手塚師「運がなかったのと、体質の弱さが出世を遅らせていた。体質は強化されたが、本格化するのはこれからでまだまだ強くなる」
−−約4カ月半休養した理由は。
手塚師「当初、高松宮記念を予定していたが、首に疲れが出て万全の状態で臨めなくなったので、山元トレセンに放牧に出した」
−−美浦に帰厩したのはいつごろですか。
手塚師「(春の)東京開催が終わってから。帰厩後は順調に乗り込めた」
−−最終追い切り(別掲参照)を坂路でやったのは久々ですね。
手塚師「コースで何本も速いところをやって体も、息もできていたから坂路にかえた。いい動きだったし、心配な点は何もない」
−−初めて経験する直線競馬については?
手塚師「強いて不安材料を挙げれば直線競馬だが、ここまで千二から千四(全5勝)の短距離指向で使ってきたし、適性はあるはず。自信を持って出走させられる」
−−吉田隼騎手とのコンビは1回中山の初冨士S(5着)以来、2度目になる。
手塚師「ちょっと癖のある馬だから、経験している騎手の方がいい。それに、オーナー(齋藤四方司氏)との話し合いで、若手騎手にチャンスを与えてやろうという、“親心”もあるかな(笑)」
−−最後に意気込みをお願いします。
手塚師「秋には大きいところ(スプリンターズS)を狙っている馬なので、勝って賞金を加算したい」