まずこれはドイツあるあるなのだが、ドイツでは誕生日のプレゼントに悩む必要がないそう。というのも、ドイツでは誕生日を迎える人が“ほしいものリスト”なるものをつくり、友人たちに事前にお知らせするのだ。友人らはそれを見て、他の人とかぶらないように調整し、パーティー当日に持っていく。何とも効率が良い。
ちなみに、これは結婚式でも適用される。結婚式に呼ばれた場合、日本ではご祝儀を持って行くのが一般的だが、ドイツでは結婚する2人がどんなご祝儀がほしいか事前にリクエストする。招待状に書かれていることが多く、出席者はそれを見て準備を進めるというわけだ。
また、日本人にとってはうらやましい限りかもしれないが、ドイツ人はとにかく風邪を嫌う傾向にある。嫌うというより、風邪をうつされることを嫌うため、風邪の場合は病院に行って証明書さえもらえば会社を1週間休むことも可能なのだ。証明書は割と簡単にもらえる。そして会社に何か言われることもあまりない。
ただし、公共の場では肩身が狭くなるのでご注意を。電車の中でせきこんだりでもすれば、一気に周りの人が離れていき、風邪をひくまいと自身を守る。その光景はちょっとさみしいかも…。
これもまさにドイツならではとも言えそうだが、ドイツにはとにかく“ルール”が多いのだ。それが顕著なのはマンションやアパートで、近所の迷惑になりそうなことは明確に禁止されていることが多い。例えば、音がうるさいという理由から夜22時以降のシャワーは禁止だったり、掃除機をかけていい時間が決まっていたりする。日曜は家族でゆっくりしている人が多く、騒音で邪魔にならないように、という理由から掃除機をかけるのはNG。土曜に掃除を済ませるパターンがポピュラーだ。
海外での暮らしは最初のうちは慣れないものだが、時間が経つにつれて居心地が良くなるものだろう。