まるで高校生みたいな“若すぎる”出演者が「全員救命の医者」って設定に、誰もが“日本の医療の明日”にビビッた1stシーズンの放送から1年3カ月余りが経過し、実際俳優としては成長しているけど、お医者さんとしては大して見た目変わりないフェロードクターたちが、今日もヘリコプターで運ばれて来た患者さんを診てるわ。
相変わらず救命センターは忙しく、クールな耕作(山下智久)、ケガから復活した美帆子(戸田恵梨香)、優等生の恵(新垣結衣)、フライトナースのはるか(比嘉愛未)の美男美女たちは頑張っていて、顔は普通だけどお調子者の一男(浅利陽介)も頑張っている。そこへ、ギバちゃんのかわりにフライトドクターの環奈(りょう)の、元ダンナの医師・啓輔(椎名桔平)が登場。今クール、テレ朝のドラマで復活したハセキョーと共演した「レイン・フォール/雨の牙」は、クソつまんなかったけど、桔平ちゃんは好きなチャッピー、とても嬉しいわ。
今週放送された第4話は、落ちて来た看板で頭を打ったギャルの由紀菜(木南晴夏)がヘリで運ばれてくる。あっけらかんとしているが、彼女は妊婦で、親も相手の男からも拒否されている。親のいない環境で育った耕作は、由紀菜の無自覚ぶりに嫌気がさしているが、破水し、早産した子供を育てていく決心をするも、不安に苛まれる由紀菜にやさしく言葉をかける。
上手いと思ったら、ギャル役の木南は「銭ゲバ」で、ミムラの妹役が好演だった女優。ナイスキャステイィング。でも、山ピーの父にリリーフランキーはいらないわよね。
その頃、ガッキーと恵梨香は、落下でケガした坊やを開腹手術。危なっかしいったらありゃしないけど、ちゃんと成功。思わずホッ。
登場人物それぞれが、暗くて重いトラウマを抱え、辛く苦しい毎日を送りながら“命をつなぐ”コード・ブルー。それはいいんだけど、なぜかみんな動きが優雅というかボーっと突っ立ているシーンが多い。実際の救命のドクターたちは、トラウマ思い出すヒマも無いくらいバタバタ動いているわよ。特に山ピー!あんた当直医が、新生児室の保育器に手突っ込んで、赤ちゃんプニプニしている場合じゃないから。
そうこう言いながら、今週もだいたい話がまとまるんだけど、ラストに流れるのが、おなじみミスチルのテーマ曲「HANABI」。しめっぽいドラマを明るくしたいのは分かるけど、「もう一回! もう一回!」って、いつも場違いな気がする。あれって、どうにかならないのかしら。(チャッピー)