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佐村河内守氏会見 聴こえているのではと疑問視される場面も

 “両耳がきこえない作曲家”として知られながら“ゴーストライター”に作曲を依頼していた佐村河内守氏が7日、都内で会見を行った。

 前日の夜にマスコミ各社に連絡が入るという突然の会見となったが、当日、会場には大勢の取材陣が詰めかけた。通常、こういった会見では受付のテーブルが設置され、訪れた報道陣に取材内容や事前の申し込みの有無などを確認するが、この日は、受付は設置されておらず、警備担当者が会場内で名刺を回収した。

 会見開始予定時刻の1時間前にはすでに、演壇周辺はスチールカメラマンでごった返し、外国の通信社のものを含めて、三脚を使用する大型テレビカメラだけでも、会見中に目視できた範囲で40台以上が居並んだ。

 会見ではまず、佐村河内氏から謝罪の言葉が出た。その後、「今の私には信用というものがまったくないと思います。しかし、本日の会見では、天地神明に誓って、うそ偽りなく真実をお話いたします」と誓った。しかし、その後、「なお、私のテレビ出演につきましては、本日をもって最後といたします」と、突然、宣言した。

 席に着いた佐村河内氏は、障害者手帳の交付や返納、聴力の状態、“ゴーストライター”である新垣隆氏との関係などを説明した。その後、記者からの質問を手話通訳者が佐村河内氏へ伝え、佐村河内氏が口頭で記者に回答する形式で、質疑応答が行われ、さまざまな質問が飛び交った。

 まず、ソチ・オリンピックに出場した高橋大輔選手の演技は、「つらくて見れませんでした」と語った。また、新垣氏が作曲していた楽曲が自身の作曲として発表され続けた状態について、「(やめようと思ったことは)何度もありましたけれども、どうしても、自分が巨大化していくたびに、言い出せませんでした」と語った。

 新垣氏が会見を開いた際に発表された、佐村河内氏から新垣氏へ渡された“指示書”について、別人が書いたものではという話もあるが? という質問も出た。筆跡を確認したいという取材陣が色紙と筆記具を佐村河内氏へ渡し、佐村河内氏に文面を記入してもらうことになったが、取材陣が筆記具を渡す際に、佐村河内氏に言葉を掛け、佐村河内氏が反応を示したように見えた場面も。

 また、会見中、質問者の質問に佐村河内氏が直接、「はい」と答えたように見えた場面もあった。そのことを質問された佐村河内氏は、質問者に直接答えた言葉ではなく、手話通訳者とのコミュニケーションの中で「はい」と答えていると説明した。また、手話通訳は必要ないのではとの質問の中で、手話をして見せてほしいとの要望が出て、佐村河内氏が手話を行う場面もあった。

 今後については、「まずは謝ることが一番だと思っていますので、考えることができない状態」としたのち、「それこそ自給自足の生活をどこか田舎でするとか、まったくわかりませんけれども、自分でできること」をやっていきたいと語った。

 会見の中で、佐村河内氏は、新垣氏が作った楽譜を見ても「音が浮かびません」と明かし、自らの名義で発表した楽曲が演奏される際、リハーサルに立ちあうと、「突っ込んだことを聞かれると思ったので避けてきました」と語った。佐村河内氏は、佐村河内氏が依頼して新垣氏が作曲していたということを知っていた者は自身と新垣氏の2人だけであったことを強調し、NHKスペシャルについては、「私がディレクターたちを騙した過剰演出です」と語った。(竹内みちまろ)

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