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歌手として紅白初出場のビートたけし「浅草キッド」のモデルは相方・きよしじゃない?

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ビートたけし

 12月31日に放送される『NHK紅白歌合戦』にビートたけしが初出場する。たけしは今年の大河ドラマ『いだてん』において、古今亭志ん生役でナレーションを務めた。披露される曲は、若手芸人時代を回想した名曲「浅草キッド」と見られる。この曲は1986年に発表された。かねてより曲の構想を持っており、楽器のできるグレート義太夫をアシスタントに、たけしが作詞作曲を手がけた力作である。

 この曲は多くのカバーが存在し、最近ではピースの又吉直樹の芥川賞受賞作品『火花』の主題歌として菅田将暉と桐谷健太が歌い、話題となった。このほかにも福山雅治、竹原ピストルなど、シブい面々によっても歌われている。

 「浅草キッド」は、たけしが売れない新人芸人として過ごしていた浅草の風景と、相方との思い出を綴った曲である。相方のモデルはツービートの相方であるビートきよしだと思っている人が多いが、実際は異なる。

 曲に出てくる相方は、たけしが大学を中退し浅草へ足を踏み入れて最初に出会った人物がモデルである。ハーキーともマーキーとも呼ばれる人物は、たけしと年齢も近く、さらに笑いのセンスや好みなども似ており、普段から飲み歩くなどかなり仲が良かったようだ。楽曲に出てくる「煮込み」を出す「くじら屋」は、場所は移転したものの今も浅草に存在しており、ファンにはおなじみの場所だ。

 ただ、両者の良好的な関係は長く続かず、相方はたけしの才能の前に萎縮してしまい、ノイローゼのようになってしまったという。入院先の病院を訪ね、たけしはまたお笑いをやろうと誘うも、相方は「夢は捨てた」と言って聞く耳を持たなかった。2人の芸人のすれ違いが描かれる切ない楽曲だ。

 この幻のコンビが自然消滅となったあと、たけしが次に組んだのが先輩芸人であったビートきよしであった。その後、たけしはブレークを果たし、大物お笑い芸人となるが、それでも思いは新人時代にあるのだろう。恐らく最初で最後となる紅白でのパフォーマンスに期待したいところだ。

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