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ハッシーの中央競馬新馬セレクション(12/12中山・12/13阪神)

 今週デビューの注目馬は、12月12日(土)中山第5R芝1800m戦に出走予定のアルカサル。馬名の由来は「城壁都市アビラの城門の名前」。牡、青鹿毛、2013年3月3日生。美浦・大竹正博厩舎。父ドリームジャーニー、母アビラ、母父Rock of Gibraltar。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はサンデーレーシング。愛馬会法人・サンデーサラブレッドクラブの募集馬で総額3000万円。半兄には本年のエルムS(GIII)を勝ったジェベルムーサ(父アグネスタキオン)がいる。本馬は兄同様馬格があるが、どっしりとしたパワータイプの兄に比べ、芝向きの軽さのある馬体をしている。繋ぎはやや寝気味であるが程良い柔軟性があり、飛節の造りから切れ味勝負が得意なタイプだろう。収縮性のある上質な筋肉を持っている。距離は2000mくらいまでもちそうだが、マイルあたりがベストではないだろうか。なお、鞍上には田辺裕信騎手を予定している。

 もう一頭の注目馬は、12月13日(日)阪神第5R芝1200m戦に出走予定のピュアウィッシーズ。馬名の由来は「清純な+母名の一部」。牝、黒鹿毛、2013年5月1日生。栗東・松永幹夫厩舎。父Manduro、母ミリオンウィッシーズ、母父Darshaan。生産は安平町・ノーザンファーム、馬主はシルクレーシング。愛馬会法人・シルクホースクラブの募集馬で総額1800万円。伯父には04年凱旋門賞(GI)などGIを5勝し、種牡馬としても10年菊花賞(GI)を勝ったビッグウィークなどを輩出したバゴがいる。本馬は如何にも牝馬らしい丸みを帯びた馬体をしている。腹袋がしっかりとしており内臓面は良さそうだ。トモには緩さがあるがヨロの筋肉はしっかりとついており、緩さが解消してくればギュッとつまった見栄えのするトモになるだろう。

※出走予定競走には、馬の体調、抽選非当選により出走しない場合があります。

<プロフィール>
ハッシー
山梨県出身。北海道・浦河にある生産牧場での牧童経験を活かし、馬の適性を見極める。特技は寝わら上げ。本サイト毎週火曜掲載の「ハッシーの地方競馬セレクション」、土曜掲載の「ハッシーのロックオン〜狙ったレースは逃さない!〜」も担当している。

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