番組では、よゐこの濱口優と南明奈の「無人島結婚式」が行われることもわかった。「無人島生活」はよゐこ、特に濱口にとって芸人として転機となった企画といえる。
「よゐこは1991年にデビューを果たし、シュール系のコントで人気を博します。当時のキャラクターは、ちょっとスカしている存在であり、実際、先輩へあいさつをしないなど生意気なキャラだったようです。『進め! 電波少年』(日本テレビ系)の海外ロケでは、ベトナムでギブアップ宣言をし、出川哲朗から『もっと真面目にやれ。お前ら干されるぞ』と本気で説教をされるほどでした」(芸能ライター)
そんな彼らの転機となったのが、『いきなり!黄金伝説。』(テレビ朝日系)の節約生活シリーズである。1か月1万円から、無人島へとチャレンジのハードルが上がって行く。そこへ挑んだのがよゐこであった。コンビそろっての出演もあるが、基本は濱口単独の場合が多かった。
「当時の濱口の年齢は30代半ば。芸歴15年クラスであり、芸人としては中堅といえるポジションにいました。本来ならば無人島生活のような体を張った仕事をやる年齢ではありませんが、放送作家の鈴木おさむが、濱口に裸一貫からのやり直しを強く求めたそうです。それまでの濱口といえば、ゆるい、ちゃらんぽらんなイメージでしたが、この企画で体も張れるガチンコ芸人としての強みを得たといえるでしょう」(前出・同)
ネット上では「無人島で挙式って前代未聞だな」「まあ、男の勲章みたいなもんでは」といった期待の声が挙がっている。「無人島生活」は芸人濱口にとって、あらゆる意味で転機となった企画であることは間違いないだろう。