下がっていることが制球難の要因になっているのではと指摘した。 その上で、金村氏は「藤浪は出たとこ勝負(で計算できないん)だから、(先発ローテの)どこかの谷間で投げさすしかもうない。(僅差の場面では)使えない」とコメント。現状ではローテの谷間に先発させるぐらいしか使い道が見当たらないレベルだと苦言を呈した。 金村氏の発言を受け、ネット上には「球速自体は出てるけど、それ以上にとにかくコントロールが悪すぎる」、「あまりにも球が荒れてるから、梅野(隆太郎)も死球怖がってあまりインコース使えてなかったな」、「出してみなきゃ好不調が分からない投手を優勝争いで使うのはリスクが高すぎる」、「谷間起用でも爆発炎上しそうだし、今季はもう二軍に幽閉した方がいいと思う」と同調の声が寄せられている。 「後半戦の藤浪は8月19日・DeNA戦で先発、9月5日・巨人戦でリリーフとしてそれぞれ登板しましたが、8月19日は『4.2回4失点・被安打8・四球3・防御率7.71』、9月5日も『3回3失点・被安打4・四球3・防御率9.00』とどちらも制球を乱し失点。また、前半戦を含めても今季先発では『6登板・2勝2敗・被安打29・四球24・防御率3.34』、リリーフでも『14登板・1勝1敗4ホールド・被安打18・四球13・防御率8.59』と、シーズンを通して制球難を克服できずにいます。こうした結果もあってか、今後優勝争いを展開する中で少しでも星を落とすリスクを下げるため、今季はもう藤浪の一軍起用を打ち切るべきではないかと考えているファンも少なくないようです」(野球ライター) 巨人との首位攻防戦を負けなしで終えた阪神だが、2位巨人とは1.5ゲーム差と僅差。7日からは3.5ゲーム差につける3位ヤクルトと3連戦と厳しい戦いが続くが、矢野燿大監督が藤浪の扱いをどうするのかは要注目と言えそうだ。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2021年08月31日 17時00分
阪神・矢野監督にマルテが激怒?「俺の場所はここじゃない」 金村氏が暴露、記者から聞いた二軍幽閉への不満に驚きの声
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、30日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。阪神の助っ人・マルテにまつわる裏話を明かしネット上で話題となっている。 金村氏は週末のスポーツニュースを語る番組内のコーナーで、阪神が27〜29日の対広島3連戦で3連敗を喫し首位から3位に転落した話題についてトーク。自身が思う3連敗を喫した要因や、阪神を抜き2位に浮上したヤクルトの怖さなどを語った。 その中で、金村氏は29日終了時点で後半戦一軍未出場が続いているマルテが、二軍暮らしに不満を漏らしている話を聞いたことを明かす。「(マルテは)カウント『0-2』からでも『3-2』まで粘って四球でつなぐ(ことができるから)。その間に(後続は)後ろでタイミングを計ってたり(できる)。そういう選手はスタメンに必ず必要やねん」と、選球眼を生かし打線のつなぎ役を担えるマルテを高く評価しているという金村氏。そのマルテが一向に一軍に上がってこないことから、ある日知り合いの記者に「マルテどないなってんねん?」と聞いたという。 すると、その記者は金村氏に「なんか『なんで俺ここで野球やってんねん』、『俺の居場所はここじゃないやろ』って言うてたみたいですよ」と、マルテが二軍幽閉を続ける首脳陣へ不満を漏らしている旨を明かしたという。これを聞いた金村氏はマルテが今季前半戦で「.284・16本・46打点」、後半戦も二軍で「.462・2本・4打点」と結果を残していることを踏まえ、「そらマルテのはらわたも煮えくり返ってると思うで」と怒りを覚えても仕方ないのではと感じたと語った。 >>阪神・マルテ、二軍ボイコット? 突然の試合欠場に憶測飛び交う、助っ人電撃退団の悲劇再びか<< 金村氏の発言を受け、ネット上には「やっぱりマルテは相当フラストレーション溜めてたんじゃないか」、「インスタにも不穏な投稿続いてたし、現状に強い不満を抱いてるのがよくわかる話だ」、「二軍で準備万端ってアピールしてるのに一軍に呼ばれないんじゃ誰だって怒るよね」といった反応が寄せられている。 同時に、「次カードからやっと一軍上げるみたいだな、個人的には遅すぎると思うが」、「我慢の限界が来る前に一軍復帰が実現しそうだけど、ベンチスタートとかならまた不貞腐れそうで不安」、「ここまで我慢を強いた分、首脳陣は上げた後もちゃんとケアしてあげてほしい」と、来たる一軍復帰を絡めたコメントも複数見受けられた。 「マルテは前半戦の首位ターンに大きく貢献した選手の一人ですが、後半戦は五輪中断中に一時帰国した影響を首脳陣が考慮し、コンディション調整の優先を理由に二軍スタートに。当初は早々に一軍に戻るという見方が大半でしたが、代役として一軍に呼ばれたロハスが29日終了時点で4本塁打と結果を残していることもありなかなか再昇格の機会は訪れず。これを受けたマルテは20日に自身の公式インスタグラムのストーリーに『もう準備はできている!』と英語で投稿するなど不満をにじませると、27日には『もうすぐ家に帰る』と退団をほのめかすような内容も投稿。ファンの間ではこのまま二軍幽閉を続ければ本当に退団するのではと、マルテを一軍に戻さない首脳陣への不満も高まりつつありました。こうした状況を受けてか、矢野燿大監督は31日・中日戦からマルテを一軍に再昇格させることを30日に明言したと伝えられましたが、そのままスタメンに復帰させないと完全にモチベーションは戻らないのではと不安視しているファンも少なくありません」(野球ライター) 27〜29日の広島3連戦では、3戦合計で10得点と貧打に苦しみ3連敗を食らった阪神。マルテは打線の起爆剤としてはうってつけの存在といえるが、果たして矢野監督はどのように起用していくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用についてマルテの公式インスタグラムよりhttps://www.instagram.com/jmarte19
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スポーツ 2021年08月24日 20時30分
日本ハム、中田の“会見無しトレード”に「ファンを無視した」金村氏ら球界OBが苦言 不可解な放出劇にファンも怒り
野球解説者の金村義明氏(元近鉄他)が、23日放送の『上泉雄一のええなぁ!』(MBSラジオ)に生出演。日本ハムに苦言を呈しネット上で話題となっている。 金村氏は週末のスポーツニュースを語る番組内のコーナーで、同僚への暴行問題で11日に球団から出場停止処分を受けた日本ハムのプロ14年目・32歳の中田翔が、20日に巨人へ無償トレード移籍した話題についてトーク。電撃移籍の一報を聞いた際の衝撃や、移籍後の中田への期待などを語った。 >>巨人の中田トレード獲得、稲葉監督や梨田氏が根回ししていた? 電撃移籍の舞台裏を原監督が大久保氏に明かす<< その中で、金村氏はトレード移籍が成立した20日に、中田が巨人の球団事務所で入団・謝罪会見を行った点を問題視。「どこの球団で(謝罪の)記者会見してんねやいう話。(球団は)日本ハムの(地元)北海道でまず(謝罪)会見して、それから『申し訳ない。(中田は)一から出直す。そこで巨人から救いの手が来た』と(報告するべきだった)。(そこで中田が)『頑張ってきます』言うたら、北海道の人(ファン)はみんな拍手で『おし、頑張ってこい』と(送り出せたはず)」と、暴行問題を謝罪する場を設けないまま中田を巨人へ放出した日本ハム側に苦言を呈した。 金村氏は続けて、「(日本ハム)フロントは『おかしいぞ』と(思わなかったのか)。これはファンを無視したようなやり方やからね、だから違和感を感じる」とコメント。会見なしでのトレード放出はこれまでチーム、中田を応援していたファンを裏切るようなやり方ではないかと指摘した。ただ、なぜ日本ハムが会見をしないまま放出したのかについては触れなかった。 金村氏の発言を受け、ネット上には「確かに中田が移籍先の巨人の事務所で謝罪会見したのは『なんで?』と思った、巨人所属としては何も問題起こしてないのに」、「出すなら出すで、日本ハムや中田本人の口からファンに謝罪や報告をしてほしかった」、「何の説明も無しで放出というのは納得できない、こんな対応するような球団は二度と応援しない」といった反応が寄せられている。 同時に、「逆に会見を行わない明確な理由があるなら知りたいな」、「会見の場で報道陣から質問責めにあうのを嫌ったのか?」、「日本ハム側が会見拒んだってニュースもあるけど、そんなにさっさと縁切りたかったんだろうか」と、会見なしの理由を推測するコメントも複数見受けられた。 「日本ハムが公に会見を開かないまま中田を巨人へ放出したことについては、他にも複数の球界OBが疑問を呈しています。元日本ハム・岩本勉氏は23日放送の『岩本勉のまいどスポーツ』(文化放送)に生出演した際、番組内で『(日本ハム側は)けじめに値する何かを示さないといけなかった。うやむやにするのは絶対に良くないし、ファンありきのプロ野球でファンを無視している』と日本ハム側へ苦言。元DeNA監督・中畑清氏も、24日の『スポニチアネックス』(スポーツニッポン新聞社)の記事内で『まずは日本ハムが記者会見を開いてトレードに至る経緯を説明し、中田はその席でファンに謝罪するべきじゃなかったのか。きちんとけじめをつけた上で処分を解除し、受け入れ先の新天地へというのが筋だろう。それなのに日本ハムはコメントを出すだけで、会見は開かなかった。自分の球団で起こした問題なのに、もう関係ありませんという態度だ』と批判しています。なお、日本ハムがなぜこのような形をとったのかは不明ですが、一部報道では日本ハム側がかたくなに会見を拒んだため、巨人側で謝罪も兼ねた会見を行わざるを得なくなったという話も伝えられています」(野球ライター) 中田は既に移籍先の巨人で一軍出場を果たしホームランも放っているが、ファンや球界OBの間では不信感が募っている日本ハム側の対応。今後球団首脳や栗山英樹監督が会見の場を設けることはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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