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青木ヶ原樹海20代女性遺棄事件 自殺志願サイト常連容疑者の2つの顔

 今年の3月30日、自殺の名所としても有名な山梨県富士河口湖町の青木ヶ原樹海で、不法投棄などを監視する県職員が若い女性の遺体を発見した。この事件に絡み、同県警は7月2日、東京都立川市に住む米田昭則容疑者(自称・不動産賃貸業=41)を逮捕した。
 「着衣のまま死亡していたのは、福井県在住の20代女性。彼女は以前から家族や周囲に自殺をほのめかしていたのですが、司法解剖の結果、窒息死の可能性が高いことが判明。携帯電話の履歴や残されたメモなどから浮上した米田容疑者が、『女性を福井から車で樹海まで連れて行った』と供述したことから、死体遺棄容疑での逮捕となったのです」(捜査関係者)

 米田容疑者は遺体が発見される前、知人の女性に「これから福井に行ってくる」とスマートフォンでメッセージを送っており、さらにこの1週間前には、この知人女性を連れて青木ヶ原樹海へ出かけていたことも分かっている。
 「米田容疑者は、最初の供述通り遺体で発見された女性を青木ヶ原樹海まで連れて行ったことは認めていますが、遺棄については否認している。かと思えば、『福井の女性の自宅で同意の上で心中を図ったが、女性は死に、自分は死にきれず生き残った』とも話しているようで、嘱託殺人、自殺ほう助等での立件も視野に捜査が進められているようです」(全国紙社会部記者)

 遺体で発見された女性と米田容疑者は自殺交流サイトで知り合っており、「互いに自殺願望があることで気持ちを寄せ合っていたのでは」(関係者)との見方もある。しかし、米田容疑者は2棟のアパートを持ち、その家賃収入で生活。知人女性によれば、ネット関連でも稼いでいたという。
 「アダルト系のライブチャットに出演する女性を募集し、配信会社から支払いを受け、収入を得ていました。女性らの間でも割の良いアルバイトとして評判で、米田容疑者自身、かなりの利益を上げていたようです」(米田容疑者を知る人物)

 20代女性は、自殺をネタに弄ばれただけなのか。真相解明が待たれる。

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