女性からはあまりモテない不動産会社勤務のサラリーマン・春田創一(田中圭)が、同性の後輩と上司からほぼ同時に告白され、戸惑いながらも自分の想いと向き合っていくストーリーを描いた本作。一方、作中ではLGBTとしての葛藤などは一切描かれておらず、男性同士が少女漫画的に恋に悩む姿が評価され、「実写ボーイズラブ」として人気を博した。
一方、深夜枠ということもあり、視聴率はいまいち伸びなかった。それでも、初回2.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)だった視聴率は最終回には5.7%まで成長した。ただ、ゴールデン帯のドラマに比べれば視聴率が低いのは明らか。前クールで最も盛り上がりを見せたドラマのひとつだったのにもかかわらず、最終回目前の5月29日に行われたテレビ朝日の定例会見では、『おっさんずラブ』の続編や映画化について「予定はない」とされていた。
しかし、今月3日に開かれたテレビ朝日の定例会見では、何と『おっさんずラブ』続編の可能性が出てきたことが明らかに。続編などについて聞かれた編成担当の亀山慶二専務が「ご期待に応え(られ)るよう検討している」と回答。ファンの間では絶望的とも思われていた『おっさんずラブ』の続編がにわかに可能性を帯びてきたのだ。
この朗報にネット上のファンから、「続編の可能性嬉しすぎる!!」「続編でもスピンオフでもやるならキャスト、製作陣同じでお願いします!」「続編は冬が良いなー!はるたんのコート姿が見たい!」といった声が聞かれており、会見から数日経った今も歓喜の声はやまない。
『おっさんずラブ』が最終回を終え、“おっさんずロス”に陥っていたファンからは「6月から仕事が捗らなくて心配されてて、昨日やっと元気になったねって言われた。おっさんずロスのせいです…」「土曜日は深夜まで起きてるっていう習慣が抜けきれない…」などと思わぬ“弊害”を口にしていた。今回の発表は多くのファンを喜ばせたようだ。
グッズの売り上げも順調な『おっさんずラブ』。10月にはDVD/BDも発売するとあって、ファンの熱はまだ冷めることはないだろう。