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芸能 2008年05月28日 15時00分
貫地谷しほりの意外なフェチぶり
ドラマ3連投が決まっている売れっ子の若手女優・貫地谷しほり(22)。演技派として評価される彼女だが、その素顔は意外なものだという。 先日、ナショナル劇場「あんどーなつ」(TBS、7月7日、月曜午後8時スタート)で主演することが明らかになった貫地谷。 「『水戸黄門』や『大岡越前』で知られている同枠の女性主役は、69年の『こんにちは!そよ風さん』の酒井和歌子以来39年ぶりの快挙です。それだけ彼女が期待されているということです」(ドラマ制作関係者) 原作は「ビッグコミックオリジナル」(小学館)で連載中の同名漫画で東京・浅草の老舗和菓子店が舞台で、和菓子職人のヒロインがベテラン職人らとの出会いを通じて成長していくというストーリー。 貫地谷の主演は、昨年10月からのNHK朝の連続ドラマテレビ小説「ちりとてちん」、テレビ朝日で放送中の「キミ犯人じゃないよね?」に続く“3連投”になる。 「中学生のころ、地下鉄・丸の内線の新宿駅でスカウトされたそうです。そして04年の映画『スウィングガールズ』に上野樹里らと出演して注目を集め、くだんの「ちりとてちん」のオーディションで1864人の中からヒロインに抜擢され、大ブレークしたというわけです。ちなみに親類に同姓の競艇選手がいるそうです」(芸能ライター) 沢尻エリカ、蒼井優、上野樹里、宮崎あおいといった同世代の女優の中でも演技力はトップクラスといわれている貫地谷は「キミ犯人じゃないよね?」の中で毎回ド派手なコスプレを見せてくれているが、私生活は地味であるという。 「1日でもオフができると、女友達を誘って新宿からロマンスカーに乗って箱根方面へ1泊2日の小旅行に出かけるのが唯一の楽しみっていうのですから、推して知るべしです」(同) 理想の男は「ミスターチルドレン」の桜井和寿なんだとか。 「そして理想のデートは、おそろいのスウェットを着てマンガ喫茶へ行き、帰りにコンビニに寄ってジュースを買って家で飲むことだそうです。また彼女は“腕フェチ”で仕事先のテレビ局で筋肉質な腕を持つカメラマンなんかを見つけると、その腕が気になって仕事に身が入らないそうです」(同) 人気女優に意外なフェチがあったものだ。
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芸能 2008年05月28日 15時00分
菅野美穂が映画初アフレコ
女優・菅野美穂(30)が27日、都内でドキュメンタリー映画「パンダフルライフ」(毛利匡監督、8月30日公開)のアフレコを行った。 初めて映画のナレーションを務める菅野は「映像がすごく感動的で、パンダが1600頭しかいないと聞いてぜひ、やらせてもらいたいと思った」と語り、パンダについては「本当に愛情深い動物。かわいくて人間くさくて、座っているところはメタボのオヤジみたい」と笑った。 また、映画の舞台は四川大地震で大きな被害が出た中国・四川省成都市のパンダ研究基地などで、「四川に(パンダを)見学に行こうという話があったけど、中止になりました。中国の人たちが1日も早く普通の生活に戻れるようになってほしい」とエールを送っていた。(写真=映画「パンダフルライフ」で初のナレーションに挑戦した菅野美穂)
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芸能 2008年05月28日 15時00分
青木さやか「亜子ちゃんのお別れ会をやりたい」
自殺したフリーアナウンサー川田亜子さん(享年29)と共演経験のあるタレント青木さやか(35)が27日、都内で行われた雑誌「日経エンタテインメント!」の「オーディオブック大賞」の制作発表に出席。お別れ会の開催を希望した。 報道陣から川田アナについての質問を受けると、しばらく話すことをためらいながら、「一緒に番組をやっていたみんなと、亜子ちゃんのことを話しながら、お別れ会をやろうと話しています」と残念そうに話していた。(写真=会見で川田アナのことを語った青木さやか)
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芸能 2008年05月28日 15時00分
歌蔵のロッケン問答 KYOYA(後編)
先週に引き続きキョーヤの登場。前回はウィラード時代の知られざる一面を赤裸々に語ってくれたが、今回は主にラフィンノーズ加入から現在までの話を聞かせてくれている。 歌蔵 80年代半ば、インディーズ御三家と言われたラフィンノーズ、ウィラード、有頂天。特にラフィンとウィラードはライバル視されていた。ラフィンが陽ならウィラードは陰、何かと比較されたバンドでしたよね。 キョーヤ そうだね。 歌蔵 僕もその陰ともいえたウィラードにやられたクチなんですが。そのラフィンにキョーヤさんが入るなんてね(笑)。80年代当時じゃ考えられなかった。ウィラードをやめて5〜6年のブランクがあった。きっかけは? キョーヤ モスキートスパイラルってバンドやっててさ、当時、俺は中華料理屋でバイトしてて、バンド以外の日はがっちり働こうと思って15時間くらい働いてリハに出てたの。けど、きつくて、もうこんな生活やだなあとメンバーにこぼしてたら、モスキートのギターがラフィンでもギター弾いてて、今度ラフィンのドラムがやめるんでレコーディングとライブのツアーもあるんで手伝いませんかって誘ってくれてさ。じゃやってみようかな、お金にもなるしって軽い気持ちで。 歌蔵 ラフィンはウィラードとは違ったんですね(笑)。 キョーヤ そう(笑)。レコーディングをやって発売ツアーに参加した。 歌蔵 それまでラフィンのメンバーとは一緒にスタジオに入ったことはなかったんですよね。しっくりきました? キョーヤ うん。ウィラードをやってたからラフィンの曲で叩けない、とかそんなのはないと思うよ。 歌蔵 メンバーもキョーヤさんのドラムに一目惚れしたでしょうね。 キョーヤ チャーミー(ラフィンのヴォーカル)はそう言ってくれてるよ。俺はヴォーカルを気持ちよく歌わせたいと思って叩いてるから。 歌蔵 で、正式加入のオファーがあった? キョーヤ ツアーの途中でメンバーから頼まれた。それからもうラフィンに入って2年経つんだね。 歌蔵 ふたつの日本のパンクを代表するバンドを体験してどうです? 違いって何です? キョーヤ ドラムやってて、ウィラードっていうのはレコードを再現するタイプ。タイム感もきっちりしてないと、AメロからBメロへ突入する際もちょっと突っ込んだりすると(ジュンが)キッと後ろをにらむ。 歌蔵 厳しいなあ(笑)。 キョーヤ だからってそんなにきっちり叩けないんだよ(笑)。ライブ後、楽屋でお前らの演奏が気になってうまく歌えねえんだよ、音程はずしちまうんだよって、人のせいにするんだよね。そういうバンドだった(笑)。 歌蔵 音程はずすのはバックのせいなんだ(笑)。それがラフィンには? キョーヤ まったくない。ラフィンだと間違えても、気にすんなって、かえって俺に気を使ってくれるというか(笑)。ま、でもそれがそれぞれのバンドのスタイルだから。 歌蔵 どっちが良いとは断言できないですよね。 キョーヤ そうだね。ただ俺はチャーミーっていい加減なヤツかなって思ってたんだ。けどメンバーになってから実はすごい音楽家だなって思うことが多々ある。チャーミーはミュージシャンって言われると照れる人なんだけどね。いろんな音楽を聴いて自分たちの中で消化してきた人たちなんだなって他のメンバーを見ても思うね。バンドのメンバーは全員尊敬できる人たちだよ。カッコいいバンド、カッコ悪いバンドの差って何だろうって思った時にバンドの音が一体となってガーッと出てすごいエネルギーを感じる、それがカッコいいと俺は思うんだよね。 歌蔵 キョーヤさんが入ってラフィンに新しい血が導入された感じが。 キョーヤ それは昔からラフィンを聴いてるファンも意識するから、もっとラフィンをカッコよくしようという野心はあるよ。 歌蔵 しかしこの前ライブを拝見したら若い客が1000人以上も集まってすごかったですよね。その若いヤツらをドラムのビートで揺り動かすパワーはすごいですよ。 キョーヤ いや、謙遜するわけじゃないけど、ビートってドラムの仕事って思われるかもしれないけど、バンドが一体になんなきゃダメなんだよね。 歌蔵 やっぱりチームプレイなんですね、バンドは。ドラムが土台だとは思うんですけど。 キョーヤ うん、土台だね。ドラムが下手でカッコいいバンドってのは見たことないかな。 歌蔵 それにしてもキョーヤさん、スッポリとラフィンにハマッたのはすごいですよ。 キョーヤ ラフィンのファンも暖かいんだよ。反対にラフィンからウィラードに入ったらこんなに受け入れられたか(笑)。 歌蔵 バンドのカラーでしょうね。やっぱり太平洋と日本海みたいな(笑) キョーヤ うん(笑)。 歌蔵 これからの目標は。 キョーヤ そりゃもう走り続けないとね。ウィラードには感謝してるんだよ、今の俺がいるのもあのバンドのおかげだし。ただ楽しく叩けてなかったからさ。振り返ると長かったね、ウィラードにいたのが。だから今は楽しみたいよね。死ぬ前に俺、ドラムやってよかったなって思えたらいいな、そのためにも良いライブをやっていけたらいいなって思ってる。〈KYOYA(キョーヤ) プロフィール〉 1986年ウィラードでデビュー。97年脱退。03年にモスキートスパイラル結成。06年7月ラフィンノーズに正式加入〈ラフィンノーズ プロフィール〉(ウィキペディアより抜粋) 1982年、大阪で結成。日本に確たるハードコアシーンが形成される以前から、その中心的バンドとして活動していた。轟音、粗暴、ノイジーなハードコア界にあって、いち早くポップセンスを取り込み、その単純明快な楽曲は全国のパンクスの絶大な支持を得た。メジャーデビュー前である80年代前半から、ウィラード、有頂天と並び、「インディーズ御三家」といわれるほどの爆発的な人気を博した。 1985年には新宿スタジオアルタ前で自分たちの作品が収められたソノシート(聖者が街にやってくる)をばらまき、話題となる。同年メジャーデビュー。1987年4月19日、日比谷野外音楽堂でのライブ中、ステージに詰め掛けたファンが将棋倒しになる事故が発生。死者3名、重軽傷者27名。ライブは即時中止となり、バンドは責任を取る形で一切の活動を停止するが、ファンの後押しにより活動を再開することができた。 しかしその後も、事故が原因で各地の会場から締め出しを食らったり、幾度かのメンバー脱退(PONとNAOKIはCOBRAに参加)、チャーミーのステージ上でのケガ、新メンバーが不祥事を起こすなどの度重なるトラブルに見舞われ、1991年にバンドは一旦解散。 1995年、PONの復帰をきっかけに活動を再開。同時に自主レーベルも復活させる。その後はライブハウスを中心に地道ながらも確実な活動を続けている。〈ラフィンノーズ LIVEHOUSEワンマン スケジュール〉6月6日(金) 心斎橋KING COBRA6月8日(日) 名古屋Tiny76月13日(金) 新宿LOFT
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トレンド 2008年05月28日 15時00分
「私、テレビの味方です」Perfumeの男殺しの天然トーク
今週はこの連載初登場のPerfume。かしゆか(19)、あ〜ちゃん(19)、のっち(19)の3人から成るテクノ・ポップ・ユニットである、という説明はもはや不要だろう。 なんたって先月発売のアルバム『GAME』はオリコン1位を獲得!出荷枚数は50万枚を超えたそうで、11月には日本武道館2DAYSも決定!Perfumeのことをよくわからんという人の予想を遙かに超えるスピードでファンが増殖中なのである。 さて、そんなPerfumeのレギュラー番組が放送されているのはすでにご存じだろう。『HAPPY!』(日本テレビ)である。モデルの徳澤直子(23)とお笑いのにしおかすみこ(33)を加えた5人の女子の、女子による、女子のための情報番組というのが基本コンセプトだ。よってテーマが美容だったり健康だったり食だったり。つまり、最初っから“男子不在”な構成なのだ。 4月の番組開始当初から、そこだけは危惧していた。同性を意識するあまり、異性を置いてけぼりにしないか、と。もしそうなってしまったら、早々に番組が終了。Perfumeの名前にグサッと傷がついてしまう。苦節7年だか8年かかってせっかくブレイクしたのだから、それだけは避けてほしいとひっそりと願っていた。 だが、そんなもんは杞憂に終わった、と断言してもよさそうだ。というのも、Perfumeのトーク能力がズバ抜けて高いからだ。 特にあ〜ちゃんの破壊力といったら(読者も一度はテレビで見たことがあるはず)それはもう天才的で、まったく見えない角度から飛んでくるハイキックのように、どんなに熟練の芸人だって身をかわすことはできない。共演者も視聴者も笑うしかないのだ。ものすごく簡単にいうと、ド天然なのだ。 とはいえ、このトーク能力とて一朝一夕で身につけたものではない。数知れずこなしてきたライブにおいて、歌の合間のMCで磨いてきたのだ。それがようやく花開いたのである。そんなストーリー込みでPerfumeを見ると、もっと好きになるはずだ。 いわゆるお約束的な芸でもなく、Paboのようなおバカ芸でもない。そう、女子のみならず、見ている男子さえもHAPPYにしてしまう魅力をPerfumeは発揮している。ゆえに、この番組もPerfumeもしばらくは安泰!ひとつだけ苦言を呈するとするなら、15分じゃ物足りないってことだけ。もっとPerfumeを!
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その他 2008年05月28日 15時00分
「アキバ探検隊」空中から始まるクライミング壁のナゾ
JR秋葉原駅電気街口から徒歩約3分、中央通りを一本奥に入った路地の一角で奇妙なモノを発見した。4階建てビル裏手の壁面に人工ロッククライミング用とみられる突起物がたくさんある。 えっ、アキバの街中でロッククライミング!?と思わず目をぱちくり。よく見ると、確かにホールドと呼ばれる足がかり用突起物が屋上まで続いているが、その始まりは2階の途中から。つまり、身長が3メートルぐらいないと手が届かず、登り始めることができない。 いったい誰が何のために設置したものなのか? 妙な胸騒ぎを感じつつ建物の正面に回ったところ、あっさり納得する結末を迎えた。 この建物は老舗の大手登山&スキー用品店「ニッピン秋葉原登山本店」(千代田区外神田3-11-11)だったのだ。同店は「ああ、アレですか。いまは使うことはできませんよ」と断りながら快く取材に応じてくれた。 それによると、北イタリア・チロル地方にある“登山靴一筋”のメーカー「スポルティバ」の製品が約20年前に世界的に大ヒットし、クライミングブームが巻き起こったときに設置したという。 「うちが約30年輸入し続けているメーカーなんです。壁面に突起物を付け登れるようにしてクライミング教室を開いたり、テレビ番組の企画でウッチャンナンチャンが挑んだこともあるんですよ」(同店) 登山靴は履いてみなけりゃ分からない、といわれる。同店はいまも地下にホールド付きのためし履き用の壁を持っている。しかし約10年前、ビル壁面のような垂直な壁を登るのはすたれ、手前に大きく反り返る壁を登るのが主流となったため開放を廃止したという。 「いまは単なるアートです。うちの商売が大きく傾いたら、また使えるようになるかもしれませんね(笑)」と同店。うまい冗談を言うものだが、山男の発想は豪快だ。 同店の営業時間は午前11時〜午後7時半(日祝は7時)まで。第2、3火曜定休。
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社会 2008年05月28日 15時00分
渋谷駅前ダンプAV摘発、強行突破系露出モノが流行る理由
東京・渋谷の路上に停車したダンプカーの荷台でアダルトビデオを撮影したとして、警視庁保安課は27日、公然わいせつ容疑でDVD制作会社ホットエンターテイメントの本社などを家宅捜索した。AV市場では摘発覚悟の“強行突破系露出モノ”が流行っているというからビックリだ。 家宅捜索を受けたのは東京都渋谷区笹塚のAV制作会社ホットエンターテイメント。警視庁保安課の調べでは、同社は昨年夏ごろ、渋谷区の東急電鉄渋谷駅近くの路上に止めたダンプカーの荷台で、わいせつな行為を撮影した疑い。 10トン級の大型ダンプの荷台には囲いがあり、そばを通る歩行者には荷台でナニが行われているか分からなかった。しかし屋根はなかったため周囲の百貨店などのビルから丸見えだった。 撮影には荷台を3カ所からカメラで追い、素知らぬ顔で通り過ぎる通行人も映っていた。撮影作品は昨年秋にDVD「渋谷路上ダンプFUCK]のタイトルで販売されている。DVDのパッケージには「御意見無用」などと内容の過激さを匂わせるフレーズが並び、露出好きマニアの購買欲をかき立てていた。 業界関係者によると、AVの定番とされるジャンルのなかでも露出系は過激化が目立っているという。 「昔はだれもいない公園や人けのないスポットを選んで撮影していたが、露出マニアがそれでは満足しなくなった。衆人環視ともいえる微妙な状況下でわいせつ行為を強行し、女優の興奮がさめやらぬうちにホテルで性交するパターンが増えている。素っ裸でウオーキングなんて当たり前で、自慰行為やフェラチオをする女優を通行人が眉をひそめて見るシーンなんかがウケる。逮捕や摘発覚悟の“強行突破系”と呼ばれています」(前出の関係者) 露出マニアは安定しており、本格派レーベルでは販売価格帯が高く設定できるのも制作サイドを危ない方向に駆り立てるという。女優の質よりもいかに過激なシチュエーションかが売り上げを左右するそうだ。 摘発の端緒になった作品に出演している女優・三浦亜沙妃は、同社の「プリンセス露出」で野外デビュー。このときも交通量の多い陸橋や人通りのある駐車場などでゲリラ露出を強行していた。 今年1月には、埼玉県内のマクドナルド店内で客を装ってAV撮影していた監督ら3人が逮捕される事件があったばかり。店員やほかの客にバレないよう見張り役をつけていたが、男優が女優の下半身をいじるなどあまりに不自然な動きが目立ったため、周囲に気づかれアウトとなった。
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社会 2008年05月28日 15時00分
事件法廷「実母殺害事件の闇」(下)
ささいな母娘の言い争いが殺人に発展した「実母殺害事件」で被告A子(48)は母親(84)への殺意を否認した。弁護人は精神科への通院歴を基に限定責任能力を主張し、殺意と責任能力があったとする検察側と真っ向から対立した。 思春期のA子は恵まれた環境にあった。両親は高齢で授かった一人娘をだれはばかることなくかわいがった。都内の有名私立女子中高を卒業した後は系列の短大に進み、某大学病院の研究室で働き始めた。両親の期待通りに成長した。 しかし、27歳のときに父親が急死してから生活が一変する。母親との2人暮らしが始まると、精神科に通院するようになった。子宮筋腫を患って子どもを生めない体になった。仕事をしなくなり、月20万円ほどの生活保護を頼りに暮らすようになった。気がつけば48歳。自宅アパートで母親と、ツケ払いのきく中華店からとった出前のチャーハンを食べていた。言い争いのあとには晩ごはん用の2人前の焼きそばと、母親の遺体が残った。 殺意についての供述は二転三転した。当初は「気が付いたらベルトで母の首を絞めていた」と述べていたが、後に「ベルトの両端を握って最後に強く引っ張ったことを思い出した」と変えた。捜査段階ではベルトで首を絞めたこと自体を「憶えていない」としている。 責任能力の有無についても一悶着あった。検察側が用意した精神鑑定人は責任能力は認められると判断。A子は不満げな表情を浮かべた。犯行状況を一部聞き取りしたとする鑑定人に対し「全くなかった」と反論した。新鑑定人を求めたが、東京地裁は却下した。 検察側は「刑事責任を軽くしようと嘘の供述をしている。真面目な反省の態度が見られない」などとして懲役15年を求刑した。 事件現場となった自宅アパートには小・中学校が隣接している。A子は「とにかくあのアパートは嫌だった」と繰り返し述べた。子宮摘出で子どもを生めない体になったA子には、その環境が耐えられなかったのか。犯行直前に母親が漏らした「子どもがいれば…」の言葉に、A子は「言ってはならないことを口にした」ときっぱり言い切った。 判決は28日に言い渡される。
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トレンド 2008年05月28日 15時00分
書評「痛み解消メソッド 驚異のエゴスキュー」ピート・エゴスキュー著、KKロングセラーズ
最近はチョットがんばっただけで疲れてしまう…。スポーツを始める前から節々が痛んで…。そんな悩みを歳のせいにしてごまかす前に、読んでみたい一冊が登場した。 ヨガやデトックスに続く米国発の新しい健康法として、今一部で話題になっているのが「エゴスキュー」だ。毎日20分程度の簡単なエクササイズで体の歪みが解消され、あらゆる部分の痛みがとれるという。 ゴルフ界の帝王ジャック・ニクラウスが「何をやってもダメだった腰の痛みが手術をせずに取れた」と推薦するほど米国での評判は高い。 ヘルニアなどの痛みから、小さなものでは頭痛や魚の目まで、その部位ごとの効果的なエクササイズが図解で紹介されている。この本ひとつで、あなたも「エゴスキュー」体験が始められるのだ。 唯一のルールは日々続けること。それだけはどうしようもないようだ。(税別1700円)
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トレンド 2008年05月28日 15時00分
書評「出口なし」藤ダリオ著、角川書店
目覚めると、そこは窓も扉もない密室。それまでの記憶もなく、部屋には年齢も職業もまったく異なる男女が5人。机の上の一台のパソコンに送られてきたメールを開くと、このゲームの支配者マスターからのとんでもない指示が書かれていた…。 本書は人気映画「ソウ」や「CUBE」に代表されるソリッド・シチュエーション・スリラーと呼ばれるジャンル。限られた状況下に放り出された人間の極限状態をスリリングに描いた作品のことで、近年非常に人気が高まっている。 「密室の12時間分の酸素が切れる前に、クイズの答えを探してゲームに勝ってここから脱出せよ。間違えれば即、死が待っている」 次第に個々の本性が露わになり、策略、裏切り、報復の果てに、いったい彼らは何を見るのか。 本書がデビュー作となる新人作家が大胆にも書ききった長編。謎が謎を呼ぶ展開の上でのラストシーンは、評価が分かれるところだ。(税別1300円)
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