プロ野球
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スポーツ 2020年04月07日 11時00分
ロッテ井口監督「来るべき日に備えたい」インスタ質問企画も好評
シーズン開幕が再延期となったプロ野球だが、ロッテの井口資仁監督は、球団広報とともに、ファンに向けて“今だから出来ること”を12球団の監督の中で最も積極的に発信しているように見える。 開幕が再延期になったことについては、「今の社会的状況を考えると仕方がないとしか言いようがないです」と他球団の監督同様、理解を示した上で、「野球をやりたいという想いは野球人として当然ありますが、今はまずファンの皆様、そして選手たちの健康、安全を第一に考えて行くべきだと思います。今後も不透明な部分が多く、なかなか照準を絞りにくい状況が続きますが、それはどこも一緒。どんな逆境にも負けずに集中し、いざ開幕となった時に最高のパフォーマンスを見せ、ファンの方を喜ばせるのがプロ野球だと思っています。この状況下で出来る最善の準備をチームとしてしっかりと考えて、来るべき日に備えたいと考えています」と夜明けを信じ、今シーズンに関して決意を新たにしている様子。 球団公式インスタグラムでは、井口監督への質問を5日間に渡って受け付けたところ、1660問もの質問が集まり、58問に回答している。ファンとの距離の近さを大切にするロッテならではの企画だが、こうした試みは毎回ファンの心を掴んでおり、今回も反響は凄いものがあったという。 井口監督は「ファンの皆様、5日間ありがとうございました。合計で1660問にも及ぶ質問をいただき、私も毎日、質問を読むのを楽しみにしていました。自分にとって、質問に回答をしていることでファンの皆様との繋がりを強く感じることが出来た時間となりました。また機会がありましたら、ぜひ質問コーナーに参加をさせてもらいたいと思っています。さて現状、状況は刻一刻と変化をしています。その中で今、何が出来るのか、何をすべきなのかを考えながら活動を開始して行きたいと思います。色々な壁が待ち構えていますが、まずは今、出来ることから始めて一つ一つ“突ッパ”をして行きます。どんな逆境にも負けずに集中し、いざ開幕となった時に最高のパフォーマンスを見せ、ファンの皆様に喜んでもらえるように頑張ります。これからも熱い応援を宜しくお願いします」と質問を送ってくれたファンに感謝の意を送っている。 活動を休止していたロッテだが、6日から新型コロナウイルス対策をした上で、練習を再開させた。いつ開幕しても大丈夫な準備をして行く意向だ。ロッテでは今後もSNSを使いながら、ファンに向けて様々な角度で発信して行く。(どら増田)
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スポーツ 2020年04月06日 22時00分
金子の合コン苦言のOBに「意識低い」女性との距離を指摘 元巨人・笠原氏、批判の声に「3人以上で会ってない?」主張で呆れ
元巨人・笠原将生氏が4日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。元プロ野球選手の高木豊氏を批判した。 高木氏は1日に自身のユーチューブチャンネルにアップした動画で、3月16日に都内で行われた合コンに参加していたことが同月31日に報じられた西武・金子侑司について言及。動画内では「(自覚を持てというのは)球団も言ってる。でもそれに反してるわけだから、これは罰金もの」、「そういう(外に連れ出すような)奴とはもう付き合うな」などと金子に苦言を呈している。 この動画を見たという笠原氏は、「金子に対して『失望した』、『意識が低い』とか言ってるけど、高木氏は(動画内でアシスタントを務める)女性と向き合いながらマスクもせずに喋っている。『そっちの方が意識低くね?』と思った」と高木氏を批判。本動画では、高木氏と女性アシスタントは横並びで座っており、2人の距離は30~40センチ程度だと思われる。 続けて、「誰かと話すならしっかりマスクしてやった方がいいと思う。金子に対してどうこう言う前に、もっと自分の意識を高く持った方がいいんじゃないかなと(高木氏の)動画を見て思ったのでこの動画を撮った」と苦言を呈した。 また、笠原氏は「金子とは同級生で一緒に飲みに行ったこともあるけど本当に真面目な奴」「正直コンパって言っても、野球選手はいろんな人と交じって今練習している。(不要な外出は)なるべく控えた方がいいけど、世間は(金子の一件に)うるさい気がする」と金子を擁護した。 「文句言ってる世間の人たちには、『今、絶対に3人以上で会ってないんですか?』ということを聞きたい」という笠原氏。「野球選手がこうやってピックアップされたから世間も金子を批判すると思うけど、高木豊さんも含めてあからさまに批判しすぎ」とたしなめていた。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「確かに高木氏もアシスタントの女性もマスクした方がいいとは思う」、「無症状のまま移す可能性考えたら少々喋りづらくてもマスクするのが無難だな」といった賛同の声が挙がる一方、「金子は悪いって言う高木に、マスクしてないお前の方が悪いっていうのはお門違いすぎる」、「流石にその論理で批判はきつい、見苦しい揚げ足取りでしかない」、「3人以上なら文句言うなっていう基準が分からん、もしかして自分も夜な夜な飲み歩いてるんじゃないか」、「文句あるならこんなところで言わず本人に直接言えよ」といった批判の方が多く寄せられている。 また、「ネタが無さすぎてついに別のOBにケチつける手段に出たか」、「もしかして裏でお互いに話つけた上でのプロレスだったりして」といったコメントも複数見受けられた。 今回批判を受けた高木氏は現在(6日午後6時半)までに、自身のユーチューブチャンネル、並びにSNSで笠原氏について言及してはいないが、果たして今後高木氏が何らかの反応を見せることはあるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について笠原将生氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCGOKBW_5opgTMC1mJR_fERQ高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQ
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スポーツ 2020年04月06日 19時00分
ロッテ平沢、DeNA倉本に「トレードしたほうが良い」元ロッテ里崎氏の発言に批判 「そんなにネガティブ?」と反論も物議
元ロッテ・里崎智也氏が、6日に自身のツイッターに投稿。前日5日に自身のユーチューブチャンネルにアップした動画に寄せられた批判に反論した。 里崎氏は5日にアップした動画内で、「プロ野球12球団全チーム1人ずつ、もうこの選手はトレードした方がいい」と自身が思う選手を選出。この動画から順に各球団の該当選手を発表していくとしたが、今回の動画では、ロッテ・平沢大河、DeNA・倉本寿彦の名をそれぞれ挙げていた。 動画内で里崎氏は、平沢に「(ポジションは)現状ない」、「このままロッテにいても『良い選手いたね』で終わってしまう可能性がある」、倉本には「レギュラー構想からは外れている」、「ここ1、2年は一軍で活躍していない」などと発言。チームで居場所を失っていることを理由に放出した方がいいと主張した。 この動画のコメント欄やネット上にはファンからは様々な反応が寄せられたが、「平沢はドラフト1位、倉本もOP戦で打率3割超えだったからトレードは現実味が無い」、「まだ開幕してもない段階で勝手にトレードの話をするのは選手に失礼だろ」といった批判的なコメントの方が多く見受けられた。 こうした批判について、里崎氏は6日に自身のツイッターに「トレードってそんなにネガティブなのかな?使えないからではなく、使えるからトレード、使わないならトレードというポジティブイメージなんだけどね」と投稿。 また、「全員では無いが、選手だってトレードを望んでる人もいるし、一軍で出れる可能性がある球団が選手にとって有益では?」と反論した。 今回の投稿に返信する形で、ファンからは「チャンスがあるなら選手は必要とされている球団へ行くべきだと思います」、「球団から飼い殺しにされるより他球団に移籍したほうが選手も納得するはず」といった賛同の声が寄せられる一方、「1、2年ダメなくらいでほいほいトレードしてたら球団の信用問題になるから無理だろ」、「里崎のような立場の人間が『今のチームではもう出番が無い!』みたいな言い方をしたらネガティブだし選手に失礼」、「2人とも球団から求められてるから今シーズンも契約してる、そこに外野の人間が茶々入れるのは本人たちのモチベーションに関わりかねない」といった反発も複数見受けられた。 今回名前が挙げられた22歳の平沢は、2015年ドラフト1位でロッテに入団しその後の4年間で「236試合・.197・7本・46打点・108安打」といった成績をマーク。2018年には112試合に出場するなど一軍でプレーする機会も多かったが、2019年は前年の半数以下となる51試合の出場にとどまっている。 29歳の倉本は2014年ドラフト3位でDeNAに入団し、昨シーズンまでの5年間で「495試合・.257・6本・124打点・398安打」といった数字を記録。2017年は全143試合に出場するなど遊撃のレギュラーをつかんでいたが、2018年は85試合、2019年は24試合と2年連続で出場機会を減らしている。 こうした数字の推移を基に里崎氏は平沢、倉本の放出を主張したと思われるが、その人選に疑問を抱くファンも多いようだ。文 / 柴田雅人記事内の引用について里崎智也氏の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/satozakitomoya里崎智也氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFCtAX45lgHcf4s0vAgAxww
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スポーツ 2020年04月06日 17時30分
DeNAの伝統“ドラフト2位イケメン枠”を継承! 即戦力左腕・坂本裕哉にかかる期待
ベイスターズからドラフト2位指名された坂本裕哉。立命館大学では昨年、関西学生野球連盟春季リーグ戦で5勝1敗、防御率1.24の成績で優勝に貢献。最優秀選手賞、最優秀投手賞、ベストナインとタイトルを総ナメした即戦力、期待の左腕だ。 入団発表の際、すでにラミレス監督から一軍レベルと太鼓判を押され、キャンプも一軍に帯同し続けると、オープン戦の初登板時こそ3回3失点とイマイチの内容も、2戦目には4回被安打1無失点とキッチリ修正してみせた。ラミレス監督が重要視しているストレートのスピードも、大学時代の最速148キロから、151キロまでアップするなど進化中で、ここまで二軍に落ちることなく奮闘。開幕先発ローテーションの6番手を狙っている。 もう一つ、ファンからの注目点が“イケメン”だ。180センチの長身とキリッとした目が特徴的な爽やかな容姿は、イケメンの多いベイスターズの中でもトップクラスと評判になっている。 DeNAベイスターズの歴代ドラフト2位は、イケメン揃いで話題に上るほどで、2012年度は現在中継ぎエースとも言える存在の三嶋一輝、2013年度は昨年オフにオーストラリア修行を敢行した貴重な中継ぎ右腕・平田真吾、2014年度は先発左腕の“長男”で選手会長も務める石田健大、2015年度は熊原健人(現楽天)、2016年度は水野滉也(現役引退)、2017年度はスピード抜群のリードオフマン候補・神里和毅、昨年度はロマン溢れる右の長距離砲・伊藤裕季也と、意図的とも思える顔面偏差値の高いラインアップで、さらに高確率で戦力となっている点もポイントだ。 坂本にとって、同じ左腕としても、立命館大学の2学年上の先輩としても憧れの存在、2018年のセ・リーグ新人王の東克樹がトミージョン手術で今季絶望の状況の中、その実力と容姿で先輩の穴を埋める以上の活躍も期待される。先の見えないプロ野球界ではあるが、まずは開幕ローテーションに入れるのか、背番号20に注目して行きたい。取材・文 ・ 写真/萩原孝弘
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スポーツ 2020年04月06日 11時30分
ロッテ・鳥谷にスタメン遊撃の可能性? 復活なら有望株の若手がピンチ、高校時代の後輩にも出し抜かれるか
開幕戦が始まらなければ、「現状」は変えられない。 千葉ロッテがベテラン内野手・鳥谷敬を獲得し、土俵際に追い込まれた若手がいる。プロ5年目の平沢大河だ。平沢、安田尚憲、藤原恭大の3人が近い将来、チームの主軸に…。3人とも高卒のドラフト1位野手、平沢も大きな期待を寄せられている若手のホープだが、定位置をまだつかんでいない。 「鳥谷を獲得した時点で『ヤバイ』の声が出始めました。キャンプも二軍スタートでしたし」(球界関係者) 昨季の打率は1割台だった。打撃向上が課題だ。平沢自身、ショートの定位置を狙っているが、こんな指摘も聞かれた。 「千葉ロッテは守備に定評のあった法政大の福田光輝内野手をドラフト指名しています。同い年の内野手、ポジションが被る選手を指名したということは、平沢が評価されていないからでしょう」(スポーツ紙記者) ドラフトで福田光を指名、オフの補強で東北楽天から戦力外を通告された西巻賢二も獲得。3月半ばに入って、鳥谷を緊急獲得した。二遊間を守れる選手、つまり、平沢とポジションが重複する選手を立て続けに獲得したわけだ。 「ショートのレギュラーを予定しているのは、藤岡裕大。セカンドは中村奨吾。三木亮もいて、二遊間のサポート要員として、鳥谷が加わりました。西巻もダークホース的な存在です。俊足堅守の内野手なので、守備固め、代走などで使われるかもしれません。平沢よりも出場機会がありそう」(前出・同) この西巻だが、平沢の仙台育英高時代の後輩でもある。2学年下に追い抜かれるような事態になるかもしれない。 「“若手”と呼ばれているうちは、攻守で結果が出なくても大目に見てもらえました。平沢は今年23歳になる若手ですが、プロ5年目。結果を出さなければならない時期になりました」(前出・同) 平沢は練習熱心な選手でもある。千葉ロッテのキャンプは日数、全体練習の時間ともに少ない。そのため、選手個人が“試される時間”も多くなる。「育てるのではなく、這い上がってこい」のチームとも言えるが、平沢がオープン戦の遠征先でも守備練習に励んでいた。そういうところを何度も目撃している。しかし、プロの世界は結果が全てだ。 「藤岡、中村、三木に何かあった場合、守備力なら、福田光、西巻が使われるでしょう。打撃優先なら、鳥谷です。平沢は守備力で福田光、西巻と競争し、打撃でも鳥谷と争わなければなりません」(球界関係者) 藤岡の調子が上がって来ないため、一部では「鳥谷のスタメン遊撃」も予想されている。平沢の出場機会も激減しそうだが、今の厳しい評価を変えるには結果を出し続けるしかない。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2020年04月06日 11時00分
オリックス西村監督、吉田正尚、山岡泰輔が再延期に「仕方ない」
3日に都内で行われたプロ野球12球団代表者会議で、シーズン開幕が再延期(事実上の一旦白紙)されたことに対して、オリックスの西村徳文監督、選手を代表して吉田正尚外野手、山岡泰輔投手がコメントを発表した。 西村監督は「今の日本の状況を考えると、4月24日に開幕できないということは、仕方のないことだと思います。先の見えない現状を、なんとか日本全体でしのぎ切らなければいけません。感染しないようにするにはどうしたらいいかということを、チーム全員でも考えなければいけません。新しく開幕の日程が決まったら、そこへ向けてしっかりと準備をするということしかありません」と再延期に関して理解を示した上で、引き続き気を引き締めていく決意を述べている。 吉田正尚選手は「現在の状況を考えると開幕の延期、日程が決まらないというのは仕方ない部分がありますね。開幕が決まっていないので、もちろん難しい調整になってしまいますが、まずは感染しない、そして感染させないということを考えて行動していかなければいけないと思います。少しでも早く、今の状況が収束に向かって欲しいですし、僕達もそうですが、関係者の皆さん、そして何よりファンの皆さんが安心して球場に観に来て頂けるようになって欲しいと思います」とファンに対して、注意喚起も込めたコメントを発表。 開幕投手を務める予定だった山岡選手は「今の日本の状況を考えると開幕の延期は仕方ないと思います。もちろん僕達も球場でファンの皆さんにお会いできるのを楽しみにしていますが、まずは感染しないことを第一に考えて行動しなければいけないと思います。その中で今、出来ることをしっかりと考えながら準備していきたいですね。なかなか先が見えず苦しい時間が続きますが、1日でも早く収束することを願っています」と語り、1日も早い収束を祈っていた。 オリックスでは今週6日から17日まで、舞洲の球団施設内で自主練習を行う予定。球団公式のインスタグラムを使ってライブ配信を連日行っており、プロ野球開幕を待ちわびているファンに好評だ。NPBでは今月下旬から来月上旬の間に新たな開幕予定日を発表したい意向だが、新型コロナウイルスの感染拡大収束が見えないのが現実なだけに、選手たちがモチベーションを継続させるのは厳しいだろう。怪我だけは十分に気をつけてもらいたい。(どら増田)
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スポーツ 2020年04月05日 11時00分
ヤクルト・嶋、新型コロナで命拾い? OP戦不振からの故障、開幕延期中にコンディションを戻せるか
新天地に移ったばかりのベテランが歯がゆさを感じている。東京ヤクルトスワローズの嶋基宏だ。 昨年、クライマックスシリーズ終了後、楽天退団を決意し、今季よりヤクルトへ移籍。あくまでも現役続行の意思を貫いた結果だった。捕手として、スタメンマスクに拘り、プロ野球選手としてグラウンドに立ち続ける為でもあった。楽天球団からは大幅減棒を提示されるとともに、将来的な指導者としてのオファーもあった。それでも、「体が元気ならまだまだやれる」という自信を露わにするとともに、「控えで満足するわけにいかない」とも語っており、揺らぐことのないプライドを覗かせていた。 だが、先月21日の阪神との練習試合において死球を受け、右手親指を骨折、長期離脱が予想されている。 新型コロナウイルス感染拡大を受け開幕が延期となっており、今のところ公式戦への影響はなくなったものの、自身のリハビリを経ての回復はまだ先になるだろう。また、負傷前まで行われていたオープン戦では6試合に出場しながらも、安打は0、リーグが変わったことからの打撃面の不安も抱えたままで、スタメンを掴むにクリアしなければならない課題も残されている。 ただ、今シーズンの嶋にどうしても目を向けたくなる理由がある。 楽天では昨年まで13年間在籍し、その間、長年にわたり正捕手としてマスクを被った。2013年には田中将大らと共に、楽天の創設以来初のリーグ優勝、そして日本一に大きく貢献している。特に新人だった2007年から3年間に渡り、2月11日にこの世を去った故・野村克也元監督の指導を受けたことは、野球人として貴重な出会いとなった。球界屈指の名将より、野球というスポーツのイロハ学んだことは大きな経験であり、アスリートとしてだけでなく、人間としての成長を促したことは間違いないだろう。同じく野村元監督の陶酔を受けた高津臣吾新監督の下、スワローズの一員として、新天地でどのような存在感を示すことができるかも注目されている。 怪我を克服し、スタジアムに球音と歓声が戻った頃、プレーヤーとして戦うことを選んだ嶋基宏の躍動する姿、そして確かな生き様がきっと、みられるはずだ。世界中、日本国内が停滞している現在、まだ先行きが見通せない中でも、かつて嶋が発した言葉が蘇ってくる。 「見せましょう。野球の底力を」 立ち上がろうとする人たちの心を震わせたあの言葉を、もう一度聞くことが出来る日を、待っている。(佐藤文孝)
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スポーツ 2020年04月04日 17時00分
ソフトB・バレンティン、今季ダメなら引退の危機? 日本人扱いとなった助っ人打者、5年以上生き残ったのは1名のみ
2017年以来のパ・リーグ優勝、そして4年連続の日本一を目指しているソフトバンク。そのカギを握る選手と目されているのが、今オフヤクルトから「2年契約・総額10億円」で加入したバレンティンだ。 現在35歳のバレンティンは、初来日したヤクルト(2011-2019)時代に「.273・288本・763打点」をマークした球界屈指の助っ人野手。また、昨シーズンの国内FA権取得で『野球協約』第82条に記載の「フリーエージェント資格を取得した者」との条件をクリアしたため、今シーズンからは日本人扱いとなる点も獲得のメリットとされている。 累計8年の出場選手登録(一軍登録145日で1年)という取得条件がある国内FA権を、“助っ人”の名の通り打撃面の成績がシビアに求められ続けることが一般的な外国人打者が取得するのは至難の業。実際、バレンティン以前に日本人扱いとなった助っ人打者は4名しかいない。 近鉄(1996-2003)、巨人(2004-2005)、オリックス(2007-2009)でプレーしたローズは、巨人時代の2004年にFA権を取得。36歳で日本人扱いとなった翌2005年は「.240・27本・70打点」といった成績を残したが、同年オフに巨人を退団した。 その後所属したオリックスでは3年間で104本塁打を放ち、2008年には打点王(118打点)も獲得したローズ。2009年の退団後は引退を表明していたが、2015年にBCリーグ・富山で現役復帰し1年だけプレーした。 ヤクルト(2001-2007)、巨人(2008-2011)、DeNA(2012-2013)でプレーしたラミレスは、巨人時代の2008年にFA権を取得。34歳で外国人枠を外れた2009年は「.322・31本・103打点」をマークし首位打者、セ・リーグMVPを獲得した。 その後巨人で2年、DeNAで2年プレーし、巨人時代の2010年には本塁打(49本)、打点(129打点)の2冠に輝いたラミレス。2016年からはDeNAの監督を務めている。 西武(2001-2007)、オリックス(2008-2010)、ソフトバンク(2011-2012)の3球団でプレーしたカブレラは、オリックス時代の2009年にFA権を取得。38歳で迎えた2010年は「.331・24本・82打点」をマークし最高出塁率(.428)も獲得した。 カブレラは翌2011年からソフトバンクに所属するも、2年間でわずか11本塁打と振るわず。ソフトバンク退団後は2017年ごろまで母国ベネズエラでプレーしていたと伝えられている。 ロッテ(2003)、西武(2004-2005,2010-2011)、楽天(2006-2008,2012)、オリックス(2009,2013)の4球団でプレーしたフェルナンデスは、西武時代の2011年にFA権を取得。37歳で迎えた2012年は楽天でプレーするも、「.243・3本・51打点」と振るわずオフに退団となった。 オリックスを最後に2013年限りで引退したフェルナンデスは、その後阪神で中南米担当スカウト、西武で編成部国際業務駐米担当を歴任したことが伝えられている。 以上が日本人扱いとなった4名だが、フェルナンデス以外の3名は直後のシーズンで一定の成績を残し、ラミレスはリーグMVPに輝くほどの活躍を見せている。鳴り物入りでソフトバンクに加入したバレンティンも、1年目となる今シーズンは活躍する可能性が濃厚といえるだろう。 ただ、全員日本人扱いとなったのが30代中盤、もしくは後半ということもあってか、直後のシーズンを含めてその後5年以上プレーしたのはラミレスのみで、それ以外の3名は5年未満で日本球界を去っている。 日本人扱いとなった助っ人はそれまでの過程で年俸が高騰していることがほとんどで、成績面も実績を踏まえた高い水準が求められる。2年10億円の厚遇で迎えられたバレンティンも、もし成績が残せなければ契約の終了と同時にそのまま引退の危機にさらされる可能性も否定はできない。 新型コロナウイルスの影響により、現在も具体的な開幕日が決まっていない今シーズン。各選手が調整に苦慮している中、バレンティンは来たるシーズンで結果を出すことができるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月03日 19時30分
「阪神の寮がクラスターになる」元阪神・狩野氏が古巣に警告、“選手は外出しても疑いの目”風評被害も指摘
元阪神・狩野恵輔氏が、2日放送のラジオ番組『MBSベースボールパークエキストラ 拡大版』(MBSラジオ)に生出演。コロナ感染者が相次いでいる古巣阪神について言及した。 藤浪ら阪神の7選手は、3月14日に知人5人と共に知人宅で行われた食事会に参加。その後、同月21日ごろから嗅覚異常を訴えた藤浪が兵庫県内の病院を受診し、医師の判断によりPCR検査を受けることになったと26日に球団が発表。検査の結果、陽性反応が出たことが同日に判明した。 また、翌27日には食事会に参加した同僚の伊藤隼太、長坂拳弥の両名の感染も発覚。さらに、食事会には参加していないものの、寮の食堂で長坂と食事した小幡竜平に発熱、倦怠感などの症状が出たため、2日にPCR検査を受けたと球団が同日に発表している。 一連の経緯について、狩野氏は「もし小幡に(陽性反応が)出たら、今度は小幡と食事した人から(感染者が)出てくる。このままいくと阪神の寮がクラスターみたいな形になる」と危惧。 続けて、藤浪、伊藤、長坂以外の食事会参加者4名を明かしていない球団側に対し、「(他にも)何選手か食事会にいたって話(を聞いている)。(名前を)言わないと他の選手にも迷惑がかかってくる」、「ちゃんと言う方が健全だと思うし、『検査しても出ませんでした』などと言った方が周りの不安をあおらないんじゃないか」と苦言を呈した。 また、狩野氏は「僕らも(取材に)行けない。球場行ってどの選手が該当する4人なのか分からない。(球団が)取材許可を下したとしても怖くて行けない」と自身も影響を受けていることを明かした。さらに、「(今)阪神の選手はちょっとでも外に出た瞬間に、『参加してた選手なんじゃないか』と疑いの目で見られる」「ここまで来たらもう公表した方がいいと個人的には思う」と球団に促した。 今回の発言を受け、ネット上には「選手はもちろん家族やスタッフにも不安な思いをさせてる事を球団は理解してない」、「何でここまで名前公表しないんだ?“知人”っていうのがヤバいタニマチなのか?」、「黙っていても憶測や雑音が大きくなるだけ。今からでも遅くないから残り4名の名前を出してほしい」といったファンからのコメントが多く寄せられている。 食事会に参加した残り4名を、現在(3日午後6時半)に至るまで明かしていない阪神。狩野氏と同じく球団の姿勢に疑問、不満を抱いているファンは多いが、果たしていつ公表の決断を下すのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2020年04月03日 17時00分
巨人・阿部二軍監督の“罰走命令”に「何を教えてるんだ」 高木豊氏が苦言、「話術を勉強した方がいい」指導法に指摘も
元プロ野球選手の高木豊氏が2日、自身のユーチューブチャンネルに動画を投稿。巨人・阿部慎之助二軍監督の“罰走命令”について言及した。 阿部二軍監督は3月22日、巨人二軍が早稲田大学に敗北した試合後に、全ベンチ入り選手に両翼ポール間走を命令。同戦で9四死球を出した投手陣に15往復、それ以外の選手には10往復走らせている。 ただ、ネット上のファンの間では、「パワハラではないか」と物議を醸しており、カブス・ダルビッシュ有も同24日に自身のツイッターで、「無駄なランニング」と指摘している。 この一件について、高木氏は「論理的だったらいいけど、感情論で走らせるのは良くない。感情で走らせた罰走だったらあまり意味はない」と指摘。 続けて、「それ以前に(投手陣の)技術がなっていない。9四死球を出すというのは何を教えてるんだという話」と阿部二軍監督を含めた首脳陣に苦言を呈した。 また、高木氏は「『下半身が出来上がってないから、制球が乱れて9四死球も出した。だからランニングをしよう』と言うのなら分かる。ただ、単に感情で『お前ら負けたから走れ!』って言うのなら反感を買うだけ」とも口にした。 「彼(阿部二軍監督)は確かに能力は持ってると思うけど、これからは伝え方を勉強した方がいい」という高木氏。「同じダメでも、なぜダメなのかって言い方はいっぱいある。その何をチョイスするかが大事。(そういう)言葉、話術を勉強した方がいい」と提言した。 今回の動画を受け、動画のコメント欄やネット上には「阿部の考えは古い、根性論とか今のご時世には通用しない」、「伝え方が大事っていうのはその通り、これは以前、原監督もどこかで言ってたと思う」、「阿部は入団当初から一軍でスタメン張ってたから、二軍で燻ってる選手との接し方が分からないのかも」といった賛同の声が挙がる一方、「やり方は難しいけど、厳しさを教えることも絶対必要だろ」、「阿部が悪いで片付けてたら選手がつけ上がるだけ」といった反発も寄せられている。 動画内では、自身が現役時代に罰走を命じられた際、「『罰走?お前が走っとけよ』って感じだった。『何の罰走だよ!ふざけんなボケ!』って」と指導者に反感を抱いていたことも明かしている高木氏。今回の一件に対しても思うところがあったのかもしれない。文 / 柴田雅人記事内の引用について高木豊氏の公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCgr5CkgytiVfdnk4C0M42nQダルビッシュ有の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/faridyu
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