社会
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社会 2020年07月19日 07時00分
和牛券、お魚券、アベノマスク、Go Toキャンペーン 政府の大迷走いつまで続く?
またしてもコロナ対策が迷走している。全国だと7月3日に新規感染者数が200人越え、9日に300人越え、10日に400人越え、16日には一気に600人を越えと、まさに鰻登り状態となり、国民が不安に思っているところに政府ときたら「さあ国民の皆さん『Go Toキャンペーン』旅行に行きましょう」と、思いっきり空気を読まないことを言い出した。 当然、多くの反発が出て、Go Toキャンペーンはすったもんだ状態で結果はみなさんのご存じのとおり。 そのGo Toキャンペーンは、3月に国民から総スカンを食った『和牛券』や『お魚券』と同時期に発案されたもので、Go Toキャンペーンも国民から「我々はいま現在苦しんでいるんだ! コロナが解決してからのことじゃなくて、いまを何とかしろ!」と、逆鱗にふれた政策であった。 あの頃、政府は現金給付か商品券かという話があったが、麻生財務相が「現金給付をすればみんな貯金するから」という理由で、商品券を配ることに固執したため「商品券だといま困っている人が家賃や光熱費を払うことができないだろうが!」と、大顰蹙を買ったりもしていた。 和牛券、お魚券、アベノマスク、そして今回のGo Toキャンペーンと、政府のコロナ対策はおもしろいくらいに国民の期待を外しまくった数か月間であった。 政府がダメなら野党はというと、政府の揚げ足取りばかりでかなりひどい。国民民主党の原口一博議員はツイッターで「コロナは中国が作った生物兵器かも」と、つぶやいてみたり、国会では立憲民主党の福山哲郎幹事長は、専門家会議の尾身茂副座長は西太平洋地域からポリオを根絶した全世界の感染症専門家が尊敬する医師であるにもかかわらず、発言を遮ったり、上から目線で語ったりして炎上した。 政府も政府なら野党も野党である。 それにしても政府の大迷走はいつまで続くのか? そろそろ終わりにしてもらいたいものだ。
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社会 2020年07月19日 06時00分
とんでもないものがスパゲッティの中に! 食事中に見つかったトカゲの頭に「トラウマになる」と悲鳴
食品に異物が混入するケースは後を絶たない。海外には驚くようなものが紛れていて、周囲を驚かせる出来事が発生した。 海外ニュースサイト『Sun』は7月8日、イギリス・エセックスのスーパーで購入した缶詰から、トカゲの頭が見つかったと報じた。 >>スーパーで購入したじゃがいもの中からヘビ! 購入者の対応に「そこまでしなくても」の声も<< 同記事によると、47歳の女性は、スパゲッティ・ボロネーゼの材料を買いに、ドイツ系格安スーパーを訪れたという。女性の子供は20歳の双子姉妹で、2人ともビーガン。購入した食材は、ビーガン用のトマト缶やボロネーゼ・ソースの瓶詰などであった。女性は5月27日、購入した食材を使ってスパゲッティ・ボロネーゼを作り、双子姉妹に振舞った。双子の1人が、もう少しで食べ終わるという時、お皿に奇妙なものを発見。よく見ると、トカゲの頭が丸ごと残っていたという。 女性によると、トカゲの頭は親指の爪ほどのサイズだったため、調理中は気が付かなかったそうだ。双子はこの出来事がトラウマとなって、満足に食事を取れない状態に。女性らは、トマト缶か、ボロネーゼのソース瓶のどちらかにトカゲの頭が紛れていたとみている。女性はスーパーに一連の出来事を報告。スーパーからは、謝罪の言葉と「調査を行う」と告げられたそうだ。しかし、6週間経過しても何の連絡もなく、再度スーパーに問合せをしたが、「苦情管理部門が対応中」との回答のみ。女性は対応に不満を感じており、「少なくとも製品をリコールするなり対応すべき。ここでは2度と買い物をしない」と話しているという。なお、Sunの取材に対し、スーパーの広報担当は「女性から報告を受け、現在品質管理部門が調査に当たっている。ご迷惑をお掛けして申し訳ない。心から謝罪をしたい」と話している。 このニュースが広がると、ネット上では「気持ち悪い!トカゲの頭が紛れてたら一生トラウマ」「肉食べなさい、肉。ビーガン食だから変なものが紛れている」「味付けにトカゲエキスが入っていた」「格安スーパーの食材だから仕方なし」「缶詰使って料理するなら、ある程度リスクはある。嫌なら本物のトマトからパスタソースを作れば良かった」「スーパーの対応も良くない。早いうちに賠償金払っておけば公にならなかった」など様々な声が上がった。 海外には、生き物の死骸が食品に紛れていたケースは他にもある。 海外ニュースサイト『Sun』は2018年2月、イギリス・コーンウォールのスーパーで購入した冷凍野菜パックの中から、ネズミの死骸が見つかったと報じた。同記事によると、当時60歳の女性は、昼食を作って当時5歳の孫娘に食べさせたという。昼食には、ドイツ系格安スーパーで購入した冷凍野菜ミックスを使用。食事終了後、冷凍野菜ミックスの袋を冷蔵庫に戻そうとしところ、中に異質なものがあることに気付いた。取り出すと、凍ったネズミの死骸(約半分)が出てきたという。女性は購入したスーパーに一連の出来事を報告。店長は謝罪のうえ約4千円の割引券を渡そうとした。事態を真剣に受け止めていないと感じた女性は、スーパー本社にネズミの写真を送信。本社からは最終的に約6万5千円の賠償金が女性に提示された。女性は納得が行かず、賠償金の受け取りを拒否しているという。Sunの取材によると、同スーパーには他にも同様の苦情が2件寄せられている模様。女性の報告を受けて、スーパーの広報は、同製品の冷凍野菜パックを店頭からすべて回収すると発表。本件について調査が完了するまで、同製品の受注販売を停止するそうだ。なお、その後スーパーと女性が和解したなどの続報はない。 食品への異物混入を完全に防ぐことは難しい。缶詰や冷凍食品は、使う前に中身をよく確認した方が良さそうだ。記事内の引用についてIGUANA BE SICK Mum-of-two ‘revolted’ after finding ‘LIZARD head in Lidl bolognese sauce’(Sunより)https://www.thesun.co.uk/news/12063093/mum-revolted-lizard-head-lidl-bolognese/THE RAT PACK Aldi recall 38,000 packs of frozen veg after customer found half a rat in one (Sunより)https://www.thesun.co.uk/news/5498978/aldi-have-recalled-38000-packs-of-frozen-veg-after-customer-found-half-a-rat-in-one/
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社会 2020年07月18日 19時00分
犯行から14年後に叔母殺人を自白した甥、無罪判決も勤務先で自殺した理由とは【未解決事件ファイル】
1952年2月25日、青森県東津軽郡高田村(現・青森市)で、当時57歳の女性Aさんが何者かに殺害される事件が発生した。目撃者の証言により、近所に住む当時30歳の男性が逮捕されるも、後に被害者の甥が犯行を自白。一体何が起きたのか。 Aさんの遺体を発見したのは、当時18歳だった甥のB。Bが午後7時過ぎにAさん宅を訪れたところ、居間で倒れているAさんを発見したという。Bはすぐに実家に戻り、騒ぎを聞きつけた母親によって地元警察に通報が入った。しかし、警察官が現場に駆け付けた時には、既にAさんは亡くなっていたそうだ。 >>11階から突き落とされた20代の韓国人女性、入れ墨に黒スプレーが吹きかけられていた謎【未解決事件ファイル】<< 警察による司法解剖の結果、Aさんの死因は首を絞められたことによる窒息死であることが判明。また、Aさんは強姦されていたことが分かった。 警察は現場検証を進めるとともに、周辺住民への聞き込み捜査を開始。すると、ほどなくして一人の男が容疑者として浮上する。近所に住む男性Cだ。事件直後の時間帯に、衣類で顔を隠してAさん宅付近を歩くCが目撃されていたのだ。また、事件現場からはCが使用していたと思われる手ぬぐいが見つかったほか、数日前にはAさん宅で入浴したという情報も入手。これらの事情からCへの嫌疑を固めた警察は3月2日に逮捕へ踏み切った。 Cは犯行を全面的に否定したものの、連日続いた厳しい取り調べの末に犯行を自白。同年12月25日に懲役10年の実刑判決が下され、1958年の仮釈放まで収監されることになった。 これにより事件は解決したように思えたのだが、1966年になり事態は急展開を迎える。別件の窃盗事件で裁判中だったBが、突然Aさん殺しの真犯人であると名乗り出たのだ。Bは金目的でAさんを殺害した後、太ももに欲情して屍姦に及んだと供述した。検察は被害者死体の状況と自白が合致するか確かめるべく、東京大学の法医学教授などに対して詳細な鑑定を依頼することにした。結果、明白な決め手は欠けていたものの、Bが真犯人である疑いが強いという方針を定めた検察は起訴に踏み切るのだが、なんと公判でBは一転して容疑を否認。東京地方裁判所はBの自白が虚偽であるとして無罪の判決を言い渡した。 当然、検察は控訴するのだが、1970年にBが勤務先で自殺したため、控訴棄却の決定がなされてしまう。それから8年後の1978年には、Cの再審が行われ無罪判決が下されたが、結局2020年7月現在も真犯人は分かっていない。 Bは何故自白をした上で否認に転じたのだろうか。そして、勤務先で命を絶った理由も謎のままである。
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社会 2020年07月18日 17時00分
舞台公演に続いての“クラスター”が危惧され始めた格闘技興行
東京・新宿シアターモリエールで今月5日まで上演されていた舞台「THE★JINRO-イケメン人狼アイドルは誰だ!!-」で新型コロナウイルスのクラスターが発生した問題で、濃厚接触者が約850人に指定される騒動に発展してしまった。 同公演で東京都が明らかにした濃厚接触者の内訳は、全観客約800人と出演者約50人で、「検査を勧奨する」とした。 主催者は公式サイトで「公演が行われた6日間全ての日で感染が確認されている」と説明。 対象者には今後、保健所からの連絡が入るとしたが、遅くなる可能性もあるため、保健所や帰国者・接触者相談センターへの相談を呼びかけている。「各メディアが大々的にこの件を報じているが、会場内は『三密』で、最前列の客は用意されていたフェースシールドの着用を拒否したため、出演者の飛沫を浴びていた可能性が高いという。今後は、『誰が責任を取るのか』という問題に発展しそう」(演劇業界関係者) プロ野球とJリーグは今月から観客を入れ始めたが、感染予防対策を徹底していることもあってか、感染者が出たことが報告されていない。 そんな中、“クラスター”が危惧され始めているのが格闘技興行だというのだ。「今月末、首都圏である格闘技イベントが観客を入れて行われるが、会場は換気もままならず『三密』になることは明らか。興業を再開したプロボクシングは前日に選手やレフェリーも含め興業前日にPCR検査を実施する徹底ぶり。ところが、その格闘技イベントは予算がないのか、早い段階で抗体検査をしておしまいなのだとか。おまけに観客も入れるというから、主催者の危機意識が低すぎる」(格闘技ライター) 出場選手、関係者、観客はウイルスとの戦いにも勝たなければならないようだ。
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社会 2020年07月18日 06時00分
社会的距離のためバー店内に電気柵を設置し物議 「酔っ払ったカップルが餌食になった」効果絶大?
新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、世界では多くの飲食店が休業していたが、再開後、とある国では独自の対策をとった飲食店がある。 イギリス・コーンウォールにあるバーが、スタッフと客の社会的距離を保つため、注文を受けるバーのカウンターに電気柵を設けたと海外ニュースサイト『Daily Mail Online』と『ABCNews』、『BBC News』が7月14日までに報じた。 >>警備員の男、マスクなしで入店の客を射殺 男の過去にも驚き、「やり過ぎ」の声<< 報道によると、バーは新型コロナウイルスの影響でしばらく営業を停止していたが、7月に入り、約3カ月ぶりに営業を再開したという。だが、イギリスでは店内でも新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、人と人の距離を1.5メートル以上空け、社会的距離を保たなければならない決まりがあった。 同バーでも張り紙をするなどして社会的距離を保つよう客に促していたが、特に、注文を受けるバーカウンターに人が集まることが多く、スタッフと客が接近することが多かったようだ。 バーのオーナーの男性は対策として、バーカウンターに電気柵を設置し、「注意 電気柵」と書かれたボードを設置した。電気柵はバーカウンターの高さに1本、足元に1本、合計2本が、縄を張るような形でバーカウンター前に設置されていた。電気柵の外からバーカウンターまでは手を伸ばせば届く距離で、バーのスタッフは客がオーダーした飲み物ができたらバーカウンターに置き、客はカウンターから自分で飲み物を取る。 電気柵が設置された後、多くの人が社会的距離を守るようになったという。バーのオーナーは『Daily Mail Online』のインタビューに対し、「電気柵のおかげでお客さんのほとんどがバーカウンターに近づきすぎることがなくなったけど、こないだの週末に酒を飲み過ぎて酔っ払ったカップルがこの電気柵の餌食になって痛がっていたよ」と話している。『BBC News』によると、電気柵は畑でイノシシの侵入を防ぐために使われているものとほぼ同じものだという。『BBC News』は電力について問われたオーナーが「電気柵が人々を感電死させていないことを願っているよ」と笑いながら冗談めかして答えたことを伝えている。 なお、電気柵には常に電源が入っているわけではなく、店内が混み合った時や、社会的距離を守れない人が多くなった際に電源を入れ、電流を流すようにしているそうだ。『ABCNews』によると、バーのオーナーは「電気柵がある警告を客にしていれば、電気柵を店内に設けることは合法である」と述べているそうだ。 このニュースが世界に広がるとネット上では「特にお酒を提供するお店だと社会的距離を保てない人が多過ぎる。これくらいしなきゃ守れない」「電気柵はやり過ぎ。もしけが人が出たらどうするつもりなんだ。間違えて触ってしまう可能性もある」「アイデアは面白い。電気柵見たさにバーに訪れる人が増えるかも」などの声が挙がっていた。 海外では感染拡大防止のため、他にも独自の対策をとった飲食店がある。 ドイツ・メクレンブルク=フォアポンメルン州にあるカフェが、客同士の社会的距離を保つため、客に長さ約1.5メートルのポールのついた帽子を被るようにお願いしていると海外ニュースサイト『CNN』が5月15日に報じた。 同記事によると、カフェのオーナーの女性は、水泳用の浮き具として使われている、約1.5メートルのスポンジでできた棒状のポールがついた帽子を訪れた客に配り、帽子を被って食事を楽しむようにお願いしたという。浮き具は2本、十文字状につけられており、前後左右にいる他の客と社会的距離が保てるようになっている。ドイツでは感染拡大の影響で営業が停止されていた飲食店の再開が許されたものの、客同士が約1.5メートル以上離れなければならない決まりがあった。 カフェのオーナーは同記事の取材に対し、「面白いギャグのつもりで始めたけど、やってみたら、1.5メートル離れることがどれほど難しいか分かった」と話している。 ユニークな方法で社会的距離を保ち、感染拡大防止に努める飲食店が世界にはあるようだ。記事内の引用について「Pub bosses install ELECTRIC FENCE at the bar to keep punters socially distanced from staff while ordering their drinks」(Daily Mail Online)よりhttps://www.dailymail.co.uk/news/article-8515485/Pub-bosses-install-ELECTRIC-FENCE-bar-punters-socially-distanced.html「Pub adds electric fence to remind customers of social distancing」(ABCNews)よりhttps://abcnews.go.com/International/pub-adds-electric-fence-remind-customers-social-distancing/story?id=71773953「Coronavirus: Pub landlord installs electric fence around bar」(BBC News)よりhttps://www.bbc.com/news/uk-england-cornwall-53389977「German cafe tells customers to wear pool noodles to enforce social distancing」(CNN)よりhttps://edition.cnn.com/2020/05/15/europe/german-cafe-noodle-distancing-scli-intl-grm/index.html
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社会 2020年07月18日 06時00分
東京五輪中止濃厚 すでに間に合わない新型コロナ「ワクチン製造」
新型コロナウイルスの影響で2020東京五輪・パラリンピックは1年延期となったが、果たして来夏、同大会は無事開くことができるのか甚だ疑問だ。「財政的に見ても、東京都はコロナ対策で巨額の出費を強いられ、五輪向けに新たな資金を投入することはできないでしょう。国民だって、無理して開催することはないと考えているんじゃないですか」 こう語るのはノンフィクション作家の窪田順生氏である。 終息まで長期戦を覚悟しなければならない新型コロナとの闘い。第一、終息に必要不可欠なワクチンはまだ先のことだ。「ワクチンがなければ、オリンピックというビッグイベントの開催は考えられません。世界中で猛威を振るい続けるコロナウイルスは1200万人の感染者、そして、死者は55万人を突破し、まだまだ被害は拡大している。“風邪みたいなもの”と軽く見て、コロナ対策を重要視しなかったブラジルのボルソナロ大統領は、このほどコロナ感染したことを明らかにした。第1波でこの惨状ですから、多少の変異がありうる第2波が今秋に襲って来たらどうなるか予断を許さない」(医療関係者) 有効なワクチンはいつできるのか。「これまで史上最速で承認された風疹ワクチンは、4年の歳月を要しました。現段階ではバイオ技術の発展、認可過程の短縮化によって、うまくいけばワクチンは12〜18カ月で開発できるという予測もあるが、これはあくまで希望的観測です」(医療ジャーナリスト) ワクチン製造に至るまでには様々なハードルがある。 医師で作家の外岡立人氏は「実用化には少なくとも2年以上かかると思いますね」と指摘する。「アメリカを始め各国、ワクチン開発に懸命に取り組んでいるが、どこの国もワクチンがいつから使えるようになるかは絶対、言わない。ワクチンの効果を見るには、流行している地域でそれを接種して、副作用の有無も含めてチェックしなければならない。ワクチンが有効で、副作用も許容できるものなら、接種する患者を増やして、効果を確かめていく。安全であれば、国が認めて製造に入る。安全が確認されても、製造に入るのに半年くらいかかるのです」(外岡氏) ちなみに、中国はワクチン製造をカナダの工場で行う協定を結んでいるが、肝心のワクチンの安全性がいつ確認されるのかまったく不透明。参考までに、同じコロナウイルスで2003年に流行したSARS、2012年初めに確認されたMERSのワクチン開発は、いまだに成功していないのだから楽観視などできない。 客観的に見ても、2021年7月23日開幕予定の東京五輪にワクチンが行き渡ることは時間的に無理筋と考えるのが自然だ。「だいたい政府は専門家会議を突如解散し、御用学者や経済学者からなるコロナ対策分科会を作るなんて、どうかしています。コロナ関連の諸問題を長期的に考えていこうとする立ち位置が見えてこない。このままではコロナで呻吟するニューヨークのようになってしまいます。本当に脇が甘い感じがします」(外岡氏) 自粛を解いて経済活動を活発化させた途端、感染者の数が6日連続100人を超え、9日には過去最多の224人となった東京。感染者の中心は20代、30代の若者だ。その点は2万人以上の死者を出しているニューヨーク州と酷似している。経済活動を再開したことにより、若者を中心に感染者が増え、重症化の確立が高い高齢者へ広がる…。まさに悪夢のような連鎖である。「新型コロナは季節性がはっきりしない。当初は夏に減り、寒くなったら増えると言われていましたが、そうなっていない。夏に増えだしたものが、冬まで続くとしたら、いったいどうなっていくのか非常に気掛かりですね」(外岡氏) 新型だけあって、コロナウイルスは謎だらけで予測がつかみにくいのである。「一旦、感染しても免疫ができるのかどうかも分からない。インフルエンザのように数カ月から1年有効であれば、毎年ワクチンを接種し蔓延を防ぐことができる。トライ・アンド・エラーを繰り返しながら、感染しない生活になじんでいけばいい。来夏の東京五輪開催ですが、“とんでもない”と言う人がいます。私もそう思いますね」(外岡氏) IOCは東京五輪を中止するか否か、10月中にも決断するとされる。アフリカ大陸における新型コロナ感染者数は、6月21日で30万人を超えたとWHO(世界保健機構)は発表した。アフリカでは2月にエジプトで初の感染者が確認され、98日後には域内全体で感染者数が10万人に達した。さらに、19日後には20万人を超えた。30万人を突破したのは、20万人に達してからわずか10日後だった。「アフリカは先進国に比べ、遅れて拡大している。そうして見ると、来年夏のパンデミック終息というのはあり得ない」(外岡氏) ノンフィクション作家の織田淳太郎氏の話。「かつて、IOC会長のクーベルタンが『オリンピックは勝つことではなく参加することにこそ意義がある』と語ったが、ロス五輪以降、商業主義が蔓延し、その弊害が出て、薬物疑惑、審判買収などが行われ、スポーツの祭典どころではない。この際、東京五輪は中止にして、スポーツの在り方を考え直すべきです」 オリンピックイヤーの7月4連休も無駄だった?
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社会 2020年07月17日 19時00分
20代警察官、派遣型風俗店を利用しコロナ感染 大バッシングの中「感染者責めないで」の声も
16日、青森県青森市が県警本部警備部に勤務する20代の警察官が新型コロナウイルスに感染したと発表。警察官への批判や、それに対する反論などが上がり、議論になっている。 この警察官は、10日に感染が発覚した派遣型風俗店に勤務する女性従業員の濃厚接触者で、8日に利用していた。12日に咳などの症状が出始め、15日に体調不良を訴え、指定医療機関に救急搬送。検査の結果、新型コロナウイルスに感染していることが確認された。 >>41歳男、居酒屋に居合わせた所属会社社長を包丁で刺し逮捕 「逃げようとして…」言い訳にも疑問の声<< 青森市は風俗店従業員女性の新型コロナウイルス感染発覚後、濃厚接触者に検査を受けるよう呼び掛けていたが、警察官は名乗り出ることなく勤務。14日には十和田署を訪れ、市内のホテルに宿泊していた。 県警はこの男性警察官と接触した21人の職員を自宅待機に。そして県警本部や十和田署を消毒した。現在のところ業務に大きな支障は出ていないというが、「全くない」ということは考えにくい。 コロナ禍に風俗店を利用し感染した警察官に、「迂闊すぎる。こうなる可能性があることを理解していなかったのか」「何をやっているんだと言われても仕方ない。警察官として自覚を持ってほしい」「感染は仕方ないにしても、濃厚接触者を探している段階で名乗り出るべきだった」「警察署にコロナを広めた罪は重い」など、怒りの声が上がる。 一方で、「警察官だって人間。少なくとも合法な風俗利用を責めるのはおかしい」「コロナになった人を犯罪者扱いするのは危険。名乗り出る人が減る」「一度は隠そうとしたようだが、最終的に感染経路を正直に話した。確かに迂闊だけど、責めるのはおかしい」「気軽に休める環境にあったのか。警察官だけのせいにしないでほしい」と擁護の声もあり、議論になっている。 新型コロナウイルス感染者については、タレントの石田純一やテレビ朝日の富川悠太アナウンサーなど、感染した人を世間が強く叩く風潮がある。いずれも感染までの経緯が不適切と感じた人がバッシングをしているが、「感染者を叩く風潮はおかしい」「好きでコロナになったわけじゃない」という声もあり、意見が分かれている。 新型コロナウイルスは、現状誰でも感染する可能性がある。そのような状況で感染した人を犯罪者のように扱う風潮は、たとえ理由がどのようなものであっても、危険と言わざるを得ないのではないだろうか。
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社会 2020年07月17日 12時00分
役場でマスクを外し「俺コロナ」と嘘、逮捕された男に懲役1年6か月求刑 「軽すぎる」の声も
16日、今年4月に愛知県大治町の役場で、「俺コロナ」などと嘘を言い業務を妨害した無職の男(38)の初公判が開かれ、検察が懲役1年6か月を求刑した。 男は新型コロナウイルスの感染が拡大していた4月17日、愛知県大治町の役場を訪れ、「書類に印鑑を押したいので朱肉を貸してほしい」と女性職員に申し出ると、マスクを外して「俺コロナ」「陽性反応が出た」などと発言し、2、3回咳をした。この後、役場は来庁者を避難させたうえ閉鎖し、消毒作業を行う。結局、男は新型コロナウイルスには感染しておらず、虚言だったことが発覚。威力業務妨害の疑いで逮捕された。 >>ティーンファッション誌が電車・バスでの危険行為を推奨? 運転手からの悲痛な訴えに同情の声<< 16日の初公判で、男は犯行の動機について、「女性職員の顔を見て魔が差した」「コロナに注意という看板を見てびっくりさせようと思った」などと話し、大筋で容疑を認める。検察側は「感染によって死者が出たり、休業が出ることを知りながら安易に犯行に及んでいる」「強い不安感を募らせたことは卑劣かつ悪質」とし、懲役1年6か月を求刑。一方、弁護側は執行猶予付きの判決を求めた。 コロナを悪用した事件で、懲役1年6か月が求刑されたことについて、「当然の求刑。個人的にはもっと重くてもいい」「女性を見て怖がらせようなんて馬鹿にしている。許せない」「これで執行猶予が付けば模倣犯が続出する。実刑判決を望む」「見せしめの意味でも重い判決を」などと、求刑通りの判決を望む声が相次ぐことになった。 新型コロナウイルスは現在も猛威を振るっており、明確な治療薬が出ていない状況。人々の不安感が高まることを利用した犯罪は卑劣と言わざるを得ず、抑止力が必要だ。「懲役1年6か月」が抑止力になるか否かは意見が分かれるところだが、執行猶予付きなら「甘い」という印象を受けてしまう。
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社会 2020年07月17日 06時00分
警備員の男、マスクなしで入店の客を射殺 男の過去にも驚き、「やり過ぎ」の声
新型コロナウイルスの感染拡大が止まらない。マスク着用は感染を広げないためにも必要なものだが、海外ではマスクをめぐり、命を落とすこともあるようだ。 海外ニュースサイト『KTLA5』はアメリカ・カリフォルニア州の店で働く警備員の男が、マスク着用をめぐり口論に発展、客の男性を射殺したと7月8日に報じた。 >>マスクなしの男、乗車拒否されバス運転手と口論になり発砲 乗客が被弾し恐怖の声<< 同記事によると、50歳の男性は7月5日夜、38歳の警備員の男が勤務するお店に入ってきたという。男性はマスクを着用しておらず、男は男性にマスクをするよう注意。男は逆上し口論に発展。男性は一旦、お店を出たが、再び戻ってきてケンカを始めたという。このとき男の仕事を終わるのを待っていた男の50歳の妻が、お店に現れた。妻は持っていた銃を抜き、男性や他のお客らに向けたため、ケンカが一時中断。男性は再び店を去ったが、男は男性の後を追っていき、自ら持っていた銃で男性を撃ったという。男性は病院に搬送されるも、死亡が確認された。男と妻は現場から逃亡。事件発生の翌日、2人は警察に逮捕されたという。2人は2013年にも暴行罪で有罪判決を受けていた前科者であった。男は殺人罪で有罪となれば最高で終身刑、妻は銃器所持の重罪で3年の禁固刑に処される可能性があるという。 このニュースが世界に広がると、ネット上では、「マスクしないから射殺するなんて間違っている」「男も妻も前科者。関わってはいけない人物。マスクは殺人の口実に過ぎない」「コロナ感染でマスク着用は必須。男性も悪いな」「素直に謝罪していれば、男性は死なずに済んだ」「男は仕事をしただけ。店内はマスク着用義務あり。射殺はやり過ぎだが」などの声が上がった。 海外では、マスク着用をめぐり、事件に発展するケースが後を絶たない。海外ニュースサイト『People』の5月4日の報道によると、アメリカ・ミシガン州のお店で、マスクを着用するように注意した警備員が射殺されたという。 同記事によると、45歳の女は5月1日、娘とともにお店を訪れた。女はマスクを着用していたが、娘がマスクをしていなかったようだ。警備員の43歳男性は「マスクを着用しなければ入店できない」と2人に注意。女は逆上し、男性と口論を始めた。最終的に女は男性につばを吐きかけて、娘とともにその場を立ち去ったという。しばらくして、44歳の夫と23歳の息子が来店。男性の元へ向かい、息子が男性の後頭部を銃で撃ったという。2人はその場から逃亡。男性は病院へ搬送されたが死亡が確認された。女は警察に身柄を拘束されたそうだ。夫と息子は殺人容疑で逮捕状が請求されたようだが、現時点で身柄を拘束されたとの続報はない。 他にも、フランス・バイヨンヌで、乗客4人にマスクを着用するよう注意したバス運転手が、殴る蹴るの暴行を受けて死亡したと7月13日に「CBS News」が報じた。また「FOX News」の7月9日の報道によると、アメリカ・マサチューセッツ州のドラッグストア店内で、マスク着用をめぐり、客の男性2人が口論。口論は店外の駐車場まで続き、59歳の男がマスクを着用していなかった30歳男性に銃を突き付け、その場を立ち去ったが後に逮捕されたという。 現時点で治療薬もワクチンもないコロナウイルスは怖い存在だ。マスク着用は感染を広げない効果はあるが、絶対的なものではない。マスク着用を注意されて逆上するとは言語道断だが、マスクを着用しない人をとがめて命を奪うのも、許されるものではないだろう。記事内の引用についてGardena security guard accused of killing man after dispute over mask at market; couple charged: DA(KTLA5より)https://ktla.com/news/local-news/gardena-security-guard-accused-of-killing-man-after-dispute-over-mask-at-market-couple-charged-da/Woman, Her Husband and Her Son Charged After a Security Guard Was Allegedly Shot Over Mask Dispute(Peopleより)https://people.com/crime/woman-husband-son-charged-after-security-guard-allegedly-shot-over-mask-dispute/Bus driver beaten to death after asking passengers to wear face masks: "It's barbaric"(CBS News)https://www.cbsnews.com/news/bus-driver-beaten-to-death-passengers-face-masks-france/Massachusetts suspect pulls gun on maskless man outside Walgreens: cops say(Fox Newsより)https://www.foxnews.com/us/massachusetts-suspect-pulled-gun-maskless-man-outside-walgreens-police-say
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社会 2020年07月16日 21時00分
どこまで膨らむかが注目されるコロナ感染者への見舞金
東京都の小池百合子知事(67)は16日午前、同日発表される新型コロナウイルスの新規感染者が280人台になるとの見通しを明らかにした。 都内の1日当たりの感染者数は10日の243人が最多で、これを更新することになる。 各メディアによると、都庁で記者団の取材に答えた小池知事は、「検査数がこれまでの最大と聞いている。検査を進めることによって陽性者が判明する確率がより高くなっている」と説明した。「以前はいわゆる“夜の街”で働く人の感染者が急造し、特に新宿・歌舞伎町と池袋がやり玉にあげられていたが、一般でもPCR検査が受けやすくなったことから、検査の分母が急増。そのため、感染者も急造している。小池知事はそのあたりを冷静に説明しないと都民がパニックになってしまう」(都政担当記者) そして、“夜の街”の住人からはこんな声が聞こえてきたのだ。「こんなことになるなら新宿区に住んでおけばよかった。新宿なら、もしコロナにかかったら見舞金がもらえることが確定。しかし、豊島区はそのへんがまだ微妙」(池袋の30代男性の飲食店従業員) そこで気になるのが、見舞金の金額が果たしてどこまで膨らんでしまうかだというのだ。「売れないホストやキャバ嬢、風俗嬢なんかは、10万円欲しさのためにわざわざ感染しやすい場所に足を運んでいる輩もいるのだとか。若い人は症状がなかったり、軽傷のケースが多いが万が一重症化する可能性も。まるで10万円と命を引き換えにしているような愚かな行為は謹んでほしいもの」(歌舞伎町の事情に詳しいジャーナリスト) とはいえ、見舞金給付を打ち出さなければ、水面下でコロナがまん延していた可能性が高そうだ。
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社会
浅草・仲見世「賃貸権あります」暗躍する悪徳ブローカーに捜査の手
2017年07月26日 10時00分
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社会
中国人美人姉妹死体遺棄 横浜連れ出しクラブで起きた「Wの悲劇」
2017年07月25日 14時00分
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社会
丸山和也・参議院議員が政局を斬る! ポスト安倍は誰か
2017年07月25日 10時00分
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社会
スマホ視聴でも徴収 批判殺到のNHKネット受信料
2017年07月24日 14時00分
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社会
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 岸信介・良子夫人(下)
2017年07月24日 10時00分
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社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第230回 交通インフラと防災安全保障
2017年07月23日 14時00分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 医学部の新設も認めるのか
2017年07月22日 14時00分
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社会
「低血糖」乳児変死 ホスト好き23歳母親が与えた“悪魔のミルク”疑惑
2017年07月21日 14時00分
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社会
日本なら首都機能がマヒ 世界各地で記録する50℃超え
2017年07月21日 10時00分
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社会
ICBM発射の報復 米軍が北朝鮮・平壌へ向け出撃へ
2017年07月20日 14時00分
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社会
異常加熱 “ヒアリパニック”に踊らされるな! 「蟻は蟻でしかない」市販薬で死滅
2017年07月20日 10時00分
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社会
小池都知事国政へ 安倍一強崩壊で公明党がトンズラ準備完了
2017年07月19日 14時00分
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社会
古文書から紐解く巨大地震発生デー 最終弾
2017年07月19日 10時00分
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社会
販売先制限で衰退する国内自動車メーカー系列サプライヤー
2017年07月18日 14時00分
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社会
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 岸信介・良子夫人(上)
2017年07月17日 14時00分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 高等教育無償化をどう支えるか
2017年07月16日 14時00分
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社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第229回 PB黒字化目標という毒針
2017年07月15日 14時00分
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社会
経済効果1兆円狙う 楽天の民泊事業参入の勝算
2017年07月14日 14時00分
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社会
青森自治体の胃・大腸がん検診の“4割見落とし”は医師の当たり外れにあった
2017年07月14日 10時00分