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芸能 2013年07月30日 15時30分
視聴率が上がらずに打ち切りになる『アゲるテレビ』
今年4月にスタートしたフジテレビ系情報番組「アゲるテレビ」が9月いっぱいで終了することが一部スポーツ紙で報じられた。 同番組は前番組「知りたがり!」が低視聴率で打ち切りになったのを受け、今年4月にスタート。ところが、元日本テレビでフリーの西尾由佳理アナと司会をつとめるはずだったフリーの大塚範一アナが番組開始直前の今年3月に受診した定期検査で、白血病の再発が判明し、再び治療に専念することになり、これまで出演していない。 「大塚アナならば、『知りたがり!』で離れた主婦層の視聴者も戻って来たかもしれないが、表情に乏しく、あくまでも事務的に淡々と仕事をこなし、やる気のなさが伝わってくる西尾アナでは主婦層にウケなかった」(フジテレビ関係者) 初回の視聴率は2.1%(第1部)・1.9%(第2部)で、開始1週目から1%台を複数日記録。 ネット上では「サゲるテレビ」などと揶揄され、同局の4月度定例会見で豊田皓社長(当時)は「新しいので定着するのに少し時間がかかる」と分析し、5月度定例会見では「重点的にテコ入れをしていきたい」とし、同年6月10日から同局の軽部真一アナの投入などの大幅リニューアルを敢行。 しかし、リニューアル後も平均視聴率は2%台に低迷したままでテコ入れ効果なし。 7月度定例会見において、亀山千広社長は苦戦している現状を認め、「一進一退。一生懸命、鉱脈を探しているところ」と語っていたが、情報番組としては異例の放送開始からわずか半年で打ち切りが決定したようで、後任番組は、ドラマの再放送枠となるとみられるという。 「『知りたがり!』に起用された元NHKでフリーの住吉美紀アナは今やすっかり表舞台から消え、西尾アナも今後はオファーが激減しそうで、フジが気合いを入れた枠だった割には“女子アナの墓場”となってしまった」(女子アナウォッチャー) オファーを受けた西尾アナにとってはかなりの誤算となってしまったようだ。
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芸能 2013年07月30日 15時30分
【週刊テレビ時評】やっぱり疫病神? オダジョー出演のNHK大河ドラマ「八重の桜」視聴率が急落
やっぱり、この男が出ると、視聴率が下がってしまうのか? NHK大河ドラマ「八重の桜」(綾瀬はるか主演/日曜日午後8時〜)の視聴率が急落してしまった。 低迷が続いていた同ドラマだが、ここのところ、持ち直す気配を見せ、第28話(7月14日)では16.6%(数字は以下、すべて関東地区)をマーク。第7話(2月17日)に続く水準に戻していた。 会津戦争も終わり、時代も明治となった第30話(7月28日)の番組冒頭は、後に主役の八重の再婚相手となる新島襄(じょう)役のオダギリジョーの出演シーンから始まったが、同放送の視聴率は12.6%まで落ち込んだ。 これは、第10話(3月10日)と並ぶ過去ワースト2位タイで、ワーストとなった第14話(4月7日)の11.7%以来の悪い数字となった。裏ではフジテレビ系で男子サッカー「EAFF東アジアカップ2013 日本×韓国」(午後7時55分〜10時4分)が放送され、17.8%を獲った影響を考慮しても、悪すぎ。 すべてが、オダジョーの責任とはいわないが、主演した昨年4月期の「家族のうた」(フジテレビ系)では、平均視聴率3.9%で、第8話で打ち切りとなる低視聴率を記録しているだけに、先行きに不安が残る。 逆にサッカー中継の影響を全く受けなかったのが、TBS系「半沢直樹」(堺雅人主演/日曜日午後9時〜)。前週は参院選の特番のため、休止されたが、15分拡大の第3話(7月28日)は22.9%をマーク。この数字は、4月期の「ガリレオ」(フジテレビ系/福山雅治主演)初回(4月15日)、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」(月〜土曜日午前8時〜/能年玲奈主演)第78話(6月29日)の22.6%を抜いて、今年放送されたドラマでトップとなった。初回(7月7日)=19.4%、第2話(14日)=21.8%と、ジリジリ上げている。 一方、初回で高視聴率を挙げたドラマの急落ぶりが目立っている。フジテレビ系「SUMMER NUDE」(山下智久主演/月曜日午後9時〜)は、初回(8日)=17.4%から、第2話(15日)=12.8%、第3話(22日)=10.8%。フジテレビ系「ショムニ2013」(江角マキコ主演/水曜日午後10時〜)は、初回(10日)=18.3%から、第2話(17日)=13.8%、第3話(24日)=9.9%。日本テレビ系「斉藤さん2」(観月ありさ主演/土曜日午後9時〜)は初回(13日)=15.5%から、第2話(20日)=13.1%、第3話(27日)=10.6%といった具合。 「救命病棟24時」(松嶋菜々子主演/火曜日午後9時〜)も、初回(9日)=17.7%から、第2話(16日)=15.9%、第3話(23日)=14.9%。TBS系「なるようになるさ。」(舘ひろし主演/金曜日午後10時〜)も、初回(12日)=16.9%から、第2話(19日)=13.1%、第3話(26日)=12.7%と下降傾向。 「DOCTORS2 最強の名医」(沢村一樹主演/木曜日午後9時〜)は、初回(11日)=19.6%から、第2話(18日)=16.6%と落ちたが、第3話(25日)では16.8%と、なんとか踏ん張った。(坂本太郎)
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ミステリー 2013年07月30日 15時30分
覆面レスラー『ミスター・NO』は実在した? 港に怪人物の姿をとらえた!
右の写真は山口敏太郎事務所に所蔵してある不思議写真の一枚である。 ふたりの男女が仲良く写真に写っている。詳しい場所は不明であるがボートや船が写っているところをみる限り、どこか海側に面した港であると思われる。 さて、この二人の後ろ側に立っている人物にご注目いただきたい。 白いブーツに白い服を着たこの人物。よくよく見ると、顔の部分が首の上からスッパリと消えて無くなってしまっているのだ。 見るからに奇怪なこの怪人物に頭には顔らしい顔は付いておらず妙に尖がった肌色の突起が出ているのみである。さらに拡大してみるとこの突起には口、もしくは目のような黒いものが中央に付いているように見える。 その姿はまるで漫画『鉄人28号』に出てくる敵ロボット「モンスター」(尖がった頭に口だけが付いているロボット)か『タイガーマスク』に出てくるプロレスラー『ミスター・NO』(頭に鉄球が付いているのっぺら坊のレスラー)のようである。 この人物、手に何か白いもの(ビニール袋だろうか?)を持っているように見えるが、腕のようなものも確認できない。人間ならば本来、何か抱えるなら腕は白いものの前面に回り込んでいないといけないため、なんとも不可解な写真である。 ちなみにこの写真のピントは写真を見る限りキチンと合っており、ブレや写真特有のゆがみとも考えづらい。それでは、本当にこのような怪人物が港に現れたとでも言うのであろうか…? この新種型「のっぺら坊」と思わしき人物は他の山口敏太郎事務所所蔵の写真のどれにも写りこんでおらず、全くもって正体は不明である。 このような怪人物を目撃したことあるという方は是非、山口敏太郎事務所へ情報をいただきたい。(山口敏太郎事務所)
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その他 2013年07月30日 15時30分
中国人漫画家が命がけで実情を描いた問題作「中国のヤバい正体」
漫画『中国のヤバい正体』(大洋図書)が7月30日に発売となった。尖閣問題やPM2.5を始めとする環境問題など、日々、お隣の国の「ヤバい」事情はテレビや新聞、雑誌などのメディアを賑わせているが、この本が驚きなのは、中国在住の中国人漫画家が描いたという点だ。著者の孫向文(そんこうぶん)氏は30歳。浙江省の杭州で生まれ育ち、今もなおこの街で暮らしている。幼い頃から日本の漫画やアニメが大好きで漫画家を志し、中国国内でプロ漫画家としてデビューする傍ら、独学で日本語を学び、日本の漫画賞に応募して受賞した経歴も持つらしい。 注目の中身はというと、絶望に満ち溢れた中国の実情をコミカルな漫画のタッチでつづったものとなっている。例えば、中国国内の漫画の規制は厳しくて、流血シーンやお色気シーンは描くことができない。しかし、中国の出版社は著作権に無頓着で、日本の人気漫画のストーリーや絵をパクることは鷹揚に認めているという。また、環境汚染が酷くて癌や奇病が多発している惨状や、中国人が尖閣諸島(釣魚島)に対して抱いている思いなど、テーマごとに計8章から成り立っている。 そして全編を通して頻繁に出てくるのが「天朝」という言葉だ。これは「天安門朝廷」の略で、中国政府を揶揄する言葉として民衆の間で広まっているという。1989年、民主化を求める民衆が大量に虐殺される天安門事件が発生したが、この造語には、中国はいまだに封建社会のままだという皮肉が込められている。●規制された表現! 統制された情報! 公の場で言いたいことも言えない社会! 孫氏は中国政府への不満を強く訴える。懲役11年の実刑を受けたノーベル平和賞受賞者の劉暁波(りゅうぎょうは)氏の例を見ても中国には言論の自由が存在しない。この本の表紙にも「中国人漫画家が命がけで描いた」と銘打たれているが、なぜ、孫氏は危険を冒してまでこの漫画を描いたのか。版元の担当編集者に問い合わせてみた。 「孫さんは中国と日本と行き来する中で、中国政府の発表する言葉だけがまるで中国国民の総意のように日本に伝わっている現状を歯がゆく思っていました。そこで当初は、中国人がどう考えているのか、その本音を日本にも伝えたいという思いから執筆を始めました。結果的に中国政府への不満がたくさん綴られることになりましたが、これは決して政権転覆を目論むような反政府本ではありません。中国人の率直な思いを綴ったエッセイ漫画として楽しんでいただけたら幸いです」 そのコメントからは、やはり著者の安全面にはひときわ神経質になっていることが窺えた。北朝鮮のことは大嫌いで、自由なアメリカに憧れる中国人は多い。たとえ経済成長がストップしたとしても不動産バブルは弾けて欲しい。反日教育で日本人のことは嫌いだが、日本産AVやアニメは大好き…。ざっくばらんに中国人の知られざる本音が語られる中、GDPが世界第2位になったとはとうてい思えないような悲惨な国の実態が浮かび上がってくる。 この大国に希望の光の射す日はやって来るのだろうか。(杉沢樹)■「中国のヤバい正体」(大洋図書) http://www.taiyohgroup.jp/index.php/module/Default/action/Detail?item_id=130507001
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スポーツ 2013年07月30日 15時30分
ソフトバンク・斉藤が復帰断念 妻・スザンヌはヒモ亭主を支えられるのか?
右肩の故障から現役復帰を目指していたソフトバンク・斉藤和巳リハビリ担当コーチ(35)が7月29日、会見を開き、復帰を断念し、31日付でコーチの職も辞して退団することを発表した。 「今季がラストチャンス」と覚悟していた斉藤は、支配下登録の期限が7月末に迫り、重い決断を下した。 斉藤は「(1軍の戦力になる)イメージがこの1、2カ月、特に今月に入ってからできなくなっていた。ならば、ここでケジメをつけるのが一番だと思った」と話した。 03年から、ホークスのエースに君臨した斉藤は03、06年には最多勝、最優秀防御率、沢村賞のタイトルを獲得。06年には奪三振王にもなるなど、03年から4年連続2ケタ勝利をマーク。「負けない投手」として、通算79勝(23敗)ながら、通算勝率は.775と高く、チームの勝利に貢献してきた。 07年に右肩を痛め、08、10年に2度手術したが、復帰はできず。10年オフに自由契約となって、11年からはリハビリ担当コーチとして、カムバックを目指したが、右肩はいうことをきかなかった。07年10月8日のCS(クライマックスシリーズ)のロッテ戦が、現役としての最後の登板となった。 完全引退はおろか、退団となると、気になるのは妻でタレントのスザンヌとの関係だが、斉藤は「ボクには分からないところで、つらい思いや悲しい気持ちになっていたと思う。友人知人を含め、その人たちのためにもマウンドに上がりたいという思いだった」と話した。 スザンヌは自身のブログで、「一生懸命頑張って頑張って、たどり着いた決断だったんだと思います。きっとすごく辛かったと思う日々を、弱音もはかず毎日頑張ってる姿を近くで見て、尊敬するばかりでした。悔いしか残ってないと旦那さんは言いますが、それでもきっとこれで良かったと思える日が、いつか来ればいいなと心から願うばかりです。わがままを言えば、私は彼の野球してる姿を見たことがなかったので、一度は見てみたかったな〜。でも、ホントに今はお疲れ様の気持ちでいっぱいです!! たくさんの頑張り方を見せてくれたことに感謝です」と記している。 11年12月に入籍した2人。表面上は円満ぶりをアピールしているが、斉藤が失職するとなると、事態は変わってくる。斉藤の年俸は1500万円程度(推定)といわれているが、退団することで無収入となる。 斉藤は副業として、福岡でカフェを経営しているが、その収入だけで果たしてやっていけるのか? スザンヌ自体も、仕事が減っており、今後、ヒモ亭主を支えられるのかは疑問。「カネの切れ目が縁の切れ目」とならなければいいのだが…。(落合一郎)
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芸能 2013年07月30日 14時00分
夏帆 度胸満点「パンツ」「性器」見せ平気発言
これまで目立った存在ではなかったが、タレントの夏帆(22)が一気にブレイクの様相だ。新規ファンの間では「エロ◎」の太鼓判まで押されるほど−−。 その魅力は後述するが、いま彼女は、ちょっとエッチな女優として要注目だ。ただし、やや損な面もある。 「前作の連続テレビ小説『純と愛』(NHK)にヒロインに抜擢された夏菜(24)と混同している人は多い。NHK女優だけに夏菜のほうが先に全国区になった。でも夏帆も抜群にイケる存在」(芸能評論家) 夏帆は芸歴も長い。小学生のときに携帯電話のCMに出演。ティーン誌のモデルも務めた。'04年には『三井のリハウス』11代目ガールとして登場。'07年には映画『天然コケッコー』で日本アカデミー賞新人賞なども受賞している。 「そこそこ活躍してきたんですけど、印象に残らない典型。本当はもっと早く評価されてもいいタレントです。アイドル性があり、体もいいんですから」(同) 夏帆が注目を集めたのが去る7月5日まで放送された深夜ドラマ『みんな!エスパーだよ!』(テレビ東京系)の出演だ。同ドラマは高校を舞台にしたコメディー。これがバカウケした。 「学校でのパンチラもあるし、ラブホ内でのエッチ場面もある。昔ながらのテレ東風で、見応え十分。夏帆もガンガン白パンティーを見せるだけでなく、局部見せの大開脚までした。女子高生役がよく似合っていて興奮もの」(ドラマ関係者) サイズもT164センチ、B85・W60・H83と完全な肉体派。写真集も『夏帆写真集』など複数冊発売。とくにまったりとしていながら大き過ぎないバストは超美乳。 「近い将来、もっとエロい出番が期待できるはず。なにしろ彼女は6月発売の一部雑誌で自分の変わりたい願望を述べたうえで『パンツぐらい、いいじゃない』と堂々宣言。さらに『やってみるのは良いですよ』と、今後を期待させる発言までサービスしている」(同) ドラマで急激に脚光を集めたこともあり、次なる仕掛けがあっても不思議ではない。 「彼女はパンティー見せ以外にも、親しい人間には『性器見せOK』とも語っている。ヘア写真集もステップアップに考えているのではないでしょうか。彼女の性器見せなら15万部、ギャラ6000万円は堅い。賢明な方向転換なる」(写真集プロデューサー) 夏帆の大開脚性器は見たい!
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芸能 2013年07月30日 13時10分
吉田沙保里、加藤清史郎のプリティトークにメロメロ!
レスリングの吉田沙保里選手と、人気子役の加藤清史郎君が29日、東京・墨田区の江戸東京博物館で、「江戸東京博物館 開館20周年記念特別展『花開く 江戸の園芸』開催前日プレス内覧会にスペシャルゲストとして登場し、トークショーを行った。 『花開く 江戸の園芸』(7月30日から9月1日まで)は、浮世絵や屏風、園芸書、刷物などを通して、泰平の世に花開いた江戸時代の園芸文化を紹介。大名から町人まで幅広い層に愛された園芸文化の成熟度は、幕末・明治に来日した外国人たちを驚かせ、同展は、園芸文化のすばらしさをはじめ、自然環境の大切さや、平和の尊さを伝える。 朝顔の模様を染めた浴衣姿で登場した吉田選手。既に、清史郎君といっしょに展示を観覧しており、「朝顔が色々な形で咲くことにびっくりしました」と、江戸時代の人々が三角形の朝顔や、花びらや色のバラエティーに富んだ朝顔を愛でていたことに、驚きを隠せない様子。清史郎君は、「江戸時代はこういうふうになっていたということがわかり勉強になりましたし、びっくりすることが多かったです」と感想を語った。夏休みの自由研究の課題をまだ決めていない友達にも同展を勧めたいことを語った。 トークショーでは、開館20周年にからめて、「20年後の自分」が話題に挙がった。吉田選手は、「50歳。そのころにはさすがに結婚していると思います」と苦笑い。清史郎君は、「32歳です。俳優さんになっているのかな。でも、野球も好きなので」と夢を膨らませた。また、20年後の自分の姿を想像して、「ひげ、生えちゃうのかな?」と小学生らしい不安をポツリ。トークでは、そんな清史郎君のしぐさや言葉の数々が周囲からほほ笑みを誘い、吉田選手は思わず「かわいい!」と感動を口にしていた。 また、「東京 2020年 オリンピック・パラリンピック」招致アンバサダーを務める吉田選手は、「2020年のオリンピックが東京に決まったら、江戸時代の歴史や文化を世界にアピールできる絶好の機会になります。ぜひ、東京に決まってほしい」と、9月に決定する開催地が東京になることを願った。(竹内みちまろ)
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その他 2013年07月30日 12時00分
酒に強くても“落とし穴”が! 「肝機能障害」に陥る意外な原因(1)
都内の上場企業で部長を務める工藤武雄さん(50)は、やり手の営業マン。部長職にある今も陣頭指揮を執り、場合によっては自ら交渉の場に臨んで契約を取り付けるという。フットワークが軽く、部下に命じるよりも自分で動いてしまうタイプだ。もちろん人づき合いもよく、交渉相手を酒の席に誘う。美食家で酒豪、「人一倍働いて、よく飲み、食う」がモットーだった。 しかし、この工藤さん、春の健康診断の結果をもらってびっくり。なんと、肝機能検査でγ-GTPの数値が2000もあったのだ。 「確か去年は160で“要注意”と言われた。最近やや体調が悪いけど、この数値は何かの間違いだろう」 と周囲に漏らした。 実は工藤さんは以前、胆石で2度ほど入院した経験があった。ここに、肝臓の数値に異常が出た原因があったのだ。 世田谷井上病院の井上毅一理事長が説明する。 「γ-GTPとは、肝臓や腎臓などで作られる酵素で、肝臓では肝細胞や胆管細胞、胆汁の中にも存在し、たんぱく質を分解・合成する働きがあります。また、お酒の飲みすぎや薬の服用などにより、γ-GTPがたくさん作られるようになる。そのため血液中に漏れ出すことにより、数値が上がるのです」 工藤さんが患っていた胆石症について井上氏の説明を聞こう。 「胆汁の流れ道に石ができてしまう病気が胆石症です。胆のうの中の石が『胆のう結石』、胆管の石を『胆管結石』肝臓の中の胆管にできた石を『肝内結石』といいます。胆汁には脂肪の消化を助ける働きがあり、コレステロール、ビリルビン、カルシウムなどを主成分として肝臓で作られ、胆のうに蓄えられている。脂肪の吸収を助けるために必要に応じてその袋を収縮し、胆管を通って十二指腸に放出されるのです」 胆石ができると、腹部上部、腰や肩、右肩下の痛み、吐き気や嘔吐、お腹の張りや高脂肪食品を食べた後の体の不調、おなら、消化不良、悪寒、微熱、肌や目が黄色くなったり、便が白っぽくなる症状が出る。しかし、何が原因で胆石ができるかというと、「加齢、妊娠、高脂血症、糖尿病、肥満、ビタミンC不足の人などがリスク要因だといわれていますが、はっきりとはわかっていない」(井上理事長)という。 確かに、工藤さんの場合も、健康診断で高脂血症と診断されたことがあった。 では、胆石症と肝機能はどういう関係があるのだろうか。 「胆汁は一日に約1リットルも分泌され、脂質や脂溶性ビタミン(水に溶けにくく、脂に溶けやすいビタミン)などを乳化して消化・吸収しやすくしています。肝機能が低下して胆汁が十分作られなくなると、小腸での脂質や栄養素の消化吸収が悪くなり、水分のみ多く吸収され、栄養素を取り逃がしてしまう。吸収されない栄養素は腐敗作用を起こし、大便が悪臭を帯びるばかりでなく、便秘の原因になってしまいます。また、肝臓で作られた胆汁は、細い肝内胆管に分泌され、胆のうや総胆管などの胆道を通り十二指腸へ排出されますが、この流れが滞れば、肝臓の働きは低下する。胆石があり、度々発作が起きたり、慢性的に炎症が生じているときには、肝機能障害を招く危険性があるのです」(井上理事長)
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その他 2013年07月30日 12時00分
本好きオヤジの幸せ本棚(64)
◎オヤジ人生にプラス1のこの1冊『喜劇の手法 笑いのしくみを探る』(喜志哲雄/集英社新書 735円) 攻撃的な態度は格好いい、という考え方は間違っている。もちろん、上司や先輩、あるいは町内会などの付き合いの言いなりになって、いいように使われたり、おとなしくじっと我慢していることはつらいだろう。しかし、だからと言って極端に不満を解消するために反動のように、ギャーギャーわめいて感情を爆発させるのは格好悪い。 最近はインターネット上でそういう不満をSNSなどで爆発させる人が増えているようだ。とてつもなく格好悪い行為なのでやめていただきたい、と切に思う。攻撃的に政治家を批判することを書いて、何かしらパンク・ロッカーのような格好いいことをしているとご当人は思っているのかもしれないけれど、読む側からすると全く共感できない。他人から見れば格好悪いのである。本当に政治のことを考えているのではなく、政治家批判にかこつけて、日々のうっぷんを晴らそうとしているだけではなかろうか。 全く殺伐としている時代だ。しかし、和やかになりたい。笑ってホッとしたい。そんなときに、本書『喜劇の手法』を読んでいただきたい。 著者は1935年生まれで英米演劇に関しての著書をたくさん書いている。その延長線でシェイクスピア、モリエールなどの喜劇の面白さを分析している。「そうか、だから喜劇は面白いのだ」と思える。殺伐とした気分を解消できる本だ。(中辻理夫/文芸評論家)◎気になる新刊『ぱるる、困る。』島崎遥香ファースト写真集(集英社・1470円) AKB48の次世代エース候補“ぱるる”こと島崎遥香のファースト写真集。 水着&バックヌードほか、彼女の代名詞となった“困り顔”が、これでもかというくらい満載されているので、抜きどころに“困る”ことはない(笑)。◎ゆくりなき雑誌との出会いこそ幸せなり テレビを観ていたところ、「石」の鑑定をしていた。河原や山中に何げなく放置されている石だが、根強い収集家が多数おり、産地によっては思わぬ高値がつくこともあるらしい。 愛好家向けの情報誌もある。月刊『愛石』(あいせき/石乃美社・1350円)だ。 石を愛でる趣味は南北朝時代の後醍醐天皇にまでさかのぼることができ、その文化を継承する愛石団体が今も全国に存在する。同誌は展示会開催や情報交換の中心的役割を担っているという。 最新号では庭石などに用いられる京都の名石「加茂七石」の紹介や、浜に打ち寄せた石が波でこすれあい、ゴロゴロと音がすることで知られる鳥取県琴浦町「鳴り石の浜」探訪記、天然記念物の石である「名寄鈴石」を産出する北海道・九度山のルポなど、旅愁も同時に誘う記事を掲載。 石の知識と共に、地方特有の文化や町の歴史にふれることができるだろう。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表)※「ゆくりなき」…「思いがけない」の意
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芸能 2013年07月30日 11時45分
山Pドラマ「SUMMER NUDE」対連続テレビ小説「あまちゃん」の代理戦争
連続テレビ小説「あまちゃん」の挿入歌「潮騒のメモリー」が、あす31日にシングルとしてリリースされる。 「潮騒のメモリー」は同ドラマのオリジナルソングで、1986年に公開されたアイドル映画「潮騒のメモリー」の大ヒット主題歌という設定。この映画で主演を務めた鈴鹿ひろ美(薬師丸ひろ子)の楽曲としてリリースされヒットしたが、実は鈴鹿が極度の音痴だったため、アイドルを目指していた天野春子(小泉今日子)が“影武者”として歌っていたという因縁の曲だ。たびたび劇中で流れ、視聴者の間では音源化が待ち望まれていた。 CDに先行してレコチョクなどで楽曲が配信され、7月7〜23日付のレコチョク着うたランキングでは週間チャート首位に。CDもかなりの売れ行きが期待されるが、ここで思わぬとばっちりを受けそうなのが同日にシングル「SUMMER NUDE '13」リリースする山下智久だ。 同曲は、現在、放映されている山P主演のフジテレビ系“月9”ドラマ「SUMMER NUDE」の主題歌で、真心ブラザーズの名曲“サマーヌード”のカヴァー。シングルのジャケットは初回限定盤3タイプと通常盤の計4仕様ですべて別デザインとなり、初回限定盤Bと通常盤には山Pのヌーディーな写真をフィーチャーしている。 「“月9”主演に合わせてドラマと同タイトルの主題歌を4種リリース。万全の体制だったはずが、肝心のドラマの視聴率が17.4→12.8→10.8→13.4%とイマイチ。そこにもってきて人気の『あまちゃん』挿入歌が同日リリースですから、お約束のチャート初登場1位の座が脅かされているのです」(芸能ライター) ここで思い起こされるのが、2011年1月に繰り広げられた山P対フレンチ・キスの死闘。 「1月31日付のオリコン週間ランキングの1位争いで、AKB48の派生ユニット 『フレンチ・キス』の『If』が優勢となり、集計最終日の前日、22日(土)の段階で、山下智久のソロシングル『はだかんぼー』を上回ることが確定的に。ところが、山下が23日(日)に緊急握手会イベントの開催。このイベントで売上枚数を激増させ、何とか逆転して週間1位を確保したのです」(同) さて、今回は一騒動あるだろうか。