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社会 2013年12月04日 11時45分
神奈川県が複数女児にわいせつ行為の教諭を懲戒免職処分! 代理人は事実無根主張
神奈川県教育委員会は11月28日、勤務する小学校内で複数の女子児童に対し、繰り返し、わいせつな行為をしたとして、藤沢市立小学校の男性教諭(59)を懲戒免職処分とした。教諭の代理人弁護士は事実無根を主張し、県人事委員会に不服申し立てをする方針。 県教委などによると、教諭は11年4月頃から同年9月頃までの間、自校の複数の児童に対し、スカートをめくったり、下着の中に指を入れたり、尻や太ももを触ったりした上、口元にカッターナイフを近づけるなどの不適切な行為をしたとしている。 教諭は県教委の事情聴取を拒否したり、否認したりしたため、事実関係を明確にするために、8月8日付で、強制わいせつ罪で藤沢北署に刑事告発した。 同署は10月、教諭を横浜地検に書類送検したが、刑事処分はまだ出ていない。県教委側は刑事告発後、被害児童から信ぴょう性ある証言が得られたため、「一刻も早く職を解く必要がある」として、刑事処分を待たずに異例の懲戒処分を決めた。 県教委は「刑事告発によって、被害児童の保護者から協力を得られるようになった。結果的に児童自身からも直接事情を聴くことができ、事実認定に至った」と説明している。 これに対して、教諭の代理人弁護士は真っ向反論している。県教委の処分発表後に会見した弁護士は、「事実無根。権力の暴力だ」とした上で、「児童のこれまでの話には矛盾が多く、行為を行った時期や場所などが何度も変わる。最終的には、こちらが反証できないほど、ぼやかされたものになった」と証言に信ぴょう性がないことを強調した。 弁護士は「地検が不起訴としてからでは、『えん罪』となるので、慌てて行った処分だ」と主張し、刑事処分が出る前の懲戒処分を批判した。(蔵元英二)
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社会 2013年12月04日 11時00分
テレビキー局の今年度中間決算 ますます削られる番組制作費
テレビキー局の'14年3月期中間決算がまとまったが、番組制作会社が気にかけるのは、各局「上半期番組制作費」の増減である。 額が増えていれば、制作会社の景気も多少ながら右肩上がりになる。だが、減額となれば、制作会社自体も今後の予算を絞らないといけなくなり、中には倒産する会社も出てくる。 結論を急げば、5局全体の、'14年3月期上半期制作費は2044億円で、前年同期が2148億円のため104億円減と湿っぽい。 具体的に見ると、もっとも制作費を削っているのがTBS。495億8900万円(前年同期518億9300万円)で4.5%減(23億円)である。 「『ロンドン五輪』やサッカー『UEFA EURO2012』など大型スポーツ中継番組が多かった前年の反動減ということもある」(TBS関係者) 横ばいがフジテレビで、上半期488億円で前年同期が492億円。わずか4億円の減である。 「4月にスタートさせた『アゲるテレビ』などに費用がかかった。8月には視聴率4位に転落するなどで焦りがあったため、制作費を無理に上積みした結果とみていい」(番組制作会社関係者) 他に日本テレビの上半期制作費は484億4200万円(前年同期497億3300万円)で3%減、テレビ朝日の上半期が400億9200万円(同416億6800万円)で4.3%減だ。 また、テレビ東京が174億9400万円(同182億1700万円)で4%減である。 「テレビ局の番組制作費は今後も3〜4%とゆるやかな減少傾向をたどるでしょう。“利益額”を株主に対しぶち上げ、それに合わせて他を削って行くという予算の組み方が定着しつつある」(テレビ業界事情通) このままでは、ますます制作会社の経営は厳しくなる。 結果として、テレビ局は自分の首を絞めることになろう。
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芸能 2013年12月03日 15時30分
“一発屋候補”が見当たらなかった今年のお笑い芸人たち
毎年年末恒例の「ユーキャン新語・流行語大賞」の年間大賞とトップテンが2日に発表され、年間大賞を「じぇじぇじぇ」、「倍返し」、「お・も・て・な・し」、「今でしょ!」の過去最多となる4語が同時に受賞したことを各メディアが報じている。 都内で行われた授賞式の様子の報道をまとめると、「じぇじぇじぇ」はNHK連続テレビ小説「あまちゃん」で大流行したが、授賞式に出席した同ドラマのヒロイン、能年玲奈は「じぇじぇじぇと叫びたい気持ち」と大喜び。「倍返し」は最終回で視聴率42.2%(関東地区、ビデオリサーチ調べ)を記録したTBSドラマ「半沢直樹」の堺雅人が演じた主人公の決めゼリフだったが、制作スタッフを代表し登壇したTBSの伊與田英徳プロデューサーは続編について「ご期待に沿えるようにやっていきたい」と制作に意欲的。 「お・も・て・な・し」はフリーアナウンサーの滝川クリステルが五輪招致の最終プレゼンでアピールしたフレーズで、滝川は最近のイベントで封印していたが、手のジェスチャーを交えて生披露し感動を再現。「今でしょ!」は大手予備校・東進ハイスクールの人気講師・林修氏が同予備校のCMで発したフレーズだが、林氏は流行した時期が早かっただけに「なんとかギリギリ残して頂いてありがたい」と受賞を喜んだという。 とはいえ、今年“不作”だったのが、同賞を受賞すると“一発屋”になるというジンクスがあるお笑い芸人が発したギャグや決めゼリフ。大賞候補にノミネートされたお笑い芸人のギャグは元AKB48・前田敦子のものまねでおなじみのキンタロー。の決めゼリフ「フライングゲット」のみだった。 「キンタロー。のブレークは昨年の印象が強いだけに、ほかの流行語の中ではかなりインパクトが弱かった。お笑い界を見渡しても、強力なギャグや決めゼリフはかなりの“不作”。とはいえ、キンタロー。は胸をなで下ろしているのでは」(芸能記者) とはいうものの、昨年「ワイルドだろぉ」で受賞したスギちゃんは今年に入ってもそれなりに仕事をこなしているだけに、お笑い芸人たちはジンクスを恐れず、強力なギャグや決めゼリフをどんどん産み出してほしいものだ。
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芸能 2013年12月03日 15時30分
神田うのが離婚危機報道を否定、「離婚だ!」と言ってもすぐに戻る
タレントの神田うのが3日、都内で、自身がプロデュースするウエディングドレスブランドの新作発表会を開催。一部で報じられている神田と神田の夫との“離婚危機”について、「まったく(離婚)協議はしていないです」と否定した。「口癖でケンカしたり、何かあったりしたらすぐ『離婚!』と、私も、彼も言ってしまうのです。それが私たちのとてもたいへんいけないところで、離婚する気はまったくないですし、離婚届も見たことないですし、協議もしたことはないです」。ケンカについては、「『離婚だ!』『離婚だ!』となっても、けっきょく、『うのちゃんしかいないよね』『ハニーちゃんしかいないよね』と言ってすぐに戻るんですけど、周りはズコッと」とのこと。神田の夫が間もなく自分が独身に戻ると言ったとか? との問いかけには、「それねえ、私もちょっと言っています」という。 この日は、「12周年神田うのプロデュースウエディングドレスブランド」『Scena D'uno2013年12月ドレス』新作発表ファッションショーが開催された。神田は自身でもモデルを務め、ウエディングドレス姿でランウェイを舞い、フィナーレではデザイナーとして登場。ほか、俳優の塚本高史が登場した。(竹内みちまろ)
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ミステリー 2013年12月03日 15時30分
山口敏太郎事務所にいる「怪奇を呼ぶ? 傘化けくん」
右の写真は11月20日にオープンしたお台場の「山口敏太郎の妖怪博物館」の看板キャラクター(?)「傘化けくん」を撮影した動画のキャプチャーである。 ニコニコ笑顔で舌をペロンと出したなんとも可愛らしい妖怪オブジェであるが、実はこの「傘化けくん」に怪奇現象が起こっていたのではないか? と囁かれているのだ。 もう一度、傘化けくんの右側の赤丸に注目していただきたい。白と黒の物体が見切れているのがおわかりになるだろうか。しかも、さらに動画を進めてみるとこの傘化けくんの下部分には何か肌色の物体も見切れていた。 この物体に気がついたのはオカルト研究家・作家で本博物館の館長でもある山口敏太郎自身である。彼はこの動画について自身のツイッターで「撮影中、スタッフはいなかったんですが、開始から5秒〜6秒にかけて、妙な物体が一瞬写ります。はて?」とつぶやいている。 確かに普通に考えれば人間の手か体の一部かと思われるが、この動画が撮影された当日は山口敏太郎ほか3人のスタッフが作業をしていたものの撮影したスタッフによると傘化けくんの後ろに人間がいた記憶はなかったという。それではこの物体は一体なんなのだろうか…。 さて、「傘化け」という妖怪であるが、画には残っているものの江戸時代から目撃談がほとんどない妖怪として知られている。 いわゆる古くからある創作妖怪の一体であるのだが、実はこの傘化けくんオブジェには山口敏太郎事務所内部でも奇妙な噂が絶えない。 それは「傘化けくんがいる場所は怪奇現象が起こりやすい」というものである。 この傘化けくんはもともと東京都の青梅市にあった「山口敏太郎の妖怪本舗」に収められていたものである。妖怪本舗では数年前スタッフによる火の玉をはじめとする奇妙な写真が多数撮影されており「妖怪が住み着いているのではないか」と話題になったことがあった。 また、妖怪本舗はその後、縁があり岐阜県にある山口敏太郎事務所の東海支部にも移管されたのだが、実は東海支部でも幽霊らしき物体を見た人間が何人かいる。 この傘化けくんはお台場に何かを連れてきてしまったということなのだろうか…。それとも現れた物体は傘化けくんを操っている「何者か」の正体ではないかとも考えればいいのだろうか。 とにかく不思議な「傘化けくん」ではあるが、彼(?)は今日も愛嬌を振りまきながらお台場にくるお客さん、そして「姿の見えない来客」をもを待っているのかもしれない…。(山口敏太郎事務所)お台場「山口敏太郎妖怪博物館」キャラクター「傘化けくん」 http://www.youtube.com/watch?v=AY3IZGDkf5c
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社会 2013年12月03日 15時00分
猪瀬都知事だけじゃない! 徳洲会がバラ撒いた「裏金供与疑惑議員リスト」(2)
ただし、この猪瀬氏の裏金疑惑は、氷山の一角でしかない。というのも、実は本誌はこの金銭醜聞が発覚する前に捜査の周辺関係者に接触。こんな極秘情報をキャッチしていたのだ。 「猪瀬知事や複数の政界関係者に、数千万円から億単位の“徳洲会マネー”が渡っているという。捜査中の東京地検特捜部が、すでにそのリストを入手。摘発も視野に捜査を進めているが、そこには複数の大物国会議員の名前があるとされている。そのためこれを知った官邸筋は、安倍政権の屋台骨を揺るがしかねないと真っ青になっているのです」 この関係者によれば、リストは一連の『徳洲会』グループへの家宅捜索で押収したパソコンなどから発見されたというが、その内容は驚きに値するもの。 なぜなら、リストには居並ぶ個人名の脇に金額と思しき数字が羅列され、さらに年月日と思われる数字が列挙されているというのである。 同関係者がこう語る。 「記された数字が貸付金なのか、渡された裏金なのかという裏付けは取れておらず、徳田虎雄氏個人の金か、グループ企業の金かも今のところ判然としない状態なのです。ただ、リストには今回発覚した猪瀬氏のほか、与野党の大物国会議員や中堅議員らの氏名がズラリと記されているという。いまだ捜査の段階であるが、特捜部が照らし合わせた結果、猪瀬氏と同じく、政治資金収支報告書にも選挙収支報告書にも記載されていない人物が多数散見されたといわれているのです」 ちなみに、『徳洲会』は大量動員した選挙運動員らに違法に現金を支給するために、手の込んだ手口を取っていた。グループ企業の医療機器会社が仮払いで金を捻出。それを地方銀行経由で何十回にも分けて送金させ、本部に数億円規模の金をプールした上、運動員らに分配していたのだ。 そのため、東京地検特捜部はこのリストの存在に注目。同じ方法で政界に金をバラ撒いていた疑いを強めているのである。 もっとも、気になるのは果たして疑惑のリストに、どんな人物名が記されているのかということだろう。 前出の関係者はこう話す。 「たとえば、リストの中には東日本の某選挙区から選出されたA議員の名前があるという。記載された数字が金額だとすれば、その額は数千万円に上るが、この人物も政治資金収支報告書、選挙運動用収支報告書への記載がない。今後の捜査次第では猪瀬氏と同じく、政治生命の危機に追い込まれる可能性が高いのです」
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芸能 2013年12月03日 14時00分
リニューアルしても散々の結果 ダウンタウン「失職」近し…
瀕死の状態とは、このことではなかろうか。 ダウンタウンのリニューアル番組がさんざんの結果だ。 9月20日に打ち切りになったTBS系『リンカーン』(火曜夜10時)は、'05年10月から続いたバラエティーでは“老舗番組”だった。 だが、低視聴率のため10月22日から『100秒博士アカデミー』に衣替え。同番組は、「世の中に役に立つ」と信じ、ユニークで興味深い研究を続ける研究者たちが、持論を100秒で披露する学会発表風バラエティーである。 ところが、視聴率はとんでもない低空飛行を続けている。 リニューアル第1弾の10月22日が6.2%(関東、以下同)、2回目が5.8%、3回目が5.4%、4回目が6.8%とゴールデンとは思えない数字である。 ダウンタウン番組ではもう1本、リニューアルがスタートしている。 9月までのフジ系『爆笑 大日本アカン警察』(日曜夜7時)が低視聴率で打ち切られ、『教訓のススメ』となった。 新番組は芸能人や有名人が自身の経験から導き出した「教訓」をテーマに、ダウンタウンとご意見番ゲストが「使える教訓」か「使えない教訓」か激論を交わすファミリー向けバラエティー番組だ。 11月3日に始まったが“2時間SP”でありながら7.2%。11月10日の2回目は5.6%まで下がった。上がり目はない。 「初回は、裏でテレ朝が日本シリーズ『楽天vs巨人』を放送。その影響もあろうが、それにしてもあまりに低視聴率。今後はかなりのテコ入れか、再打ち切りも予想される」(テレビ誌担当記者) ダウンタウンは、他の番組でも低視聴率のオンパレードだ。 日本テレビ系『ガキの使いやあらへんで!!』(日曜夜10時56分)が7〜8%、日本テレビ系『ダウンタウンDX』(木曜夜10時)も7〜8%である。 「吉本興業が政治力を使い、低視聴率番組をリニューアルして継続させたが2番組ともに失敗。年内はレギュラーとSPでもたせるだろうが、来春以降はなくなるでしょう」(テレビ業界事情通) ダウンタウンの2人が、テレビから消えるのは時間の問題となってきた。
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芸能 2013年12月03日 14時00分
元帝王・みのもんた お詫び行脚テレビ局ドサ回り(1)
みのもんた(69)が絶対絶命のピンチに瀕している。 次男の不祥事に際し、開き直り発言で世間を敵に回し総スカン状態のみのが、さらなる墓穴を掘ったのだ。自身の軽口が仇となり今度は一番頼りにしていたはずのテレビ界から絶縁状を叩きつけられたという。 発端は「次男の日本テレビコネ入社」を認めたばかりか、月刊誌『文藝春秋』12月号で一連の経緯について暴露したことだった。 「みのは手記で、今は亡き氏家齊一郎・元日テレ会長に次男の入社を働きかけ、さらに次男の出来が悪く入社試験では筆記問題が解けずに住所と名前しか書けなかったことなどを嬉々として明かした。おまけに氏家さんから『将来、社屋を移転する可能性もあるので引っ越し要員が必要だとも言われた』とまるで日テレ局員にケンカを売るような内容だった」(中堅局員) この最後っ屁に大激怒したのが現日テレの経営陣や番組プロデューサーだ。 「コネ入社の一件は本当に氏家さんしか知らない案件。今となっては嘘か本当か誰も確認しようがない。さすがは窃盗を働き自白したにもかかわらず、『引き続き次男を雇用してくれ』と頼んで来た世間知らずの親だけある」(日テレ関係者) さらに、『午後は○○おもいッきりテレビ』でみのと一緒に長年仕事をしてきた元番組スタッフからも落胆の声が聞こえてくる。 「本来なら次男は問答無用に懲戒解雇。それを退職金が出る諭旨解雇処分になった。これは“妻、生まれたばかりの子供がいるから”と当時の上司が人事に掛け合い説得したおかげなんです。恐らくみのは次男が最終的に解雇されたことを根に持っている。いずれにせよ、みのの手記には皆、腸が煮えくり返るほど激怒していますよ」 みのの一連の言動に対し日テレは“出入り禁止”を内々に通達したという。 「反対するものは誰もいなかった。ちなみに、“出禁”といって制作現場では永久追放という解釈になっています」(バラエティー番組プロデューサー) 日テレの系列局・読売テレビも同様。みのにとっては唯一の地上波レギュラー番組となる『秘密のケンミンSHOW』のリニューアルを決断したという。 「最近は視聴率低迷から日テレから枠を返せと迫られていたんです。読売テレビとしてはみので4月以降も継続する方針だった。しかし、今となってはみのを守る理由がない。『秘密のケンミンSHOW』は継続でみのは降板。代わりに宮根誠司の名前が有力候補に浮上している」(制作関係者)
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その他 2013年12月03日 12時00分
本好きオヤジの幸せ本棚(81)
◎オヤジ人生にプラス1のこの1冊『こちら警視庁美術犯罪捜査班』(門井慶喜/光文社 1575円) そもそもの設定自体の面白味で読者を引き込む技に長けている、という作家がいる。門井慶喜もしかりである。2009年に出した『パラドックス実践 雄弁学園の教師たち』はタイトルからわかる通り、議論などの雄弁術を重要な科目として置く名門校が舞台の連作短篇集で、弁舌の立つ生徒から難問を吹っかけられて四苦八苦する先生たちの姿が笑えて、切なかった。 さて本書『こちら警視庁美術犯罪捜査班』も、やはりストレートなタイトルを持つ連作短篇集だ。主人公は警視庁捜査第二課の下部組織に所属している20代の新米刑事・三田村豪気と、少し年上の上司・岸すみれである。他に同僚はいないので、もっぱら2人だけで美術犯罪の捜査を手掛けている。 作中、殺人事件は起きない。レンブラントの銅版画の複製、ロダンのブロンズ像の複製等が度を越した高値で売られる、といった案件が話の中心だ。売る側は最初から複製と言っているので、贋作を真作と偽る詐欺には当たらないが、その違法スレスレの悪だくみを暴こうとする2人の奮闘ぶりが実にいい。 作者はさまざまな工夫を凝らしている。美術に関する知識が盛りだくさんなのはもちろんだが、豪気の愛嬌あるキャラクター、悪だくみ専門の美術商との対決シーンなど読みどころはいくつもある。とてもチャーミングな小説だ。(中辻理夫/文芸評論家)◎気になる新刊『サッカーの見方が180度変わる データ進化論』(河治良幸/ソル・メディア1470円) ふがいないチームに対し、「何やってんだ!」と罵倒したくなるのがサッカー。本書が提示するさまざまなデータを目の当たりにすると、印象論を振りかざして怒鳴り散らしていた自分が恥ずかしくなります。◎ゆくりなき雑誌との出会いこそ幸せなり 壇蜜のセクシーな顔写真が表紙を飾っているのにひかれ、手にしたのが『おとなの流儀』(KKベストセラーズ/690円)。 巻頭カラーは「世界の絶景」と題され、アメリカの塩の湖・モノ湖やフィンランドのオーロラなど、この世のモノとは思えない景観を美しい写真で展開。そうかと思えば、女性モデルの入浴姿が楽しめる「秋の紅葉露天風呂」といった艶っぽいページも。丁寧な作りのA4変型版グラビア雑誌として、オトナの鑑賞に耐えうる誌面となっている。 また特集は「人妻vs愛人のすべて」。人妻AVに出演する奥さんの素顔や現代の愛人ビジネスの実像から、処女膜再生、小陰唇縮小など熟女がハマる女性器美容の最前線まで、38ページにわたった“オンナ”の企画を堪能できる。 余暇・趣味・女と、男心をソソる3大テーマが詰め込まれた、今では珍しいダンディズムを感じさせる雑誌だ。(小林明/編集プロダクション『ディラナダチ』代表) ※「ゆくりなき」…「思いがけない」の意
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芸能 2013年12月03日 11時45分
日テレ社長がみのもんた次男のコネ入社を否定した理由
日本テレビの大久保好男社長が2日、東京・汐留の同局で定例会見を行い、窃盗未遂容疑で逮捕され同局を諭旨解雇処分になった、タレント・みのもんたの次男である元社員が、一部週刊誌などで「コネ入社」であると報じられた件について否定したことを各スポーツ紙が報じている。 次男の不祥事のせいで司会をつとめていたTBSの情報番組を降板し、バッシングの嵐が吹き荒れたみのだが、事の発端は降板後の週刊誌などでのインタビュー。その中でみのは、「試験は、次男が言うには『難しくてわかんなかった』そうですが、結果的に受かった。ですからコネクションがあったからだと思います」とコネ入社を暴露。さらに、一部月刊誌では「恥ずかしいことに、筆記試験が難しくて住所と名前しか書けなかった」と次男から報告を受けたことを明かし、当時の上層部に直接相談したことを暴露するなど、コネ入社であることを再三にわたって認めていた。 ところが、各紙の記事によると、大久保社長は「正規の手続きで取締役会で承認して入社しています。それが全てです」とコネ入社を断固として否定。さらに、「名前しか書けなかった、と言っていた」などと報じられたことについては、「記事を詳しく読んでいないが、名前しか書けなかったような人は、日本テレビどころか大学にも入れないと思う。そんな非常識なことはない」との見解を示したというが、そう発言せざるを得なかったようだ。 「どこの局でも芸能人や政治家のジュニアのコネ入社があるが、それを認めてしまうと公平性を欠いてしまうので絶対に認めることはできない。おまけに、みのの場合、日テレ内部ではみのをバラエティー番組『秘密のケンミンSHOW』の司会から来春をメドに降板させる方向なので、みのの発言を激しく否定したのでは」(芸能記者) 現在、テレビのレギュラーは日テレのバラエティー1本のみのみのだが、来春にはテレビから消えることになりそうだ。