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衆議選後“次の一手” 自民圧勝 アベノミクス第4の矢は浅田真央復帰で2018冬季五輪日韓共催

 日本列島が総選挙一色に染まる中、地中海モナコで今後の日本経済に大きな影響をもたらす重要な会議が開かれた。国際オリンピック委員会(IOC)の臨時総会である。
 11月18日、IOCのバッハ会長は40項目からなる『五輪アジェンダ2020』を提案し、12月8日の臨時総会で約100人のIOC委員によって採決。日本のスポーツマスコミが関心を示したのは、現在「28競技」と定めた上限を撤廃し、310種目を上限として開催都市に種目の追加提案を認めるという項目。この案が通れば、2020年東京五輪の野球とソフトボール復帰の道が開けるからである。
 「日本の国技ともいえる野球の五輪復活は確かに明るい話題には違いないが、安倍首相にすれば、政権を擁護してくれている読売新聞と渡辺恒雄会長への返礼のようなもの。本当の狙いは別のところにある。40項目の改革案の一つにある分散開催です。開催都市のコスト削減策として、国外の都市との共催を認めるというもの。サッカーの2002年ワールド杯を日韓で共催し、成功を収めた実績もあり、2018年平昌冬季五輪の一部競技を日本で開催しようともくろんでいるのです」(スポーツ紙デスク)

 ドル高円安ウォン安の影響で、輸出に陰りが出てきた韓国の経済は悪化。五輪の開催準備にも響いており、大幅に遅れが出ている。10月末になってようやくスピードスケート会場の建設に着手したものの、大会後に利用の当てがないボブスレーやリュージュの建設は、着工のめどさえたっていない。当然、IOCはおかんむりだが、ここに安倍政権が助け舟を差し向けているのだ。
 「一部の競技を長野で引き受けてもいい、と申し出ているのです。1998年に五輪を開催した長野には全ての施設がそろっており、どのようにも対応できる。御嶽山の噴火で客足が遠のいている長野県の観光に貢献できるというメリットもある。どんな形であれ、日韓共催になれば韓国との関係も好転するし、結果的に朴槿恵大統領にも恩を売ることができ、竹島問題、慰安婦問題も沈静化するという読みです。経済的苦境に立つ韓国側にも、一日でも早く日本との関係を修復したいという動きが強まっているのも事実です」(ソウル在住の商社マン)

 安倍政権が韓国の都合のいい条件をあえて受け入れるのは、政権の人気向上とともに、2026年札幌五輪開催実現の絵を描いているからである。2018年の共催を引き受けることでIOCと韓国に貸しをつくり、札幌冬季五輪招致につなげようという魂胆だ。ウインタースポーツの盛んな北欧や西欧だが、今では競技数の多い五輪よりノルディックスキーやアルペンスキー、スケートに特化したワールド杯の人気が高く、金が掛かる五輪開催を招致しようという国はない。唯一の難関は韓国、中国の“反日感情”だったが、共催が実現すれば、その関所も消滅する。

 安倍首相が日韓友好の橋渡し役として期待しているのが、韓国でも人気の競技フィギュアスケートの浅田真央(24)である。
 ソチ五輪出場のため、1年間中京大学を休学していた浅田は現在4年生。五輪直後は「ハーフハーフ」と言葉を濁していたが、来季限りでの引退をにおわせたことでテレビ各局が獲得に乗り出している。スケート連盟との太いパイプに加えて実績と人気。フジ、テレ朝が看板スポーツキャスターにしようと争奪戦を繰り広げていたのだが、女子アナ内定取り消し訴訟でイメージダウンした日テレもこれに加わり、三つどもえ。そんな悩める浅田を安倍政権が2018年の日韓共催、2026年の札幌五輪招致に一役買ってほしいと現役続投を働き掛けているのだ。
 「来年1年間キャスターを務めた後、2018年の平昌冬季五輪を目標に現役復帰のプランです。この軌跡はライバルのキム・ヨナと同じ。人気を維持してお金を稼ぎ、五輪に備える。アドバイスを送ったのはヨナですよ。ヨナは五輪の広報大使を務めており、大会成功のカギを握るのが浅田だと見ている。浅田は韓国男性にも非常に人気が高く、平昌で金メダルに挑めば、それだけで大きな話題になる。ヨナには五輪成功をステップ台にIOC委員になる野望があり、何としても真央を復帰させようと必死なのです。思惑が一致する安倍政権に、水面下で接近しているという話もあります」(大手広告代理店)

 スケート連盟にとっても浅田の進退はゆゆしき問題。スケート連盟会長の橋本聖子参院議員が高橋大輔との“ブチュー”スキャンダルでフィギュアファンを敵に回してしまい、これでドル箱浅田に引退されたら年間10億円超のテレビ放映料も宙に浮く。
 「ここにきて安藤美姫がスペイン人フィギュアスケート選手といきなり結婚宣言したり、浅田真央の姉・舞が男性誌のグラビアで巨乳ビキニ姿を披露したりしているのも話題作りの一つ。羽生結弦が頭部挫創の重傷を負いながらも中国杯に最後まで出場し続けたのは、中国側に恩を売るのが狙い。全て2018年冬季五輪日韓共催、そして札幌五輪招致の布石。これこそアベノミクス“第4の矢”の正体なのです」(自民党関係者)

 国民的アイドルの浅田真央を取り込み、経済成長ととともに韓国との友好関係をも復活させる。衆院選はアベノミクスの圧勝!

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