新馬で3馬身差圧勝の余勢を駆って挑んだ前走のラジオNIKKEI杯2歳S。1戦1勝でいきなりの重賞挑戦、それでいて1番人気に推されたように関西でも指折りの評判馬といえますが、実際にレースでもそれに違わぬパフォーマンスを披露しました。
スタートで脚を滑らせ、最後方からの競馬。雨が降っていて重馬場でしたから、ちょっと致命的になったかもと思っていましたが、直線で急襲。すごい瞬発力で前の集団を飲み込み、サブジェクトにクビ差まで迫ったところがゴールでした。スローな流れなど、展開面を考えると勝ちに等しい内容といっていいですね。
今回は広い東京コース。跳びの大きいフットワーク、さらに、長くいい脚を持続できるので500m超の直線でどれだけの爆発力を見せるか、非常に楽しみです。前走後は放牧に出て、1月中旬に帰厩。順調に乗り込まれており、態勢は整いました。資質、完成度の高さでクラシック登竜門を難なく突破します。