「エアドロップ痴漢は、iPhoneの画像送信機能を利用し、人混みの中や混雑した電車内で、見知らぬ人に女性の裸の画像などを送りつける犯罪です。8月20日には、福岡県で37歳の会社員がわいせつな画像を送信したとして書類送検されました。以前から問題視されていましたが、全国で初の摘発となりました」(地元紙記者)
そんな中、ネット上でバズっているのが、あるツイッターの書き込みだ。
「『猫の画像ください』を端末の名前ににし 知らない人からエアドロップで猫画像もらう危険な遊びをしてます。電車内で沢山くれた人、ありがとうw」(原文ママ)
どうやらその人物は“あえて”端末の名前を“猫の画像ください”に変更し、不特定多数の人から猫画像を送信してもらう遊びをしているようだ。昨今の猫ブームで猫の動画や画像は大人気になっているため、他人の飼っている猫の画像を見たいという気持ちも分からなくはないが、このような行為は問題ないのだろうか。
「猫の画像を送る方も“自分の猫を見てもらいたい”という気持があるため、一見、何の問題もないように見えますが、中には相手の好意を利用して、個人情報を入手しようとする輩もいるので注意が必要です。iPhoneで撮影した写真をそのままエアドロップで送信すると、写真のデータがそのまま残っているため、GPSなどの情報から、撮影した自宅の場所がバレてしまいます。むやみに送信することはやめた方が賢明でしょうね」(ITライター)
実際、猫や犬などのペットに限らず、おすすめの食べ物など、さまざまな画像を送るように求め、相手の個人情報を集めている不届き者もいるという。旅行先の写真などはあまり問題ないかもしれないが、自宅で撮影した写真は位置情報から住所が丸分かりだ。特に1人暮らしの女性などは、さらなる犯罪に巻き込まれる可能性もあるだけに、絶対に見知らぬ人に画像を送るのはやめた方がいいだろう。
自慢のかわいいペットを他人に見てもらいたいと思うなら、ブログやインスタグラムにしておいた方がよさそうだ。