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レジャー 2013年02月23日 17時59分
1500円のおこづかい馬券(2/24阪急杯)
短距離路線で圧倒的に抜けているロードカナロアが出走する阪急杯。一方、中山記念は上位の人気は割れそうで軸馬を決めるのも難しそう。当てにいくなら阪急杯のほうでしょう。 馬券の中心は最終追い切りで一番時計をマークしたロードカナロアと阪神1400がベストコースのサンカルロ。サンカルロの枠次第では3連単1・2着固定で狙うつもりでしたが、まさかの最内…。ならば、開幕週、先行馬ということを考慮し、復調気配のあるマジンプロスパーかなという気がしなくもない…。しかし、サンカルロには2年前の阪急杯で家賃も払えないほどの極貧期を救ってもらった恩もあり、ここは超個人的な義理を優先してサンカルロを対抗に。全く成績が振るわない今年度。縁のあるサンカルロがスランプを救ってくれないかという淡い期待もありますが、的中よりも義理人情。結果は後からついてきます! ということで3番手に降格したマジンプロスパーですが、本命からここまでは上位人気は間違いないためヒモで人気薄を入れたいところ。注目は隠れ阪神巧者のオセアニアボス。2走前の阪神Cでは0.3秒差の4着、昨年の阪急杯も0.3秒差の4着とあと一歩。ちょっとハマれば3着はあるぞと期待。そしてもう1頭注目するのは同コースの阪神牝馬Sを逃げ切ったクィーンズバーン。ハナにこだわる馬がおらず開幕週となれば今回はチャンスでしょう。 というわけで勝負馬券は、3連複2頭軸流し6点。(3)(1)-(2)に600円(3)(1)-(11)(4)に300円ずつ(3)(1)-(5)に200円(3)(1)-(16)に100円 いつも通り合計1500円で勝負です!〈プロフィール〉近藤雄亮:キャリア3年目の若手放送作家。売れっ子作家ではないため安定した生活をするには競馬の成績がカギ。昨年度のおこづかい馬券の成績は回収率137%、プラス収支をキープ。Twitterのアカウントは「@minoru1202」。
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レジャー 2013年02月23日 17時59分
一発逆転! 仲町通のここが抜きどころ(2/24) 中山記念
◆中山11R 中山記念◎ナカヤマナイト○ダイワファルコン▲リアルインパクト△タッチミーノット△ダノンバラード△トーセンレーヴ ともに有馬記念以来となるナカヤマナイトとダイワファルコンが「格上」的存在だろう。気になるのはAJC杯を右前脚のフレグモーネで回避し3日ほど馬場入りを休んだナカヤマの仕上がり。2週続けて主戦・柴田善騎手が追い切りに跨り、今週は併走馬を大きく追いかけて手綱を抑えたまま半馬身先着と動き自体は良かった。厩舎サイドも、有馬記念後の疲れがすっかり取れた、とアクシデントで休んだことをプラスに捉えている。調教をハードにやり過ぎるとカーッとしてレースで掛かるタイプなので比較的ソフトな仕上げのほうが好結果につながるタイプであることや、中山芝【3201】1800mに限れば2戦2勝と最も得意とする舞台であることから、AJC回避はマイナスに考えなくてもよさそうだ。大外15番枠でも大きく崩れることはないだろう。 一方のダイワは、自ら動いて10着という結果に終わった有馬だったが、メンバーの揃った2500mのGIということを考えれば仕方のない面が。相手関係が楽になり1800mなら巻き返しがあって当然と考えるべき。この馬も勝ち負けに加わってくるだろう。 以下、昨年の3着馬リアルインパクトもイメージと違いこの条件は合うので近走は度外視すべき。金杯優勝後も順調なタッチミーノット、約2年ぶりに重賞を制し勢いに乗るダノンバラード、不本意な成績が続いているものの状態面は文句なしのトーセンレーヴあたりを連下に。【馬連】流し(15)軸(2)(4)(10)(12)(14)【3連単】フォーメーション(14)(15)→(2)(14)(15)→(2)(4)(10)(12)(14)<プロフィール>仲町通(なかまち・とおる)在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。
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トレンド 2013年02月23日 17時59分
忙しい年度末を迎えるにあたって体調を整えてくれる納豆のアレンジ
Q:年度末に向かってだんだんと忙しくなってきて体が心配です。納豆を食ればとりあえず健康維持できるんじゃないかと甘い考えを持って毎日食べているんですが、何かもう少し工夫がほしいです。一人暮らしの男性でも手軽にできる納豆のアレンジ料理はありますか?(30代男性) A:納豆を食べていれば健康…。少々乱暴な感じはしますが(笑)、そう考える男性は少なくないようですね。確かに納豆は栄養面で優れた食材であることは間違いないのですが、やはり何事もバランスが大事です。野菜などもしっかりとったほうがいいですね。 ここでは簡単な納豆パスタのレシピを紹介しますので、そこにサラダや温野菜を組み合わせて、健康的で素敵なランチ、ディナーを楽しんでくださいね。納豆のパスタ材料 1人分・パスタ 100g・ゆで塩 適宜(お吸い物より濃いぐらい)・納豆 1パック・卵 1個・オリーブオイル 小さじ1・醤油 小さじ半分・黒胡椒 適宜作り方1、お湯を沸かして塩を加えてパスタをゆでる。2、ボウルに納豆とタレを入れてよく混ぜ合わせる。3、2に卵を割入れよく混ぜ、オリーブオイルと醤油を加える。4、1を袋に書いてある表示時間の1分前にざるにあけ、3のボウルにいれてよくあえる。5、お皿に盛って、黒胡椒をふって出来上がり。レシピと調理:料理研究家・オガワチエコ撮影:大崎えりや
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ミステリー 2013年02月23日 17時59分
新春パーティー会場に宇宙人が参加していた!?
右の画像は2013年2月17日、東京都渋谷区内で行われたオカルト研究家・作家の山口敏太郎の新春パーティーの一枚である。 写真に写っているのは右から主催者である山口敏太郎、アカシックレコードリーダー、超常現象研究家の中津川昴氏である。 山口敏太郎の右肩付近に注目してもらいたい。うっすらぼんやりではあるが、赤い色をした謎のグレイ型エイリアンがひょっこりと顔を出しているではないか!? こいつは一体何者なのだろうか? この謎の生き物、我々のよく知るグレイ型エイリアンのようにアーモンド型の目らしきものを持っているように見え、体系はかなり小さい。 山口敏太郎は高身長というわけでは無いので、この宇宙人は子供よりやや小さいくらいかと予測される。宇宙人写真で最も有名な「捕らわれた宇宙人」はこのくらいのサイズだっただろうか…? さて、このグレイ型エイリアンが現れた要因としてまずは、会場が渋谷だったとことが挙げられる。 渋谷は人の多さもあり、UFOの目撃ポイントのひとつとされており、現に山口敏太郎事務所のアイドル正木愛香は渋谷区内の明治神宮でUFOの召喚実験を行い、謎の飛行物体の撮影に成功している。 もうひとつ、この写真で注目すべきはこのグレイ型エイリアンは赤い色をしていることである。 フィクションの世界ではウルトラセブンやセブンと戦ったメトロン星人など赤い宇宙人は多く登場しているが実際の目撃例はそう多くないのだ。 もしかすると、この宇宙人は本当にパーティーに迷い込んだ宇宙人で会場の楽しそうな雰囲気につられ、お酒を飲みすぎて顔が赤くなってしまったのかもしれない。 …ずいぶんと人間臭い宇宙人であるが、山口敏太郎事務所のパーティーは宇宙人の参加も喜んで受けいれる所存である!(山口敏太郎事務所)
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スポーツ 2013年02月23日 17時59分
日本相撲協会 10億円の赤字もなおも余裕
日本相撲協会が2月20日、東京・両国国技館で理事会と評議員会を開き、12年度(平成24年)の決算を承認した。 収支は経常収益99億7000万円に対し、経常費用は110億4000万円で、約10億7000万円の大幅赤字。これで、10年以降、3年連続の赤字となった。 11年は八百長問題で春場所(3月=大阪)や多くの巡業を中止し、5月の夏場所は入場無料の技量審査場所として開催した影響で、48億8000万円の赤字だった。 柱となる事業収益は5年ぶりにプラスに転じ、85億円。11年の54億4000万円、野球賭博問題で揺れた10年の84億3000万円を上回ったが、09年の95億8000万円には及ばなかった。 今年1月の初場所で6度の満員御礼が出るなど、客足が戻る傾向もあるが、八角広報部長(元横綱・北勝海)は「もっとチケットを売れるようにしなければならない。力士に魅力ある相撲を取ってもらい、人気回復に努めたい」と話した。 3年連続での赤字、しかも10億円超の赤字は民間企業なら由々しき問題で、とうに倒産していてもおかしくない。それでも、協会がのん気に余裕をかましているのにはワケがある。3年間赤字を垂れ流しながらも、いまだ協会の正味財産は365億1000万円も残っているからだ。これだけの財産があれば、悲壮感がなくても当然のことか…。 ただ、協会が移行を目指す公益財団法人では、赤字決算は好ましくないとされる。一度落ちた客足は、簡単には元には戻らないだろう。赤字を解消するために、一時的に力士や年寄の給与をカットすればいいのだが、協会にはそんな発想は全くないようだ。 先人が築いた財産を食い潰していながら、それにあぐらをかいているようでは、早期の収支改善は望めそうになさそうだ。(落合一郎)
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社会 2013年02月23日 17時59分
大阪・北新地の元ホステス 日給4万円得ながら生活保護を不正受給
大阪府警西成署は2月19日、大阪の繁華街・北新地の高級クラブで働いて、日給約4万円を得ながら、生活保護費を不正に受給したとして、元ホステス・倉田寛子(ともこ)容疑者(27=大阪市西成区梅南)を詐欺の疑いで逮捕した。倉田容疑者は「おばが生活保護の手続きをしたので、よく分からない」と容疑を否認している。同署はおばからも、事情を聴く方針。 逮捕容疑は昨年2〜10月、同市から保護費約62万円を詐取したとしている。倉田容疑者はこの間、日給約4万円の高級クラブ2店舗に勤務し、計約460万円を稼いでいながら、同市に届け出ていなかった。 同署によると、倉田容疑者は07年2月、体調不良を訴えて生活保護を申請。月額7、8万円が支給され、昨年10月までに約622万円が支払われた。 「生活保護を受給している北新地のホステスがいる」との情報が、同署に寄せられて、不正が発覚した。 倉田容疑者は約7年前から「精神疾患」を理由に、月額約6万5000円の障害基礎年金を受け取っており、同署は年金受給の経緯も捜査している。 同署の調べに、倉田容疑者は「親族から毎月3万5000円受け取っていた。それでは生活できず、クラブで働いた」などと話している。それが事実なら、親族が生活保護手続きの便宜を図り、保護費の約半分を受け取っていたことになる。 生活保護費の支給額は、年々増加するばかり。その一方で、このような不正受給も少なくないだろう。不正を許さないためにも、支給決定時の調査もさることながら、毎月の厳重なチェックが求められそうだ。(蔵元英二)
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社会 2013年02月23日 16時00分
山口もえ実家仏具店横領裁判
東京都にある大手仏壇仏具店の関連会社から現金を着服した業務上横領の容疑で逮捕、起訴された野口悦子被告(66)の初公判が1月29日、東京地裁で開かれた。 「実はこの事件の舞台である仏壇仏具店は、山口もえの実父が経営しているんです。元経理責任者だった野口被告は、'09〜'11年の2年間に約8000万円を横領したといいます。さらにそのカネは、夫が経営していた不動産会社の運転資金に充てていたとのことです」(司法記者) この熟女、どんな風貌か…と思いきや、傍聴していたジャーナリスト・今井亮一氏はこう語る。 「短髪にメガネと、いかにも堅そうで、とにかく昔風にかちっとした老婦人でした。野口被告の夫の調書によれば、真面目で几帳面。派手な格好もせず、宝石で着飾る事もなかったといいます」 公判でわかったのは、横領の開始時期だ。報道では'09年からの2年間の容疑について報じられているが、実は'04年から横領していたのだという。初公判では、'09年分、合計800万円の横領について起訴されていた。 「彼女が退職したのは'11年10月。その翌年、決算期が来て、まず500万円の不足が発見されたとのこと。会社が野口被告に問い合わせたところ『後で連絡します』と言ったきり連絡がなかった。その後、野口被告自身が横領を申告したそうです」(同) 検察官曰く「あと何回あるかは、まだ捜査中なので…」と、今後、追起訴が何回行われるかもまだわからない状況。ある芸能記者はこう溜め息をつく。 「それにしても山口もえは、最近でこそ爆笑問題の田中裕二とのデートが報じられるなど華やかな話題を振りまいていますが、前夫とは無許可でキャバクラを営業したとして逮捕され、離婚。実父の会社でもこんな横領騒ぎ。本人のほんわかした雰囲気とはウラハラに、周辺はなかなか騒がしいですよね」 しばらくその騒々しさは続きそうだ。
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社会 2013年02月23日 15時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第15回 構造改革とは何なのか
さて、本連載ではこれまで財務省、日本銀行、それに公共投資を巡るマスコミ報道のウソを中心に書いてきた。官庁の中では財務省・日銀に加え、もうひとつ、ウソをつきまくっている役所がある。それは、経済産業省だ。 経済産業省は、第二次安倍政権と結びつくことで、長年の望みである電力自由化やTPPなど、「規制緩和」「民営化」「自由貿易」といった政策を実現しようとしている。すなわち、構造改革だ。 誤解している読者が多いと思うが、日本で構造改革を主導しているのは経済産業省なのだ。民間企業の方は、必ずしも構造改革路線を支持するところばかりではない。経団連会長の米倉弘昌氏(住友化学会長)などは、何しろ自社がアメリカのTPP推進企業であるモンサントと提携していることもあり、割と本気でTPP路線を推しているように見える。だが、日本国内で「構造改革」を最も強硬に推進しているのは、実は経済産業省の官僚たちなのである。 いわゆるアベノミクスは「金融政策」と「財政政策」それに「成長戦略」の三つのポリシーミックスで成り立っている。 筆者が個人的に最も懸念を抱いているのは、あまりクローズアップされることがない「成長戦略」である。「成長戦略」にかこつけて、日本のデフレを「促進」する規制緩和、自由化、TPP等の構造改革を推進しようとする日本人が存在しているわけで、極めて問題だ。 具体的には経済産業省の官僚たち、および竹中平蔵氏や太田弘子氏に代表される経済財政諮問会議、日本経済再生本部、産業競争力会議、それに規制改革会議の民間議員、委員たちである。 そもそも構造改革とは、政府の規制(というより「法律」)を緩和、撤廃し、競争を激化させることで「潜在GDP」の成長を目指す政策なのだ。 潜在GDPとは、日本経済の工場や店舗、施設、設備、さらに人材などのリソース(資源)が、100%稼働した場合に生産可能なGDPのこと。潜在GDPを成長させるとは、「日本経済の供給能力を高めましょう」という話なのである。 普通の人が「日本経済の供給能力を高める」と聞くと、「何が問題なの?」と思ってしまうだろう。 だが、現在の日本はデフレだ。潜在GDPが足りないのではなく、需要の不足という問題を抱えているのだ。需要とは、ずばり名目GDPのことだ。潜在GDPが名目GDPに対し過剰となり、デフレギャップが発生しているからこそ、我が国は物価が下がり続けているのである。 物価下落というデフレに悩む日本が、潜在GDPを高める構造改革を強行し、物価を押し下げて(間違いなく下がる)、いったい何をしたいというのか。 TPP推進派は、日本がTPPに参加すると「物価が下がる」というメリットを強調する。確かに国内企業と外国企業との市場競争が激化し、物価は下がっていくだろう。とはいえ、現在の日本はデフレだ。物価の上昇ではなく、下落で困っているのである。 また、日本がTPPに加盟し市場競争が激化すると、廃業や倒産が増えていくことになる。竹中氏らは「そんなものは自己責任」と切り捨てるのだろうが、デフレの国で倒産が頻発し失業者が増えると、さらなるデフレ深刻化を引き起こしてしまう。 何しろ、失業者は消費を減らす。「民間最終消費支出」が縮小することになり、デフレギャップが拡大するのだ。 さらに、物価の下落とは、反対側から見ると日本円の価値の上昇である。価値が上昇していく日本円は、当然ながら「外国通貨に対する価値」も高まっていく。すなわち、円高の進行だ。日本がTPPに加盟し、デフレが促進されると、円高に逆戻りだ。 円高は企業の投資意欲を削り取り、「総固定資本形成」を縮小させ、やはりデフレギャップを拡大させる。しかも、円高で工場の海外流出が進むと、日本国内の失業者が増え、またもやデフレギャップの拡大だ。 TPP参加に限らず、構造改革主義者たちの主張する「規制緩和」や「民営化」「自由貿易」といった構造改革路線は、その全てが「物価を抑制すること」が目的だ。すなわち、インフレ対策なのである。 たとえば、我が国が現在とは逆にインフレギャップを抱え、物価上昇で苦しめられているならば、まだしも理解できる。構造改革はインフレギャップを埋め、物価を抑制してくれる。 だが、何度も言うが現実の日本はデフレだ。デフレで国民が困窮に喘いでいるにもかかわらず、竹中氏を始め、構造改革を推し進めようとする日本人が後を絶たない。 実際に、多くの構造改革主義者たちが、安倍政権の各種委員会に潜り込んでいる。 彼らの圧力に負け、安倍政権が電力自由化に代表される各種の規制緩和や、究極の自由貿易であるTPP参加を決断してしまうと、国内物価に抑制圧力がかかり、せっかくのデフレ対策が無効化されてしまう。いわば、アクセルを踏み込みながら、同時にブレーキを踏むようなものなのだ。 安倍政権は、いや「日本国民」は、デフレ対策のどさくさに推進される各種の構造改革路線を拒否しなければならない。 さもなければ、我が国の宿痾とも言うべきデフレから脱却する日は、永遠にやってこない。三橋貴明(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、わかりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2013年02月23日 11時00分
パナソニック リストラと円安が追い風? 大赤字でも株価ストップ高! 反撃の裏の“お家騒動”(1)
その“異変”が注目されたのは2月4日の月曜日だった。パナソニック株が値幅制限の上限(ストップ高)となる、前営業日(2月1日)比100円高の692円まで買われたのだ。これはおよそ31年半ぶりの日中上昇率である。 パナソニックは今年の3月期に2期連続で7000億円を超える最終赤字を計上し、63年ぶりに年間配当をゼロにする。だからこそ市場で「負け組」の烙印を押されてきたはず…。それがなぜ、にわかにフィーバーしたのか。 同社は2月1日、2012年4〜12月決算を発表した。連結営業利益は前年同期比3.1倍の1219億円を確保したが、これは人員削減などのリストラ策の効果が大きかったためで、最終損益は6238億円の赤字(前年同期は3338億円の赤字)だった。それでも10〜12月期に限っては、人件費などの固定費削減や材料の合理化、進行する円安が追い風となり、614億円の黒字となったことから、「一部の外資系証券が“パナソニック復活”の話題作りを狙って買い推奨した」(市場筋)のが実情。実際、市場のにわかフィーバーとは裏腹に、同社は今年3月期の最終赤字見通し7650億円は据え置いたままだ。 この赤字額、電機業界で同じ負け組に名を連ねるシャープ(4500億円の赤字見通し)、ソニー(200億円の黒字見通し)を大きく上回る。しかも昨年秋の9月中間決算発表の際に、それまで500億円だった最終黒字見通しを、大幅に下方修正せざるを得なくなったものだ。記者会見の席で津賀一宏社長が「普通の会社ではないことを自覚するところからスタートしなければならない」と、危機感をあらわにしたのも無理はなかった。 むろん、昨年6月に就任したばかりの若葉マーク付きとはいえ、津賀社長も手をこまねいてばかりではない。投資計画の抑制、東京の拠点である「パナソニック東京汐留ビル」などの不動産売却、さらには役員報酬の大幅削減などの緊急対策を次々と打ち出し、パナソニック迷走の元凶といわれた中村邦夫前会長(現相談役)大坪文雄社長(現会長)コンビ時代の“負の遺産”処理を急いでいる。 「津賀社長の就任を機に中村派の役員は一掃されましたが、そのシンパは健在です。大坪会長にしても“ドン”として隠然たるにらみを利かせた中村さんのイエスマンだった。そのコンビの影響力が残る中、まだ若い津賀社長が独自カラーを発揮しようとすれば、どこで足を引っ張られないとも限らない。依然として赤字地獄にもがいているとあってはなおさらです」(パナソニック・ウオッチャー)
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スポーツ 2013年02月23日 11時00分
球界地獄耳スクープ 〜燃えるWBC〜 楽天・田中将大が今オフにヤンキースが50億円入札(1)
侍ジャパンのエース・田中将大(24)のメジャー移籍が本格的に始動した。'15年オフに海外FA権を得ることから、楽天ではWBC優勝で箔を付けさせ、今オフにヤンキースに高値売却の方針を固めた。 楽天の久米島キャンプを離れ、田中は2月15日から始まる宮崎での侍ジャパンの合宿に移動したが、その田中を追って熱視線を送るのはWBCを戦うライバル国の偵察部隊ではなく、ヤンキースのスカウト陣。今オフのポスティング・システム(入札制度)でのメジャー挑戦に備え、シーズンを通じて田中を密着マークするのだという。 「昨年末の契約更改交渉の席で田中は、早ければ今オフの大リーグ移籍の希望を伝えていましたが、ここにきて三木谷オーナーが了承したようです。日本の景気の上昇をとらえ、円安のいまこそポスティング放出の時期、と断を下したのです」(楽天担当記者) 安倍第2次政権発足とともに存在感を見せつけているのが楽天の三木谷浩史会長兼社長だ。総額20兆円規模となる緊急経済対策では、全閣僚で構成される再生本部のもとで組織化された「産業競争力会議」に竹中平蔵・慶大教授、長谷川閑史・武田薬品工業社長ら9人のメンバーとともに抜擢され、中長期的な財政運営や基本方針を統括する「経済財政諮問会議」と両輪で迅速に経済財政再建を立案、実施していくという。 「三木谷氏は新興企業のリーダーです。とりわけ首相が期待しているのが、三木谷氏が代表理事を務める新経済連盟(新経連)。ここはサイバーエージェント、ミクシィ、グリーなど779社からなる若手財界人の集まりで経団連に迫る勢い。アベノミクスの推進者でもあり、医療品の通信販売やネット選挙も一気に進みだした。いまや竹中-三木谷ラインが日本経済のかじ取り役といっていい」(全国紙経済部記者) そんな三木谷氏だけに東北楽天イーグルスでも辣腕を発揮。昨年8月1日にオーナーに復帰するや、赤字経営を一変させるべく「チーム戦略室」を立ち上げ、メリルリンチ日本証券の執行役員だった立花陽三氏を球団社長に就けた。 「これが楽天流なのでしょうが、どの部署も例外なき30%〜40%の経費削減が命じられた。現場においても年俸がかさむ30歳以上の選手はリストラ対象。オーナーが目指すのは毎年黒字経営を続ける広島東洋カープ。とにかく、優勝より赤字解消が至上命令なのです」(楽天OB野球解説者) そんな楽天だが、一方で不可解な動きを見せている。ヤンキースとの急接近だ。緊縮財政にもかかわらず、新外国人だけはなぜか大盤振る舞いで、しかもヤンキースから2人。ここに田中のヤンキース移籍の密約が透けて見えるのだ。