東京五輪
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スポーツ 2020年03月01日 11時00分
東京五輪、新型コロナによる中止はない? 資金難、疫病、ボイコット…過去の中止危機はいずれも杞憂に
新型コロナウイルスの影響により、大会の延期・中止が危惧されている東京五輪。先月26日には公式な発言ではないものの、国際オリンピック委員会(IOC)の委員の一人が「5月下旬までに終息しなければ中止も検討するだろう」とコメントしたことが複数メディアによって報じられた。 過去に五輪が中止となった例は、日本で初めての五輪になる予定だった1940年の東京大会を含め夏季・冬季合わせて5例。ただ、この5例はいずれも第2次世界大戦をはじめとした戦争の影響で中止となっており、疫病を理由に中止となった事例は過去に存在しない。このことを考えると、東京五輪には“戦争クラス”の危機が迫っているともいえるのかもしれない。 ただ、過去の大会を振り返ると中止の危機が迫っているとされた中、当初の予定通りに開催された大会がいくつかある。 直近の例といえるのが、2018年2月9日~25日に韓国で開催された平昌冬季五輪。この大会は当初から資金不足、競技施設の工事遅れといった不安材料があり、各国メディアは「開催に黄信号」とたびたび指摘。さらに、開幕が近づくにつれアメリカ・北朝鮮間の情勢悪化や、ドーピング問題によるロシアの参加禁止といった問題も噴出したことにより、2017年末ごろまでは中止の危機と見る向きがあった。 しかし、IOCは特に中止等の可能性には言及しなかったため、平昌五輪は予定通りに開催。ただ、開幕後も選手・スタッフの間でノロウイルスが蔓延したり、天候不良で一部競技が中止・延期になるなど災難続きの大会だった。 今回の東京五輪と同じく、疫病に脅かされたのが2016年8月5日~21日にかけてブラジルで開催されたリオデジャネイロ夏季五輪。この大会は平昌五輪と同じく会場建設の遅れが不安視されていたが、それ以上に危惧されていたのが蚊が媒介する感染症である「ジカ熱」。妊婦が感染すると子供に先天異常が生じる危険性もあるこの病気の流行により、各所で大会延期や開催地変更を求める声が開催3カ月前頃まで相次いでいた。 ジカ熱の流行を受け、2016年2月には世界保健機関(WHO)が緊急事態を宣言。ただ、IOCが5月に「中止や延期、開催地変更の必要はない」との見解を表明したこともあり、その後大会は計画通りに開催されている。 不参加国が相次いだにもかかわらず、中止には至らなかったのが東西冷戦下の1980年7月19日~8月3日にソビエト連邦(ソ連)で行われたモスクワ夏季五輪。開催前年の1979年12月、開催国であるソ連がアフガニスタンに侵攻。これを受けたアメリカが西側諸国を中心にボイコットを呼びかけたことをきっかけに、日本を含む約60カ国が大会をボイコットする異常事態となったが、これに構わずソ連は予定通りに大会を開催した。ちなみに、ソ連はこの大会で80個もの金メダルを獲得し、当時の1大会最多記録を樹立している。 それぞれに不安要素がありながら、いずれも中止まではいかなかった以上の3大会。今回の東京五輪はジカ熱が流行した2016年リオ五輪と似通った状況だが、IOCが明確な方針を出さない限り中止の可能性は低いといえるだろう。 橋本聖子五輪相の国会答弁を伝える先月26日の報道によると、冒頭の中止発言はIOCの公式見解ではないということだが、果たして今後IOCが何らかの見解を出すことはあるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年02月29日 17時30分
“猛獣の眼”は意外な方法で訓練? 東京五輪金メダル最有力、空手・喜友名諒の絶対的強さのワケ
新型コロナウイルスによる影響が懸念されているものの、現在のところ7月24日~8月9日の日程で開催が予定されている東京五輪。1964年大会以来56年ぶりとなる自国開催ということもあり、数多くの選手に金メダル獲得が期待されている。 その中で、バドミントン男子シングルスの桃田賢斗と並び、“金メダルに最も近い男”と称される選手がいる。今回の五輪で新種目として実施される「空手形」男子の選手で、既に1月末に五輪代表に内定している喜友名諒だ。空手形は、相手がいると想定して1人で演武を行い技術点、競技点を競う。 1990年に沖縄で生まれ、5歳の時に空手を始めた29歳の喜友名は、世界選手権で3連覇(1984,1986,1988)、そして“第二の五輪”とも呼ばれる『ワールドゲームズ』の空手部門形競技で7連覇(ギネス記録)を成し遂げた実績を持つ劉衛流(りゅうえいりゅう)の空手家・佐久本嗣男氏に中学3年生の時に入門。「365日、稽古を休まず毎日練習」という教えの下、世界を目指して日々稽古に励んだ。 興南高校時代は2008年大分国体で5位に入るものの、全国優勝の経験はなかった喜友名。しかし、2009年に沖縄国際大学に進学すると徐々に頭角を現し、3年生の2011年には全日本学生選手権で優勝。翌2012年には同年からスタートした『KARATE1プレミアリーグ』で個人・団体ともに優勝するなど国際大会でも結果を残すかたわら、全日本選手権では沖縄県の男子として初優勝を成し遂げた。 喜友名の快進撃は大学卒業後も続いており、全日本選手権は2012年から2019年まで8連覇を達成。また、世界選手権でも2014年に初制覇を果たすとその後2016年、2018年大会でも優勝し、師匠である佐久本氏と同じ3連覇を成し遂げている。 さらに、2019年度は前述の『KARATE1プレミアリーグ』で6大会に出場し、全て優勝するなど向かうところ敵なしの状態。2019年に世界選手権を含めて11個ものタイトルを獲得した桃田と並び評されるのも、ある意味では当然と言えるのかもしれない。 空手は四大流派と呼ばれる「松涛館流(しょうとうかんりゅう)」、「剛柔流(ごうじゅうりゅう)」、「糸東流(しとうりゅう)」、「和道流(わどうりゅう)」を筆頭に、正確には数えられないほどの流派があるといわれている。その中で喜友名が属する劉衛流は、沖縄出身の開祖・仲井真憲里が中国で修行して持ち帰った中国拳法にルーツがあると伝えられる流派で、もともと一子相伝で継承されてきたものを喜友名の師匠である佐久本氏が4代目として継承し一般に門戸を開いたものとされている。 劉栄流には複数の形があり、個々人が自分で選んだ形を習得する。喜友名が持つ一番の形は劉栄流最高峰の形であり、流派の第一人者である佐久本氏から直々に指導を受けている「アーナンダイ」。喜友名はこの技に並々ならぬ想いとプライドを持っており、『KARATE1プレミアリーグ』での優勝を報じた2017年1月31日の『日刊スポーツ』(日刊スポーツ新聞社/電子版)で「直接、(佐久本氏から)指導を受けているので、一味違うものを見せたかった」と述べている。 「アーナンダイ」をはじめとした劉衛流の形には、“指先を真っすぐ伸ばして相手を突く”、“攻防一体の技を間髪入れずに繰り出す”といった中国拳法と共通した特徴があるとされる。演武に力強さとスピードを両立させているこの特徴が、喜友名のずば抜けた強さの要因であるとみられている。 喜友名の強さのもう1つが、海外で“歌舞伎”と称されるほど迫力のある表情にもある。2019年5月に出演した『報道ステーション』(テレビ朝日系)で、自身が大切にしている言葉として「一眼 二足 三胆 四力」という言葉を挙げ、眼が一番大事だと語った。同番組内では、演武中の「眼」を極めようと、ライオンや虎といった猛獣の眼の動きを観察・研究していることも明かしていた。 過去の歴史において、五輪では金メダリストはおろか銀・銅メダリストすら1人も輩出されていない沖縄県。2019年12月14日の『AERAdot.』(朝日新聞社)で喜友名は、「僕たちは普段の生活、練習から沖縄の風土を感じている。全てが本物だ。自分たちが空手というスポーツの本家だという強い気持ちがある。それを五輪という最高の舞台で示したい」と、空手発祥の地である沖縄出身者としての強烈な意志を述べている。喜友名は同県の悲願を成就できるのか、期待が集まっている。文 / 柴田雅人
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芸能ニュース 2020年02月26日 06時30分
土屋太鳳、「日の出と同じ色」 五輪日本選手団のオフィシャルウェアに興味津々
女優の土屋太鳳が21日、都内で開催された「東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会 日本代表選手団オフィシャルスポーツウェアPRイベント」に、女子レスリング元日本代表の吉田沙保里、車いすバスケットボール元日本代表の根木慎志、パラ陸上の山本篤選手、クレー射撃の中山由起枝選手と出席した。 “JAPONISM”のコンセプトのもと、アシックスが作った公式ウェアを前に、土屋は「すごくサンライズレッドの鮮やかさが素敵。パワーをもらえる」と感激しきり。「日の出の赤と同じ色。わたし自身朝日が大好き。朝日のパワーはものすごい。日本代表選手団にふさわしいユニフォームだなって」と大絶賛する。 「袖を通して見ると軽いです。そして本当に着心地がいいです。目に入る色とかすごく大事だと感じていて、わたし自身演技をしたり、プライベートでも色を大事にします。着心地がいいのもいいな」と続けると、「プライベートでも着れるような感じがあります」と興味津々。 自身は陸上に興味があるといい、「特に注目している競技は陸上。わたし自身、陸上をしていたので、陸上に興味を持っています。でも、すべての競技を見ていきたいです」とコメント。また、「パラリンクピックで重本沙絵さんという方が短距離で走るんです。わたしと同じ年。一人の女性としても尊敬できるので、拝見できるのを楽しみにしています」と注目する選手も具体的に挙げるなど、終始笑顔を絶やさず、オリンピック談義に花を咲かせ、会場を沸かせていた。(取材・文:名鹿祥史)
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スポーツ 2020年02月23日 11時30分
“キューバ危機”だけじゃない? ソフトバンクに忍び寄る東京五輪の影、工藤監督も選手に危機感を吐露
福岡ソフトバンクホークスには、さまざまな“オリンピック観”が交錯している。昨秋のプレミア12大会で敗退したキューバ代表チームは、東京五輪・野球競技への出場を目指し、米大陸予選を戦う(3月22日開幕)。この地区予選には、アメリカ、ドミニカ共和国、カナダなど強豪国も多く、計8チームが「代表枠1」を争う。 「キューバがアブナイ」との予測は、プレミア12大会時点から囁かれていた。“野球大国のメンツ”にかけても勝ち上がらなければならない危機的状況で、ソフトバンクはデスパイネ、グラシアル、投手のモイネロを代表候補(2月19日時点)に奪われた。中日もR・マルティネスのいない状況で開幕戦を迎える(育成のA・マルティネスも招集)。彼らは主力選手であり、3選手を喪失するソフトバンクにもたらす影響は決して小さくない。 「プレミア12大会後、キューバ選手が招集されることは分かっていました。だから、ソフトバンクはバレンティンを獲得したんです」(スポーツ紙記者) その通りではあるが、ソフトバンクは“即決”でバレンティンを獲得しなかった。バレンティンもオランダ代表選手として招集される可能性があったからだ。 バレンティンはオランダ領キュラソー島の出身。第3、4回WBCでは「オランダ代表選手」として活躍している。オランダは4月の世界最終予選を戦わなければならないため、バレンティンの招集は十分に考えられた。しかし、本人の強い意思で代表入りを辞退している。 「オリンピックの野球には、関心がないみたいです」(球界関係者) 一方、「出場したい」と思っているソフトバンク選手は少なくない。右ふくらはぎを故障したエース千賀がハイペースで復帰を目指しているのもそのためで、高橋礼、森雄斗、甲斐拓也、内川聖一、松田宣浩、周東佑京など「侍ジャパン」の招集経験者たちは、代表入りを一つの目標としていた。“興味ナシ”のバレンティンとは、対照的だ。自国開催とそうでない外国人選手との考え方の違いだろうが、こんな情報も聞かれた。 「工藤監督を始め、首脳陣も東京五輪を別の意味で意識しています。五輪期間中はペナントレースが中断します。前期と後期の2シーズン制みたいな捉え方をする他球団の監督もいましたが、ソフトバンクはこの中断の影響をもっとも受けやすいチームとも言えます」(前出・同) ソフトバンクはベテランの選手も多い。近年の戦い方でも分かる通り、試合をこなしながら調整するというか、尻上がりに強くなっていく特徴もある。そのチームが強くなっていく時期が、五輪で中断する7月後半から8月なのだ。開幕ダッシュに失敗した場合、ソフトバンクは浮上のきっかけを掴めない危険性もある。 工藤監督はキャンプイン前日の全員ミーティングで「今年は競争。結果を出した選手から使っていく」と伝えたそうだ。去年までは「レギュラーだった選手にもやってもらわないと困る」と言ったが、そのセリフは今年に限ってはなかった。工藤監督も五輪イヤーによる変則日程を意識しているのだろう。 「デスパイネたちですが、キューバ代表が予選で敗退すれば、そのままチーム合流となりますが、五輪出場権を勝ち取ったら、キューバ国内で代表メンバーを調整することになるはず。キューバ選手は、『今季はいない』と見たほうが賢明です」(前出・同) キューバ代表が野球王国の威厳を東京五輪で取り戻し、デスパイネたちが後半戦からチームに合流できたとしても、彼らは疲れ切っているのでは? バレンティンが不慣れなパ・リーグ投手に翻弄されるようなことになったら、一大事である。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年02月20日 19時20分
東京五輪、ロンドンが代替開催に立候補で「船引き取ってから言え」と批判の声 茂木氏は「ロンドン開催も無理」
新型コロナウイルスの影響により、延期・中止を懸念する声も散見される東京オリンピック(7月29日~8月9日)。20日、その東京オリンピックが中止となった場合の代替開催地に、イギリス・ロンドンが名乗りを挙げたことを複数メディアが報じた。 報道によると、代替開催について言及したのは現ロンドン市長サディク・カーン氏の広報担当者と、5月のロンドン市長選に出馬を予定しているショーン・ベイリー氏の両名。カーン氏の広報担当者はメディアの取材に対し「万が一求められた場合は最善を尽くす」、ベイリー氏は自身のツイッターで「私はロンドンが呼び掛けに応え、オリンピックを開催する準備があると明確にする」とそれぞれ述べたという。 今回浮上したロンドンは、2012年にオリンピックを招致・開催した実績を持つ都市。ただ、開催から8年が経過していることもあり、当時の競技施設や選手村の中には既に作り変えられたものも複数あるという。 今回の一件を受け、ネット上からは「五輪なんかやるとさらに感染広がるし、どうぞ持って行ってください」、「どさくさに紛れて火事場泥棒をやろうとするな」、「選挙用のパフォーマンスで実際に開催する気はないだろ」、「ダイヤモンド・プリンセス号(※同船の船籍はイギリス)引き取ってから言ってほしい」といったコメントが多数寄せられている。 また、今回の一件にはネットユーザーだけではなく、一部著名人や政治家からも反応が寄せられている。脳科学者の茂木健一郎氏は自身のツイッターで「もし、東京オリンピックが中止になるような事態になったら、世界的なパンデミックになっているだろうから、そもそもロンドン開催も無理だと思うけど」と推測。 また、元東京都知事の舛添要一氏は自身のツイッターで「新型コロナウイルスの感染拡大に対する日本政府の無策に、世界はこう応えたのだ。このイメージダウンだけでも、東京開催は危うくなる」と、日本政府の責任が大きいことを指摘している。 19日の各報道では、世界保健機関(WHO)が東京オリンピックの開催可否を判断するのは時期尚早との考えを示したことが伝えられているが、果たして今後の展開はどうなっていくのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について茂木健一郎氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/kenichiromogi舛添要一氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/MasuzoeYoichi
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芸能ニュース 2020年02月13日 14時30分
北島康介、「超気持ちいい」 自身のオリンピック振り返り感慨
競泳元メダリストの北島康介が12日、都内で開催されたコカ・コーラ「東京2020オリンピック聖火リレーPRイベント」に出席。自身のオリンピック経験を振り返った。 北島は登壇すると、2000年から4大会連続で出場したオリンピックについて、「現役の時は水泳一色でした。でも、オリンピックで結果を出してたくさんの人に喜んでもらえたことはすごく良かったです。今年もいろんな選手が僕と同じような思いを味わってくれると思うと、超気持ちいいです」と話してにっこり。 この日は聖火リレーに伴走する特別車両などが会場で披露されたが、「かっこいいです」と興味津々。「聖火ランナーも過去に二度ほど走らせてもらいました。とても緊張していたのを覚えています。でも、沿道で応援してくれる人の姿を心強く感じました。ドキドキというより緊張の方がすごかったです」とコメント。「僕は水の中の競技をやっていたので、陸上は慣れなかった」と苦笑いも。 東京オリンピックを走る聖火ランナーたちに向けても、「聖火リレーまでもうすぐ。皆さんにも楽しんでもらいたいです。僕もワクワクします」と話すなど、優しくエールを送っていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2020年02月12日 06時30分
空手の植草歩、憧れの選手は水泳の北島康介?子供たちと食事会で思い語る
空手の組手女子68キロ超級の植草歩が9日、都内で行われた味の素の「勝ち飯」プレミアム交流会」に出席した。 植草は参加した子供たちに空手を指導後、「お腹が空きました」と子供たちやその親と同席しての食事会に参加。ハンバーグや餃子、チャーハンなどのご馳走をぺろり。子供たちから「小さい頃、空手以外何やってたの?」と尋ねられると、「小さいころはピアノ。ピアノをやめたくて空手を始めた」と述べ、「水泳はずっとやっていて、あと陸上」と自らのキャリアを紹介。 「憧れの選手」を問われると、「空手の選手には興味なかった」といい、「陸上とかの方が興味あったし、水泳もやっていたので、北島康介さんとかに憧れていた」とコメント。空手について、「最初は勝てなくて楽しめなかった。やめようって思ってたけど、強かった時は楽しんでやっていた時ということに気付いて、それ以後は楽しんでやるようにしています」と取り組み方も紹介。 「今ハマっていること」は、「ネットで海外のドラマを見ること」だといい、「24日から選考試合が始まります。まだ内定が出ていないので、オリンピックに繋げていきたい」と東京五輪への思いも語っていた。(取材・文:名鹿祥史)
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芸能ニュース 2020年02月09日 18時00分
五輪中継までの大事な“つなぎ”をフジから託された織田裕二
フジテレビ系の4月期の月9ドラマが、俳優の織田裕二主演の「SUITS/スーツ2」に決まったことが発表された。 同作は、全米メガヒットドラマ「SUITS」のシーズン2が原作。織田が演じるのはハーバード大卒のエリート弁護士で、東京の大手弁護士事務所に所属し、勝訴のためなら違法行為ギリギリも辞さない勝利至上主義者。 前作に続き、主人公が、Hey!Say!JUMPの中島裕翔演じる明晰な頭脳と驚異的な記憶力を持つが、弁護士資格を持っていない青年とバディを組み、さまざまな訴訟に向き合う。また、月9史上最長の14話以上での放送が決定したというのだ。 「なぜそこまで長い話になったのかは単純な話で、今年、民放各局は五輪中継の関係で7月期のドラマを放送しない意向。なので、五輪開幕まで4月期のドラマを“つなぎ”にすることになりそうだ」(テレビ局関係者) とはいえ、各局とも4月期はなかなか強力なラインアップで、TBS系は堺雅人が主演する「半沢直樹」の続編。日本テレビ系は篠原涼子が主演する「ハケンの品格」の続編放送がすでに発表されている。 「まだ発表されていないが、テレビ朝日系はキムタク主演の『BG~身辺警護人~』の続編を放送予定だとか。ここ最近ではないほどの、激しい視聴率争奪戦が巻き起こりそうだ」(芸能記者) 18年10月期に放送された「SUITS」は、全11話の平均視聴率が10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。各局の続編の前作に比べると数字の低さが目立つ。 「前作は、織田と鈴木保奈美が91年の大ヒットドラマ『東京ラブストーリー』以来の共演ぐらいしか話題がなかったが、今回、それなりの話題を仕込まないと苦戦は必至」(同) 「東京ラブストーリー」や人気シリーズ「踊る大捜査線」の主演を務め、フジへの貢献度は絶大な織田だが、さらに貢献度を積み重ねられるかが注目される。
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スポーツ 2020年02月09日 11時30分
ソフトバンク・千賀、さまざまな「舞台」に臨むシーズンへ 数年来のポスティング要望、自らの腕で夢の扉を開けるか
右ふくらはぎの違和感により、キャンプ初日から別メニューでの調整が続いたソフトバンクホークスの千賀滉大。昨季のチャンピオンチームにとっては戦力が豊富とはいえ、エースの負傷はやはり不安が付きまとう。 ただ本人は、回復へ向けて「時間をかけてやっていく」と、落ち着きを見せている。その様子からは自身の立場や、選手としての自覚が十分に伝わってきており、ファンは安心感を抱くとともに、早くも新たなシーズン、そしてさまざまな「舞台」で投げる姿を思い描き、期待を膨らませている。 先発に定着した2016年から昨年まで、両リーグ通じて唯一となる4年連続二桁勝利を続けている。4年間、いずれも奪三振の数が投球回数を上回り、昨年は最多奪三振(227個)のタイトルも手にした。もはや名実ともに球界を代表する本格派投手であることは疑う余地もなく、今年も日本シリーズ4連覇を狙うチームの原動力となることはもちろん、最多勝タイトル獲得も目標の一つだ。 さらに今年は東京オリンピックへの出場も見込まれている。昨秋のプレミア12には不参加だったものの、五輪への出場は本人のみならず、稲葉篤紀監督他、ファンも含めて、大きな期待を寄せている。2017年のWBCでのパフォーマンスを振り返ってみても、千賀のストレート、そしてフォークは国際試合において無類の強さを見せつける。 また、抱き続けている、米大リーグ移籍への強い想いは現在も変わっていない。常に上を目指すことでプレーヤーとしての成長を遂げてきた千賀にとって、さらなるステージは必須だ。 数年にわたり要望しているメジャー挑戦も、絶対的エースであるがゆえ、ソフトバンク球団はポスティング移籍を容認しておらず、さらに、年棒も昨季より1億円以上も上乗せされていることにも、期待と信頼がはっきりと表れている。現段階において米球団への移籍を実現させるには 数年先のFA権取得まで待つ必要がある。 それでも、チーム、そして日本代表での活躍など、あらゆる面において投手としての実力をさらに大きなものとした先に、新しい道が開かれていくはずだ。育成出身選手としてさまざまなハードルを乗り越え、理想を現実のものとしてきた頼もしい右腕にはファンも大きな夢を重ねる。 2020年、また一つ、新たな扉を開く千賀滉大の姿を思い浮かべて、訪れるシーズン開幕を楽しみに待つ。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年02月04日 11時45分
今季の球界は「世紀の大トレード」が起こる? 56年ぶりの五輪イヤー、“4番とエースの交換”の再現はあるか
東京五輪が与えるプロ野球界への影響は――。今季のペナントレースは昨年より9日も早い3月20日に開幕する。そのため、どの球団も実戦形式の練習を前倒しして、オープン戦に突入する。 「サインプレーなどの実戦形式の練習を早めに行うということは、キャンプ序盤でやる個人練習の時間が減ってしまいます。バッターならティー打撃、ピッチャーであれば走り込みなどです。ひょっとしたら、シーズン成績が投打ともにレベルダウンし、エラーの多い一年になるかもしれません」(プロ野球解説者) 前回、オリンピックの行われた1964年の記録を見てみると、パ・リーグ覇者の南海ホークスの年間失策数は144個。確かに多い。とは言え、当時のパ・リーグは全体的に守備難の傾向があり、全6チームが3ケタの失策数をカウントすることも珍しくなかった。しかし、東京五輪がペナントレースに影響を与えたのは本当のようだ。 「64年の五輪は10月。五輪開催前に日本シリーズを終え、興行的に五輪の邪魔をしてはならないということで、ペナントレース全体が過密スケジュールとなりました。実際は日本シリーズと五輪が少し重なってしまい…。選手は過密スケジュールで、心身ともにボロボロ」 当時現役だった年長のプロ野球解説者はそう答えている。 「歴史は繰り返す」ならば、64年の優勝チームと似たチーム編成をしたところが2020年のペナントレースを制するのではないだろうか。ズバリ、64年の優勝チームはパ・リーグが南海、セ・リーグは阪神タイガースだ。 五輪イヤーに南海、阪神がペナントレースを制した勝因を探ってみた。阪神においては、前年オフのトレードが考えられる。阪神は日本中をビックリさせる超大型トレードをまとめてみせた。大毎(現千葉ロッテ)との間で、“4番とエース”を交換したのである。当時、このトレードは「世紀のトレード」と称された。パ・リーグを代表するスラッガーだった山内一弘氏と、阪神のマウンドを守り続けた大投手・小山正明氏をトレードで交換し、その衝撃で日本中の野球ファンが阪神に関心を寄せ、それを勢いに変えたのだ。 「当時の阪神は投手王国でした。小山氏が抜けても、村山実氏、バッキーさんなど他投手が大活躍されていました」(前出・プロ野球解説者) 「トレード」が五輪イヤーのキーワードになるのなら、フリーエージェント補強と人的補償、金銭トレードなどで7人の選手を入れ換えた東北楽天と千葉ロッテがあてはまる。 また、64年の日本シリーズは南海、阪神の間で争われたため、「御堂筋シリーズ」なんて呼ばれ方もした。「関西、大阪が強い」のならば、両リーグ覇者は阪神とオリックスになるのか? また、王貞治氏による「年間55本塁打」の日本記録(当時)が生まれたのも、五輪イヤーだった。令和2年の五輪イヤーに日本記録を塗り替えたバレンティンが王会長のいるソフトバンクに移籍したのは、単なる偶然だろうか。 64年の阪神だが、ペナントレースの最後の3試合で逆転させての優勝だった。昨季も最後の6試合で連勝し、CS進出を決めた。五輪イヤーのキーワードが「波乱」なら、今季の矢野阪神が「御堂筋シリーズ」を再現してくれるかもしれない。(スポーツライター・飯山満)
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舛添前都知事「IOCが五輪中止を想定したチーム発足」と発言、ネット騒然 橋本五輪相には苦言も
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元JOC参事、一斉休校は“オリンピックのため”発言で物議 東京五輪は「やるしかない」と主張
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