(28歳・工作機械メーカー勤務)
A:私も糖質制限(炭水化物抜き)を実践していますが、始めた頃に困ったのは外食でした。しかし、今では外食チェーン店などにも糖質制限のメニューがあるレストランもあります。
糖質制限のリーダー、江部康二先生は、コンビニ糖質制限食品を活用する方法を勧めています。そのアイデアに学んで、私もコンビニの食品を利用することもあります。
コンビニには、おでん、サラダ、魚の缶詰、揚げ物、焼き鳥など、糖質制限食品がいろいろあります。おでんの卵、大根、こんにゃく、牛すじなどは糖質制限食です。ただし、薩摩揚げなどの練り物はデンプンが多く使われているので避けましょう。
●好みに応じて組み会わせる
野菜サラダも糖質制限食ですが、ポテトサラダはデンプンが多いので糖質制限食になりません。また、ドレッシングには砂糖が使われているので、マヨネーズを使います。
揚げ物では鶏の唐揚げはよいですが、コロッケは材料のジャガイモにデンプンが多いのでやめましょう。この他、ゆで卵、豆腐、チーズ、納豆、魚のオイル漬けの缶詰、無糖のヨーグルトなどがあります。
コンビニの商品には、糖質やたんぱく質、脂質などの量が表示されているものが多いので、それらの量をチェックして選べばよいと思います。以上のような糖質制限食品を上手に組み合わせて、昼食にすることをお勧めします。
ご質問の方は糖尿病ではないとのことですから、厳密に行わなくてもよいのです。糖質を制限するとイライラすることがあるので、朝食か昼食で炭水化物を摂って、活動の糧にするとよいでしょう。
パン派は朝食にバタートースト1枚を、ご飯派は昼にミニ天津飯、麺派はざる蕎麦やきつねうどんはいかがでしょう。私はそうして1日に1回は炭水化物を摂っています。
**************************************
牧 典彦氏(ほほえみクリニック院長)
自律神経免疫療法(刺絡)やオゾン療法など保険診療の枠に捕われずベストな治療を実践。ほほえみクリニック(大阪府枚方市)院長。牧老人保健施設(大阪市北区)顧問。いきいきクリニック(大阪市北区)でも診察。