>>阪神・藤浪の背信投球に「俺はもうよう言わん」 金村氏がプレー解説を放棄? 二軍降格やむなしとファンも呆れ<<
今回の番組で金村氏は、複数のリスナーから寄せられた質問に回答する形でトークを展開。その中にあった「来季の阪神、優勝のカギを握るのは藤浪投手だと思うのですがいかがでしょうか?」という質問をきっかけに藤浪に言及した。
今季の藤浪は自身初の開幕投手を務めるなど序盤は先発起用されたが4月末に二軍落ちとなり、6月上旬の再昇格以降はリリーフが主な役割に。しかし、「21登板・3勝3敗4ホールド・防御率5.21」と目立った結果を残せないまま、9月9日・ヤクルト戦の登板を最後にレギュラーシーズンが終了。その後のクライマックスシリーズでも登板機会はなかった。
金村氏は前述の質問に対し「いやもう藤浪は鍵握ってないな」、「もう何年同じこと言うてる? 同じことの繰り返しが何年になりました?」と回答。近年の藤浪は今季も含めて、毎シーズン期待を裏切り続けていると指摘した。
金村氏は続けて、「もう手助けは、もうプロなんだから無理だと思うね」とコメント。今季まで6年連続で1ケタ台の勝利数に終わった藤浪は、同期間で計270与四死球と制球難が課題とされているが、こうした課題は今後も払しょくできないだろうと予想した。
ここまで話を続けた後、金村氏は「鍵握るのは矢野(燿大)監督でしょ。矢野采配でしょ」と、来季の優勝を左右するのは藤浪ではなく矢野監督の采配と主張。「選手はよそと比べても(いい)、今シーズンなんか優勝しても全然おかしくなかったわけだから」と、リーグ優勝を果たしたヤクルトとゲーム差なしの2位で優勝を逃した今季からの巻き返しに期待を寄せた。
金村氏の発言を受け、ネット上には「まだ見限るのは早い、今年は先発防御率3点台(3.34)だから先発固定なら芽はあるはず」、「元々3年連続(2013-2015)で2ケタ勝ってたんだから、当時の投球が戻れば優勝の鍵にはなるだろ」、「不振が長引いてるとはいえ、これからも抜け出せないと決めつけるのはどうなのか」と反発の声が寄せられている。
一方、「確かに今のチーム状況で藤浪にわざわざ復活を期待する理由は無いな」、「藤浪はもう特に必要な存在じゃない、先発ローテも頭数は揃ってるし」、「期待するだけ無駄って感じになってるし、首脳陣ももう無理して一軍で使うことは無いのでは」と、金村氏に同調するコメントも数多く挙がった。
藤浪は元々先発を本職とする投手だが、現在の阪神の先発ローテは青柳晃洋、西勇輝、秋山拓巳、伊藤将司、ガンケル、高橋遥人の6名で埋まっている。そのため、復活を期待して藤浪を先発起用する必要はないと考えているファンも少なくないようだ。
「先発ローテから漏れた投手がローテ返り咲きを果たすためには、リリーフとして結果を出し首脳陣の信頼を得ることも一つの方法ではあります。ただ、今季の藤浪はリリーフ防御率『9.00』とかなり打ち込まれていたため、リリーフから先発ローテに割って入るやり方もかなり困難と言わざるを得ません。先発でもリリーフでも使いどころがないということになると、いよいよ首脳陣から干される展開になったとしても不思議ではないでしょう」(野球ライター)
一部ファンからは「いっそのことトレードの駒にして新戦力を獲得した方がいい」とトレード待望論も挙がっている藤浪。6年間不振が続く右腕を、矢野監督は来季どのように起用していくつもりなのだろうか。
文 / 柴田雅人