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スポーツ 2009年07月21日 15時00分
野球 松坂大輔 巨人入り急浮上
右肩異変で2度目の故障者リスト(DL)入り。米メディアからバッシングを受けているレッドソックス・松坂大輔(28)に対し、日本球界の水面下で巨人入り情報が流れている。一時は西武ライオンズに逆戻りも噂されたが、どうやらボツになったようだ。度重なる右肩異変による戦線離脱は、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)が元凶と、フランコナ監督らレッドソックス首脳陣は激怒。日本代表が3連覇を目指す4年後の第3回WBCに2大会連続MVPの松坂が出場することは絶望的だろう。しかし、そんな危機を切り抜ける裏技が巨人入りだというのだ。 「なにしろすべてはWBCから始まった。球速が本来のものまで戻っていないことは明らかだ」。フランコナ監督はWBCを元凶だと決めつけ、こうまくしたてる。「大リーグはWBCに参加できる選手は派遣すべきだとしていることは承知しているが、現実に我々は2年間で33勝以上している投手を故障で失っている。スプリングキャンプに参加しなかったほかの投手たちは、2イニングを投げることから(じっくり調整して)シーズンをスタートさせたが、松坂はそれをしないでシーズンに突入しようとした。とても困難なことだ」と。 松坂本人はWBCとの関連を否定。前向きにとらえようとしている。「疲労の自覚はあった。それが検査で明らかになった。球団の判断でもあるし、このままではチームの足手まといになると思った。自分がさらにいい選手になるためのワンステップだととらえている」。 だが、2012年まで契約のあるレッドソックスにいれば、4年後の13年に予定されている第3回WBC大会への出場は絶望的になる。日本代表連覇の原動力として、連続MVPに輝き、日の丸を背負って投げることに誇りを持っている松坂にすれば、球団側のドクターストップは我慢ならないことだろう。 それでなくとも、キャンプでの投げ込み禁止、試合での球数制限などメジャー流が肌に合わず、松坂はメジャー3年目でフラストレーションが溜まっている。 元日本人メジャーリーガーの1人は松坂の変調をこうズバリ診断している。「WBCの疲労が原因ではないと思う。投げ込み不足などメジャー流が合わずに心身共にストレスが溜まっている。首脳陣と話し合って日本流の調整を認めてもらい、松坂流で好きにやった方がいい。130球投げても最終回にその日の最速のストレートを投げられるのが松坂の持ち味なのだから。今のままでは真価が発揮できない」と。 だが、レッドソックス首脳陣が松坂流を許可する可能性はまずないだろう。となれば、日本球界復帰が日本代表エースの座を守り抜く唯一の道になってくる。 西武からポスティングでレッドソックス入りした松坂だが、60億円もの入札金が西武には入っており、義理は果たしている。日本球界復帰となれば、巨人が最有力になる。 「プロ入りに際しては、横浜が意中の球団だと公言した松坂だが、実は本当に好きな球団は巨人だ。しかし、巨人は上原の逆指名を取り付けていたために、ドラフトで松坂を1位指名したくてもできなかった。そのために、松坂も意中の球団として巨人の名前を挙げるワケにはいかなかった。日本球界に復帰するなら長年の夢だった巨人しかないだろう」。西武関係者がこう明かす。 巨人にとっても渡りに船だろう。WBCの日本ラウンドの主催者は読売新聞社で、主砲・イチローとエース・松坂が二枚看板で集客のビッグ2だ。松坂抜きのWBCなど考えられない。巨人・松坂が3連覇を目指す日本代表のエースとして3大会連続MVP獲りに挑むとなれば、イチロー以上のインパクトがある。松坂、巨人、双方にとって利害が見事に一致する。
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スポーツ 2009年07月21日 15時00分
球界因縁のライバル(30) ダルVS岩隈(上)
昨年、本格派の投手に授与される最大の勲章である沢村賞を巡り、真っ向から激突した日本ハム・ダルビッシュ有VS楽天・岩隈久志。今年は開幕前のWBCでも互いに存在感を強烈アピール。2人の戦いは、ヤンキース・松井秀喜VSマリナーズ・イチロー、レッドソックス・松坂大輔VSオリオールズ・上原浩治のように、メジャーでの対決にまで持ち越されるのか。 日本代表が連覇した3月のWBCで岩隈は事実上のMVPに認定されている。西武のエースとして、日本人メジャーリーガーとして、2大会連続でMVPに選ばれた松坂が「岩隈君には本当に申し訳ない。MVPは岩隈君だと思っていた」と語っているからだ。昨年8月の北京五輪日本代表に後輩の田中将大が選ばれたのに、自らは落選した悔しさを噛みしめた岩隈は、WBCでの雪辱に燃え、松坂を脱帽させるほどの力投を見せている。 一方のダルビッシュは専門の先発としてではなく、大事な準決勝から抑えとして日本代表に貢献した。先発では今ひとつだったダルビッシュには、「北京五輪といい、今回のWBCといい、日の丸を背負ってプレッシャーのかかる大きな国際舞台には弱いのでは」という声まで出始めていた。しかし、本番では本調子でなかった阪神・藤川球児に代わっての緊急クローザーとして、怪物投手ぶりを改めて発揮したのだ。 WBCで先発・岩隈、抑え・ダルビッシュという違う立場でそれぞれの真価を披露した2人だが、昨年の沢村賞では同じ本格派の右腕エースとして真っ向激突している。右ヒジ手術から3年ぶりに完全復活した楽天のエース・岩隈が、奇しくも現在はチームの投手コーチを務める阪急・佐藤義則以来の23年ぶりとなる21勝(4敗)を記録して最多勝。防御率も1.87で1位。勝率も.840で1位。投手三冠王に輝いた。 ダルビッシュも勝ち星こそ16勝(4敗)だが、防御率は1.88と遜色(そんしょく)はない。「沢村賞にはこだわりがある」と明言し、2年連続の沢村賞受賞に執念を燃やしていた。本格派の先発投手にとって、誰にも誇れる最高の勲章だからだ。 沢村賞は日本のプロ野球創設期に巨人軍のエースとして活躍、第二次世界大戦で戦死した不世出の大投手、沢村栄治を記念して1947年に制定。「セ、パ両リーグの優秀な先発、完投型の本格派を対象とする。15勝以上、奪三振150以上、完投試合10以上、防御率2.50以下、投球回数200イニング以上、登板回数25以上、勝率6割以上などを基準として、沢村賞受賞者、またはそれと同等の成績をあげた現役を引退した者5名と両リーグ事務局長で組織する選考委員会で決定する」という規定がある。 過去に1966年の阪神・村山実と巨人・堀内恒夫、2003年にもダイエー・斉藤和巳と阪神・井川慶という例があっただけに、今回も岩隈、ダルビッシュのダブル受賞の予想もあった。実際に選考委員の1人、堀内恒夫氏は「岩隈とダルビッシュの2人受賞でいいのではないか」と提案したが、座長の土橋正幸氏ら他の選考委員の意見を聞き入れ、1人に絞り、岩隈が選ばれている。 この結果に噛みついたのが、ダルビッシュの父・ファルサ氏だ。「沢村賞の受賞条件すべてをクリアしたのは息子しかいない。おかしい」と声を大にして反論。スポーツ紙紙上で堀内氏と論争する騒ぎにまでなっている。
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レジャー 2009年07月21日 15時00分
函館記念(GIII、札幌芝2000メートル、26日) 実績馬インティライミが北の大地で反撃態勢
今週のメーンは、サマー2000シリーズの第2弾「第45回函館記念」(GIII、札幌芝2000メートル、26日)。今年は函館競馬場が改築中のため、札幌に舞台を移して行われる。主役の期待を集めるのは、実績最右翼のインティライミ。長期休養明けを2度叩かれ、状態はグングン上昇。ディープインパクト世代の古豪が、北の大地でもうひと花咲かせるか。 今年で45回目を迎える伝統のハンデ戦は、これまで多くの波乱の歴史を刻んできた。過去10年を振り返っても人気薄が大活躍。2000年には14番人気のクラフトマンシップが勝利を飾り、周囲をアッといわせている。 だが、今年、そのジンクスに真っ向から立ち向かう古豪が存在する。叩き3戦目、復活に向け、北の大地に乗り込んできたインティライミがそれだ。 今春はここまで2戦を消化してきたが、金鯱賞6着、宝塚記念12着と期待外れの結果が続いた。今年で7歳。すでに峠を越えた感もある。しかし、インティには同世代の巨頭ディープインパクトと死闘を演じてきた自負がある。実際に05年のダービーでは、そのディープを相手に2着に食い込んだ。高齢馬の活躍が目立つ昨今、まだ終わるわけにはいかない。陣営も輝きを再び取り戻そうと躍起になっている。 「2走前は休養明けだったし、宝塚記念に関しては4角でつまずいて完全にバランスを崩してしまった」。堀助手は敗因を挙げるとともに、「この2戦は決して力負けじゃない」と言い切った。 前走後は当初、札幌記念を目標にしてきたが、復活へのキッカケがほしい陣営は、“重量級”のメンバーが集うGII戦はあえて避けた。まさに、ここはプライドを捨てて勝負を懸けてきた一戦でもある。「実績的にはここでは胸を晴れる存在だからね。そりゃ、ローカル重賞なら力が違うんじゃないの」と堀助手は胸を張る。 涼しい北海道で調整され、体調も上昇中だ。1週前追いとなった16日には、函館Wコースで5F65秒0、ラスト1F12秒4の好時計をマーク。今季3戦目にしてメンタル、フィジカル面ともにピークへと達した。堀助手も確かな手応えを感じ取っている。 「前走でも具合は良かったんだけど、今回は馬自身がかなりやる気になっている。もう7歳だし、現役生活もそれほど長くないからね。だからこそ、少しでも多くのタイトルを取らせてあげたいんだ」 復活に向けての下地は整った。あとは激戦を戦い抜いてきた意地とプライドを思い切りぶつけるだけだ。
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レジャー 2009年07月21日 15時00分
サンタアニタT(SIII、大井1600メートル、22日) ブルーホーク ロングシュート決める!
昨暮れの東京大賞典から7カ月。ブルーホークがTCKに帰ってくる。 月岡健調教師は「重賞初参戦が東京大賞典なんてすごいことだし、逃げて見せ場もつくってくれた。やはり力はある」と厩舎の看板馬に成長した昨年の健闘を称えた。 そして、視線は未来へ。「去年後半はハードなローテーションをこなしたから休養が思ったより長くなったが、帰ってきてからは順調。なかなか使えなかったりしたこの馬にとって、予定通りに来ているのは何より。大型馬だし、いきなり重賞というのは簡単じゃないが、もちろん期待している」。再始動に向けて指揮官の描く軌道をぶれることなく、着実に進んでいる。 前走後は放牧に出され、4月10日に帰厩。ここを始動レースに定め、6月26日の調教試験から予定通りの調教を消化してきた。最終追い切りは18日、大井競馬場で坂井英騎手を背に単走で5F65秒7→51秒1→37秒7(強め)を計時。坂井騎手は「反応、行きっぷりがかなり良くなった。まだ完全ではないが、調教試験時からすれば満点のデキ」と順調な調教過程を強調する。 ブランク以外は、ハンデ54キロ、マイル戦と不安材料は一切なし。昨年後半、6連勝で一気にGIの舞台まで駆け上がったシンデレラボーイが、新たな物語をここから紡ぎ出す。◎前日発売 22日に大井競馬場で行われる「第30回サンタアニタT」(SIII)の前日発売を21日(火)に行う。
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社会 2009年07月21日 15時00分
麻生首相きょう“ホームレス議員解散”
衆院はきょう21日午後1時開会の本会議で解散され、事実上の選挙戦に突入する。党内の異論を押し切り、どうにかこうにか自らの手で念願の解散に持ち込むことのできた麻生太郎首相。識者からは、首相や自民党に厳しいネーミングが相次いだ。永田町関係者は、複数のメディア分析で自民党議員の多くが議席を失うとの予測が出ていることから“ホームレス議員解散”と命名した。 「解散のあとに待ち受けているのは生き地獄。選挙戦ではほとんどの自民党議員が苦戦を強いられ、その多くが永田町には戻ってこられないだろう。政治家は解散すればただの人。居場所を失う“ホームレス議員”が続出するから“ホームレス議員解散”だ」(永田町関係者) お笑いコンビ「麒麟」の田村裕氏が書いた自叙伝「ホームレス中学生」では、父親が家族に「解散!」と宣言するシーンが有名。いまの自民党議員は、麻生首相の解散に対してもそれに近い無責任さを感じているはずだと指摘する。 パロディストのマッド・アマノさんは、「空気読めない」のKYではなく「KY(漢字読めない)首相」の「KY(解散時期読めなかった)解散」と名付けた。これまでも解散のタイミングが何回かあったが、「サミットに出たいとか、ぐずぐずしている間に時機を逸した」と、首相の決断力のなさを指摘する。 「自民党解散」と表現したのはコント集団「ザ・ニュースペーパー」で麻生首相を演じる福本ヒデさん。首相の最大の敵は党内の批判勢力で、選挙をきっかけに党は分裂すると予想する。「一番笑いのネタになるサプライズは、選挙後も麻生さんが首相を続けていること」と付け加えた。 マーケティングコンサルタントの西川りゅうじんさんは地方選挙で連敗後の決断を「ノックアウト解散」と命名。自民にプラスの要素はほとんど見当たらず、このままでは衆院選もあっさり敗北してしまう可能性もあるとみる。 「まゆつば、手につば解散」と名付けたのは戯作者の松崎菊也さん。解散を先送りしてきた自民の身勝手さに「だまされないぞ」と「まゆつば」。有権者は「この野郎。一丁、投票してやろう」と「手につば」を付けて待ち構えていると説明した。 これまでも、「自爆解散」「バカタロー解散」などとひどい言われようだった。いずれにせよ、ろくでもないタイミングでの解散であるとの認識では一致しているといっていい。 政府は21日の臨時閣議で総選挙日程を「8月18日公示〜30日投開票」と決定。自民、公明両党連立の継続か、民主党を中心とした連立政権への転換か、真夏の政治決戦がスタートした。衆院選は郵政民営化を訴えた小泉純一郎首相の下で自民党が圧勝した2005年9月の郵政選挙以来約4年ぶり。8月に行うのは戦後初めてとなる。
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トレンド 2009年07月21日 15時00分
天国に一番近い空中ブランコ「鉄骨番長」体験試乗記
富士山麓に広がるアミューズメントパーク・富士急ハイランド(山梨県)に新たな絶叫アトラクションが登場した。デスク指令で現場に直行させられた草食系記者が、恐怖の試乗記をお届けする。 全国的に絶叫マシンは縮小傾向にある。しかし、富士急は絶叫好きの堀内光一郎社長を中心に積極的投資を行い、ファンの間で「東の富士急」と称されるほど力の入れ方が半端ではない。新アトラクション「天空の回転ブランコ 鉄骨番長」を前に体が固まった。 工事現場のクレーンに見立てた59メートルの鉄塔の周りを、ワイヤーに吊られた2人乗りブランコ12台が振り回されている。実際に上空に上がると、足がブラブラの状態で振り回されるという未体験感覚。さらに、たった1人で乗ったせいか、山のふもと独特の突風でブランコがあおられ、本気で戦慄が走った。 最高地点からは富士の樹海を見渡すことができ、景色も怖い。最高時速51キロで振り回された瞬間には、思わず「(このまま樹海まで)連れていかれる!!」と絶叫。降りた後、周囲の女性たちのクスクス笑いが胸に突き刺さった。 同ランドでは「稲川淳二の棺桶劇場」がリニューアルされたほか、世界一長いお化け屋敷としてギネス認定の「戦慄迷宮」も「最恐戦慄迷宮」としてパワーアップした。この暑さを吹き飛ばす今夏オススメデートスポットになること必死だ!
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その他 2009年07月21日 15時00分
競輪人国記 広島(5)
しぶといマーク屋が大ベテランになっても頑張っている。大久保義郎(57期)は目標をつかむと差し脚を活かす。特に補充のときは実に強い。コース取りの上手さには定評がある。郡英治(68期)もしぶとく中を割る。人気薄のときでも3連単に狙ってみたい。 78期の古城英之はナショナルチームに選ばれた素質の持ち主。吉永好宏、和生の兄弟は80期でデビュー。弟のほうが早く上にあがったが、現在はともに追い込み、まくり、競りと何でもこなす。最近は番手マークで競りもやるし、タイミング如何でまくるトリッキーな兄弟選手だ。失格が多くS2に落ちることもあるが、レースに対する気力はS1上位に負けない。穴ファンには魅力の兄弟だ。 丸本孝人(77期)のまくり、桜井宏智(72期)の番手戦、そして先行マークで西本龍(79期)もしっかりした脚がついてきた。競輪学校の成績が良かった(1位)のでまくり追い込みにこだわっていたが、S級に上がってからは安定感がある。もうひとつキレがあると、ワンランク上でも十分に戦える。 西田雅志(82期)はまくりの打てる追い込みだが、どうしてもブロック戦の3番手で期待したほどの近況ではない。ただ、展開次第では中割りイン差しの威力はある。 新鋭では池田良(91期)と才迫勇馬(95期)がこれから伸びてくるはずだ。特に池田は、自在戦で西田のような強さを発揮すると期待する。
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レジャー 2009年07月21日 15時00分
丹下日出夫の若駒通信簿
今年の関東馬は、ロジユニヴァースのダービー制覇の追い風もあったのか、2歳の入厩頭数が例年になく多く、始動も早かったように思う。 ただ、そうはいっても、関西馬の壁は厚く、主要な新潟の新馬戦は(特にマイルや1800メートル)は、西からの遠征馬に、軽くひねられるシーンも度々見受けられた。だが、カギとなる、その1800メートル戦でアーバンウィナーが、稍重の馬場を上がり33秒6という確かな末脚で差し切り、勝ち名乗りを挙げた。1秒程度の馬場差を考慮すれば、1分50秒3の走破タイムもまずまず。 タヤスツヨシ産駒というと、SS系でも鈍重なダート馬に近いイメージを抱くかもしれないが、馬体のラインが実にしなやかで皮膚も薄い。良馬場だったら、さらに切れそうな印象を受けたし、先の福島1800メートルの新馬を圧勝したロードシップに近い器に見えた。 日曜新潟のマイル戦を勝ち上がったブランビーブラックの走破タイムは1分36秒4。土曜よりも若干緩み、1秒以上時計のかかる馬場で1400メートル通過は、土曜の同距離の新馬(勝ち馬はサンデージョウ)と同じ1分23秒4。どちらの素材が上かは一目瞭然だろう。 ただ、アフリート×フジキセキの配合が引っ掛かる。平坦コースならマイル近辺の芝にも対応できるが、坂のある良馬場の中央場所ではどうか(ダート転向なら、ワンステップアップが見込める?)。 ダートといえば、新潟の1200メートルは関西馬ケイアイデイジーが、同日の3歳未勝利と同タイムという1分11秒9の好タイムで楽勝した。 さすがは山内厩舎の馬だけあって短距離ダートなら、将来は準オープン以上は確約(ただし、距離も1400メートル近辺に壁があり、採点は辛め)。 小倉は古馬の500万で、芝1200メートルで1分6秒9が出た高速馬場。日曜の2歳未勝利戦を勝ったエーシンホワイティが1分8秒0だったことを考えると、カレンナホホエミのセンスと血統を考慮しても1000メートルの走破時計57秒6に、もう1F12秒0を足すと1分9秒6は、若干物足りない。 札幌組は1開催目のステラリードを超える素材も記録もないのが、ちょっと寂しいですね。
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レジャー 2009年07月21日 15時00分
データインパクト 札幌競馬 藤田騎手を買うコツはこれだ!
2週にわたり、藤田伸二騎手を徹底分析する(データ集計期間は、2007年から09年7月12日までの札幌開催)。 ◇確かに優秀だが… 316戦で<58、47、29、182>勝率18%、連対率33%、複勝率42%。確かに素晴らしい成績だ。単複回収率82%も、平均的な騎手が75%という点を考えれば優秀ではある。だが、単複で元を取るために必要な100%には大きく足りない。 では、藤田をどう料理すればもうかるのか? ◇もうかる条件は新馬戦 条件別成績を調べたところ、連対率41%、複勝率56%の新馬戦がダントツ。芝だけに限定すると、連対率50%、複勝率68%とさらに成績はアップする。単複収支も当然プラス。新馬戦での藤田は“買い”である。 その他では、平均的な騎手の成績を3とすると、未勝利戦は4、500万戦は3、1000万戦は2、準オープン以上は2。上の条件にいくほど単複収支は悪化する。 藤田を買ってもうかるのは、新馬戦と未勝利戦だ! ◇特別戦より平場 特別戦と平場戦。連対率や複勝率は、平場の方が10%以上も上。単複回収率も平場は90%超なのに、特別戦はわずか55%。この数字は、平均的な騎手を20%も下回る。 藤田は平場戦で“買い”、特別戦は“消し”だ。 ◇1番人気での藤田はヘンだ 1番人気での単複回収率は71%。平均よりちょっと低い…という程度の分析だけでは役に立たないので、色々と掘り下げてみた。すると、年度別で興味深いものを発見した。07年連対率32%08年連対率47%09年連対率74% 07年は最低、08年は平均レベル、09年は素晴らしい!? とても同一人物とは思えない成績だ。まあ、年々良くなっているので、今後の藤田の1番人気は“買い”と考えていい。 ◇2〜5番人気では好調 2〜5番人気では単複回収率96%。サンプルが200レース近い中で、この数字はすごい。ちなみに年度別で変化はない。
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レジャー 2009年07月21日 15時00分
重賞今昔物語 1999年函館記念 1000万の身で重賞をゲットしたジョービッグバン
かつては荒れるハンデ重賞として有名だった函館記念。ハンデ戦に移行された1997年から2003年までの7年間は、毎年のように馬連で万馬券が飛び出した。 ジョービッグバンが勝った99年も大波乱の決着となった。1着のジョーが7番人気、2着エイシンガイモンが10番人気、そして3着のカミノクレモナはシンガリの16番人気だった。 当時は馬連しかなく1万1290円の配当が目立つ程度だが、もし今のように3連単があったら…とんでもない配当になっていたのは間違いない。 そのジョーだが、前走で500万の平場を勝ったばかり。オープン馬が居並ぶ重賞ではいかにも地味な存在だった。 しかし、大駆けの要素は十分にあった。虚弱体質のせいでデビューが3歳の7月と遅く、当初はダート中心にレースを続けていた。成長をじっくり待ったかいあって体質は徐々に強化。陣営が自信を持って芝に送り出したのが、函館記念の前、前述の500万戦だった。 そこで、ジョーは父サンデーサイレンスから受け継いだ素質、そして芝適性をいかんなく発揮。6馬身差の圧勝を演じた。 その勢いに乗って挑んだ函館記念は50キロの軽ハンデ。主戦の山田和騎手は体重の問題から田面木騎手に鞍上を譲った。実績一番、トップハンデのサイレントハンターとは実に9キロのアドバンテージをもらった。 レースはトウショウオリオンの逃げをサイレントの直後でマーク。4角では先頭に立つ積極策で2着に3馬身1/2差、スタンドがどよめく圧勝だった。 その強さがフロックでなかったことは翌年の活躍で証明した。中山金杯を関西馬として初めて制覇。続く小倉大賞典もあっさり勝って重賞連覇を果たした。また、宝塚記念では9番人気ながらテイエムオペラオー、メイショウドトウの3着と大健闘してみせた。 その後は7歳まで現役を続けたものの、目立った活躍がなく02年5月の金鯱賞を最後に引退。SSの血が買われ、種牡馬に転向した。
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