「ある日、彼と雑談をしている時、腕時計の話題になりました。時計のメーカーは有名なところだったため、何気なく値段を聞いてみたら、なんと、たった2000円。あまりの安さに引いてしまいました。彼は『時間がわかる機能さえ備わっていれば、高いものを買う意味なんてない』と言っていたのですが、ショックでしたね」
ここ数年、大手メーカーが売り出しているチープ腕時計シリーズが大ヒット。手軽な値段で買えるため、街でも付けている人が増えている。しかし、妙子さんは「恋人にはもう少し良いモノを身につけてほしい」という思いがあるようだ。
「なにも数百万円の時計を付けてほしいと言ってるわけじゃないんです。彼は社会人ですし、お金に困っているわけじゃないので、せめて身の丈にあった値段のものを付けてほしい。だって、彼と一緒にいる時、時計に詳しい第三者が周りにいたら、私は“2000円の時計を付けている男の彼女”と見られてしまうじゃないですか? それも嫌ですよね」
男性は1本だけでも、お金を貯めてそれなりの腕時計を持っておいたほうがいいのかもしれない。
写真・ stevendepolo