神取は同局の「クイズ☆タレント名鑑 USC〜史上最大のガチ相撲トーナメント」の収録で、1回戦の取組後、足の痛みを訴え、病院で検査したところ、右足薬指を骨折していたことが判明した。
事故が起きたものの、神取の出演シーンも予定通り、25日にオンエアーされる。「クイズタレント名鑑」は、その放送が最終回となる。
「ガチ相撲」は同番組の人気企画で、昨年5月と9月に放送された。トーナメントには腕自慢のタレントや格闘家、プロレスラーが出場。第1回では中西学(新日本プロレス)が、K-1王者のセーム・シュルトを破ってトーナメントを制したが、決勝戦でシードの元横綱・曙が中西を下して優勝。第2回では元K-1、DREAM王者のアリスター・オーフレイムが1回戦でバラエティタレント兼格闘家のボビー・オロゴン、準決勝で田村潔司(総合格闘家)、決勝で菊田早苗(総合格闘家)を破って優勝した。同企画は視聴者からの要望が多く、番組最終回の企画に採用されたのだ。
ガチンコの相撲とはいえ、テレビ番組の収録で大ケガを負った神取。本業はプロレスラーとあって、試合欠場ともなれば、TBSには損害賠償する責務も生じかねない。ところが、さぞや支障があると思いきや、特に大きな問題はないというのだ。
「神取が社長を務める団体、LLPW-Xはほとんど開店休業状態で、興行予定は現在全くありません。神取自身が試合に出る予定も当面ないです。支障がないといえば、いいすぎになりますが、本業をやる予定がないので、大きな影響は出ないと思います」(格闘技ライターA氏)
ケガしたばかりに、LLPW-Xの現状がクローズアップされてしまった神取。団体の活動が始まるのは、いつになることやら。
(落合一郎)