お笑い芸人は、体を張った企画も多く怪我と隣合わせといえる。
「『ワイルドだろ〜』のフレーズでブレイクしたお笑い芸人のスギちゃんは、テレビ番組のロケで高台からプールに飛び込み、胸椎骨折の大怪我を負いました。同じくプール関係では、おぎはやぎの小木博明が、『とんねるずのみなさんのおかげでした』(フジテレビ系)で、プール内で姿勢を崩し右鎖骨を骨折した例もありますね。この時は、ロケ地がシンガポールであったため急遽帰国となりました。次長課長の河本準一は『オールスター感謝祭』(TBS系)のヌルヌル大相撲で胸部を強打し、肋骨を骨折しています。そのほか、かまいたちの山内健司は格闘技ロケの寝技、銀シャリの橋本直は相撲ロケで肋骨を骨折しています」(芸能ライター)
まさに骨折のオンパレードである。ただ、この場合療養によって回復は可能であろう。一方で命に関わる大怪我を負った芸人たちもいる。
「お笑いコンビのビビるは、90年代にスキー場のロケで、ヘルメットをかぶらずソリに乗ってゲレンデを降りたところをコンクリートの壁に激突。大木淳は背骨骨折、相方だった大内登は頭蓋骨骨折と脳挫傷の大怪我を負います。顔が映りにくいという理由でヘルメットを着用させてもらえず惨事に繋がりました。大木は背骨の折れる方向が曲がっていたら下半身不随の可能性があり、大内は一時は意識不明に陥りました。スキー場ロケでは、ずんのやすも腰の骨を折る大怪我を負い、一時は全身が動かず車椅子生活になるともいわれましたが、なんとか回復しています」(前出・同)
これらの怪我は事前の安全確認不足が原因とされるものがほとんどである。ゴールデンウイークは行楽に出かける人たちも多いが、くれぐれも安全確認を怠らず怪我には注意してもらいたい。