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たけし軍団に入り浸っていた元ジャニーズがいた!

 およそ四半世紀前、多忙を極めていたビートたけしには、毎日会っていた美男子がいた。お相手は、光GENJI時代の諸星和己だ。時にはどちらかの自宅で、時には外出先で。仕事がある日もない日も、とにかく一緒にいたという。

 思い出を挙げれば、キリがない。双方の恋愛事情も知り尽くしており、そのほとんどは口外できないものばかり。公になれば芸能界がひっくり返るほど超ド級のため、互いに墓場まで持っていこうという密約を交わしている。

 20代前半の諸星宅に、たけしがやって来た日のこと。たけしは、浅草のストリッパーを呼んで、諸星に照明係をやらせた。「明かりの当て具合を人生に置き換えてみろ。光り方が違うだろ」と、指示だか、人生教訓だか判別つかない明言をサラリと口にした。不遇時代は浅草のストリップ劇場で修業を積んだだけに、言葉が重い。

 そんな2人を語るうえで欠かせないのは、たけしのバイク事故だ。94年8月の深夜1時ごろ、原付バイクで東京都新宿区を走行中、自損事故を起こして重傷を負っている。東京医科大学病院に救急搬送されて一命を取り留めたものの、長期入院を余儀なくされ、およそ半年間、芸能活動を休止した。事故は、酒気帯び運転によるものだったため、書類送検。起訴猶予処分を受けた。顔面麻痺という後遺症も残った。

 このときの第一発見者が諸星だったというのは、あまりにも有名な話だ。事故が起こったその日の夜も、諸星はたけしに会いに行こうと思った。しかし、仕事が長引いてしまい、夜中になった。さらに、事故渋滞にハマった。

 まだ携帯電話が普及していない時代。平野ノラが「しもしも〜」の持ちギャグで使っている巨大な移動式電話は、ほんの一部の富裕層だけが持てた“成金の勲章”だった。スーパーアイドル・諸星は、その1人。愛車に設置していた。事故現場で、人間がうつ伏せに倒れている姿を目撃した諸星は、移動電話を使って、後続のタクシーの運転手に電話してもらった。そして、その場を去った。

 翌朝、昨夜の現場がワイドショーで流れていた。たけしが起こした事故であったことを、初めて知った。すると、当時所属していたジャニーズ事務所のスタッフからの電話が鳴った。スタッフは言った、「たけしさんが死にました……」。テレビのブラウン管が映しだしている衝撃映像と合致した瞬間、目の前が真っ暗になった。しかし、それは誤報にすぎなかった。

 光GENJIが95年に解散すると、諸星はジャニーズを辞めて、活動拠点を米国ニューヨークに移した。そのずいぶん前から、芸能界からのセミリタイヤを考えていた。相談した誰もが口をそろえて、猛反対した。そんななか、ただ1人だけ賛同した。たけしだ。結果的に、絶頂期を過ぎてからではあるものの、諸星は“1%の声”に従う形で、単身渡米した。

 47歳になった今は、アメリカと日本を行ったり来たりの芸能活動。たけしとは20代のころほど一緒にいなくなったが、心の師匠であることに変わりないはずだ。

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