番組内では、新元号が発表されるまでの流れをパネルで解説。「菅義偉官房長官による新元号候補の最終選定」「元号に関する有識者懇談会」「衆参正副議長に意見を聞く」「全閣僚会議・閣議」のステップを踏み、新元号の発表に至ると説明した。
番組によると、この一連の流れの中で特に注目されたのは「有識者懇談会」だという。懇談会に出席した有識者9人のうち、女性は作家の林真理子氏と千葉商科大学教授・宮崎緑氏の2人。7人の男性有識者はそれぞれカテゴリー別に、「学識経験者」「法曹界」「経済界」「教育界」「マスコミ界」と紹介されたが、2人は「女性」という括りで分類されることとなった。
池上は「女性活躍社会をと言っているわけですから、女性がお2人」「作家の林真理子さんは文学者ですから、非常に言葉の感覚が鋭いということで選ばれたんでしょうね」「宮崎緑さんに関しては、今の天皇陛下の退位についての有識者懇談会に出ていらっしゃいますから、その繋がりで今回も」と話していた。
これを受けて、ツイッターでは「すごいなこれ。女性は『女性』なのね。専門性とか経験とか無視されてしまうのね」「これは女性蔑視」「女性差別大国日本」など番組に対する批判が殺到。一方で、池上にも「池上さんもこんなもんなんだね。あ〜ぁ」「池上彰はこの分類になんら異を唱えなかったわけ?」「スタッフが作ったものかもしれないですが、それに気づかなかった池上彰氏の潜在意識の表れには違いありません」と厳しい声が寄せられている。