そこで誕生したのがメイド服を着用したキャバ嬢の「メイドキャバクラ」である。メイド好きでキャバクラに行く客層やメイド喫茶には行かないが、メイドキャバクラなら行ってみたいという客層が訪れる。
メイドキャバクラではメイド喫茶で見かけてもおかしくないタイプの地味な女の子が働いているケースがある。キャバクラ特有の派手なドレスが似合うキャバ嬢が好きなお客にとって物足りないが、メイドキャバクラは「どこか清楚な面影」を残す女の子が多い。
それが原因なのか、メイドキャバクラにはルックスの良い女の子が集まりにくい。客層が限定される上に、メイド服を着用することに抵抗があるとメイドキャバクラでは働き辛いようだ。
ドレスを着用する普通のキャバクラからメイドキャバクラに流れてきたキャバ嬢、エレナ(仮名)に話を聞いてみたところ
「お店にもよるけど、時給が安いから働きたい女の子は少ないと思うよ。メイドキャバクラは普通のキャバクラと比べてノルマが厳しくないのだけがメリットかな」
初対面からメイドキャバクラ事情を教えてくれたエレナに電話番号を聞いてみたが、残念ながら指名してくれたら交換するよと断られた。
気軽な連絡先交換ができなかったメイドキャバクラのハードルは意外と高いかもしれない。
(月山 皇)
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