社会
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社会 2020年09月14日 22時00分
福井県で発生した震度5弱の地震は南海トラフ巨大地震の前触れ!?
「福井で発生した強い揺れは、南海トラフ地震の前に西日本で起きる典型的な直下型地震です。今回は普段起きない珍しい地域の地震ですが、また1つ南海トラフ巨大地震に近づいたということ」 こう指摘するのは武蔵野学院大学特任教授(地震学者)の島村英紀氏である。 9月4日午前9時10分ごろ、福井県嶺北を震源とする地震が襲った。同県坂井市では震度5弱を観測。震源の深さは約10キロメートル、地震の規模を示すマグニチュード(M)は5.0だった。 福井県で震度5弱以上の強い揺れを観測するのは57年ぶり、1963年にさかのぼる。若狭湾を震源とするM6.9の地震が起き、敦賀市で震度5の揺れを観測して以来のことである。「福井県嶺北では、1948年6月にM7.1の福井地震があり、大規模な被害を出しています。関西では阪神淡路大震災が1995年に発生しているが、これも南海トラフ巨大地震の前に起こる直下型です。一方、関東はというと、神奈川・横須賀市で異臭騒ぎの前兆現象が6、7、8月と3回も起きている。幸いなことに、今のところ大地震は発生していないが、予断は許しませんね」(島村氏) 歴史をひもとけば、東海道沖を震源とする南海トラフ巨大地震では、1498年9月の明応地震がある。「鎌倉大日記には、明応4年8月15日(1495年9月3日)に大地震が発生し、『由比ヶ浜から参詣道に津波が押寄せ、高徳院の大仏殿が破壊され、溺死者200人余出た』とあります。この記述には異論もあるようですが、もし事実なら、明応の南海トラフ巨大地震の3年前に、相模トラフで鎌倉大日誌に書かれたような大地震が起こっていたことになる。つまり、関東大地震が発生したのです。大正関東地震(1923年)の前も、横須賀周辺の地域でガス臭い異臭騒ぎが発生している。3回の異臭騒ぎを前兆現象だとすると、最悪、相模トラフで令和関東大地震が起きた後、南海トラフの悪夢を招くかもしれません」(サイエンスライター) 南海トラフ沿いの全域で警戒が必要だ。
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社会 2020年09月14日 19時00分
「長年の恨みから」41歳男、73歳の父親に頭突きなどの暴行を加えて殺人か
神奈川県寒川町で、同居する73歳の父親に頭突きするなどの暴行を加えて死なせたとして、自称建設業の41歳長男が逮捕されたことが判明。その行動に驚きが広がっている。 逮捕された男は、9日午後5時半頃から10日9時40分にかけ、自宅で73歳の父親に対し、頭突きなどの暴行を加えた疑いが持たれている。10日になり、2人と連絡が取れなくなったことを心配した姉から警察に通報があり、警察官が訪問。倒れている73歳の父親を発見し、その場で死亡を確認した。 >>「葬儀代が高くて」68歳男性、93歳母親を死後10日放置した動機が判明、驚き広がる<< 男は間もなく傷害の疑いで逮捕される。現状、暴行と死の因果関係は不明だが、暴力行為によって死を招いた可能性は限りなく高いものと見られる。取り調べに対し、男は「長年の恨みから暴力を加えたのは間違いない」と話しているという。 仮に暴力が原因で父親が死に至ったとすれば、手塩にかけて育てた子どもが自分に恨みを持ち、暴行を受けて殺されたことになる。それだけに、「あまりにも父親がかわいそう。こんなことがあっていいのか」「子育てって難しい。愛情を持っていたことは間違いないはずなのに…。恨まれてしまうなんて」「ただただ悲しい事件」と男の行動に怒りの声が上がる。 一方で、「殺人はダメ」としながらも、「恨みを買うだけのことをしてきたのでは」「子どもに恨みを持たれてしまうような教育をしてきたことにも問題がある」と父親の責任を問う声も。 さらには「私も実行はしないけど、母親を恨んでいる」「父親とは口を利きたくない。恨みだけで生きてきた」「幼少の頃にされた親の異常な行動に子を持って気がついた」と容疑者の男と同じ感情をぶつける声も上がった。 完璧な親はごく一握り。子育ての過程で、子に恨みを持たれてしまう親も少なくない。しかし、実際に殺人に出てしまう人間は皆無に等しい。2人の人生は極めて無残なものになってしまった。
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社会 2020年09月14日 12時00分
「ときめきを感じない」政権発足前から菅官房長官をコメンテーターが猛批判、『サンモニ』が物議
13日放送の『サンデーモーニング』で、複数のコメンテーターが自民党総裁選の当選が確実視されている菅義偉官房長官を「口撃」し続けた。 口火を切ったのは、元経済企画庁長官の田中秀征氏。菅氏が安倍政権の政策を継承するとしていることについて、「外交課題では継承することがいくつもいくつもあるんですけども、やっぱり内政面で言うと、政治経済、社会的な問題、生活に至るまで、これほど断層のある時代ってないですね」と持論を展開。 >>『サンモニ』青木氏、安倍総理に「罪があまりにも大きかった」 視聴者から「一方的すぎ」の声も<< さらに、「安倍長期政権が終わったっていうこと、そういう政治的な意味だけじゃなくて、とにかく世の中うんと大きく変わる。その変わり目にコロナ禍っていう要素も含まれている。これはね、石破さんのリセットするっていう姿勢が正しいと思う。日本の将来の新しい設計図を作るというわけですから。そういう新しい設計図を菅さんに見せてもらいたいですよ」と怒りを見せる。 また、毎日新聞の元村有希子氏は「ときめきを感じない総裁選」と個人的な感想を述べ、「日本は首相の公選制ではないので、もちろん誰が選ばれるかを私たちは口を出せないんですけれど、だからこそ選考過程は透明でなければいけないと思います」とやはり憤りを口に。 そして、「この過程で石破さんを外すために派閥が動いたということが言われていますけども。石破さんはまあ唯一と言っていいぐらい、異論を言える人なんですね。そういう人の意見を封じてしまうということは、何かそのゲームで自分たちが勝つためにガキ大将がルールを変えているような、そんなすごく嫌な感じがします」と田中氏に続いて、「菅氏下げ、石破氏推し」を鮮明にした。 最後に、安倍政権を再三再四批判するジャーナリストの青木理氏は「第三次安倍政権。あるいは安倍さんなき安倍政権。安倍政権のエンジンだけが今度走り出すみたいな感じですよね」と話す。 続けて、「安倍政権の時に道徳を子どもたちに教えようって言ったんだけれど、結局嘘も詭弁も公文書の破棄も改ざんもが公務員の自殺もあったし、法務大臣経験者がお金をばらまいたなんて事件もあって、これ全部なしにしちゃっといて。これでまた勝ち馬に乗るような光景で、今学校で道徳を教えられた学校の先生はね、『嘘はいけませんよ』とか、『えこひいきはいけませんよ』とか言われた時にどうするんですかね。これでいいのかなっていう感じはしますよね」と菅政権を始まる前から猛批判した。 この内容に、一部視聴者から「安倍政権は朝日新聞の世論調査で71%が仕事を評価すると報道されている。それを継承することに何の問題があるのか」「自分たちが気に入らないから、公共の電波で一方的に菅氏を叩く。イジメの構図だ」「菅氏の功績と石破氏の裏切りの歴史に言及せず、批判だけするのはフェアじゃない」と怒りの声が上がる。 また、安倍政権に批判的な層からも「この取り上げ方は一方的すぎる」「これは単に個人の悪口レベルだ」との声が。ただし、「安倍政権が悪いのだから仕方ない」「菅氏は安倍政権の中枢なので批判されてもしょうがない」と肯定する動きも出た。 アメリカ大統領選について、「トランプ悪、バイデン正義」を明確にした先週に続き、今週は「菅氏悪、石破氏正義」を明確にした『サンデーモーニング』。その内容に違和感を持つ視聴者が続出している。
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社会 2020年09月14日 06時00分
ドイツ、コロナ禍で児童手当ボーナス支給 自動で受給のスピード感に日本人から関心の声
新型コロナウイルスの感染拡大によって経済が打撃を受け、世界中で貧困問題が深刻化している。消費減税を早々に決めるなど、いち早く新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた経済の回復に着手したドイツでも、貧困は問題になっており、特に子どもの貧困は問題視されているようだ。 >>日本の「コロナ差別」に疑問? バカンス明けのドイツ、感染者急増も世間は冷静<< ドイツでも新型コロナウイルスの影響により仕事を失ったり、仕事量が減って貧困に陥った家庭が少なくはない。ドイツのニュースサイト『Tagesspiegel』によると、新型コロナウイルスの流行後、ドイツに住む5人に1人の子どもが貧困状態にあるというデータが出ているそうだ。一方日本では、厚生労働省が発表した国民生活基礎調査によると、2018年の日本の子どもの相対的貧困率は13.5パーセント。約7人に1人の子どもが貧困状態にあるという。厚生労働省の国民生活基礎調査は3年に1回行われるため、新型コロナウイルス流行後の子どもの貧困率は明かされていないが、悪化していると見る専門家が多い。 「ドイツでも子どもの貧困は注目されていて、子どもの貧困を取り上げるメディアも多いです。しかし、『コロナ禍による貧困の影響でバカンスに行けない子どもがいる』『月に1回以上、外食ができない子どもがいる』と論じられることもあり、ドイツではちょっとした贅沢ができないことも、貧困とみなされているようですね」(ドイツ在住日本人) このように、新型コロナウイルスの影響で子どもの貧困が注目されているドイツだが、こういった声がメディアやネットで挙がるとすぐに、政府は新型コロナウイルスの影響を受けた子どもを救うための政策を発表。子ども1人あたり、300ユーロ(約3万7000円)の児童手当のボーナスの支給を決定した。支給に必要な手続きなどは特になく、ドイツに住み、2020年に一度でも児童手当をもらった人は全員対象となる。 「ドイツ人は今はもう、コロナ前に近いような生活をしていて、コロナで騒いでいる人はあまりいません。子どもの貧困は問題視されていますが、世論の声がそこまで大きかったわけではないと思います。それにも関わらず、政府は速やかに児童手当のボーナスの支給を決めていたので、『政府のスピード感や政府が世論に押されなくても、いまだにコロナから目を逸らしていないのがすごい』との声が在独日本人からは挙がっていました」(前出・同) 新型コロナウイルスの影響による子どもの貧困を救うためのドイツの政策は、日本も参考にすべき点があるだろう。記事内の引用について「Warum bekommt die Politik das Problem nicht in den Griff?」(Tagesspiegel)よりhttps://www.tagesspiegel.de/politik/jedes-fuenfte-kind-in-deutschland-von-armut-betroffen-warum-bekommt-die-politik-das-problem-nicht-in-den-griff/26028542.html「2019年 国民生活基礎調査の概況」(厚生労働省)よりhttps://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/k-tyosa/k-tyosa19/index.html
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社会 2020年09月14日 06時00分
〈企業・経済深層レポート〉吉野家HD最大150店舗閉店へ
安くておいしい庶民の味方、牛丼を提供する三大チェーンの一角「𠮷野家」を擁する𠮷野家ホールディングス(HD)が、今年度中にグループ飲食店併せて150店舗(国内外)を閉店する方針を明らかにした。新型コロナウイルスの影響で経営が厳しくなっているため、一部の赤字店舗を閉めて損失を食い止めることが狙いだが、経営が厳しいのは他の牛丼チェーンも同様である。牛丼業界の厳しい現実を追った。 まず、フードアナリストが、今回の閉店の実態を解説する。「全国約2300店の𠮷野家のうち不採算の40店と、同じく打撃を受けた海外事業でも、中国の𠮷野家を中心に50店を閉める。また、うどんチェーンの『はなまるうどん』30店、すしチェーンの『京樽』関連30店も同様です。例年の新陳代謝で多くの店舗が入れ替わるのに加え、今年は新型コロナで売り上げが急減したため、最大150店を2021年2月までに閉店する流れになりました」 実際、𠮷野家HDが7月に公表した決算発表によると、今年3月から5月までの3カ月間の売り上げは396億円余りと、前年同時期に比べて24・8%減少し、最終的な損益は40億円の赤字となった。また、同時に公表された’21年2月期の業績予想でも、最終損益は90億円の赤字(前年は7億円の黒字)に転落という厳しいものだ。 このようにコロナ禍の直撃に悩む𠮷野家HDだが、コロナ以前は戦後最長の右肩上がり経済と五輪の直前景気が重なり、売り上げも好調だった。ヒット商品にも恵まれ、牛丼店でおいしい高額メニューを提供するという、意表をついた戦略も大当たりしていた。「例えば、昨年3月に売り出した『超特盛』の価格は780円(税込)と、安価な牛丼店のイメージを一新させるほど高額だったが、これがメガヒット。さらに、𠮷野家史上で初となる牛肉のサーロインの部位を使った『特選すきやき重』も、同社としては高い860円(税込)という価格設定ながら大ヒットを飛ばした。それが一転、コロナ禍による減収に苦しんでいます」(経営コンサルタント) もちろん𠮷野家HDにしても、「対コロナ対策」で手をこまねいているわけではない。経済ジャーナリストが解説する。「営業時間の短縮や休業、さらに店舗の3密を防がなければならないため、売り上げが限定的となっていますが、目先を変えてテイクアウト商品の開発に力を入れています。例えば、4〜5月は『テイクアウト限定ファミリーセット』を発売しました。さらに、𠮷野家の牛丼と『ポケットモンスター』がコラボした企画も大好評でした」 結果、既存店の売り上げは前年同期比4.6%減と、厳しいながらも最小限の落ち込みに抑えられている。「𠮷野家HDの河村泰貴社長は、『われわれは過去の𠮷野家とは決別する』と表明しており、さらなるテイクアウト商品の開発が期待されます。また、河村社長はコロナ後の時代を見据え、『売り上げが落ちても利益が出る企業体質にする』とも表明している。それが今回の大量閉店につながっているのでしょう」(同) コロナ禍の現状で、苦境に立つのは𠮷野家HDだけではない。ゼンショーHDや松屋フーズHDも、’21年第1四半期決算は厳しい数字が並ぶ。「牛丼チェーン『すき家』を傘下におくゼンショーHDは、’21年第1四半期全体の売上高が前年同月比16・3%の減収となり、63億円超の大幅赤字になりました。『松屋』を展開する松屋フーズHDも、売上高は前年同月比約17・2%の減収で、当期損失は18億円に達しています」(同) ただし、ゼンショーHDの’21年3月期通期の売上高は、前年度比0.8%減とほぼ前年の実績並みにまで回復する見通しだ。利益のほうも大幅な減収となるものの、黒字を確保できるという。つまり、𠮷野家HDと松屋フーズHDは通期でも厳しい経営だが、ゼンショーHDは対前年比を維持できる水準にまで回復しつつあるという。 なぜ、ゼンショーHDは善戦できているのか。前出の経営コンサルタントが分析する。「𠮷野家と松屋のターゲット層は大都市男性群ですが、すき家はファミリー層です。また、すき家は全般的に安い価格帯の商品が主力。そのため、新型コロナによる景気悪化で消費者の節約志向が強まると、逆に魅力度がアップした。さらに、外出自粛や在宅勤務で都市部は空洞化したが、郊外のファミリー向け店舗では、比較的早く客足が戻ったことが大きい」 いずれにしても庶民の味方ともいうべき牛丼チェーンですら、コロナ禍による不況で先が見えない。今後は「ウィズコロナ」の中で、顧客のニーズに応えられる体質に転換できなければ、安価な牛丼チェーンといえども生き延びられない時代に突入しつつある。
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社会 2020年09月13日 12時00分
サイゼリヤ“1円値上げ”“しゃべれるくん”コロナ禍の生き残り奇策
新型コロナウイルス感染拡大の影響で外食業界が大打撃を受ける中、イタリアンファミレス最大手のサイゼリヤが善戦している。 サイゼリヤは国内外で1500店舗を展開していたが、今年はコロナ禍で中国の330店舗を一時休業するなど、未曾有の苦境に立たされた。しかし、次々に生き残り戦略を打ち出し、売り上げも徐々に持ち直しているという。「サイゼリヤはグラスワイン1杯100円、おつまみ200円前後とコスパ最強。4月6日から酒類の販売を制限したため“サイゼ飲み派”を悲しませましたが、緊急事態宣言解除後の5月19日に飲酒制限を解除したことで、客足が戻ったのです」(フードライター) サイゼリヤは最近まで消費税増税前の価格で営業していたが、7月から“1円値上げ”という価格改定に踏み切った。「人気メニューのミラノ風ドリアが、299円(税込・以下同)から300円に1円値上げしましたが、これには意味があります。端数がない価格設定で50円以下の硬貨の使用を減らし、顧客との接触機会を減らすコロナ対策なのです」(経済ジャーナリスト) 1円値上げとうたいながら、一方で、ライスは169円から150円へ、半熟ほうれん草ソテーは268円から250円へ、ランチドリンクバーは110円から100円へと大きく値下げした。「たとえ1円でも庶民にとっては抵抗感がありますが、サイゼリヤの場合はおいしいこともあって値上げは成功。懸念された客離れは起きませんでした」(同・ジャーナリスト) また、サイゼリヤは食事中の歓談時に口元を覆うマスク「しゃべれるくん」を独自に開発。8月下旬から各店舗に配布し、来店客からの評判は上々だという。「しゃべれるくんは、店に備え付けられている紙ナプキンを1枚取り出し、自身のマスクに折り込んで使用する。子供と一緒に工作気分で作れて、飛沫感染防止にもなる。大ヒット間違いなしですよ」(前出のフードライター) ファミレスがコロナ禍で生き延びるには、斬新なアイデアが必要だ。
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社会 2020年09月13日 06時00分
子どもがプールで大のおもらし、23万円請求された両親はフィットネスクラブを訴える意向も
今年も暑い夏が続き、子どもと一緒にプールへ遊びに出かけた人も多いであろう。海外には、子どもがプールで粗相をしたために、損害賠償請求されてしまった親がいる。 海外ニュースサイト『Global Times』および『Insider Paper』は9月4日、中国・内モンゴル自治区のプールを利用した子どもの両親が、おもらしを理由に清掃費などの支払いを求められたと報じた。 >>深いところで4メートル! 有名ホテルの噴水に飛び込んで泳いだ男性 溺れて死亡するも「愚かな行為」と呆れ声も<< 同記事によると、今年8月フィットネスクラブのプールで泳いでいた人から、プールに大便が浮いていると報告が入ったという。報告を受けて、同クラブの責任者(年齢不明、以下責任者)は監視カメラを確認。監視カメラには、プール端の水中で、大便をつまみ上げている7歳の子どもが映っていた。責任者はカメラに映っていた子どもの母親(年齢不明)に確認すると、母親は、子どもがプールで排泄したことを認め、「監視員がいなくて、トイレに行く手助けを得られなかった」と説明。この時、監視員は、ケガをした他の子どもの面倒をみており、不在にしていたそうだ。 この出来事を受けて、フィットネスクラブは、プールの水の全取り換え、清掃作業などで5日間の休業を余儀なくされた。休業損害なども含めると被害総額は約46万円にもなるという。責任者は両親にも、損失の半額23万円を負担してほしいと掛け合ったが、両親は約3万円の支払いしか応じなかったそうだ。子どもの母親は、各社の取材に対し、「本件は大半がフィットネスクラブ側の責任。トイレに間に合わなかったことで、子どもを責めるべきではない。今回の件で非難の矛先が子どもに向けられてしまい、子どもがトラウマを抱えてしまった」と話しており、子どもが精神的苦痛を被ったとして、フィットネスクラブを訴える意向を明かしている。 このニュースが世界に広がると、ネット上では「トイレのしつけをしなかった両親の責任。全額支払うべき」「8歳ならトイレに1人で行けるでしょ。トイレに間に合わないにしても、プールの外でしてくれ」「子どもの粗相は仕方ない。子どもだから」「プールで排尿する人は沢山いる。排便だけが罰金なのは不公平かも」「両親は施設の使用料を払っているはず。子どもが排泄したからといって、清掃費用を負担する必要はないのでは?」「清掃作業で5日間もかかるのか?」「ニュースになって、おもらしが全国に広まった。子どもがかわいそう」など、さまざまな声が挙がった。 海外には他にも、プールの「落とし物」を巡って、トラブルに発展している。 海外ニュースサイト『Southeast Texas Record』は2019年2月、アメリカ・テキサス州のフィットネスジムのプールで感染症にかかった男性が、治療費などの支払いを求めて、フィットネスジムを提訴したと報じた。 同記事によると、男性(年齢不明)は2017年12月31日、会員となっていた大手フィットネスジムのプールで泳いでいたという。ところが突然、男性は、他のプール利用者から、プールから上がった方がよいと忠告を受けた。その利用者の話では、プールの底に大便が沈んでいたという。後に、男性は具合が悪くなって病院を訪れる羽目に。男性は、ひどい細菌性の感染症にかかっており、数日入院したという。男性は、感染症を罹患したのはプールの衛生管理が不十分であったとして、治療費などの支払いを求め、フィットネスジムを提訴。現在も裁判は続いているようだ。 プールでは水を介した感染症にかかりやすい。子どもであれば多少の粗相は仕方ないのかもしれないが、プールの水を清潔に保つためにも、最低低限のマナーは守るべきであろう。記事内の引用についてParents asked to pay 15,000 yuan after son poops in swimming pool(Global Timesより)https://www.globaltimes.cn/content/1199881.shtmlFitness club ask parents to pay 15,000 yuan after their son pooped in the swimming pool(Insider Paperより)https://insiderpaper.com/parents-pay-15000-yuan-son-pooped-swimming-pool/Fecal matter in the pool, 24 Hour Fitness sued for man's 'severe' bacterial infection(Southeast Texas Recordより)https://setexasrecord.com/stories/511770853-fecal-matter-in-the-pool-24-hour-fitness-sued-for-man-s-severe-bacterial-infection
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社会 2020年09月12日 22時30分
繰り返された殺人…有名銀行強盗事件の少年時代の犯罪【衝撃の未成年事件簿】
1979年1月26日に、大阪府大阪市で発生した「三菱銀行人質事件」。銀行強盗目的で三菱銀行北畠支店(現:三菱UFJ銀行北畠支店)に押し入った猟銃を持った男が、銀行員と警察官の4人を射殺。後に自分も警察官に射殺されるという戦後昭和史に残る重大事件である。 >>男子高校生が小学生を切りつける「日本の切り裂きジャック事件」【衝撃の未成年事件簿】<< この事件の犯人は梅川昭美(うめかわ あきよし)という当時30歳の男であったのだが、実は梅川はこの三菱銀行人質事件を起こす16年前の15歳時にも事件も起こしていたのだ。 「大竹市強盗殺人事件」と呼ばれる広島県大竹市で発生した本事件は、少年時代の梅川が起こした猟奇殺人事件である。 昭和23年(1948年)に同市で生まれた梅川は、学生時代から不良で有名であり、高校生の頃にはオートバイを盗んだ罪で補導されたこともあったという。 工業高校を中退した梅川は、実家のある同市でブラブラしており、遊ぶ金欲しさに強盗を思いつく。 昭和38年(1963年)12月、梅川は一時期アルバイトをしていた建設業の社長宅に押し入り、切り出しナイフ(木などを削る工具の一つ)を持って、留守をしていた社長親族のMさんを殺害。現金や預金通帳などを持って逃亡した。Mさんの遺体はナイフによって胸などを刺されているほか、何発も殴打された箇所があり、見るも無残な状態であった。 翌日には梅川は逮捕。成人であれば無期懲役か死刑が妥当なところだが、未成年であったため少年法が適用されて少年院送致となり、1年半で退院し社会へ戻ってきた。 その後も梅川は非行を続けていたようで、金融会社に多額の借金を重ねていたほか、交際する女性と同居するも、気に喰わないことがあると外に放り出すなど、やりたい放題を重ねていたという。 そして、30歳となり、借金で首の回らなくなった梅川は、銀行強盗を思いついたのであった。 少年時代に殺人を犯した人物が、成人後に再び殺人を犯したという事実に、世間は恐怖し、少年法の見直しや銃砲所持資格の厳重チェック(梅川は前科持ちがあったが、少年時代だったこともあり2年前に猟銃の所持資格を持っていた)を要求する声が挙がった。 残忍な銀行強盗事件として知られる「三菱銀行人質事件」。だが、その背景には少年法の問題点が隠れていたのである。文:穂積昭雪(山口敏太郎事務所)
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社会 2020年09月12日 19時00分
1000人以上の村人が一夜にして失踪、20年の時を経て報道された理由とは【未解決事件ファイル】
1987年、中国の陝西省(せんせいしょう)にある晶山村で、一夜にして村人1000人全員が一斉に姿を消してしまうという事件が発生した。人はおろか、犬や猫、鳥や牛といった家畜までもが失踪しており、インターネット上では中国政府の関与やエイリアン説が囁かれている。一体、何が起きたのか。 >>「殺される」と電話で助けを求めるも未成年女子がシャブ漬けにされて失踪、死体が見つからず容疑者は野放しへ【未解決事件ファイル】<< 陝西省は中国の中央部に位置し、南北には黄河が細長く伸びている。北部は砂漠が広がる一方で、南部は秦嶺山脈が東西に走り緑豊かな地域として親しまれてきた。晶山村は秦嶺山脈のふもとに存在していたが、とりわけ目立つ特徴もなく、陝西省に点在する他の村々と変わらないありふれた場所だった。ただ、すぐ近くにロケットの打ち上げ場があり、そのせいかUFOの目撃情報が多い場所だったそうだ。 そんな晶山村で「住民が一斉に失踪していた」というニュースが、2010年に中国メディアに取り上げられた。事件当時1000人ほどが村で暮らしていたのだが、大人も子供も一夜にして消えてしまったという。しかも、村には大人数が移動したような形跡は一切残っておらず、家屋には食事や日用品が残されたままだったというのだ。 中国メディアは、公安部や周辺都市住民に確認を取ったが、そのような事件は報告されていないという返答ばかりで、結局事件の詳細や住民の安否は分かっていない。 この報道を受けて、中国人の間では様々な憶測が広がった。まず1つ目は「エイリアンに連れ去られた」という説。中国メディアの報道では、事件が起きる数日前から周辺地域でUFOが確認されていたというのだ。元々UFOの目撃情報が多い地域だけに、中国人の間ではエイリアン関与説を信じる人も多いそうだ。 2つ目は「軍の関与」という説。中国メディアはUFOの目撃情報とは別に、事件前に晶山村周辺の道路が封鎖されていたという噂を報じた。「村人がトラックに乗せられていた」「軍用車や戦車が大量に搬入された」という証言も紹介されたことから、軍による何らかの作戦・行動に巻き込まれたのではないかという噂が広がった。他にも、「核施設整備のための強制移住」など様々な噂が流れているものの、中国政府は関与を否定。結局、事件は噂のみが残ったままとなっている。 実はこの事件、噂の発端はネット上の書き込みとされている。2010年10月13日、とあるユーザーが中国の大手SNS「weibo」に、「秦嶺山脈のふもとの村が一夜に消えたと聞いた」と書き込みを行ったのが初出。書き込みは瞬く間に広がり、中国のネット上で騒ぎとなった。これをきっかけにメディアで取り上げられ、失踪事件から23年経ってから話題になったようだ。陝西省に住むネットユーザーは「そんなこと聞いたこともない」「昔から住んでいるけど、ここは平和だよ」と投稿するも、事件に関する噂は止まらなかったという。 一人のネットユーザーによる創作が独り歩きしたのか、それとも隠蔽された事件がようやく明らかになったのか。政府による情報統制が行われていた可能性もあるのだろうか。結局、2020年8月現在も噂の真相は明らかになっていない。
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社会 2020年09月12日 18時00分
蝶野正洋の黒の履歴書 ★コロナ謝罪と蛾野正洋
新型コロナウイルスの感染者は増え続けていて、それを収束させることも大事だけど、同時にこの状態でどう経済を回していくかも考えなくちゃいけない。「ウィズコロナ」というか、コロナ感染者と共に生きていくことが「新しい生活様式」なんだと思うね。 けど最近、ちょっと気になるのが、芸能人やスポーツ選手がコロナに感染すると、ツイッターなどで謝罪をするという風潮だ。 仕事の関係者に対して迷惑をかけてしまうということはあるから、そういう方々に対して「仕事に穴を開けてしまって申し訳ない」と謝るのは分かるけど、世間に向かって「コロナに感染して申し訳ありませんでした」って謝罪するのはどうかなって思う。 コロナは他人に感染させてしまうものだから、陽性になったことは報告しなければいけない。俺も、もし陽性になったら「申し訳ございませんでした」と言ってしまうかもしれない。だけど、どんなに気をつけていてもなってしまうのが病気なんだから、謝っても仕方ない部分はある。 みんな感染しないように気をつけているから、感染した人に対しては、何かを怠っていたり、ミスをしたんじゃないかと考えて、その対応を責めるという理屈なんだろうね。 俺のモノマネをしてくれている蛾野正洋くんっていう芸人がいるんだけど、彼がコロナに感染してしまって、それをツイッターで発表したんだよ。モノマネ芸人だから仕方ないんだけど、まず名前が紛らわしいし、その書き方がちょっとややこしかったから、「売名行為だ」と炎上したらしいんだ。 俺はそんな事情をあまりよく知らなかったんだけど、蛾野くんが発表してから、俺のところに「蝶野さん、コロナ大丈夫ですか」って連絡がくることがあった。ネット上にも「蝶野がコロナ陽性だった」というデマが出回っていたから、俺から改めて「蛾野くん、大丈夫か?」とツイートして事態を収めたという流れだね。 蛾野くんとは、イベントで一緒になったこともあるし、俺としては公認というか、もっと頑張ってほしいと思ってる。モノマネ芸人というのは、本人のいない所で名前を売ってくれる影武者みたいな存在だからね。 武藤(敬司)さんには神無月さんっていう素晴らしい人がいるし、長州(力)さんも、小力くんがずっとモノマネを続けて名前を売ってくれてる。この2人と比べると、蛾野くんは影がちょっと薄い(笑)。だから、もっと頑張ってもらいたいし、まだまだ俺のモノマネをしてくれる人も募集しているぞ。 改めて言っておくと、コロナに感染したからといって、世間に謝る必要はない。感染者にいくら非があったとしても、病気になった人に対しては体調を気遣うのが基本的なマナーだと思う。 何か責任があるとするなら、コロナにかかった人たちは症状がそれぞれ違うから、いまどういう症状で、どんな治療をしているかは発信すべきだと思う。家ではどのような隔離をしているとか、食事はどうしているとか、情報発信するのは「いい売名行為」だよ。 謝るより、その経緯と状況説明することを今やるべき。蛾野くんにも「いい売名行為」をやってもらいたいね。***************************************1963年シアトル生まれ。1984年に新日本プロレスに入団。トップレスラーとして活躍し、2010年に退団。現在はリング以外にもテレビ、イベントなど、多方面で活躍。『ガキの使い大晦日スペシャル』では欠かせない存在。
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女子アナたちが落胆した民放キー局「共同五輪CM」中止
2017年12月15日 15時00分
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派閥抗争勃発! 安倍首相の寝首を掻く「二階の乱」
2017年12月15日 10時00分
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フィンランドで販売「コオロギパン」は日本でも広がるか
2017年12月14日 14時00分
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世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第250回 二つの壁
2017年12月14日 10時00分
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“働き方改革”で注目度増す「ブラック企業大賞」の行方
2017年12月13日 14時00分
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米朝核戦争 死者は東京180万人、ソウル203万人の地獄絵図
2017年12月13日 10時00分
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社会
APAホテル事件から芋づる式「地面師村」100人の共犯者
2017年12月12日 18時00分
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社会
大阪『高島屋』現存最古の百貨店が複合施設ビルに「本丸落ちる」の嘆き節
2017年12月12日 14時00分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 高所得者増税のまやかし
2017年12月12日 10時00分
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社会
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 鈴木善幸・さち夫人(上)
2017年12月11日 15時00分
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社会
超高齢化社会で2兆円市場へ 小売・食品業界がせめぎ合う介護食バトル
2017年12月11日 10時00分
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社会
手間も金も掛かる「ハガキ架空請求詐欺」が流行るワケ
2017年12月08日 10時00分
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社会
森永卓郎の「経済“千夜一夜”物語」 どうなる石油価格
2017年12月07日 14時00分
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社会
大家は『浅草寺』仲見世商店街「家賃1万5千円から25万円に値上げ」で年末商戦に悲鳴
2017年12月06日 10時00分
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社会
やっぱり橋下頼み 松井一郎代表続投に日本維新…ではなく『日本不信の会』の揶揄
2017年12月05日 10時00分
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社会
天下の猛妻 -秘録・総理夫人伝- 大平正芳・志げ子夫人(下)
2017年12月04日 14時00分
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社会
世の中おかしな事だらけ 三橋貴明の『マスコミに騙されるな!』 第248回 人手不足と人件費
2017年12月04日 10時00分
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社会
韓国蚊帳の外 北朝鮮を先制攻撃する「5015作戦」準備完了(2)
2017年12月03日 15時00分
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社会
韓国蚊帳の外 北朝鮮を先制攻撃する「5015作戦」準備完了(1)
2017年12月02日 15時00分
特集
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あかつ、アメリカ・アポロシアターでの「動きで笑わせるネタ」は世界にも テレビに年数回でも出られる自分は「持ってる」
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2025年10月03日 12時00分
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TKO・木下、篠宮との一件を明かす 目標は「タイと日本のハブ」 挑戦に対する厳しい声には「どうでもいい」
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2025年09月26日 18時00分
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元ボーイフレンド・宮川英二、最大の挫折は「M-1グランプリ」 セカンドキャリアは、芸人やお笑いサークルの学生の就職支援 芸人の給料も赤裸々に語る
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2025年09月18日 17時00分
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岡平健治「19」解散は「お金の問題じゃない」 岩瀬敬吾、地元に戻るのを「止められてよかった」 今後はバラエティーで「ポンコツっぷりを見て笑ってほしい」
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2025年08月05日 23時00分
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misono、家族について「マジで気持ち悪い家族」 「⼦ども⾃然にできると思っていたけど……」と不妊治療の再開、明かす
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2025年09月16日 11時00分