坂本勇人
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スポーツ 2022年05月11日 11時00分
巨人、正二塁手・吉川は当分復帰できない? 先の見えない打線復調に原監督は内心激怒か
救世主は誰か? 5月10日、中田翔が一軍に復帰した。期待されていたのは、打撃力であり、年齢的にもチームのまとめ役になってくれると思われていた。 「巨人に来てから、人が変わりました。今までは常にグループの中心にいるタイプでしたが、巨人に来てからは相手を立てることも多く、どちらかというと、聞き役に徹しています」(ベテラン記者) チームは連敗中。同日のDeNA戦を落とし、5連敗を喫したわけだが、こんな情報も広がっていた。 「10日からのDeNA戦は変則日程。新潟県での遠征が1試合(10日)、1日移動日を挟んで横浜スタジアムで1試合。中田の合流は10日ではなく、横浜スタジアムで試合がある12日ではないかとも伝えられていました」(球界関係者) 5月のここまでの7試合で打線が挙げた総得点数は「17」。1試合平均では、約2・4点となる。一発も期待できる中田の合流を急いだということだろう。 もっとも、その中田は3打数2安打と活躍したが、連敗を止めることはできなかった。中田が再登録されたこの日も、打線は「1点」しか挙げられなかった。坂本勇人、吉川尚輝を故障で欠き、打線の低迷は深刻だ。 「中田をスタメンで使えば、好機に強い中島宏之を代打待機させることになります。中島にセカンドを守らせ、2人を同時にスタメン起用する案が浮上してきました」(前出・同) 2019年の巨人移籍以降、中島は主に一塁を守ってきた。移籍1年目に10試合ほど三塁を守っているが、20年以降、一塁以外のポジションに入ったことはない。 その信憑性はともかく、こうした“臨時コンバート”の話が出るということは、正二塁手・吉川の復帰がかなり遅れそうだとも解釈できるが…。 吉川が肩甲骨周辺の死球を食らったのは、5月4日。その後、精密検査を受け、「骨挫傷」と発表されたが、その怪我の度合いや復帰時期の目処などの詳細は明かされていない。 「最近の傾向ですよね。たとえば、『コンディション不良』とだけ伝え、具体的な病名は言わないってヤツです。状況を具体的に言うと、対戦相手にもチームの内情を教えることになりますから」 他球団の関係者だが、そんな話をしてくれた。 右ヒザの内側側副靱帯損傷と伝えられた坂本にしてもそうだ。その度合いや復帰時期については発表されなかった。 「坂本、吉川は二軍のジャイアンツ球場で軽めの練習をしています。実戦を想定したものではないので一軍復帰はまだ先になりそうですが、通院はしていないようです」(前出・ベテラン記者) チームの内情を隠すのは、大事なことだ。 しかし、打撃陣の低迷は隠しようがない。原辰徳監督は打線改造でピンチを脱出しようとしているが、「(打線が)なかなか機能しないね」とボヤいていた。こんな風に淡々と喋る時が本当に怒っているのだという。4位中日とのゲーム差も「0・5」まで縮まった。次の“コンディション不良者”が出た場合、チームの内情を隠す必要もないくらい、順位を落としてしまうだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月09日 11時00分
巨人・大勢の初救援失敗、原因は原監督? 先発・高橋とは真逆、えこひいき起用の意図とは
試合後、巨人・原辰徳監督、桑田真澄投手チーフコーチが記者団の質疑に応えてくれた。そこから分かったのは、5月8日の試合の中に「非情」と「温情」の両方が秘められていたことだ。 「試合前、『今日は負けられない』の声がたくさん聞かれました。キャプテン・坂本勇人が右ヒザを負傷したのが、4月30日。その日から、1勝6敗(8日試合開始前時点)とチームは散々な状態です」(スポーツ紙記者) >>巨人・坂本、右ひざ故障離脱は予言されていた? 守備の師匠が懸念していた深刻な問題点とは<< 「負けられない」の気持ちは、投手起用に表れた。先発・高橋優貴を5回途中で降板させた。先取点を奪われたとは言え、1点である。2アウトまでこぎ着けており、連敗でなければ、“勉強”を兼ねて続投させていたはずだ。 桑田コーチは「もう少し投げさせてあげたかった」と話してした。原監督は降板させた5回を指して、「先頭打者のピッチャーに四球を出すようでは…」と怒っていた。また、救援の今村信貴が3連続四死球と振るわなかったことについても、「フォローできないね」と言い放っている。 坂本、菅野智之、吉川尚輝と投打の主力が欠場しており、原監督は新主将役を探していたのかもしれない。 「坂本、吉川がいなくなり、得点能力がガタ落ちです。味方投手が失点する度にチームの雰囲気も悪くなっていくので、投手が踏ん張れるかどうかが勝敗のカギになっていました」(前出・同) 投手陣の奮闘に期待していた。指揮官から非情のコメントが出た理由はこの辺にもありそうだ。 そんな「負けられない一戦」の中で、原監督が「温情」を見せたのは、ルーキー・大勢(翁田大勢)に対してだった。 逆転に成功し、1点リードで迎えた9回表、原監督は“絶対的守護神”となりつつある大勢をマウンドに送った。その大勢が初となる救援に失敗したのは既報通りだが、「非情」に徹すれば、他の投手に交代させていたはず。だが、原監督、桑田コーチともに「交代の選択肢」はなかったようだ。 「いろんな意味で勉強、次につなげることが…」 原監督がそう言えば、桑田コーチも「(今日の敗戦が)後に何勝にも変えてくれると思いますので、そこに期待したいと思います」と答えていた。 ここまで、大勢は新人とは思えないほどの安定感を見せてきた。 とは言え、大勢には「温情」で、他投手には「非情」では単なるエコ贔屓だ。チーム関係者の一人がこう反論する。 「イニングの途中で、クローザーに救援を送ることは、『クローザー失格』を意味します。その方がチームに与える影響が大きい」 大勢が連打された時点で、原監督は敗戦を覚悟したのかもしれない。しかし、守護神までは喪失したくないとし、ガマンした。守護神という、最後の砦は死守したかったのだろう。 繰り返しになるが、主将・坂本を喪失し、原巨人は全く違うチームになってしまった。中田翔の近々の昇格も伝えられるが、大勢が原監督の温情に応え、中田が坂本の代役を務められなければ、このままズルズルと落ちていくだけだろう。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年05月02日 11時00分
巨人・坂本、右ひざ故障離脱は予言されていた? 守備の師匠が懸念していた深刻な問題点とは
阪神に3タテを食らったこと以上にショックが大きそうだ。同時に聞こえてきたのは、「やっぱり」の声だった。 5月1日、巨人の精神的支柱でもある坂本勇人の登録が抹消された。前日の同カードで坂本は途中交代している。併殺プレーを成立させられず、その後すぐにヒザをついて座り込んでしまった。捕球の際、右ヒザを地面に打ったのだ。「右ヒザ内側側副靱帯の損傷」、元木大介ヘッド兼オフェンスチーフコーチは「重傷じゃないと思う」と言っていたが…。 >>巨人・岡本、打席での表情に実況驚き「何か言いたそうな目してる」 退場もあり得たと苦言も、三振直後の一場面が物議<< 「3連戦初戦に先発した菅野智之も右肘を痛め、登録を抹消されました。投打の中心選手がいなくなってしまいました」(スポーツ紙記者) 戦力ダウンは間違いないだろう。 しかし、坂本の故障個所が「右ヒザ」であったことは、ちょっと気になる。元ヤクルト・宮本慎也氏が自主トレ期間中の1月から「今年の坂本はヤバイ」と話していたのは有名な話。それが右ヒザに関係していたのだ。 「坂本は宮本氏に直接電話をし、どこがまずいのか、質問したそうです。宮本氏は捕球体勢が高くなっていること、右足の動かし方、特にヒザで踏ん張らなくなったため、送球ミスにもつながっていることを説明しました」(球界関係者) 2012年、坂本は宮本氏に守備の極意を学んでいる。その信頼関係から「右ヒザの使い方を見直すべき」とのアドバイスにつながったわけだが、 「坂本は手抜きをしようとして右ヒザで踏ん張らなかったのではありません。無意識のうち、認めたくないのかもしれませんが、年齢的な衰えでしょう」 とも指摘されている。 そう言えば、昨季終盤、“らしくない”送球ミスもいくつか見られた。 「巨人首脳陣も察していたのでは。昨季オフ、若手の中山礼都に『坂本超え』の言葉を掛け、発奮させたりして」(プロ野球解説者) また、その坂本が今季開幕戦に左脇腹の故障で間に合わなかった時、原監督は小林誠司を副主将に指名している。“坂本不在”の不安を抱えたままペナントレースに突入したくないのはもちろんだが、これまでのようにフル出場できる体ではないことも察していたのかもしれない。 「レフトのウォーカーの肩の弱さをフォローするため、坂本は外野まで走って中継プレーをしていました。例年以上に疲れているはず」(前出・同) “珍現象”も起きている。ここまで阪神の失策数は「11」で、リーグ最少。巨人は「19」でリーグワーストだ。うち5失策は坂本によるもの。昨季の失策は「4」だから、約1か月で1年分のエラーをカウントしてしまったわけだ。 「このまま終わる選手ではありません。コンディションを整え直せば」 そんな声も多く聞かれた。 チーム全体でもエラーが多いだけに、今年は戦略も変えていかなければならない。「坂本の異変」が首位戦線にも暗い影を落としつつある。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年04月10日 11時00分
中日・落合元監督、本当はマー君が欲しかった? 堂上1位指名の裏事情暴露し驚きの声「球界激変もあり得たな」
野球解説者・落合博満氏(元中日監督)が6日、自身の公式YouTubeチャンネルに動画を投稿。動画内での発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で落合氏は共にプロ3年目・20歳のロッテ・佐々木朗希、ヤクルト・奥川恭伸の投球スタイルを比較。また、楽天のプロ16年目・33歳の田中将大が昨季4勝に終わった要因などを話した。その中で、落合氏は中日監督時代の2006年ドラフトで田中の1位指名を考えていたという話を明かした。 >>中日・立浪監督が根尾に苦言、「素直に聞けよ」ファンも落胆 福留も指摘した“悪癖”は改善されていない?<< 同年ドラフトで田中(駒大苫小牧高)は横浜(現DeNA)、オリックス、日本ハム、楽天から1位指名を受け、4球団による抽選の結果楽天が交渉権を獲得。一方、中日は巨人、阪神と共に堂上直倫(愛工大名電高)を1位指名し、抽選で当たりクジを引き交渉権を獲得している。 この年のドラフトについて、落合氏は「本心を言うと、あれは本社命令。堂上(指名)っていうのは」、「普通に考えたら欲しいのは田中だったんだ」と発言。自身は田中を指名したいと考えていたが、球団側の意向で断念、堂上指名に至ったという裏話を暴露した。 落合氏は続けて、「鶴の一声ってあるでしょ? 東海三県(出身)で堂上を獲れっていう。そしたら後は何もできない。それがなければ、ダメ元で田中いってる」とコメント。球団は堂上が地元・愛知出身で高校も愛知という理由から1位指名を指示してきたことも明かした。 この落合氏の発言を受け、ネット上には「落合がマー君狙ってたことも球団の意向で諦めたことも初耳、もし獲れてたら球界の勢力図が激変してたな」、「当時の堂上は超高校級スラッガーとして注目されてたから、球団も『地元の逸材を逃すわけにはいかん』って息巻いてたんだろうか」と驚く声が寄せられた。一方、「もし落合の意向が通ってれば田中はもちろん、坂本がウチに来てた可能性もあるのか」、「中日が田中指名なら堂上は巨人、阪神の2球団競合だから、ここで巨人がクジ引いてたら坂本の入団はなかったってことか」と、巨人・坂本勇人を引き合いに出した推測のコメントも多数見られた。 「巨人は堂上指名に失敗した後、外れ1位として坂本(光星学院高)を指名。坂本は翌2007年から昨季までに通算2118安打を放つなど、球界を代表する遊撃手として大成しています。堂上を外したことが逆にすばらしい結果になった形ですが、もし中日が田中を指名していれば堂上は巨人、阪神の2球団競合となるため、巨人が堂上の当たりクジを引き坂本は入団に至っていなかった展開は考えられます。また、田中を指名した中日が争奪戦を制していた可能性はもちろんありますし、失敗でも外れ1位として坂本を指名することもあり得たでしょう。今回の落合氏の話を受け、このような“たられば”に思いをはせているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) なお、坂本が既に名球会入りを果たし、田中も現在日米通算183勝と入会まで残り17勝に迫る一方、堂上はプロ入りから昨季まで通算469安打とくすぶり続けている。このこともあり、一部からは「球団側が余計な口を挟んでいなければ…」と惜しむ声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について落合博満氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCP4ORJd6Knja3kAL40F6YXg
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スポーツ 2022年03月27日 11時00分
巨人、坂本の故障離脱も4年前の悲劇は起こらない?「すごいチャンス」代役以上の働きに期待が持てる選手も
2年ぶりのリーグ優勝、10年ぶりの日本一をめざす2022年シーズンが25日からスタートした巨人。その出鼻をいきなりくじいたのがプロ16年目・33歳の坂本勇人の故障離脱だった。 坂本は春季キャンプからオープン戦にかけ順調に調整を進めていたが、オープン戦最終戦の21日・ロッテ戦をコンディション不良を理由に欠場。その後、左内腹斜筋筋損傷と病院で診断された23日に故障班に合流し、翌24日に発表された開幕一軍メンバーからも外れた。 坂本は2018年シーズンに左脇腹を故障した過去があるが、この時は7月17日~8月24日まで約1カ月戦線を離脱。坂本不在の間に「15勝17敗1分」と負け越したチームはリーグ3位に終わり、シーズン後には高橋由伸監督が退任に追い込まれるなど悲惨な展開となった。 >>巨人・坂本の守備に球界OBが鋭い指摘 「よくそんなところ見てるな」驚きの声も、好成績の裏にある深刻な問題とは<< 今回の故障も復帰時期が不透明なこともあり、ネット上には「4年前みたいに長期離脱すれば早々にシーズン終戦もあり得る」、「坂本がいたOP戦で絶不調(4勝11敗2分)だったのに、坂本抜きで勝てるわけない」と今後を悲観する声が寄せられた。一方、「坂本離脱が痛いのはそうだけど、長年言われてきた後継者問題を解決するチャンスでもあるのでは」、「坂本が万全ならベンチだった他の遊撃手の中から、突然のチャンスをモノにする選手が出てこないとも限らん」と前向きなコメントも多数みられた。 「坂本は2008年から昨季まで遊撃レギュラーを張り続け、打撃では首位打者(2016)、最高出塁率(2016)、最多安打(2012)を各1回、守備ではゴールデングラブ賞を5回(2016-2017,2019-2021)獲得と攻守で実績を残している選手。ただ、役割の大きさからスタメンを外しにくい面もあり、後継者候補が育っていない状況がここ数年不安視されています。このこともあり、今回坂本の離脱で代役を起用せざるを得ない状況となったことで、後継者問題解決に光が差す可能性もあるのではとみているファンも少なからずいるようです」(野球ライター) 24日発表の開幕メンバーの中には、昨季遊撃として10試合以上に出場した野手がプロ7年目・24歳の廣岡大志(25試合)、5年目・28歳の若林晃弘(19試合)、7年目・28歳の増田大輝(14試合)の3名いる。OP戦では廣岡が打率「.400」、若林が「.211」、増田が「.286」といった成績を残しており、数字だけを見れば廣岡が代役の中心になることが予想される。 なお、その廣岡は坂本が故障班に合流した23日に、「絶対打ってやるんだという気持ちを持って、受け身にならず攻めていきたい」、「僕にとってはすごいチャンスなので、それをしっかりつかみ取れるようにやっていきたい」とコメントし、代役からの台頭に息巻いていることが伝えられている。廣岡はヤクルト時代の2019年に10本塁打を放った打力の持ち主だが、ハングリー精神を発揮し本格ブレークする可能性も決してゼロではないだろう。 開幕メンバー外となった24日の報道では、球団を通じ「下を向いている場合ではないので、合流したときのために最善の準備をします」とコメントしたことが伝えられている坂本。廣岡ら代役遊撃手たちは、坂本が戻ってきた時に原辰徳監督を悩ませるような結果を残すことができるのだろうか。文 / 柴田雅人
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スポーツ 2022年02月16日 11時05分
巨人・原監督、“ポスト坂本”の扱い方に苦悩? 敵バッテリーも驚いた活躍の評価が難しいワケは
ビッグボスも一目を置いていたようだ。 原巨人の「初の対外試合」は、北海道日本ハムファイターズだった。試合は9回表、平内龍太が4連打含む6安打で5点を失って敗れたが、「積極性」と「慎重さ」の両方を見せ、日本ハムベンチからも称賛の声が上がっていた選手がいた。高卒2年目の内野手・中山礼都だ。 「二塁打を2本放ち、結果を出しました。日本ハムバッテリーは『ボール球に手を出さない』と褒めていました」(関係者) 中山は昨年オフ、契約更改の席で「坂本勇人の後継者に」「ショートのポジションを獲るつもりで」と球団幹部から檄を飛ばされていた。2020年ドラフト3位で指名された当初から「ポスト坂本」とも言われており、今春キャンプでの奮闘は原辰徳監督の“計算通り”だったのかもしれない。 「原監督は『今年は若手を使う』と明言してきました。中山がこのままバットで結果を残し続けることができたら、開幕一軍ということも」 多くの関係者、メディアがそう語っていた。 「右投げ左打ち、ショート。巨人では『ポスト坂本』と言われていますが、立浪(和義=中日監督)みたいな選手になると思う」(プロ野球解説者) 立浪監督はNPB史上1位となる487本の二塁打をマークしている。同日、中山が打ったヒットは2本とも二塁打。“立浪タイプ”と予想されるのも頷ける。 「守備でも、自身から二塁牽制球を求めるなど積極的な姿勢が見られました」(スポーツ紙記者) この守備での積極性を評価する声も多く聞かれたが、別の見方もされていた。 「中山の守っている位置、少し浅くないか?」 ネット裏に陣取っていたライバル球団のスコアラーたちの言葉だ。 近年、セカンド、ショートを守る選手が「後方」に就くケースも増えてきた。とくに広島がそうなのだが、ショートの小園海斗、セカンドの菊池涼介は「外野の芝生前方」にいることも多い。自身の肩とフットワーク、スピードに自信がなければできないことだ。 中山の守っていたのは、基本的な位置。高校時代から「強肩遊撃手」と呼ばれていた。スコアラーの「浅い」の言葉は、他球団の正遊撃手を見慣れているために出たものだろう。 「一塁送球が慎重すぎる感じも受けました。まだ一軍の雰囲気に慣れていないため、大事にプレーしているんだと思います」(前出・スコアラー) もっとも、その「慎重さ」を評価する声も聞かれたが…。 「坂本を休ませて中山を使う試合が見られるかもしれません」(前出・プロ野球解説者) 中山を育てていくのなら、試合で使っていくしかない。今後、対外試合ではエース級のピッチャーも出てくる。そこでも快音が聞かれたら、原監督も“考える”のではないだろうか。でも、坂本は外せない。 新庄監督のように、守備位置、打順を“ガラガラの抽選器”で決められたら…。原監督はビッグボスを羨ましく思ったのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2022年02月12日 11時00分
巨人・坂本の守備に球界OBが鋭い指摘 「よくそんなところ見てるな」驚きの声も、好成績の裏にある深刻な問題とは
野球解説者・川上憲伸氏(元中日他)が7日に自身の公式YouTubeチャンネルに投稿した動画に、野球解説者・宮本慎也氏(元ヤクルト)が登場。巨人のプロ16年目・33歳の坂本勇人にまつわる発言がネット上で話題となっている。 今回の動画で宮本氏は現役時代(1995-2013)にゴールデングラブ賞を6回獲得(遊撃。三塁手部門では4回)した遊撃守備のコツや、その根底にあるPL学園高校時代の恩師・中村順司元監督の教えなどを話した。その中で、2012年の自主トレで守備を徹底指導した間柄である坂本の遊撃守備に綻びが出ていると指摘した。 >>ヤクルト・青木に先輩が激怒「誰に口きいとんやオラァ!」 宮本氏がベンチ裏の大騒動を暴露、4年後の謝罪エピソードも明かす<< 昨季の坂本は遊撃手としてチームトップの116試合に出場。失策数はリーグの遊撃手では最小の4、守備率はセ遊撃トップの「.991」という数字をマークし、3年連続となるゴールデングラブ賞に輝いている。 ただ、宮本氏曰く「(昨季)終盤ね、悪送球が多かったのよ。(一塁に)届きませんでしたとか、ポンって投げたのがワンバンになったりとか」と、昨季の坂本は記録に残らないエラーを頻発していたという。 宮本氏は続けて、「こっち(右足)の踏み込みが甘い(ことで)、左足が前に出てるから肩が入っちゃうんだよね。それで(一塁)見づらいから、自分でこうやって(体を)開いて投げちゃったりするんだよね」とコメント。捕球時の右足の踏み込みが浅く、送球時に体のバランスが崩れていると指摘した。 さらに、「(右足を)ポンって軽く踏んじゃうと左(足)がパッと前に出てきちゃうわけ。ほんなら半身で捕ってる状態になるわけよね。で、一塁に投げる角度もすごく悪くなるの、肩が入って(るから)。ほんなら、投げる時に体をちょっと横に回さないといけなくなるからスローイングがばらけてくる」と、左足が前に出ることがなぜいけないのかを詳細に説明した。 この宮本氏の発言を受け、「見た目の数字はいいけどそんな部分でボロが出てるのか」、「足の使い方に原因があるってよくそんなところ見てるな」、「視点もそうだけど、なんで良くないのかちゃんと言語化して説明できるのもヤバいな」と驚きの声が挙がった。一方、「悪送球多いイメージはあったけど、それは右手骨折の影響かと思ってた」、「怪我のせいで送球が安定してないと思ってたけど右足に原因があったとは」と昨季の故障を引き合いに出したコメントも多数みられた。 「坂本は昨季5月9日・ヤクルト戦の試合中に右手親指を骨折し、自身としては3年ぶりに一軍を故障離脱。3日後の同月12日から左手のみでノック、打撃練習を行うなど練習再開は早かったものの、6月11日・ロッテ戦で一軍復帰するまで約1カ月を要しました。そのため、悪送球の頻発は骨折の影響で指先の感覚に狂いが生じているからなのではと考えていたファンは少なくなかったようで、そうしたファンにとっては右足の使い方に原因があるとする宮本氏の指摘は目からうろこだったようです」(野球ライター) 動画内では右足の踏み込みが甘くなっている問題について、「(能力が)落ちてきたのか、それとも楽してきたのかでも変わってくる」とも語っている宮本氏。一部からは「手抜きが原因ならいいけど衰えはマズい、まだ後釜の遊撃手出てきてないのに」と今後を憂える声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について川上憲伸氏の公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCFUAjeyVai7kXP2b3or7fFg
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スポーツ 2022年02月02日 15時30分
田中将大、ヤクルト村上に「あかんすよ」SNSのやり取りが話題、阪神サイン盗み騒動での“名言”か
ヤクルトのプロ5年目・21歳の村上宗隆が1日、自身の公式ツイッターに投稿。楽天のプロ16年目・33歳の田中将大とのやりとりがネット上で話題となっている。 1月27日に新型コロナ感染が判明した影響で、2月1日から始まった春季キャンプへの合流が遅れている村上。「キャンプインはよ。笑」と早期合流を待ちわびる心境をツイートしたが、直後に「公式マークは付く気配なし」と連投した。 村上は2018年2月にツイッターアカウントを開設したが、現在まで公式マーク(認証バッジ)は付与されていない。今年1月13日には「みなさんこんにちは 公式マークの付け方教えてください」とツイートし、マークの申請方法について多数のリプをもらってもいるが、目立った進展はまだないようだ。 すると、投稿から約1時間後に田中から「偽物め!!」とリプが。これを受けた村上は「本物に決まってるですよ!!!笑笑 マークの付け方教えてください」と、公式マークが付与されている田中に意見を求めたが、田中は「あかんすよ」と一言返したのみだった。 村上は昨年7月6日・阪神戦で二走・近本光司がサイン伝達行為を行っているのではと疑い、審判・阪神首脳陣に「動いたらあかんすよ!」と指摘している。過去の言動を引き合いに出した田中のリプに、村上は「それここでいじっちゃダメなつーーーーです笑笑(あかんすよ。)」と便乗するように返していた。 >>ヤクルト・村上に「間違いなく俺のこと嫌い」 宮本氏がコーチ時代のスパルタぶりを明かす、素行面にも口を出し猛反発された?<< この両名のやりとりを受け、ネット上には「突然現れたマー君から唐突にいじられてて笑った」、「『あかんすよ』が村上の持ちネタみたいになってるじゃないか」と驚きの声が挙がった。一方、「ちょっと前に坂本にもネタにされてたよな」、「坂本にいじられた時とほぼ流れ同じで草」と、巨人・坂本勇人とのやりとりを挙げるコメントも多数みられた。 「村上は侍ジャパン公式YouTubeチャンネルが1月17日に投稿した動画に、侍ジャパン・稲葉篤紀前監督、坂本、広島・栗林良吏、オリックス・山本由伸、日本ハム・伊藤大海と共に出演。村上は動画に、坂本ら選手4名のトーク中に遅れて収録場所に登場しましたが、これを見た坂本から『遅刻でしょ! こらこらこら、あかんすよ?』と言われ、『あかんすよ! すみません!』と返していました。今回の田中とのやりとりを受け、この動画での一幕を思い返したファンも少なからずいたようです」(野球ライター) 村上、田中、坂本はいずれも、昨年の東京五輪を戦った侍ジャパンのメンバー。このこともあり、一部からは「ファンだけじゃなく、選手間でも『あかんすよ』発言は使いやすい言葉として流行ったのか?」といった声も挙がっている。文 / 柴田雅人記事内の引用について村上宗隆の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/munetaka55ys田中将大の公式ツイッターよりhttps://twitter.com/t_masahiro18侍ジャパンの公式YouTubeチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCMDvzyLEZqvm4xwLuZRzTGg
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スポーツ 2022年01月18日 19時30分
巨人・坂本が岡本に「ちょっと見習ってほしい」 ヤクルト・村上が羨ましい? 元木ヘッドから課題改善の指導も
侍ジャパンの公式ユーチューブチャンネルに、巨人のプロ16年目・33歳の坂本勇人が登場。17日に投稿された動画内での発言がネット上で話題となっている。 >>巨人・坂本の湯浅・増田への苦言に「こんな姿勢だから伸び悩む」厳しい声相次ぐ 自覚を促す愛のムチだった?<< 坂本は侍ジャパン・稲葉篤紀前監督、ヤクルト・村上宗隆、広島・栗林良吏、オリックス・山本由伸、日本ハム・伊藤大海と共に本動画に出演。金メダルを獲得した2021年8月の東京五輪で印象に残っている場面や、大会中に一番緊張した瞬間などについて話した。 その中で、稲葉前監督が村上の声出しが印象に残っていると明かし、「二塁ランナーで、(打席の)先輩・山田哲人さんに声かけてたのが(印象的)。こういう関係なんだなって。『哲人さーん楽によー!』って(言ってた)」というエピソードを披露。これを聞いた村上も「(山田には)『いけー!』言うてましたね」と振り返った。 この直後、本動画で進行役を務めていた侍ジャパンスタジアムDJ・DJケチャップ氏が、「坂本選手は見てどうでしたか? 村上選手のムードメイクぶりは」と坂本に質問。これに坂本は「ヤクルトでやってる時からすばらしいと思ってた」と前々から村上の声出しは評価していたと明かしつつ、「うちの岡本にちょっと見習ってほしい」と、同僚・岡本和真にも村上の姿勢を参考にしてほしいと笑い交じりに語った。 この坂本の発言を受け、ネット上には「確かに岡本が村上のように声でチームを牽引しているイメージは無い」、「岡本も若手から中堅に入ってきたし、そろそろリーダーシップ発揮して坂本を楽させてやらないとな」と同調の声が寄せられた。一方、「精神面が課題っていうのは去年も言われてなかったか?」、「1年前にジャンク出た時、自分で気が小さい的なこと明かしてたよね」と、過去のTV発言を引き合いに出した指摘も多数みられた。 岡本は2021年1月24日放送の『ジャンクSPORTS』(フジテレビ系)に出演した際、共に出演した同僚・今村信貴が「チームがチャンスになって和真に(打順が)回ってきそうになると小声で『どうしようどうしよう』、『ヤバい緊張してきた』って(ビビっている)」と弱気な一面があることを暴露。本人も「サヨナラのチャンスで回ってきそうな時とかは、『頼むから先に決めてくれ…』って思ってる。目立つのがあまり好きじゃない」とこれを認めている。 「現在プロ8年目・25歳の岡本は、昨季まで2年連続で本塁打・打点の2冠を獲得。チームの絶対的主砲として申し分のない実績を残している一方、内気でマイペースな性格面には改善の余地があるとされています。実際、今オフは元木大介一軍ヘッドコーチが『そろそろ口に出して若い選手にも言っていって良い』と、今季は若手を鼓舞する役割を担ってほしいと注文をつけたことも伝えられています」(野球ライター) 先輩・坂本、上司・元木ヘッドから精神面での成長を期待されている岡本。チームが2年ぶりリーグ優勝、10年ぶり日本一をめざす今季、一皮むけた姿を見せることはできるのだろうか。文 / 柴田雅人記事内の引用について侍ジャパン公式ユーチューブチャンネルよりhttps://www.youtube.com/channel/UCMDvzyLEZqvm4xwLuZRzTGg
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スポーツ 2022年01月13日 19時30分
巨人・坂本の湯浅・増田への苦言に「こんな姿勢だから伸び悩む」厳しい声相次ぐ 自覚を促す愛のムチだった?
2年ぶりのリーグ優勝、10年ぶりの日本一を目指す今季に向け、現在沖縄県内で自主トレを行っている巨人のプロ16年目・33歳の坂本勇人。13日に伝えられた、5年目・21歳の湯浅大、4年目・21歳の増田陸への苦言がネット上で物議を醸している。 >>元巨人・清原氏に「明らかなパワハラ」ドン引きの声も 小田コーチに難癖をつけ襲撃? 古田氏がきっかけの理不尽エピソードを暴露<< 報道によると、坂本は12日の練習終了後に報道陣のリモート取材に応じたが、その中で「トレーニングを考えてきてと言っていたけど、何も考えてこなかった。やる気ないです。アウトです」と、湯浅、増田が自主トレの事前準備を怠っていたことを告白。さらに、リモート取材を近くで見ていた両名をそばに呼び寄せ、「何を考えてきた? ランニングメニューも全部、俺が考えているよ」と直接苦言を呈したという。 今回坂本が苦言を呈した湯浅、増田はどちらも内野手で、湯浅は昨季まで「46試合・.250・0本・0打点」、増田は一軍未出場と一軍実績はほとんどない。また、増田は今オフ支配下から育成選手へ移行するなど、若いながらも厳しい立場に追い込まれつつある状況だ。 坂本から苦言を受けた両名について、ネット上には「わざわざ自主トレ連れて来てもらってるんだから指示はちゃんと守らないとダメだろ」、「こんな姿勢だから2人とも伸び悩むんだろ」と呆れ声が出た。一方、「自主トレ帯同初めてじゃないのに準備不足やらかすのは不思議だな」、「2人とも間違っても坂本のことは舐めてないとは思うんだが…」と疑問視するコメントも数多く挙がった。 「今回坂本に怒られた湯浅、増田はどちらも、チームの絶対的レギュラーの坂本を師と仰ぎリスペクトしている選手。このこともあり、両名とも2020年から今年まで3年連続で坂本の自主トレに参加していますが、過去2回の自主トレでは特に素行や態度で怒られたというような話は伝えられていませんでした。そのため、一部ファンの間では両名はある程度指示内容を守っていたものの、坂本はくすぶっている両名に自覚を促したいという思いから、あえて厳しい姿勢を打ち出したのではという見方もされています。過去2シーズン、両名は自主トレの効果が出ているとは言い難い数字にとどまっているため、坂本としては『今年こそはなんとか活躍させてやりたい』という親心のようなものもあるのかもしれません」(野球ライター) 坂本の年齢がベテランに差し掛かっているため、後継者の台頭が望まれている巨人の遊撃。今回怒られた両名も今後の結果次第では十分候補入りのチャンスはあるが、苦言をバネに奮起することはできるのだろうか。文 / 柴田雅人
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