◎フレールジャック
○サダムパテック
▲ガルボ
△ダノンシャーク
△コスモセンサー
△ヒットジャポット
△スマイルジャック
62回を迎える東京新聞杯。クラシック路線で主役級だった馬を含め、多士済々、たいへん面白いメンバー構成となった。これまで連覇をした馬がいないというのは意外な気もするが、今回、史上初にチャレンジするのが7歳馬スマイルジャック。2歳時のいちょうS以来、府中のマイル戦は7戦、昨年の東京新聞杯以外に勝ち星はないものの、2年連続で安田記念で3着するなど、実績、経験値ともに今回のメンバーでは最上位。年齢的に推し難いが、テン乗りの横山典騎手が新味を引き出すようなら勢いだけの若造には負けないと思うので3連単の抑えには入れておきたい。本命はフレールジャック。素質だけに期待して菊花賞へ挑戦したが、やはりマイル〜中距離ベターの馬。おそらく春の目標は安田記念となろう。同じ舞台でどんなポテンシャルを発揮するか期待を込めて見ておきたい。相手本線には、期待を裏切り続けているサダムパテックを。前走・京都金杯では久々のマイルで前半うまく流れに乗れず、しかもペースが落ち着いた中盤にはかかるような面も見られた。結局、ちぐはくな競馬で終い伸び切れずに終わってしまったが、今回はペースが緩むことのない東京のマイル戦。ピタリと折り合う気がする。変わり身を見せるなら今回だろう。単穴に除外対象ながら賞金上位馬の回避で出走可能となったラッキーなガルボを。前走・ニューイヤーSは大外16番枠から勝ちにいっての2着。“運”だけではなく通用する力も備えている。
【馬連】流し(10)軸(5)(6)(7)(11)(12)(14)
【3連単】フォーメーション(10)(14)→(5)(10)(14)→(5)(6)(7)(10)(11)(12)(14)
<プロフィール>
仲町通(なかまち・とおる)
在京スポーツ紙の競馬記者として美浦・栗東トレセンに足を運ぶこと20年。厩舎関係者への綿密な取材の下、穴党として数多くの万馬券ヒットの実績を持つ。この春、フリーとして転身。本名非公開。
※出馬表などのデータは、必ずJRA公式発表のものと照合し確認してください。