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『M-1』ファイナリスト発表、関東芸人が少ない理由は?

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M-1グランプリ決勝進出9組

 12月2日放送される『M-1グランプリ2018』のファイナリストが発表された。今回決勝へ残ったのは霜降り明星、スーパーマラドーナ、ギャロップ、かまいたち、ゆにばーす、トム・ブラウン、ジャルジャル、見取り図、和牛の9組。これに敗者復活組を加えた10組で優勝が争われる。

 『M-1グランプリ』に関しては毎年、ある法則が取りざたされている。非吉本芸人の少なさと関東芸人の少なさである。

 今大会でも決勝進出が決定した9組のうち、ケイダッシュステージ所属のトム・ブラウン除く8組がよしもとクリエイティブ・エージェンシー所属である。そのうち、ゆにばーすを除くすべてのコンビが実質的な関西芸人といえる。なぜ、『M-1』には関東芸人が少ないのだろうか。

 「『M-1グランプリ』で関東芸人が活躍できない理由は、過去にナイツの塙宣之がインタビューで語っていますね。塙いわく関西はサッカーでいえばブラジルのようなものであってレベルがそもそも違う。また、『M-1』は1年間どうネタを作ってきたかが問われる場であり、関東には瞬発的な笑いは取れるが持続力のない2軍のホームランバッタータイプの芸人が多いため、『M-1』で活躍しにくいと語っています。かなり的確な指摘だといえるでしょう」(放送作家)

 さらに、「漫才」と「漫才コント」の違いも大きいといえる。関東芸人で優勝を果たした2004年のアンタッチャブル、2007年のサンドウィッチマンはともに漫才コントスタイルである。

 「漫才コントは『M-1グランプリ』のルール上は問題はありませんが、やはり正統派のしゃべり漫才の方が評価を受けやすいといえるでしょう。2002年の第2回大会に出場したテツandトモに対して、ダウンタウンの松本人志が『これを漫才といっていいのかどうか難しい』とコメントしたのはよく知られています。小道具やコスプレなどは実質的に認められていません」(前出・同)

 関西芸人は日常的に劇場でしゃべりの漫才を披露する機会も多い。そうした点においても有利なものとなっているのかもしれない。

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