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芸能 2012年01月16日 11時45分
“最愛のおばあちゃん”に届け! 中川翔子、ラゾーナ川崎で7,000人と熱唱
タレントで歌手の中川翔子(26)が14日、神奈川・ラゾーナ川崎で新曲「ホロスコープ」(今月11日発売)のリリース記念イベントを行い、今月3日に祖母・小笠原栄子さん(享年89)を亡くしてから初めて公の場に登場し、「ホロスコープ」など3曲を歌い上げた。 “しょうこコール”の中で登場すると、まずは「あけましておまみたーす! カオスキター!」と“しょこたん語”で新年のあいさつ。今年初の屋外でのライブイベントに登場したしょこたんが、天国に旅立った祖母に聞こえるように、ファン7,000人と一緒に声を張り上げた。 昨年12月19日の中野サンプラザの中川のライブでも3時間、サイリウムを振り続け応援してくれた、最愛の祖母との別れに、中川はショックからブログを3日間更新できなかった。 これまで25億以上のアクセスを記録する彼女のライフワークとも言うべきブログ更新の休止について、「当たり前にいた存在が急にいなくなって、どうしたらいいか…言葉が止まってしまった」と説明し、ブログ休止の間もファンの励ましコメントが書き込まれ続けた事に対して「みんな待っててくれてうれしかった」と思わず言葉を詰まらせた。写真=佐藤薫
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芸能 2012年01月16日 11時45分
AKB48 柏木由紀が握手会中止も1日で復活
アイドルグループ、AKB48の柏木由紀が14日、愛知・ポートメッセ名古屋で開かれたフレンチキスの握手会を途中退席したことを自身のブログで謝罪、すでに翌日、15日は今週末に予定されているAKB48のリクエストアワーのリハーサルに参加していることも発表した。 「皆様」とのタイトルで更新された同ブログには、「昨日、名古屋でのフレキス握手会に来てくださった皆様! ありがとうございました。体調不良で最後の一部を中止させていただくことになり、お待たせしてしまった上、最終的に中止になってしまったこと、申し訳なく思っています。本当にごめんなさい。(中略)私が言うのもなんですが、皆さんも体調崩さないようお気をつけて」と綴られている。
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芸能 2012年01月16日 11時45分
南沢奈央、初DVDの感想は「恥ずかしい」
女優の南沢奈央が15日、都内でオフィシャルDVDの発売記念イベントを行った。 12月9日に発売された『いま。』は南沢の芸能活動で初となるDVD。ベトナムで撮影したとのことで、撮影時の話になり「シュノーケリングを初めてして、間近に魚を見て感動しました」と感想を語る。他にもアオザイを着たり、毎日フォーを食べたりとベトナムを満喫したそうだ。DVDの内容に関しては、「女優という部分をなくして、普段の自分を出ているので、見てみると恥ずかしい」と照れながら笑みを見せた。 新年を迎えたということで、今年の目標をきかれた南沢は、「これまで学生の役ばっかりだったので、もっと色んな役をやれたらと思っています。失敗を恐れず大胆になりたい」と決意を述べた。私生活では内面を磨くためにストレッチに挑戦しているとのことだ。(雅楽次郎)
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トレンド 2012年01月16日 11時45分
アイドルグループ、YGA 整形手術をするのは林沙奈恵
よしもと初の本格的グラビアアイドルユニット・YGA(よしもとグラビアエージェンシー)が、5枚目のシングル「ライジング・サン JAPAN!」(1月4日発売)でオリコンウィークリーチャート2位(1月16日付)となり、15日新宿ルミネtheよしもとにて会見を開いた。 この会見では、「同シングルがウィークリーチャートで1位を取れなければ、メンバーの誰かが整形します」という当初の公約の詳細発表に注目が集まっていたが、結果としては、ウィークリーチャートが2位だったため、公約通り「整形」を実施。整形するのはメンバーの林沙奈恵であることが発表された。 林は、「顔にほくろが18個もあるので、前々から取りたいとずっと悩んでいたんです。」と話し、「ほくろを取ったら、テレビやグラビアなどもっと積極的になれると思います!!」と意外なことに喜びを爆発させた。ほくろを取った後のお披露目は1月29日にルミネtheよしもとにて行われるYGAライブとなる。 また、ウィークリーチャート2位を取れたメンバーへのご褒美ということで、サプライズで、「春に東京・中野サンプラザにて“YGAフェスティバル”と題したライブの主催を実施します」とMCから告げられるとメンバーは歓喜の渦に包まれた。林が「私はアイドルが好きなので、いろいろなアイドルを呼んで一緒にライブしたい」と話すと、櫻井は「いろいろなアイドルとお相撲大会をしたい」と話し、メンバー内から次々とやりたい企画が飛び出した。
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社会 2012年01月16日 11時45分
オウム平田信容疑者をかくまった斎藤明美容疑者が勤めていた整体院の気になる好待遇
昨年12月31日に出頭し逮捕されたオウム真理教元幹部、平田信容疑者(46)をかくまった斎藤明美容疑者(49)。彼女は1月10日に自首し、犯人蔵匿の罪で逮捕された。 ところで、斎藤容疑者の大阪府東大阪市での潜伏生活が明るみに出るにつれ、どうしても気になるのが勤務していた整体院のこと。 両容疑者が潜伏していた同市内のマンションは、勤務先が借り上げていたもので、家賃は約8万円。間取りはクローゼット付き8畳洋室と4.5畳のダイニングキッチン、バスルームとトイレが備わる1DK。大阪市外の1DKで、この家賃はかなりの高級マンションだ。捜査関係者によると、3万円程度は勤務先が負担しており、家賃の実質負担は5万円程度だったようだ。さすがに2人で暮らすには手狭な感は否めないが、5万円で高級マンションに住めるのだから、ありがたいことだ。むしろ、社宅であれば、もっとリーズナブルな物件でいいのにと思ってしまう。 そして、盛んに報道されている昼食代。こちらは勤務先が1000円までなら負担をしてくれ、斎藤容疑者は安い弁当を二つ購入し、1000円以内に収めて、平田容疑者と食べていた。この不景気な時代に、こんな面倒見のいい職場などあるだろうか。大手企業などは社員食堂を設置し、昼食代を安く抑えてくれるが、さすがにランチ代を払ってくれるところなど、そうそうないだろう。 1日約1000円負担してくれるということは、月でいうと約2万円の昼食代が浮く。これに、家賃負担の3万円を足すと、生活費を約5万円も補助してくれていたことになる。給料は20万円弱だったというが、5万円が勤務先負担であったことを考慮すれば、なかなかの好待遇だ。こんないい勤務先に巡り合えた斎藤容疑者はラッキーというべきか。不景気の今、そんな勤め先があれば、働きたいと思う人も多いのでは…。(蔵元英二)
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スポーツ 2012年01月16日 11時45分
シーズン総括 キャンプ直前補強はあるのか? 広島東洋編
14年連続−−。1997年シーズンに3位になって以来、広島東洋カープは“万年Bクラス”に喘いでいる。特定選手に敗因を押し付けるつもりはないが、主力投手陣は前年に比べ、成績を落としている。エース・前田健太(23)が前年15勝から10勝、ジオ(33)が8勝から3勝、6勝を挙げたスタルツ(32)は退団。前年34試合に登板し、6勝6敗だった篠田純平(26)は5勝7敗へ…。しかし、悲観する材料ばかりではない。2010年は規定投球イニングに到達したのは前田1人だったが、2011年はバリントン(31)、福井優也(24)も加わり、今村猛(20)、岩見優輝(24=ドラフト2位)、弦本悠希(22=同7位)といった若手も頭角を現した。新人・野村祐輔(22=明大)がそれなりの成績を上げれば、投手陣はなんとかやっていけるのではないだろうか。 2011年は『打撃陣』の脆さを痛感させられたシーズンでもある。開幕から3番を託された廣瀬純(32)が、右太股を故障で中盤戦からいなくなった。廣瀬離脱も痛かったが、今季喫した76敗のうち、「0対1」が10試合、「1対2」が6試合、「3対4」が5試合…。30敗が「1点差」で敗れたものなのだ。93年シーズンも「1点差負け試合」が「29試合」があったが、数字上では、昨季が球団史上、もっとも1点差負けが多かったということになる。 この話を広島関係者にぶつけてみると、「5番バッターの適任者がいなかったからねえ〜」と嘆いていた。 5番の人材難か…。144試合のスタメン表を繙いてみると、野村謙二郎監督(45)は、12人を5番に入れている。しかし、この12人が5番の打順で放った本塁打は僅か3本、巨人は5番打者が27本塁打を放っており、他4球団も少なくても、15本塁打以上を打っていた。打撃陣の大きな補強は、ドラフト4位の土生翔平外野手(22=早大)だけ。4季連続打率3割、3年秋に首位打者も獲得したように、「5番=長距離タイプ」のバッターではない。 時系列で2011年を振り返ってみると、4月17日には首位浮上。5月25日の西武戦で涌井に完封されると、以降は完全に調子を落とし、6月6日まで10連敗。5月26日の西武戦5イニング目から50イニング連続無失点(セ・リーグワースト)という不名誉な記録も作ってしまい、5月、6月の不振(39試合23敗)を最後まで取り返せなかった。丸佳浩(22)の成長が救いだが、57試合に登板したリリーフのサファテ(30)がいなかったら、もっと負けていたかもしれない。サファテは9月27日に故障帰国しており、シーズン終了まで元気だったら、セーブ王のタイトルは十分に狙えた。60イニング3分の2を投げても、自責点9の好ストッパーを持ちながら、1点差ゲームに弱いのは、「打撃陣の不甲斐なさ」につきる…。 古葉竹織監督時代の1979年、チーム平均打率は12球団ワーストの2割5分7厘だった。それでも、同年は優勝、日本一に輝き、昨年の落合中日もチーム平均打率2割2分8厘でペナントレースを征している。広島チーム平均打率・2割4分5厘は、79年の古葉カープよりも『下』だが、2011年データではセ・リーグ2位なのだ。統一球の影響である。 乱暴な比較になるが、79年の広島には江夏豊という絶対的クローザーがいて、昨季の中日にも岩瀬、浅尾がいた。古葉時代の足を絡めた攻撃に回帰し、継投策で逃げ切るというスタイルを徹底すべきではないだろうか。(一部敬称略)
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その他 2012年01月16日 11時00分
長寿の秘訣はホルモン分泌の活性化で決まる!(1)
男性79歳、女性86歳。日本人の寿命は延びるばかりだが、最近の研究で男女ともホルモン分泌の量が多い方が長生きできることがわかってきた。 男性ホルモンとは、男性特有の逞しい骨格や髭をつくり、思考を行うようにコントロールしているホルモンのこと。一方、女性ホルモンは、女性らしく美しい体の曲線を作り、つやとハリのある肌を保つ。 山梨大学医学部名誉教授の田村康二氏が語る。 「男性ホルモンのテストステロン、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量が多い人が長寿なんです。それだけでなく、生活のリズムが保たれている人が長生きできる。テストステロンの高い人の簡単な見分け方は、男性なら禿げている人が多いこと。そして、人差し指より薬指の方が長い人が分泌が活発です」 ちなみに、男性ホルモンは認知機能とかかわりがあり、認知症患者に男性ホルモンを投与すると、症状が改善することが報告されている。長寿の人に長生きの秘訣を聞いてみると、別に特別のことはしていないと答えることが多い。 しかし、「そこにポイントがある」と田村名誉教授は続ける。 「長寿の人は若い頃から早寝早起きが当たり前で、生活のリズムが保たれているのです。だから、特別に何かやっているわけではないと本人は思っているんですね。だから、宵っ張りの朝寝坊ではダメです。一方、聖路加病院名誉院長の日野原重明先生のように、100歳になっても頭髪がふさふさの方もいらっしゃる。お齢を召してテストステロンは減っていますが、それ以外の禿げる因子がないということです。日野原先生の場合、生活リズムが保たれていることに加え、バランス良く何でも食べて、腹六分目から七分目の食生活を続けているところに長生きの秘密があります」 テストステロンが1日の内で最も活発に分泌されるのは、起床後2〜3時間だといわれる。 「だから、今日も一日頑張るぞ、とやる気が出てくるわけです。男性の朝勃ちもテストステロンが活発に分泌されているからです」(田村名誉教授) なるほど、そうだったのか。 しかし、男性は57歳前後で男性ホルモンの量も減り、更年期に入る。20〜30歳を100とすると、70%くらいに減るといわれる。 だから、60歳近くになって、最近、朝勃ちがなくなったな、というのはそのせいなのだ。女性が52〜53歳で閉経するのと同様である。
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その他 2012年01月16日 11時00分
専門医に聞け! Q&A マイコプラズマ肺炎対策の一番は「免疫力」
Q:マイコプラズマ肺炎が流行している、との報道がありました。わが家は私と妻、10歳の長女と6歳の長男、72歳の父の5人暮らしで、誰かがかかると、家族みんなにうつるのではないかと心配です。予防法を教えてください。(39歳、菓子メーカー勤務) A:おっしゃるとおり、今年はマイコプラズマ肺炎が大流行しています。天皇陛下も罹患されました。 大流行の原因は、はっきりしていません。抗生物質が効かない耐性菌が出現したため、という見方もあるようです。●もともとは子供の病気 マイコプラズマ肺炎はもともと子供に多く、30代までの若い世代がかかる病気です。今年も罹患者の8割以上は14歳以下の子供です。 しかし、子供や若い人が学校や会社から菌を家に持って帰ってきて、家庭内感染することもあります。そのため、40代以上の感染者もいるし、免疫力の低い70歳以上の人が感染するケースもあります。ご質問の方も十分気を付けて下さい。 潜伏期間は2〜3週間で、発症すると風邪のような症状が続きます。激しい咳や高熱が出るので風邪と勘違いしますが、痰はあまり出ません。自然に治るケースもあるのですが、診断に手間取っている間に重症化することもあります。 風邪と思って解熱剤を使用することも多く、それによって熱が下がると「治った」と思いがちです。ところが、免疫細胞が十分に働かないため、菌はかえって増え、悪化させることがあります。解熱剤の安易な使用には気をつけましょう。●乾いた咳が続く また、長引く症状として、乾いた咳が続きます。この場合は、マイコプラズマ肺炎も念頭においた方がよいでしょう。 予防については、インフルエンザ同様、手洗い、うがい、マスクが勧められています。 一方、抵抗力が高ければ、マイコプラズマ肺炎に感染しても発症せずに済む場合があります。 抵抗力、つまり免疫力を高めるためには、冷え症の体にしないこと。普段から運動によって体、そして呼吸器を鍛え、半身浴などで体を温めましょう。 食事も、甘いものや冷たいもの、加工食品を避けるなどで冷え症を改善すること。そうすれば、免疫の細胞が活性化します。 また、過労や睡眠不足を避け、疲れやストレスをためないようにすることも大切。 自律神経のバランスを安定させ、免疫力アップにつながります。感染しても発症しない、または軽症で済むような強い体づくりを日頃から心がけておくことが、一番の対策だと思います。首藤紳介氏(湯島清水坂クリニック医師)久留米大学病院小児科、大分こども病院、聖マリア病院母子総合医療センター等を経て、2010年より湯島清水坂クリニック(東京)に勤務。「福田−安保理論」をベースにした自律神経免疫療法により「薬だけに頼らない医療」を実践中。
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芸能 2012年01月15日 13時00分
石原さとみ「何度でも見て下さい!」
映画「月光ノ仮面」の初日舞台挨拶が14日角川シネマで行われ、板尾創路監督、浅野忠信、石原さとみ、矢部太郎、おにぎりが出席した。 真っ白のタキシードで登場した板尾監督は満員となった観客席を見渡し「初日にこんなにたくさん来て頂いて本当に嬉しいです。上映後なので喋りやすいので、楽しい時間にしたいです」と挨拶した。石原は「見るたびに新しい発見があるので何度でも見て下さい」とPR。 また今年の抱負を尋ねられた浅野はボードに顔文字で「笑顔」石原は「スカイダイビングがやりたい」と発表。板尾監督は「ナベプロに行く」と大胆宣言し観客席を笑いの渦に巻き込んでいた。(アミーゴ・タケ)
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社会 2012年01月15日 11時00分
2012年百貨店生き残り最終戦争勃発!(2)
ルクアは、'11年秋に東京・西武有楽町店の跡地に出店したJR東日本系のルミネ有楽町店と同じ鉄道系。奇しくも東京の銀座・有楽町界隈では、ルミネが高い集客力を誇って躍進著しい一方、「銀座のデパート」の代名詞だった松屋や松坂屋などが売り上げ減に苦慮しており、東西でファッションビルが存在感を見せつけているのだ。 大阪決戦から先立つ2カ月前、九州新幹線の全面開通に併せて、阪急百貨店が新博多駅ビルにオープンした。これを迎え撃ったのが三越伊勢丹傘下の岩田屋本店、福岡三越、博多大丸で、こちらは「阪急が地元勢に攻め込んでいる」と言われる。実はこの博多戦争、前述した大阪戦争とも、キーマンと目されているのが高島屋の鈴木弘治社長だ。 「伊勢丹に強力なライバル心を抱く鈴木社長は、阪急阪神百貨店を傘下に持つH2Oリテイリングと経営統合を模索。両社の売上高の差や出店地域の考え方の違いが埋まらず、'10年3月に断念しましたが、協力関係の含みは残していた。だから大阪では高島屋と阪急がタッグを組んで取引先が身動きできないよう骨抜きを図ったし、博多では阪急を前面に立てて三越伊勢丹に真っ向勝負を挑んだ。伊勢丹への敵対心は相当です」(高島屋関係者) その理由は何か。関係者が続ける。 「伊勢丹の社長だった武藤信一さん(故人)と慶応の同級生で、当時からライバルだったこともあるでしょうが、三越が野垂れ死にの危機に陥っていたとき、救済候補に挙がったのが高島屋でした。ところが高島屋は東京の日本橋に店があり、三越本店と重複する。この扱いをどうするかを思案していた矢先、三越がメーンバンクを異にする伊勢丹を駆け込み寺にした。まさにトンビに油揚げの図で、高島屋がH2Oと経営統合を画策したのも、三越伊勢丹から業界ナンバーワンの座を奪取しようとの野心的発想からでした」 '09年に経営破綻した北海道最大手の丸井今井は、以前から伊勢丹と緊密な間柄だったが、高島屋は一時再建支援に名乗り出て伊勢丹を強く牽制(後に伊勢丹が再建スポンサーに決定)した。そんな因縁もある。それだけに三越伊勢丹を出し抜くべく、大丸と松坂屋を傘下に持つJ・フロントリテイリングへの急接近を図っているとの観測も根強い。 「鈴木社長が描く戦略次第では業界地図が大きく塗り変わるため、かねてから高島屋は業界再編の台風の目とされています。しかし、一挙に規模の拡大を狙えば波風が立つ。そこで、百貨店経営者ならば誰もが夢見る“銀座”進出に打って出るとの声が燻っている。それは長年、三越と銀座一番店を競っている松屋の買収です。松屋は知名度こそ高島屋などに及びませんが、それでも花の銀座の老舗デパートですから鈴木社長には立派な勲章です。その上で、まさに隣接している三越にガチンコ対決を挑めば、それだけで話題性は十分ある。そうなれば、いよいよ目が離せなくなりますよ」(流通業界紙記者) 高島屋の聖地とも言える大阪で苦戦が続く三越伊勢丹。一方、伊勢丹のホームグラウンド東京・新宿の高島屋新宿店は、慢性的な赤字からなかなか脱却できない。 増税不安からも先が見えにくい消費者動向。百貨店の生き残りをかけた決戦は避けられそうもない。