ウイスキー
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その他 2023年05月11日 22時01分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ ロック編
今回は飲み方、【ロック】です。《ロックンロール》でもないし《ドウェイン・ジョンソン》の《ロック様》でもありません。実は正式には【オン・ザ・ロックス】と複数形で呼びます。通常氷が二個以上入っているのでロックスです。当たり前ですけど。【ウイスキーオンザロックス。シーバスで!】という感じで注文します。まぁ、ロックで良いと思いますwここまでが前提。今現在ロックで飲む方は大分減りましたが、好きな人は相変わらず好きです。ですのでお店側も色々格好を付けまして【丸氷】だったり【ダイヤモンド氷】何かをつくっております。どうせなら喜んで頂きたいですしね。最近だと機械を使って作る【バラ氷】ってのもあります。本物は見た事ないですけどネット上で見るととっても格好良いです。機械の値段を見ましたら・・・私には手が出ませんwさて、ウイスキーをロックで飲んだ時の考察をしていこうかと思います。比較対象は《ストレート》になります。まず、ロックの場合、お酒自体を冷やすので基本的には《香りが閉じます》。《フレグランス》と《アロマ》が感じられなくなるって事です。癖の強い物はこの段階で大分飲みやすくなるのですが、華やかな香りは殆ど感じられなくなります。勘違いして欲しくないのは香りが無くなる訳ではないと言う事。なので、《フレーバー》特に《アフターフレーバー》が強く出ます。胃の中に入ったウイスキーが体温で温められ、クラスター結合が解け、一気に香りが出て来ます。《キック》が強いとも言いまして、飲兵衛さんは、この感覚が好きなようですwその後徐々に氷が溶け、良いウイスキーだと《濁り》が出て来ます。少し水ッ気が混ざる事で、ロックならではの美味しさが出るのもこの辺りです。そして、ロックで飲んだ時、一口ごとに氷とグラスが奏でる音が。。。これがまた何ともたまらないw ストレートには出来ない芸当です。何故かとってもカッコイイです。個人的には遠くの一点を見つめ続けて頂きたい。最近、たま~に言われるのが《ハーフロック》。ロック+同量のお水です。これは結構危険な飲み方かも・・・。ひたすら飲み易いです。お酒が強い人やベテラン向きだと思いますね。ハードリカーに慣れてない方ですとペースが掴めずに、ついつい飲み過ぎてしまいます。試す時には身の安全を確保してからお願い致します。そう言えば、以前 恵比寿のアイリッシュパブで働いていた時にチョイチョイ来て下さっていた某ベテラン女優さんが、丸氷でマッカラン18年を飲むのが好きでしたねぇ。。。これがまたカッコイイのよ。函館に遊びに来ないかなぁ。。。老若男女問わず、所作が美しい人は素敵ですね。ロックグラスの氷を指で遊ぶ仕草は、もしかしたらお行儀は良くないのでしょうが、そんな事を指摘したら《野暮》になるくらいの《酒場の名シーン》だと思います。はじめて飲むお酒は《ストレート》の方が良いとは思いますが、飲みなれたお酒の場合は《ロック》で遊ぶのも大人っぽくて良いですね。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年05月09日 22時01分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ 香りの表現編
今回は、前回からちょっとだけ掘っていきます。ウイスキーの香りの表現は色々とありますが、基本的にはワインの表現方法をなぞっている感じです。ただし、お酒の質が違う物なので多少ニュアンスが違ったりします。今回書いていくのも、幾つか有る表現手順の一つですので、ぬる~い視点で見守る事をお願いします。さて、香りにはポイントがざっくり3つあります。【フレグランス】【アロマ】【フレーバー】です。【フレグランス】とは【芳香】の事で、言わば《漂う香り》とでも言いましょうか、解りやすいのは、お酒の場合ですと《注いだ時》に立ち上ってくる香りです。営業時ですとアイラモルトを目の前で3人程飲まれますと《ピート香》が漂います。この様に勝手に匂ってくるのを《フレグランス》と言います。次に【アロマ】です。これは意味としては【芳香・香り・香気】となります。語源としてはギリシャ語の【香草・香辛料】だそうです。まぁ香り全般の意味でもあるので表現的にはフレグランスとフレーバーと被ります。通常は、嗅ぎにいった時の香りを《アロマ》として表現します。最後に【フレーバー】です。これは《口内》から《鼻腔》に抜ける時に感じる香味です。ワインだと《ブーケ》と表現する部分です。飲みこんでから香味成分が開いたものが感じられるものを【アフターフレーバー】と呼んでいます。香味成分は主に4つの形態に分けられまして、以下の通りとなっております。1・水溶性香料 2・油溶性香料 3・エマルジョン(乳化)香料 4・粉末香料お酒の場合は1~3の成分が沢山含まれており、特にウイスキーの場合は熟成期間や樽の種類等で個性的なキャラクターを生み出しています。この複雑に絡み合った状態を【クラスター結合】と呼び、温度変化、加水、酸化などの状況変化により閉じ込められている香味成分が刺激により外に出ていきます。溢れてきた香りを感じれば《フレグランス》、嗅ぎに行けば《アロマ》、飲み込んで鼻から香りが出てきたら《フレーバー》。大体こんなニュアンスで覚えておけば大丈夫ではないでしょうか。表現に使うワードとしては以下の項目を意識すると良いでしょう。『果実系』『植物・花系』『スパイス系』『その他(鉱物、化学物質等)』細かく言っていくともっと沢山あるのですが・・・・・・あなたは【パフューマー/調香師】ですか???もっと普通に味を楽しんで下さい。もっと普通に香りを楽しんで下さい。もっと普通に雰囲気を楽しんで下さい。もっと普通に美味しいお酒を共有して下さい。テイスティングノートを付けてたりブログを書いたりしているのであれば、まぁ文句はありませんが・・・【細けぇ事はいいんだよ!】ったく、しゃらくせぇw リラ~ックスw まずは楽しめw勝負しに来てるんじゃないの。お酒を楽しみに来ているの。そういうのは《モルトの会》でも作ってやりなさい。お店で飲む時は、驚きの部分をスタッフに伝えた方が喜びます。そうしますとオマケが付く場合がありますのでお勧めです。やってみて!本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年05月07日 22時01分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ ティスティング編
さて、今回は《テイスティング》のお話を。近年のシングルモルトブームで《テイスティンググラス》なるものがバーのグラスに加わりました。写真の物がそうですが、他の形も色々あります。共通点としては、グラスの形状が胴体部より口部が狭くなっており、グラス内に香りが充満しやすい形状になってます。足(ステム)が付いているのと付いていないのとがあります。ティスティングの方法として、基本的にはワインと一緒です。1・色合いを見る 2・香りを分析する 3・味わう 4・余韻に浸る です。ではポイントを押さえていきましょう。想像してみて下さい。今あなたの目の前には正にウイスキーが注がれるところです。グラスにウイスキーが注がれて貴方の目の前に「すっ」と提供されました。液面の縁に小さな泡が出来ています。←ポイント1これを《グラスビーズ》と呼び、《数が多く》、《粒が小さく》、《消えるまでの時間が長い》と、良いお酒の確率が跳ね上がります。逆にこれが少ない、もしくは全く無い物だと飲んだ印象が一本調子だったり腰が抜けた感じのお酒が多いです。次にグラスの内側にお酒を馴染ませるように濡らします。ここで《レッグ》の様子を確認します。←ポイント2レッグとはお酒の《粘度》が高いと発生します。細くて長いレッグが出たなら《当たり》確定です。熟成の長い物ほど長くて細いレッグが出やすいようです。逆に「だらぁ」っとしてレッグが出ない物は、ちょっと残念な感じな物です。次に《ノージング》です。←ポイント3香りを把握する為の作業です。香りの感じ方としては【フレグランス】【アロマ】【フレーバー】の3つに分かれております。これらに関しては次回詳しく説明します。お楽しみに。ノージングをして一発でそのキャラクターを把握する事は、まず無理です。その時は《スワリング》をします。←ポイント4グラスをクルクル回して空気に触れさせるアレです。何回か繰り返してもOKです。ここで一つ演技をしましょう。「ん?この奥にある香りはなんだ?」みたいなwこの演技は非常に大事です。コメントの出し方としては《フルーツ系》を一つ、《その他》を一つ二つ言えば良いんじゃないでしょうか。いよいよ口に含みます。度数が高いので、少量口に含みます。ワインの様に《ジュルル~》とやると《ブフォァ!》とむせる事になりますので止めましょう。舌の上で、そのお酒の《熟成年数/秒》を目安に考えると良さそうです。ゆっくりと鼻から息を出していくと・・・素敵な時間が訪れる事でしょう。ここまで読んで頂いて、《あれ?色味はチェックしないの?》と思った方。実は、ウイスキーの場合ワインと違って《カラメル》を添加しても良く、殆どのウイスキーがカラメル添加されています。ですので色を見る意味が正直ありません。この件もその内書こうかと思います。本日も皆様が素敵なお酒に出会えます様に。監修Bar ADDICT
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その他 2023年05月05日 22時20分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ストレート編
今回は飲み方についてお話しようと思います。先ずは《ストレート》です。 別の呼び方だと《ニート》と言います。自宅警備員の事では御座いません。ストレートは、読んで字のごとく、お酒をそのまま飲む事です。ワインやビール等の《醸造酒》は当たり前にこの飲み方をいたしますが、ウイスキーやブランデーの《蒸留酒》だと未だに若干引く人達が居ます。ここで一つ目のポイントですが・・・【何かで割ろうがそのままであろうが体内に取り入れるアルコールの量は一緒】と言う事です。となると違いは【度数】です。たしかに慣れてない人が強い酒をそのまま飲むと口の中がヒリヒリして喉が焼けるような感覚に陥る事でしょう。むせてしまう事もあるでしょう。・・・が、これは慣れるしかないでしょうね。まぁ、続けていれば飲めるようになりますよwここで理解しておいてほしいのは、ストレートの場合【極端に味が変化しない】と言う事です。温度変化も無いですし、水っぽくなる事もありません。空気に触れる事により、液中に閉じ込められている香りの成分がでてくるぐらいですし、むしろその方が美味しく飲めます,ですので【ゆっくり飲んで下さい】。そして《チェイサー》を飲む事。チェイサーは《追い掛ける》事を意味してまして、何でも良いのですが通常は、お水です。強者はチェイサーで《ビール》を頼む方もいらっしゃいますが、ビックリするぐらい酔いが回りますので気を付けましょう。さて、ここでストレートの時に使うグラスについて。一般的な物ですと、俗に言う《ショットグラス》があります。西部劇のワンシーンで使っているような分厚いガラスのを当店では使ってます。容量は擦切りで30mlです。1ショットってやつです。ちなみにエスプレッソのショットでもこのタイプを使います。オーセンティックな所では、大体クリスタルガラス製の薄手で容量が50~60mlのグラスを使ってますね。地域によってはロックグラスで提供している所なんかもあります。テキーラの場合は専用の《シューター》があります。細長い筒状のグラスで昔はメーカーからゴッソリ貰えたもんです。ブランデーは《ブランデーグラス》が。裕次郎のアレですw今では使う人も居なくなりましたが。。。バブルの頃はこれにクラッシュアイスをパンパンに詰めてヘネシーを飲んでる方々が沢山いらっしゃいましたけど・・・。最近のウイスキーブームの中で色々なお店で使うようになったのが《テイスティンググラス》です。別名《スニフター》とも呼ばれます。テイスティングの方法を交えて次回掘り進めたいと思います。今回のまとめと致しましては《逆流性食道炎には気を付けて!》ですw本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年05月03日 21時30分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ブッシュミルズ編
今回ご紹介しますのは【ブッシュミルズ】です。正式な名称は《The Old Bushmills Distillery》となっております。写真の一品は《BLACK BUSH/ブラックブッシュ》で蒸留所のフラッグシップです。現存する一番古い蒸留所で創業は1608年となっておりますが、蒸留所自体が出来たのは1784年の事。まぁ一応400年の歴史があると言う事になってます。蒸留所はその後1885年に火事で消失しますが、すぐに建て替えられました。そして、この時に建物を設計したのがスコットランド人のチャールズドイグ氏。その為かスコッチの蒸留所の象徴とも言える二つの《キルン》があります。ここで《キルン》の説明を致します。「キルン(Kiln)」は英語で、「釜」や「炉」を意味します。ウイスキーの蒸溜所におけるキルンとは、発芽した大麦を乾燥させるための設備のことで、「乾燥塔」とも呼ばれます。キルンの内部は釜のようになっており、最下部にある炉でピート(泥炭)などの燃料を焚き、《培燥床》と呼ばれる網状の床で、《発芽させた大麦》を熱風で燻しながら乾燥させモルトが作られます。俗に言う《ピートを炊く》と言う奴です。この時にピートで燻されることによりモルトにピート臭が付く事になります。・・・が、ブッシュミルズってノンピートなんですよねぇ。。。キルンの意味は?まさか飾り? ピートじゃなく石炭を炊いているのかな???ちょっと調べても解らなかったので誰か知っていたらお願いします。さて、一般的な「シングルポットスチル」と呼ばれる伝統的なアイリッシュウイスキーは、《モルト》と《未発芽の大麦》《ライ麦》《小麦》などを原料とし、ポットスチルで3回蒸溜しております。ブッシュミルズ蒸溜所では、スコッチと同様に材料は大麦麦芽(モルト)にこだわっていて、アイルランド産の二条大麦を100%使用し、スムースな飲み口を実現するためにすべて《ノンピート麦芽》を使用しています。それに加え、アイリッシュ伝統の3回蒸溜を継続したことで、スコッチよりも軽くてすっきりとした味わいに仕上がってます。スタンダード品の「ブッシュミルズ」と「ブラックブッシュ」は、このモルトウイスキーをグレーンウイスキーとブレンドしたブレンデッドウイスキーで、他にはシングルモルトウイスキーも商品化しております。2021年11月9日、世界で最も古いウィスキー蒸溜所であるブッシュミルズ蒸溜所の新しいマスターブレンダーにアレックス・トーマス氏が就任したことが発表されました。名前だけだと解らないでしょうが、この方女性です。 しかも結構な美人ですw意外に居そうで居なかった女性のマスターブレンダー。これからどんどん出て来そうですね。楽しみです。ちょっと前までアイルランドには3つの蒸留所しか存在しませんでした。《ミドルトン蒸留所》《クーパー蒸留所》そして《ブッシュミルズ蒸留所》です。現在では18か所の蒸留所が在り、《BASKER/バスカー》を筆頭に、それぞれが良いキャラクターのウイスキーを製造しております。更に16か所の蒸留所がこの先作られるそうなのでアイリッシュウイスキーはこの先注目をしていた方が良いと思います。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月25日 20時01分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ウシュクべー編
さて、今回は【ウシュクべー】です。写真は【ウシュクべー・ストーンフラゴン】です。残念ながら、現在こちらは終売になっております。スタンダード品も入荷するのが意外と大変w まぁ色々バタバタしてましたし。。。まずこちら【ブレンデッドスコッチウイスキー】でございます。スタンダード品でモルト比率60%。非常に贅沢な作りです。だてに【生命の水】からネーミングしてません。さて、この《ストーンフラゴン》は、次のような仕様となってます。27年以上熟成させたモルト原酒を中心にブレンドしたウシュクベの最高級品。*後にもっとすごい【ブルーフラゴン】が販売されます。85%のモルトと15%のグレーンをシェリー樽で18ヶ月マリッジされます。陶器の形は昔のウイスキー・ジョッキを再現したものです。ウイスキージョッキってなんやねん・・・怖いわw歴史を見てみると・・・創業はロス&キャメロンズ1768年からで、250年以上の大ベテランです。1842年まで【シングルモルト】として販売されておりました。1876年に【ウシュクべ】は製品登録されます。1926年にウィリアムグリゴール&サンズに譲渡され、ここから【ブレンデッドモルト】に変わります。1969年にトゥエルブ・ストーンフラゴン社のスタンリー・スタンキヴィッツが商標権を買収。この年に【ウシュクべ・ストーンフラゴン】が販売されます。1973年スタンキヴィッツはブランドを完全掌握しブレンディングを【ダグラス・レイン】に委託します。1990年代にブレンディングを【ホワイト&マッカイ】に変更します。2001年にスタンキヴィッツが亡くなるとグローバル戦略が失敗して一時生産停止になりました。2005年にコバルトブランド社が商標とレシピを所得。また【ダグラス・レイン】社と契約2009年より再発売 ~現在に至る。ハイランドモルトを中心に作られているので初心者から上級者まで広く楽しめる一品となっております。最上級品のブルーフラゴンだけ一部のキーモルトが公開されてますので紹介します。《ベンリネス》・《インチガワー》・《クレイゲラキ》・《ブレア アソール》《グレンゴイン》・《ダルユーイン》・・・んー!渋い!ウイスキー好きなら必ず一度は飲んでおいて欲しい一品です。手元にある84‐85年の【世界の名酒事典】によると・・・一本7万円wその隣にウシュクべークリスタルデカンタと言う物もあり、一本25万www定価は高かったっす。実際、流通してたのは多分1/3以下の値段だった気が・・・。お店で飲む時はお値段を確認してからの方が良いと思います。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月19日 22時01分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ チェッカーズ編
もう梅雨が開けたのですね?早いなぁ・・・。ちょいと前までは北海道はエアコン要らずと言われておりましたが日中は無いとヤバいです。どうも【男の酒道】執筆者、大野です。今回はオールドボトルのブレンデッドウイスキー《CHEQUERS/チェッカーズ》をご紹介します。フミヤが居たチェッカーズとは何の縁も所縁も御座いません。あしからず。とは言え、お陰様でと言いましょうか紹介すると一発で名前を覚えて頂けるのは非常に有難い事ではあります。1フレーズ聴かされるのもお約束wさて、このチェッカーズですが【終売品】でございます。90年代初頭で姿を消しました。当店ADDICTにストックしている物は80年代に流通していたもので、デッドストックがたまに出てきます。70年代だと年数表記が無く【SUPERB DE LUXE】と表記されております。陶器ボトルや15年物なども有りますのでスコッチ好きなら一度試してみる事をお勧めいたします。キーモルトは【LINKWOOD/リンクウッド】、2ndラベルとして【アボッツチョイス】がありました。販売会社は【ジョン・マキュワン社】。ん?業界でマキュワンと言えば【ジム・マキュワン】氏が有名ですが血族なのかな?調べてみたけどちょっと解りませんでした。15歳でボウモアの樽職人スタートの人だから関係ないかな?ちょいと脱線いたしますが【ジム・マキュワン氏】は【ボウモア】で38年勤めた後【ブリックラディ】を再建し、数年前に引退したようです。その内詳しく書こうかと思います。このチェッカーズの由来はロンドンから北西に40km程行った所、バッキンガムシャーの古城の旧跡からだそうです。現在は英国首相の別邸として使われているようです。個人的にも折角、美味しいブレンデッドなのに無くなってしまった事が悔やまれる一品です。何事もそうですが失ってしまってからでは遅いのですよ。そろそろ球数が少なくなってきているようなので何処かで見かけたら是非お試しくださいませ。やっぱりブレンデッドウイスキーって美味しいなぁ~と思うはずです。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月15日 22時01分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ シンジケート編
さて、今回のお酒は【シンジケート58/6】です。日本では1991年より輸入されているブレンデッドスコッチウイスキーです。しかも輸入元が「角川春樹事務所」でした。《1958年》に6人のグループが30年以上放置されたウイスキーの樽をリースの港で偶然に発見!すべて買い取りプライベートブレンドを作った。それは何時しか周りの知る事となりオリジナルと同じ製法で世に出る事となった。。。バーテンダー的にはこんな把握の仕方だと思われます。さて、このシンジケートですが一応使われているお酒が公表されておりますので紹介致します。(1)トーモア 1960(1959)(2)ダルモア(3)バルブレア(4)トマーティン(5)ロングモーン(6)グレングラッサ(7)インチガワー(8)グレンキース 1960(1957)(9)グレングラント(10)キャパドニック(11)ダフタウン(12)グレンファークラス(13)タムナヴーリン 1966(14)トミントゥール 1964(15)ブラドノック(16)キンクレイス 1957(17)インヴァーリーヴン(18)ブルイックラディ(19)インヴァーゴードン(グレーン)(20)ノースブリティッシュ(グレーン)えー、説明に対して突っ込んでみました。輸入する時に盛っちゃった感が凄いです、まだ存在していないお酒が使われているってのがねぇ。。。素晴らしく美味しいウイスキーなので訳の分からないエフェクトはかけて欲しくないんですけどね。現在は18種のモルトと4種のグレーンで作られていると、熟成はソレラシステムで行われ、最終的に4年熟成のシェリー樽でフィニッシュされていると。モルト65% グレーン35%のクラシカルブレンドである事。オフィシャルのページに書いてありました。現存しているオリジナルも存在しており、熟成期間も12年でした。ブレンデッドの勉強には必要不可欠な一本だと思いますよ。何処にでもあるお酒では無いですが一定レベル以上のお店には置いてある確率が高いので是非試してみて下さい。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月13日 22時01分
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ ビハインド ザ カスク編
【BEHIND THE CASK/ビハインド・ザ・カスク】の紹介をしたいと思います。2022年5月函館にボトラーズ業者が誕生致しました。そして、この度ここの《アンバサダー》として参加させて頂く事となりました。ウイスキー業界により一層深く拘れる事を嬉しく思います。さて、この【ビハインド・ザ・カスク】ですが、元々は青森で立ち上げました。が、この度函館に根をおろしてくれる事となりました。ありがたやありがたや。販売実績として過去に5度のリリースがあり、この度6度目で、初めてブレンデッドモルトウイスキー【BLANC DE BLANCS】を販売致しました。*全て完売です。ここの経営者である《澤田さん》は、まだ若いのですが、実に素晴らしい経験と行動力を持つ人で、インディペンデントボトラーとしてのセンスに多方面から注目されつつある人物です。名前だけでも覚えておいて下さい。ここの特徴として、《函館でボトリングするお酒》に関しては、ワインの瓶を使う事、栓もワインの様にコルク栓で、コルクスクリューを使わないと開けられない事、蠟封をする事と、なっております。*シングルモルトに関してはスコッチウイスキーの規定に基づきスコットランドで製品化した後に輸入という形がとられてます。これは本人が以前フランスのワイナリーに勤めていた時の経験と、ウイスキーも【瓶内熟成】をするんだと言う事を踏まえての《こだわり》だったりします。一般的にはウイスキーなどのハードリカーは瓶内での熟成は行われないとされています。しかしながら実際にボトル内で味の変化は起きています。通常はどんなに美味しく変化したとしても【劣化】と捉えられてきた事です。実際《オールドボトル》(主に特級表記時代)を見てみると底に《オリ》が溜まっている事があります。つまり瓶内で品質の変化は存在すると言う事です。なので、ビハインドザカスクの製品は、この変化の手助けをする事を念頭においてボトリングが行われているのです。同じお酒でも、角が取れて飲みやすくなったとか、外気に触れて香りが開いたとか、そんな経験はありませんでしょうか?抜栓してからの変化と未開封の瓶内変化では、ちょいとニュアンスが違いますが、より楽しく、面白い方向にウイスキーを嗜むと言う意味では共通すると思います。ちなみに代表の澤田さん曰く、目標としては《ネゴシアン》になりたいし、函館ならではのウイスキーを提供したいとの事です。私もその為に協力していければと思っております。皆さん《ミッシェル・クーブレ》って知ってますか?ベルギー出身で《ウイスキー業界の変態ジジイ》←(良い意味で)と呼ばれているとかいないとかw澤田さんは彼が憧れの存在らしいので、きっと彼も素敵な変態になってくれると思っております。そのように育てたいと思ってますw定期的に取り上げたいとも思ってますのでお付き合い下さいませ。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他 2023年04月07日 22時01分
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ クライドサイド編
また新しい蒸留所から1stボトルがリリースされました。その蒸留所は《CLYDESIDE/クライドサイド》です。ボトル名は《CLYDESIDE STOBCROSS》。デザインもオリジナリティーが感じられる良いボトルです。さて、色々書いていこうとは思うのですが、何せ新しい蒸留所の為、これと言った物語がまだありません。ですのでオフィシャルのプレスリリースを基に創業者の《ティムモリソン》を含め紹介したいと思います。インディペンデントボトラー、「ADラトレー社」のオーナーのティムモリソン氏が、スコットランドのグラスゴー市内に2017年に設立された新しい蒸留所、クライドサイドから初リリース。初蒸溜が同年の11月6日で11月23日にはビジターセンターがオープンしています。クライドサイド蒸留所はその港湾地区に船の入出港の指令室であった通称「ポンプハウス」の跡地に建てられました。ティムモリソン氏の父であるスタンリーP.モリソンがウイスキーのビジネスを始めたのが約100年前、ADラトレー社を設立しウイスキーのブローカーを始めました。その後シーバスブラザーズ社なども買収した後、1963年にはボウモア蒸留所を買収して、あの《モリソンボウモア社》を立ち上げました。*現在はサントリーのグループ会社。オーヘントッシャン・グレンギリー・ボウモアを持つ。息子であるティムモリソン氏は、その後他社に渡っていたADラトレー社を買い戻し、インディペンデントボトラーとしての活動を始めました。そして2017年、彼はウイスキー作りを再び始めるべく《モリソングラスゴーディスティラーズ》社を設立、クライドサイド蒸留所を稼働させました。ウイスキーに使われる仕込み水は約60キロ離れたロッホカトリンの水を100%使用、なんとロッホカトリンは曽祖父であるジョンモリソンがグラスゴー市内の水道水の供給源となる貯水池としての創設に携わっていました。原料となる大麦は全てローランド地方の契約農家から調達、発酵には約72時間をかけます。ローランド地方に属しますが2回蒸留で、熟成には高品質のファーストフィルバーボン樽をメインに、シェリー樽やリチャー(再度内側を焼く)したバーボン樽を使用しています。商品名となる「ストブクロス」は、蒸留所付近にある交差点の名前から付けられました。「ストブクロス」の熟成には約90%がファーストフィルバーボン樽、残りはシェリー樽を使用しています。香りは洋梨、青リンゴ、ローズ&ハニー、バニラ、ボディはソフトでスムース、バニリンな甘みから洋梨やアップル、バナナ、フィニッシュは優しいビターと心地よいミントが続きます。ファーストリリースとして素晴らしいクオリティ!ローランドウイスキーらしい優しくスムースなテイストですが、ボディは立体感がありしっかりとフィニッシュまで展開していきます。・・・とまぁこんな感じです。中々1stリリースを飲む機会も少ないとは思うのでどこかのBARで見かけた時は是非お試しくださいませ。本日も皆様が素敵なお酒に出会えますように。監修Bar ADDICT
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その他
アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ ビハインド ザ カスク編
2023年04月13日 22時01分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ クライドサイド編
2023年04月07日 22時01分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ クライゲラキ編
2023年04月05日 22時01分
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アルコールいろいろ ~函館からの何かしら~ オールドパー編
2023年04月03日 22時00分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ グレンキース編
2023年03月31日 22時30分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ストラスミル編
2023年03月29日 22時30分
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その他
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ パティソン事件編
2023年03月27日 22時30分
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その他
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ベイゼイルヘイデン編
2023年03月21日 22時30分
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その他
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ダルモア編
2023年03月19日 22時30分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ コーザノストラ編
2023年03月17日 22時00分
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アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ エドラダワー編
2023年03月15日 22時00分
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その他
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ キングスランサム編
2023年03月13日 22時00分
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その他
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ハーシュリザーブ編
2023年03月07日 22時00分
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その他
アルコールいろいろ~函館からの何かしら~ ブラドノック編
2023年03月05日 22時00分
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