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社会 2019年10月29日 12時10分
『報ステ』、河野大臣の“私は雨男”発言取り上げ「批判を受ける可能性」 視聴者から「どこが問題?」疑問の声
28日放送の『報道ステーション』(テレビ朝日系)でのある一幕が、物議を醸している。 問題となっているのは、番組で「速報」として扱われたあるニュース。この日、河野太郎防衛相は都内で自身のパーティーを開いていたといい、その中で、「私はよく地元で雨男と言われました。私が防衛大臣になってからすでに台風が3つ」と話すと、後援者から爆笑が起こり、河野大臣は続けて、「その度に、災害派遣、自衛隊の隊員が出てくれております」と被災地の復旧に尽力した自衛隊員をねぎらっていた。 しかし、徳永有美キャスターはこの発言について、「発言が軽率だとして、今後批判を受ける可能性があります」と紹介。さらに富川悠太アナウンサーも、「雨などで多くの方が亡くなっているわけですから、その雨をどんな理由であれ笑いに変えるのは間違っていると思います」と断罪し、その後、台風被害の余波について取り上げていた。 しかし、『報ステ』のこの取り上げ方について、視聴者からは、「どこが問題発言なの…?」「いくらなんでも揚げ足取り」「まだ批判も集まってないのに、ドヤ顔で『問題発言!』って紹介するのどうなの?」といった困惑の声が集まっている。 「また、映像の中では河野大臣は笑いながら発言したわけでもなく、あくまで笑ったのは会場の出席者。番組側の意図に反し河野大臣をバッシングする人は少なく、逆に『報ステ』側に疑問の声が上がる形となってしまいました」(芸能ライター) 河野大臣はこの騒動について、いまだツイッターなどで反応しておらず。果たして、発言が多くの国民から問題視されることは本当にあるのだろうか――?
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社会 2019年10月29日 12時00分
「止まったほうが悪い」自称“京大8年生”、バスの前に飛び出し車体を蹴り逮捕 異常な言い訳に怒りの声
27日、泥酔したうえバスの前に飛び出し車体を蹴るなどした疑いで、自称京都大学8年生が公務執行妨害で逮捕された。 逮捕されたのは自称京都大学8年生という27歳男。27日の午前9時50分頃、京都府東山区を走っていた市営バスの前に突然飛び出し、進路を妨害する。安全のため停車したバスに向かっていった男は、車体を蹴るなどして走行を妨害した。 当時、バスには乗客や運転手約40名が乗車していたが、幸い怪我などはなし。ただしバスの運行が不可能になり、別の車両に乗り換えが発生したのだという。突然得体の知れない男が道に現れバスを止めるという行為は、テロやバスジャックを連想する。運転手や乗客にしてみれば、「恐ろしい」の一言だったはずだ。 なぜこのような訳のわからない行動を取ったのか。男は当時泥酔しており、常軌を逸した意識状態だったそうで、警察の取り調べに対し、「止まったほうが悪い」と開き直っているとも、自分を轢き殺してほしいとも取れる発言に終始していたという。現在のところ、男が本当に京都大学に通う「8年生」であるか否かはわかっていない。 このニュースに、ネットユーザーは「勉強ができてもバカって結構いるよね」「勉強だけできてプライドが高い社会不適合者」「適当に過ごしていても8年あれば卒業できる。本当に京都大学に通っているのか怪しい」「受験で燃え尽きちゃったんだね」「午前9時50分に泥酔とは無職の生活」と、男に呆れの声が上がる。 また、「親がかわいそう」「せっかく自慢の息子だったのに、こんな事になって同情する」「親の教育がなっていない」「親が勉強以外の常識を教えてこなかったのでは」という親を心配する声や、責任を口にするもいた。 本人が死を望んでいたのか、あるいは公共交通機関に妨害をしたかったのかどうかは不明だが、多くの人を恐怖に陥れたことは間違いない。しっかりと処罰されるべきではないだろうか。
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芸能 2019年10月29日 12時00分
美女ざんまい「実話劇場」 階戸瑠李インタビュー
本誌グラビアでもおなじみの階戸瑠李ちゃん。ほんわか癒やし系の雰囲気ながら、上智大学出身の才媛。それでいてグラビアや映画ではドキドキさせてくれる。現在、公演中の舞台『熱海殺人事件〜友よ、いま君は風に吹かれて』(つかこうへい原作)では、婦人警官で主人公・木村伝兵衛の愛人役。その設定には、本人も共感するところ大ありなんだとか。詳しく聞いてみたゾ!!――その舞台、階戸さんはどんな役なんですか?階戸 4人のお芝居なんですけど、私は上司である木村伝兵衛部長刑事(近江谷太朗)の愛人役をやってます。彼は荒くれ者で、自由奔放な男。私は「いつでも抱ける女」として10年間振り回されてきて、愛してるんだけど疲れちゃってる。そんな時に静岡の茶畑で働く男性と知り合い、嫁ぎに行く…という役どころです。なんか、今の私の心境とリンクするんですよね。――それは聞き捨てならない。階戸さんも愛人として振り回されてるってこと?階戸 そうじゃなくて(笑)。私自身、OLをしたあとにグラドルになって仕事も一生懸命やってきたけれど、そろそろ優しい人というか、自分を好いてくれる人と結婚するのもいいのかな…という感情とリンクする部分があるなと。――僕のイメージ的には愛人キャラですよね。好きになると相手に引きずられ、振り回されちゃうタイプ?階戸 はい、どっぷりハマっちゃいます。最近、そのことに気がつきました。好きになると周りが見えないんです。でも私、恋をする時って役の上での事が多いんです。恋人役だと、すぐに共演者を好きになっちゃう。――成就することもある?階戸 お仕事が終われば、安堵感と達成感で気持ちもスッキリします。――不倫なんかもしてしまいがち?階戸 そこはねぇ、ダメなんですよ。私自身が幸せな家庭を築きたい願望が強いし、子供も好きだから。ご結婚をされてる方だと、奥様とかお子さんとか、そういうのがチラついちゃって…。ただ、「もっと恋愛は自由であるべきだ」みたいな意見には賛成できる部分があります。不倫だけが叩かれすぎてる感はあるなぁって。自分の感情は別にして、世の中が不倫を「悪」にしすぎていませんかね?――木村伝兵衛部長刑事に「振り回された」成果かも(笑)。この舞台の見どころも教えてください。階戸 私が「いつでも抱ける女」なので、コミカルな下ネタが多いですね。縄で縛られ(という設定で)「あ〜ん」「いや〜ん」みたいな。いつでも抱ける女ってすごい言葉ですけど、私自身、いつまでも抱きたいと思ってもらえるような女の人になりたいな、とは思います。――いち男性ファンとしては、婦人警官の制服姿が楽しみです階戸 もちろん、着てますよ。できる女っぽい感じの着こなしですけど。 彼女は’13年、ミスFLASHでグランプリを獲得。10本以上のDVDを出し、映画『ハダカの美奈子』『同R―18』では過激なベッドシーンも演じた。写真集でも美しいヌードを披露している。――話題のネット配信動画『全裸監督』にも出演。重要な役どころでした。階戸 村西とおる監督(山田孝之)の元妻で、浮気をしちゃう役なんです。郵便配達の男性を自宅に招き入れて、寝室でエッチしているところにたまたま夫が帰ってきて…というシーン。村西監督は心の傷を負い、それをバネに性の道を切り拓いていくことになるので、重要な役だと思って演じました。★「今の私」をすぐ見て欲しい――インスタグラムやツイッターを見ていると、サービスカットが満載ですね。特に、お風呂で撮っている写真が多い。階戸 なんか最近、職業病なのかなぁって思うんですよね。それとも自己顕示欲なのか承認欲求なのか…。私の中では「ファンの人が恋人」という気持ちが昔からあって、ずっと応援してくれてる方には今の私のすべてを一番に見てもらいたいんです。そうすると、お風呂に入りながら映画を見たり、本を読んだりが多いですね。――そんなにお風呂好き?階戸 めっちゃ入ります。1日2回入ることもあって、1回が1時間から1時間半だから、いろんなことをお風呂の中でしちゃうんです。で、撮りたくなってそれをすぐにアップしちゃう。――何事もオンタイムなんだ。「お、今現在、全裸階戸か」と、妄想しやすくて助かります(笑)。階戸 インスタに力を入れているおかげで、いいこともたくさんあるんですよ。たとえば海外の方からご連絡をいただいたりとか。最近だとフランスのジャン=クリストフ・グランジェという作家さんとも知り合いになれました。『クリムゾン・リバー』という小説を書いた方で、ジャン・レノさん主演で映画化もされています。『全裸監督』は190カ国に配信されているので、韓国や中国など、アジアはもちろん、アイルランドやカナダからもコメントがいただけるんです。インスタライブをやった時にはスウェーデンの方からもメッセージが届きました。「あなたのファンです」「投稿を楽しみにしています」って。世界中の方々とコミュニケーションを取れるのはSNSの魅力の一つですよね。――ところで、本誌が出る約1週間後には31歳になりますね。三十路になって何か変化はありましたか?階戸 あります、カラダ!(笑)。下着をつけた時にブラジャーの跡がつきやすくなりました。あと、お肉がブラの上に乗っちゃう…みたいな。でもまぁ、多少(肉が)ついても肌がきれいだったら…いいかな? とも思うんですけどね。――誕生日の当日はどうやってすごす予定ですか?階戸 舞台の真っ最中です。当日はチャリティーイベントがあって、夜の部が終わったあとに出演者とファンの方との交流会があるんですよ。売り上げは福島の被災された方たちの子供募金に寄付する予定です。――その翌日はハロウィンですよね。やったことはある?階戸 去年は大親友と2人でコスプレしました。私はナースのコスプレで白黒の衣装。ゴスロリ風ですね。友だちは『千と千尋の神隠し』で千が着ていたピンク色の作務衣みたいな。それを着て、その子の家ですき焼きしました。――せっかく着たのに、なぜ外に出ないの?階戸 だって…人混みが苦手だから(笑)。◆しなと・るり 1988年10月30日生まれ。T162、B86・W62・H87。舞台『熱海殺人事件〜』は『オメガ東京』(東京・荻窪)で10月31日まで。
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芸能 2019年10月29日 11時50分
松山ケンイチ、見どころは“小芝風花の目の下のクマ”? ネットニュース編集長役でリアルな報道の世界を描く
10月28日、NHKでBSプレミアムドラマ「歪んだ波紋」の会見が開催され、松田龍平、松山ケンイチ、長塚京三、小芝風花らが登場。同作は塩田武士の同名小説が原作で、誤報を出してしまった新聞記者、ネットニュース編集長、過去の事件を洗う元記者などのさまざまな“記者”たちの人生模様を家庭の問題なども織り込みながら描いていく。 主演として地方紙・新神奈川日報の記者役を演じる松田は「今、現在も試行錯誤しながら撮影をしています。生々しい、リアルな報道の世界を描き出したドラマになっていると思いますし、僕も完成を楽しみにしています」と控えめに見どころを語り、ネットニュースサイトの編集長役を演じる松山は本作が4K撮影であることについて、「4Kだと今まで見えてこなかった部分が見えてきます。その中で第1話を見て印象的だったのは(小芝)風花ちゃんの目の下のクマなんですよね。それが役の表現の一部になっていて、すごく象徴的で好きでした。それから長塚さん、イッセー尾形さんたちのシワですね。それがいろんなものを表現しているなと思って、僕もこれからどんどんシワを作っていかないとなと思ってるんですけど(笑)」と明かした。 松田が演じる記者の父の元同僚役を演じる長塚は「松山君からシワを褒めていただきました。これからはシワを前面に押し出していきたいです(笑)」と軽妙に語り出し、「実は僕はこの年齢になるのを待っていたというか、年齢を取ったところから始まる何かがあると期してここまでやってきて。今、やっと納得の行くだけ年を取ったなと感じています」と語り、長くキャリアを重ねたからこそ迎えられた新たなステージを楽しんでいる様子だった。そして、事件被害者の妻役を演じる小芝は、本作を通じて知ったことについて「私は誤報被害に遭う側なんですが、今、(記者の)皆さんの前に立って、すごく怖くて(笑)。言葉を間違えたらどうしようとか、意図しない方向で載ったらどうしようとか、何を話したら良いのかが分からなくなって…。温かい記事をよろしくお願いします(笑)」と呼びかけ、会場の笑いを誘った。 ドラマは11月3日から毎週日曜日夜10時から全8話の予定で放送される。
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スポーツ 2019年10月29日 11時41分
阪神・北川コーチ、「マスコミ戦略」でチームを変える? 現役時代「因縁」と言われた”ノムさんの息子”とは意外な関係性
阪神の新コーチの一人、北川博敏打撃コーチがチームに合流したのは、10月26日だった。矢野燿大監督が同コーチに託したのは、伸び悩んでいる右打者の若手たちへの指導。プロ生活は阪神でスタートさせたが、近鉄、オリックスを渡り歩き、引退後も2球団でコーチを務めてきた。「その経験を生かして」と経営陣も期待していたが、同コーチから本当に学ぶべきは「生き方、考え方」ではないだろうか。 北川コーチと言うと、真っ先に思い出すのが、2001年9月26日。大阪近鉄バファローズに移籍した最初のシーズンで、9回裏に代打で登場し、サヨナラ満塁ホームラン、その一発で優勝を決めるというマンガみたいなことを本当にやってのけたのだ。 「1994年、ドラフト2位で阪神に指名されました。『強打の捕手』として大きな期待を寄せられましたが、レギュラーに定着できず、2000年オフ、チームがヤクルトからカツノリ(野村克則、現・楽天二軍コーチ)の獲得を決めたので、弾き出されるように近鉄にトレード放出されました」(ベテラン記者) そのトレード先で優勝に貢献できたのだから、古巣を見返すこともできただろう。 しかし、北川コーチの日本大学時代を知る関係者によると、「当時から兄弟みたいに仲良くしていたのが、カツノリだった」と言う。 カツノリは明治大学。年齢も一学年、下だ。日本大学とは対戦リーグが異なるが、カツノリは北川コーチのことを「お兄ちゃん」と呼び、当時からいっしょに遊んでいたそうだ。その弟分の加入が阪神を退団するきっかけになったのは皮肉な限りだ。 「当時の阪神監督は野村克也氏。野村氏は阪神に関する自著の中で、『論外』と捕手・北川にダメ出しをしています」(前出・同) カツノリの父、野村氏の低評価が近鉄での発奮材料になったのかもしれない。 「北川コーチは本当に人柄が良く、いつも笑っていました。首脳陣から、マジメにやっていないと誤解されることもあったようです」(在阪記者) 北川氏は古巣帰還となるコーチ就任会見で、「考え方によってはプラスに持って行けると思う。もともと、僕もチャンスに弱い人間だったので、タイガース時代なんか、特に」と、語っていた。今季、勝負どころで「あと1本」が出ず、12球団ワーストの得点に終わった打線の改善策について、答えていたものだ。 北川コーチは阪神から近鉄に移籍し、マスコミ扱いの違いにも驚いたという。人気球団と比較すれば仕方ないことで、閑古鳥の鳴いている観客席にも同様の感想を持った。しかし、ここから先の発想が他の野球選手とは少し違った。「マスコミを味方に変えてしまえば、緊張しないで済んだんだ」と――。 取材陣に媚を売るという意味ではない。ファンに支持される選手になれば、自ずとマスコミも味方に変わってくる。そのためにはどうすればいいのか。選手・北川はファン、マスコミに対し、自然体で接してきた。この考え方ができれば、阪神の若手たちも甲子園球場の熱い応援を「重圧」と感じることはなくなるはずだ。 選手・北川の見せてくれた代打満塁サヨナラ弾を再演してくれたら…。選手を確実にスキルアップさせるメソッドはない。北川コーチは気持ち、考え方を変えることの重要さを教えるのではないだろうか。(スポーツライター・飯山満)
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スポーツ 2019年10月29日 06時30分
ヒロ斎藤が蝶野のアシストで藤波から3カウント!長州氏来場!
ドラディションヒロ斎藤デビュー40周年記念『RAGING OUTLAW TOUR IN TOKYO』▽25日 東京・後楽園ホール 観衆1,850人(満員) “炎の飛龍”藤波辰爾が主宰するプロレス団体ドラディションが25日、東京・後楽園ホールで所属選手・ヒロ斎藤のデビュー40周年記念大会を開催した。 ヒロは新日本プロレス時代に一世を風靡したnWoジャパン時代の盟友、武藤敬司&天山広吉とトリオを結成。藤波、越中詩郎、獣神サンダー・ライガーのドラゴンボンバーズと対戦したが、スペシャルレフェリーは蝶野正洋。ヒロは蝶野が新日本時代に本隊を飛び出したときから行動をともにしており、狼群団、nWoジャパン、TEAM2000と長きに渡って蝶野をサポート。黒のカリスマの名参謀と言われていた。 ヒロは蝶野がレフェリーと聞いて「驚いた」と話していたが、蝶野は「ヒロさんを勝たせるためにレフェリーをする。武藤敬司が信用できない」と、武藤に対する不信感から、レフェリーを務めるとしていた。だが、ふたを開けてみると一転。試合ではヒロがカバーするたびに往年の極悪レフェリー阿部四郎さん(故人)を彷彿とさせる高速カウントを披露すると、あげくの果てには武藤のシャイニングウィザードと、蝶野のケンカキックの連携を藤波に的中させて、最後はヒロがセントーンで藤波から3カウントを奪取した。 試合後、藤波は「レフェリー、おかしいだろ!」と抗議するも“空気を読んで”引き下がった。かつての付き人のためにサプライズも。ヒロさんと新日本、ジャパンプロレスなどで一緒だった長州力氏が登場するなど、最後はノーサイドの雰囲気を演出していた。 蝶野は「狼群団、nWoジャパン、TEAM2000と、いつもヒロさんに操られてきました」と笑わせると、長州氏は「チョビ(ヒロの若手時代からの愛称)、よく頑張ったな。一生懸命トレーニングして頑張れよ」とエール。ヒロは「ありがとうございました」と控え目にあいさつした。 27日の大阪・大阪ATCホール大会でヒロは、越中、ライガーと異色トリオを結成。藤波、藤原喜明と、船木誠勝の代打で出場した藤波の長男LEONAと対戦し、セントーンでLEONAから3カウントを奪ってツアーを連勝で終えている。(どら増田)
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社会 2019年10月29日 06時00分
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第342回 公共投資否定派への怒り
2019年10月12日に静岡県伊豆半島に上陸した台風19号は、長野県から東北地方という広い範囲に、途轍もない災厄をもたらし、太平洋へ去った。 本稿執筆時点(10月16日)で、台風19号による死者数は74人、行方不明者が11人。人命の損失に加え、今回は55(!)の河川で、79カ所の堤防が決壊し、広範囲に甚大な被害をもたらした。昨日までの「日常」が奪われ、財産(家屋・家財など)が毀損した国民は万を超す。住宅の浸水被害は、少なくとも1万3000棟に達している。 個人的になじみ深い多摩川が氾濫し、世田谷のマンションで一時は水位が2メートル近くにまで上昇した。対岸の武蔵小杉では排水機能が追いつかず(あるいは多摩川への排出が不可能となり、水が逆流した)、冠水によりタワーマンションで地下の配電盤が壊れ、多くの部屋で停電や断水が発生した。 千曲川の氾濫では、北陸新幹線の多くの車両が浸水。北陸新幹線は復旧したとしても、しばらくは本数が少なくならざるを得ないだろう。金沢(石川県)など、北陸地方の経済も大打撃を受けることになる。 中央道は大月ICと八王子JCTが上下線とも通行止めになっており、復旧には1週間以上かかる見込みだ。東京都奥多摩町では、町の西部の日原地区につながる車道が崩落。100人近い住民が孤立状態になった。ちなみに、バックアップ・ルートは存在しない。 さらに、長野県や福島県などで、広範囲に市街地が水に沈み、泥の海と化した。 2015年に鬼怒川が氾濫し、街が水に沈んだ光景を見て、ある政治家が、「日本で今更、こんな光景を見るとは思わなかった」と発言し、筆者は激怒した記憶があるのだが(政府が公共投資を削り続けたから、こんな事態になっているんだ!)、今や毎年のように“こんな光景”を、しかもより広範囲で見るようになってしまった。昨年の西日本豪雨災害の記憶は、まだ新しいところだ。 首都圏では、首都圏外郭放水路や八ッ場ダムといった治水インフラが威力を発揮。これら治水インフラがなければ、利根川や荒川などが氾濫し、東京で大洪水が起きた可能性が濃厚だ(本当にギリギリだったのだ)。我々東京都民は、過去の先人の「公共投資」により救われたことになる。 当然ながら、日本国内で治水、防災の公共投資拡大の声が高まると思いきや、10月14日、日本経済新聞に〈「もう堤防には頼れない」国頼みの防災から転換を〉という恐るべき記事が掲載された。記事中で、執筆者の久保田啓介編集委員は、〈堤防の増強が議論になるだろうが、公共工事の安易な積み増しは慎むべきだ。台風の強大化や豪雨の頻発は地球温暖化との関連が疑われ、堤防をかさ上げしても水害を防げる保証はない。人口減少が続くなか、費用対効果の面でも疑問が多い。〉 と、信じがたいことを書いている。さらに、久保田編集委員は〈自らの命は自ら守る意識を持つべきだ〉という、中央防災会議の有識者会議がまとめた報告を引用している。 要するに、日本国民はもはや災害についても「自己責任」であり、自らの生命は自ら守れという話だ。ならば、もはや政府など不要なのではないか? 日本国家は、災害から国民を守る「サービス」についても、店じまいという話なのだろうか。 久保田編集委員がどこに居住しているのか知らないが、今回の台風19号では、過去の公共投資が東京圏の住民3700万人を守ったのだ。防災インフラが不十分で、隅田川の氾濫が発生し、あるいは東京湾大型高潮が起きた場合、日経新聞の本社(東京都千代田区大手町)も被害に遭っていたことだろう。 自らは過去の先人の投資に救われながら、「公共工事の安易な積み増しは慎むべき」「堤防をかさ上げしても水害を防げる保証はない」「費用対効果の面でも疑問が多い」と、公共投資を全否定する。正直、「狂っている」以外に適切な表現を思いつかない。 防災・治水の公共投資を増やさなければならない。PB黒字化目標を破棄し、追加的な建設国債発行、長期予算を成立させるのだ。 防災投資の話となると、すぐに「財源が」と言い出す連中で溢れ返っているが、日本に財政問題はない。さらには、長年の公共投資削減で土木・建設の供給能力が毀損したならば、それこそ「長期的な防災計画」を政府がコミットし、予算を長期で確保すれば済む話である。 長期の展望が明確ならば、土木・建設業界が本格的な投資に乗り出し、供給能力は回復していく。というより、回復させなければならない。我が国が世界屈指の自然災害大国である以上、「土木・建設の供給能力が落ち込んでいる」では、話は済まないのである。 ところで、八ッ場ダムと言えば、民主党政権は確かに八ッ場ダムの建設にストップを掛けたが、再開したのは野田政権である。つまりは民主党時代の話になる。 不思議なことに、SNS上では「民主党が建設中止し、安倍政権が再開した八ッ場ダムが都民を救った」といった“嘘”が普通に広まっている。誤解している人が多いが、安倍政権は民主党政権期以上に公共事業支出を削減しているのだ。日本の「補正予算」を含めた、公共事業支出は、民主党政権(2010年〜2012年)は、6.2兆円。第2次安倍政権(2013年〜2018年)は6.15兆円(※一般会計に移された社会資本特別会計分は除く)。 この事実が共有されず、「安倍政権は公共事業を増やしている」といった偽情報が広まると、次なる政権で、「我々は放漫財政の安倍政権とは違い、公共投資を削減する」 と、更なる緊縮財政が推進されることになる。 もはや、猶予はない。特に、世界最大のメガロポリス、東京圏3700万の住民に知って欲しい。「次は」荒川や利根川が決壊するかも知れないのだ。これが、目の前の現実だ。 自分や家族、友人、そして「同じ国民」の生命や財産を守るためにも、公共投資否定論を“否定”して欲しい。********************************************みつはし たかあき(経済評論家・作家)1969年、熊本県生まれ。外資系企業を経て、中小企業診断士として独立。現在、気鋭の経済評論家として、分かりやすい経済評論が人気を集めている。
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社会 2019年10月29日 06時00分
59歳介護士、介護先で高齢者を別室に移し82歳妻に信じられない行為 妻は男性不信に
介護サービスを受ける側と提供する側には、強固な信頼関係が必要だ。しかし、立場を利用して被介護者の信頼を裏切る極悪非道な行為をした介護士が海外にいるようだ。 海外ニュースサイト『news.com.au』は、高齢女性をレイプした介護士の男が実刑判決を受けたと2019年10月25日に報じた。 同記事によると同年1月12日、オーストラリア・メルボルンの訪問介護事業所で介護士として働く59歳の男は、担当する86歳の夫と82歳の妻の2人暮らしの自宅を訪問したそうだ。 足が不自由で車いすの生活を送る夫の入浴介助など、介護業務を終えた男は、妻に対し本来業務に含まれていないマッサージをするようお願いしたという。そして、男はなぜか、妻と一緒に寝室にいた夫を車いすに乗せ隣の部屋へ連れていったそうだ。 再び寝室に戻った男は、ベッドの上で妻の足にマッサージを始めたのもつかの間、妻をレイプしてその場を立ち去ったという。自力で動くことができない夫にはなすすべもなかった。 妻は男をレイプの罪で告訴。男は当初「告訴内容は全て女性のでっち上げだ」と犯行を否認したという。だが、妻の体内から採取されたDNAが、鑑定の結果、男のものと判明すると、男は罪を認めたという。起訴された男は10月24日、禁固8年の実刑判決を言い渡された。しかし、男は性犯罪者データベースには登録されなかったそうだ。 夫婦はもともと他人が家の中に入る訪問介護サービスの利用に消極的だったが、高齢の両親を心配する娘の意見を受け入れて利用を始めたという。妻は事件を境に男性恐怖症に陥り、男性を信用できなくなったそうだ。 なお、男を雇用していた訪問介護事業所によると、男は介護士の資格を持っており、雇用時の身元調査でも特に問題はなかったという。男はレイプしたことについて一言「脳の欠陥」と言っただけで、最後までなぜ罪を犯したのか説明することはなかったという。 このニュースが世界に広がると、ネットでは「妻だけでなく夫にも大きな精神的苦痛を与えた。男に対する刑罰が軽過ぎる」「介護士の信頼を裏切るような男の犯行に、同じ介護士として激しい憤りを覚える」「男は介護士の資格を剥奪されたのだろうか」「1人暮らしの私の母も介護サービスを利用しているから、こんなニュースを聞くと、とても心配になるわ」「男が性犯罪者登録されない理由を教えてほしい」といった声が挙がっていた。 海外には、レイプ被害に遭った高齢者が他にもいる。 海外ニュースサイト『News24』は2015年10月、複数の高齢者に性的暴行を加えた当時24歳の男に、求刑を下回る判決が言い渡されたと報じた。 同記事によると、フィンランド・ヘルシンキの高齢者福祉施設で看護師として勤務していた男は、2013年から2014年にかけて、施設に入所していた当時74歳から100歳までの高齢者27人に対して、洗面所の中やベッドの上でレイプなどの性的暴行を加えたという。被害に遭った高齢者は認知症患者で、そのうち何人かは体が不自由だったそうだ。 脅しや強制を伴う2件の性行為と脅迫等を伴わない27件のレイプの罪に問われた男に対し、裁判所は2015年9月、禁固12年の求刑を下回る禁固9年の判決を言い渡したという。目撃者がおらず、認知症の被害者らが自らの被害について証言するのが困難な状況の中、男が全てを自白し事件の真相解明に全面的に協力したことが、量刑判断に当たり考慮されたそうだ。 事もあろうに高齢者をお世話する立場にある者が高齢者に性的暴行を加えるなど、断じて許されるものではない。記事内の引用についてMelbourne carer Simon Prodanovich jailed for 5.5 years for rape of elderly clienthttps://www.news.com.au/national/victoria/courts-law/melbourne-carer-simon-prodanovich-jailed-for-55-years-for-rape-of-elderly-client/news-story/9fdba89e384d12f3d628578e10a9a56fFinnish male nurse jailed for raping 27 elderly patientshttps://www.news24.com/World/News/Finnish-male-nurse-jailed-for-raping-27-elderly-patients-20150930
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芸能 2019年10月28日 23時00分
「吉本に身売りしたようなものだ」探偵OB、『ナイトスクープ』新局長・松本人志に苦言 ファンは共感も
10月25日、ABCテレビ(朝日放送)の人気バラエティー番組『探偵!ナイトスクープ』の新司会者として、ダウンタウンの松本人志(56)が就任すると発表された。 『探偵!ナイトスクープ』は1988年に放送が開始。関西ローカルながら根強い人気を博し、その知名度は全国規模。初代司会は上岡龍太郎(77)、続く二代目司会者は西田敏行(71)で、松本は三代目の司会者となる。 『探偵!ナイトスクープ』は前述の通り、関西圏のローカル番組で、出演する「探偵」の多くは大阪をメインに活動するタレントが多かった。 新司会の松本は、お笑い芸人としては知らない人がいないほど知名度が高く、これまでの『ナイトスクープ』の持つ雰囲気とは、ずいぶんと異質に感じてしまう人も多いようだ。 事実、オールドファンの間では、「松本新局長」に対し強い嫌悪感を示す人も少なくなく、「お笑いだけじゃなく涙もあるのがナイトスクープの良さなのに」といった声のほか、「西田さんはお笑いの人じゃないから局長と探偵の間で上下関係じゃない、いい関係性が築けていた」「局長が松本さんだと他の探偵が委縮しそう」との声が相次いでいる。 この松本新局長の抜擢には、かつての「ナイトスクープ」のOBも疑問を抱く声もあるといい、初回(1988年)から1995年まで探偵として出演していた越前屋俵太(57)は、自身のTwitterにて「今回の局長人事。話題性もあるし、実際に松本君も番組が好きなんだろうけど、ある意味、制作側は番組存続のために、吉本に身売りしたようなものだ」と開始当初よりパワーダウンしてしまった「ナイトスクープ」の現状を悲観するようなツイートを投稿している。 番組降板から20年以上が経過しているのにも関わらず、未だに「ナイトスクープ愛」を押し出す越前屋俵太の想いもさることながら、コメントには「その通り」「俵太さんが局長になればいいのに」といった声もあり、彼がオールドファンの声を代弁した形なのは間違いないようだ。 なお、越前屋俵太の指摘通り、現在出演中の7名の探偵のうち吉本の所属者は5名であり、新局長として松本を迎え入れれば、さらにナイトスクープの「吉本色」は強くなることが予想される。 現在、松本新局長に対し難色を示しているOBは、吉本の所属ではない越前屋俵太一人のみだが、今後の放送内容次第では、さらなる反対意見が集まるかもしれない。
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スポーツ 2019年10月28日 22時30分
新日本、内藤哲也「史上初の偉業の踏み台にしてやる」タイチに報復!
新日本プロレス『Road to POWER STRUGGLE 〜スーパーJr. タッグリーグ2019〜』▽27日 東京・後楽園ホール 観衆1,680人(満員) 新日本プロレスは27日、『Road to POWER STRUGGLE 〜スーパーJr. タッグリーグ2019〜』終盤戦となる東京・後楽園ホール2連戦の初日を開催した。 11月3日に大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)で開催するビッグマッチ『POWER STRUGGLE 〜スーパーJr. タッグリーグ2019〜』で、シングル対決が決定している内藤哲也とタイチ。今シリーズは連日に渡って、内藤率いるロスインゴと、タイチを擁する鈴木軍によるタッグマッチがアンダーマッチとして行われている。 14日の東京・両国国技館大会でタイチが内藤を試合後に襲撃し、挑発したことから2人の因縁が再燃。今年3度目となるシングルが実現することになったのだが、タイチはこの試合を『IWGPインターコンチネンタル王座次期挑戦者決定戦』と“勝手に”位置づけており、内藤もタイチに襲撃された後、「史上初の偉業が見えて来た」と、インタコンチ王者時代から訴えていた来年1月の東京ドーム2連戦でのIWGPヘビー級王座とのダブルタイトルマッチに向けて、光が見えたことを明らかにしている。だが、既に1.4東京ドーム大会のメインイベントでIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカと、G1覇者の飯伏幸太によるタイトルマッチが決定済み。 内藤を破って新王者となったジェイ・ホワイトは、11.3大阪大会で後藤洋央紀とのタイトルマッチが控えており、例年であればこの勝者がドームに駒を進めている。しかし、現在ダブルタイトルマッチを狙っている飯伏、内藤、タイチの3選手にとってインタコンチ王座、内藤やタイチはさらにIWGPヘビー級王座の挑戦権をここからどんな形で掴み取ろうとしているのか、これは見ものである。 この日の試合では、それぞれSANADA&鷹木信悟&BUSHI、鈴木みのる&ザック・セイバーJr.&DOUKIとの8人タッグマッチで行われ、前哨戦ではいずれもタイチに押されていた内藤が奮起し、タイチのマイクスタンドを奪い振りかざすと、止めに入ったレフェリーを暴行し反則負け。ゴングが打ち鳴らされる中、タイチをマイク攻撃からのデスティーノでKOした内藤は、マイクを握ると「オイ!タイチ!シングルマッチやるに決まってんだろ!お望みどおり逆転の内藤哲也、史上初の偉業への踏み台にしてやるよ!」とアピールすると、さらにグロッキーなタイチを襲撃し、両国大会の報復を行った。 内藤にとって偉業を達成するにはもう一つも落とせないだけに、この勢いを大阪まで続けたい。(どら増田)
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